よくある質問と回答

論理エンジンQ&A

申込・支払・受講について 1-a 受講申し込みの仕方を教えて下さい。
1-b キャンセル、返品はできますか?
1-c 料金の支払いはどうすればよいでしょうか? また、代引(代金引換)はできますか?
1-d 現在アメリカ在住で、日本の大学受験を考えていますが、国語が苦手です。通信制論理エンジンを受講できますか?
1-e 社会人でも受講できますか?
教材について(申込前) 2-a 通信制だと続けられるか不安です。続ける秘訣を教えて下さい。
2-b 小学5年生です。論理エンジンと『読解・作文トレーニング』のどちらにするか迷っています。
2-c 論理エンジンの問題サンプルや問題自体をあらかじめ見ることはできますか?
2-d 『論理エンジン』、『読解・作文トレーニング』で学習するとどんな良いことがあるの?
2-e 論理エンジンは他の教材と何が違うのでしょうか?
2-f 『論理エンジン』、『読解・作文トレーニング』で論理力が培えるのはなぜでしょうか?
2-g 大学生ですが、レポートを書く際や、将来の研究者としての論文執筆に論理エンジンは役立ちますか?
2-h 会社で自分の主張を上司や仕事相手にうまく伝えられず、いつもくやしい思いをしています。このような者が論理エンジンをすると何か役に立ちますか?
教材について(申込後) 3-a 論理エンジン、『読解・作文トレーニング』は一日どのくらいやればよいでしょうか。
3-b 論理エンジン、『読解・作文トレーニング』をやれば、どのくらいの期間で成績が上がるでしょうか?
3-c 論理エンジンはどのように進めていけばよいのでしょうか?
3-d 論理エンジンの最も効率的に成績が上がる利用方法を教えて下さい。
勉強・成績の悩みについて 4-a 国語・現代文の成績を上げるにはどうしたらよいのでしょうか?
4-b 国語の問題は人それぞれの感覚、センスや勘で解くものではないのでしょうか?
4-c 論理力、論理的思考力が身に付けば、国語だけでなく、他の学科も伸びるのはなぜですか?
4-d 数学・算数の文章題が苦手なのは国語力が足りないため?
4-e 勉強すれば、学力(成績)は必ず上がっていくものでしょうか?
4-f うちの子は記述問題がさっぱりできないのですが、どうしたらいいでしょうか?
その他のご質問 5-a 『論理』 『論理力』 『論理的思考力』 とは何でしょうか?
5-b 論理・論理力は何の役に立つのでしょうか?
5-c 『理解できる』 とはどういうことでしょうか?
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申込・支払・受講について

受講申し込みの仕方を教えて下さい。
無料体験、正式申込によってページ、方法が異なります。

正式に申し込まれる場合は下記よりお申し込みください。
http://www.souken-j.com/about/fee.html
30日間無料体験(要クレジットカード登録)は以下より。
http://www.souken-j.com/experience.html
資料請求、問題サンプル請求、ご質問は以下より。
https://asp.jcity.co.jp/FORM/?userid=soukenj&formid=108

その他、以下からでも可能です。
メール:info@souken-j.com
TEL:03-5680-5656

キャンセル、返品はできますか?

キャンセル、返品とも可能です。入金されても、発送前なら100%返金いたします。
返品返金制度がありますので、ご使用後でも返品可能で、新品同様の場合100%、そうでない場合50%を返金いたしております(申し訳ありませんが、事務手数料として3,150円引かせていただいております)。
詳しくは資料請求フォームでメール資料を請求していただければ資料中に詳細を書いております。

料金の支払いはどうすればよいでしょうか? また、代引(代金引換)はできますか?

クレジットカード、代引、指定の金融機関への振り込みが選択できます。
無料体験後の支払いはお振り込みのみとなります。
現在、代引手数料、クレジットカード手数料無料中ですので、代引、クレジットカード払いが振込よりもお得です。

現在アメリカ在住で、日本の大学受験を考えていますが、国語が苦手です。通信制論理エンジンを受講できますか?

はい、受講できます。添削・質問・指導は主にメールでやりとりしておりますので、国境は関係ありません。また、発送も全世界に可能です。(ただし、送料は別途かかります。)
ちなみに、海外への発送は郵便局のEMS(国際スピード郵便)を使用します。例えばアメリカまでですと、3~4日、香港まで2日前後で到着します。
料金は概算で、
中・北アメリカ:30レベルまで4,000円、50レベルまで6,800円、
アジア地域:30レベルまで3,000円、50レベルまで5,000円、
ヨーロッパ:30レベルまで4,600円、50レベルまで7,800円、
などとなります(料金は概算です。正確にはお問い合わせください)。

社会人でも受講できますか?

ハイ、可能ですし、社会人の方や大学生、主婦の受講生はたくさんいらっしゃいます。
社会人の方は、論理的に話して上司や顧客を説得したり、きちんとした文書を書く必要に迫られていますから、受験生と同等以上の熱意のある方が多くいらっしゃいます。頑張って続けてください。

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通信制だと続けられるか不安です。続ける秘訣を教えて下さい。
1日5分でもいいんです。気楽にやってください。

何事も始めた当初はなかなか進まず、焦りがちになりますね。サッカーでも野球でも、ピアノでもバイオリンでも、空手でも太極拳でも、ある程度奥が深い技芸に熟達しようと思えば、最初は基礎訓練をひたすら続ける必要があります。何ヶ月も何年も、はたから見たら退屈に見える基礎訓練をコツコツと続けて初めて、身体や神経や心がそれに順応し、身についていき、大きく飛躍する時期が来ます。そういう経験のあるお子様は地道な努力をいといません。

例えば、3ヶ月の練習でホームラン王・王貞治、王様・中田英寿、天才レフティー・中村俊輔ができるでしょうか。1年の訓練で将棋の七冠王・羽生善治、天才ジョッキー・武豊、歌舞伎界の奇跡の人・坂東玉三郎が誕生するでしょうか。3年の鍛錬で極真空手の大山倍達、400戦無敗の柔術家・ヒクソン・グレイシー、スーパースター・ブルース・リーが生まれるでしょうか。天才とは努力の天才でもあるのです。皆さんもこれらの人々や、自分の尊敬する人の伝記を読み、話を聞いて、偉人を偉人たらしめているものが何なのかを確認してみたらいかがでしょうか。

閑話休題。まずは100日続けられるよう頑張って下さい。1日5分でも10分でも構いません。心の負担にならないようにして習慣化する。100日たつと脳に論理回路ができはじめ、努力が少なくて済むようになり、楽しくなってきます。

小学5年生です。論理エンジンと『読解・作文トレーニング』のどちらにするか迷っています。
論理エンジンは小学4~5年生以上が適用学年となっています。

4年生で大手塾の模試の国語偏差値が60以下、5年生で55以下、6年生で45以下の場合は、『読解・作文トレーニング』4,5年生用から取り組まれると敷居が低くなり、取り組みやすくなります。それ以上の場合は論理エンジンから始めても大丈夫でしょう。

論理エンジンの問題サンプルや問題自体をあらかじめ見ることはできますか?
はい。できます。創賢塾独自の制度として無料体験制度があります。

無料体験制度では、論理エンジンや『読解・作文トレーニング』の問題冊子、解答解説などすべて実物を(送料お客様負担で)お送りします。
30日間(クレジットカード登録あり)見て、実際にトライしていただき、続けるならそのままその冊子をお持ちいただき、振り込んでください。不要で返却したい場合は、送料元払いで返送してください。

無料体験は以下からお申し込みできます。
http://www.souken-j.com/experience.html

また、郵送資料請求していただければ、資料と一緒に、12ページ分の問題サンプルも同封しております。ご利用下さい。

『論理エンジン』、『読解・作文トレーニング』で学習するとどんな良いことがあるの?
端的に言いますと、成績が上がる、能力が上がる、論理的な考え方が身に付く、文章把握力(読解力)及び表現されたものの本質をつかむ力が培える、作文・小論文・論文・レポート作成力や記述試験用文章力が身に付きます。

論理エンジン、『読解・作文トレーニング』では、日本語の正しい使い方(文法と論理)を、考え抜かれた文章と設問によって、徹底的に鍛え上げます。それによって、全ての科目の土台となる国語力、論理力、記述力が培われ、全ての科目の成績を急上昇させます。
日本語の正しい使い方を習得する過程で、皆さんの頭脳を、生涯にわたって不可欠な、高度な思考に耐えられるものへと鍛え上げます。

論理エンジンは他の教材と何が違うのでしょうか?
まさにあらゆる点で違います。

(1)既存の教材は、小、中、高校と、すべてが分断されています。それに対して、『論理エンジン』 は、小、中、高校、大学入試から、大学生の論文、国家試験へと、すべて一貫した方法(論理的思考法)で問題を処理します。

(2) 『論理エンジン』 は、あらゆる科目を修得していくための土台となるものです。喩えて言えば、『論理エンジン』 がコンピューターのOS,各科目がソフトという考え方です。既存の教材は、英語、数学、国語と、すべてがバラバラに教えられますから、これも全く新しい考え方です。

(3)これまでほとんどの科目は単なる 『暗記科目』 でした。『論理エンジン』 では、そういった考え方を真っ向から否定し、『知識を蓄えること=覚えること』 は勉強ではない、とみなします。勉強とは、覚えた知識を前提とし、それをもとに『考えること』 と 『理解すること』 を通して、覚えた知識を有機的に結びつけ、血肉化し、真の基礎学力とすることであると考えます。そして、『論理的思考力』 はまさにその知識を有機的に結びつける働きをするのです。そういう意味で、小学校高学年からは、知識の獲得と同時に、『論理的思考力』 を培うトレーニング=『論理エンジン』 を併せて行う必要があるのです。

(4)これまでセンス・感覚に左右され、客観的な方法がないとされてきた現代文に、一貫して具体的な解法を導入しました。他の国語教材とは、質が違うのです。

『論理エンジン』、『読解・作文トレーニング』で論理力が培えるのはなぜでしょうか?
『論理エンジン』、『読解・作文トレーニング』 では、日本語の決まり(規則)と、筋道を立てて考える方法を、問題演習を通して徹底して鍛え上げます。それによって『筋道を理解し、あるいは、組み立てる能力=論理力』 が培えるのです。
大学生ですが、レポートを書く際や、将来の研究者としての論文執筆に論理エンジンは役立ちますか?
はい。お役に立てると思います。

論理エンジンは豊富な演習問題を通して確固とした論理力を築き、それを基盤として大学入試・大学院入試・各種国家試験等の記述問題・論文試験を一貫した解法(論理的解法)で解いていくことで論理力が体得できるように構成されています。したがって、このようにして論理エンジンで培った論理力をもとに、各学問分野特有の型を諸先輩方の優れた論文を読み込むことで身につけていけば、的を射た正確なレポート、論文を書けるようになるでしょう。

会社で自分の主張を上司や仕事相手にうまく伝えられず、いつもくやしい思いをしています。このような者が論理エンジンをすると何か役に立ちますか?
はい、とても役立ちますし、そのような理由で当塾の通信制論理エンジンで学習されていらっしゃる社会人の方はとても多いのです。

論理エンジンは豊富な演習問題を通して確固とした論理力を築き、それを基盤として大学入試・大学院入試・各種国家試験等の記述問題・論文試験を一論理エンジンでは、日本語の基礎の習得、正確な文章の構成方法、要点のとらえ方などを、豊富な問題演習を通して身につけていきます。その結果、無理なく論理的に読み、書き、話すことができるようになります。

書店に行くと『論理的に話す方法』 などの本がたくさんあります。しかし、これらの本ではなかなか論理力を培っていくことはできません。おそらく挫折率は相当高にいでしょう。なぜならそれらの本の多くは難解な論理学をベースにしており、読み進み、理解すること自体が困難だからです。また、本を読み、少しの演習をしただけで思考法が変わることはほとんど期待できないからです。私の周りにもこの種の本を本棚に置いている人は結構いますが、それによって論理力が磨かれたと言う人はほとんどいませんw(:_;)w。

それに対して論理エンジンは、数百問から、最大千問以上もの問題演習が用意してあり、それも最初は小学生レベルの単文の文章構成法から始まり、大学受験レベルの高度な論理力養成問題、さらには公務員試験や各種国家試験の論文試験などを一貫した論理力で解けるように構成しています。これらの問題演習を通して、論理的とはどういうことか、論理的に考えるにはどうすればよいか、論理的に書くにはどうするのか、などが体得できるのです。また、初級から上級までスパイラル方式(らせん状に同種の問題がより高度になって何度も出てくる高度な構成法)で構成されていますから、今現在の論理力、国語力に関係なく、実力の高い人は高いなりにハイスピードで、低い人は低いなりにゆっくりとしたペースで論理力を鍛え上げていくことができるのです。

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論理エンジン、『読解・作文トレーニング』は一日どのくらいやればよいでしょうか。
標準的なペースは週3~4回、1回1時間(週3.5時間)です。

週4回、1回30分(週2時間)が最低ラインとなります。これ以下ですと習得するスピードより忘却するスピードの方が早くなりがちで、お薦めできません。

もちろん、毎日1~2時間できれば実力や成績が上がるスピード、上がる度合いは飛躍的に大きくなります。
今までで最も速く進んだ方は、社会人の方で、30レベルまで2日という方が二人いらっしゃいます。また、中学生では1日1レベルを2ヶ月間続け、70レベルまで終えた受講生が二人います。皆さんも頑張ってください。

論理エンジン、『読解・作文トレーニング』をやれば、どのくらいの期間で成績が上がるでしょうか?
個人差はありますが、平均4~6ヶ月で成績にかなりの変化が出てきます。

個々それぞれ条件が違いますので、一概には言えませんが、1ヶ月で成績が上がる人もいれば、半年かかる人もいます。1日の時間数、もともとの国語力、読書量、そして一番大事なやる気などによって大きく左右されます。

早い人ですと1ヶ月で30レベルまで終わらせて、成績が急上昇する、という方が何人もいらっしゃいます。
標準ペース(週3.5時間)ですと、2~9ヶ月、平均4~6ヶ月でかなりの変化が出てきます。この雌伏の時期を乗り切れるかどうかが将来の飛躍を分けます。頑張ってください。

論理エンジンはどのように進めていけばよいのでしょうか?
論理エンジンは問題を通して論理的思考力を培っていく教材です。ですから、普通の問題集と同じように進めていきます。

テキスト(問題集)には全て詳しい解答・解説がついています。したがって、問題を解いて自分で答え合わせをし、解説を読んで理解する。理解できれば次へ、理解できなければメール(かfax)で質問する。記述式で解答と違っている、自分の回答は間違いか、などの質問がある場合にはメールで送って頂き、添削をしてお返しする。1レベル終了ごとにレベルクリア問題をやり、そのレベルが習得できたかどうかをチェックする。これは出来ても出来なくても次に進む。という形になります。

復習はした方が身につく度合いが当然大きくなります。10レベルごと、あるいは20~30レベルごとに、間違えた問題、あやふやな問題を3回前後復習して下さい。そのため、復習すべき問題にはそれと分かるように印を付けていった方が良いでしょう。

論理エンジンの最も効率的に成績が上がる利用方法を教えて下さい。
論理エンジンは解説が命です。解説をマスターしましょう。

答えが合っていてもそれでよしとしないで下さい。解説を読んで自分の考え方で良かったかどうかをチェックすることが非常に重要です。答えが合っていたら解説を読み飛ばすような使い方をしていくと、早晩壁に突き当たり、解けなくなっていきます。なぜなら、そういうやり方では論理エンジンが目指す【論理的思考法】を習得できないからです。たいていの方は論理的思考はできておらず、それが原因で国語・現代文の成績が上がらないのです。謙虚に、論理エンジンの解説に耳を傾けて下さい。

次に、論理エンジンだけでなく、読書も広く深くしていって下さい。国語の地力を高める方法で読書に勝るものはありません。論理エンジンは国語の地力が高ければ高いほど、言い換えれば国語の基礎ができていればいるほど、効果を発揮します。読書と論理エンジンは車の両輪なのです。

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国語・現代文の成績を上げるにはどうしたらよいのでしょうか?
国語の成績を上げるには二通りの方法があります。

一つは本質的な国語力=国語の地力を上げる方法、一つはテクニックを習得する方法です。

ここでは本質的な国語力を上げる方法について述べます。
国語力とは、日本語を正確に読み(読解力)、書き(記述力)、話し、聞く能力です。その中でも、受験や試験で問われるのは主に読解力と記述力です。以下では試験に必要な国語力を国語力として述べていきます。
国語力を構成する主たる要素は、読書力、人生経験、論理力、要約力です。またそのベースとして単語力があります。
単語力とは、コトバの意味を記憶し、理解する力です。この中に、漢字を読み書きする力、熟語・ことわざ等の知識も含まれます。
幅広く多くの本を読んでいればいるほど、また難しい本を読んでいるほど読解力は磨かれます。多読は国語力の最大の源泉です。

書かれている内容を理解するためには自分の中に照合する体験が必要になります。ですから人生経験が多ければ多いほど、人生経験が深ければ深いほど、つまり物事を深く追求し、思考しているほど、書かれたものを理解する力は高まります。
試験問題や本に書かれた文章は一定の規則に基づいて書かれています。それを【論理】
と言い、論理を使いこなす力を論理力と言います。論理力は読書や会話によって曖昧には皆が身につけていますが、正確に習わないと使いこなすことはできません。論理的に書け、と言われてもほとんどの人が途方に暮れてしまうのではないでしょうか。それは【論理】が自然には身につかないことを証明しています。そしてこの論理を身につければ文章を正確に読み、書くことができるようになります。これは論理エンジンで習得することができます。

要約力とは、文章や話のポイントを把握する力のことです。いったいこの文章(作者、話し手)は何を言いたいのか、この文章に題名を付けるとすれば何か、を把握する力です。要約の訓練をし続けると文章、話のポイントを速やかに把握することができるようになります。論理エンジンには要約の方法が書かれています。
結論:国語力を高めるには、読書と論理エンジンに励めばよいのです。

国語の問題は人それぞれの感覚、センスや勘で解くものではないのでしょうか?
ほとんどの人にとってはそうですが、感覚で解く間は、成績は安定しません。だからこそ、感覚を超えた力、論理力が必要なのです。

国語の問題を解くときのセンス、感覚、勘とは何でしょうか?
それは過去に入れた知識から構成される脳内辞書からの回答のことです。

人間の脳はただの情報格納庫ではありません。読書や会話によって入れられた言語情報はすべて脳内に蓄積され、脳はその情報を自動的に整理します。そして自分なりの法則(=脳内辞書=自己流の文法と論理)を作るのです。その法則をもとに読み、書き、話すわけですが、その過程で、またその法則を現実に合うように微修正していきます。
しかし、その法則は完全ではありません。特に、読書量が少ない場合、少ない情報で法則を作るので、間違いも多いのです。
感覚やセンスで解いているうちは成績が安定しないのは、このためです。

では感覚やセンスで解いている人が国語の成績を上げたい場合、どうしたらよいのでしょうか?

それは上の解説から自動的に導かれます。
つまり、読書量を増やすことと、正確な法則を入れてあげればよいのです。
正確な法則とは、文法と論理です。

国語に関して、さまざまな問題集や塾、通信教育で効果がなく、論理エンジンのみが高い効果を上げる理由は、ここにあります。文法と論理を正確に、徹底的に身につくような国語教育体系が論理エンジン以外、今まで存在しなかったからです。

論理力、論理的思考力が身に付けば、国語だけでなく、他の学科も伸びるのはなぜですか?
あらゆる教科の内容は、『論理』にのっとって表現されているからです。

私たちが『他者』と対峙したとき、例えばそれは論文であったり、現代文の文章であったり、有名な作家の英文であったり、初めて出会った人であったりしますが、そのとき、それらを理解し、彼らを理解し、あるいは理解されるためには、フィーリング(感覚)や雰囲気だけでは不可能です。なぜなら、その『他者』 とは、生まれ育った環境も、経験も知識も、思想も信念も価値観も、年齢も違うからです。

例えば、私たちが初めて出会った人に、自分の考えを理解してもらおうとするとしましょう。その時には、「あれだよあれ」とか「わかるでしょ」とか言っても理解してくれないでしょう。結論だけではなく、根拠や具体例、体験、引用、比喩などを駆使し、筋道を立てて説明するでしょう。筋道を立てること、イコール論理なのです。
ここから分かる通り、他者との意思疎通をスムーズにする唯一の表現手段が、論理なのです。
ひるがえって学問の世界でも同様に、唯一の表現手段として論理を使っています。なぜなら、学問の世界でも、研究結果の報告は、不特定多数=他者が対象だからです。同じ理由で、全ての教科、英語も国語も理科も社会も数学も、すべて論理を使って表現しています。だから、論理力さえ身に付けば、あらゆる教科の内容把握が容易になり、学力が伸びるのです。

逆に言うと、論理力(国語力)は各教科の学力の上限を決めます。どんなに知識を入れ、問題数をこなしても、問題文の筋道を読み取る力(論理的読解力)や問題に合わせて解答を記述する力(論理的記述力)が劣っていれば、成績の向上は望めません。
これらの論理力は、ただ単に問題数をこなしたり、知識を入れるだけでは培えません。ではどうやったら論理力を培えるのか?--もちろん、『論理エンジン』 をすれば良いのです。

数学・算数の文章題が苦手なのは国語力が足りないため?
その可能性大でしょう。

計算問題ならできるが、文章題になるとさっぱりできない、という児童、生徒は非常に多い。では、どうすれば文章題が解けるようになるのでしょうか?

数学や算数の文章題には論理が隠されています。つまり、文章題を解くとはどういうことかというと、
(0) 日本語の文章題を読むことによって、
(1)その問題の論理を発見し、
(2)数式に置き換え、
(3)数式の規則にのっとって処理し、
(4)一番単純な形にする。一番単純な形、それが解です。
この中で、(0)と(1)は、国語力、日本語の論理力の仕事であり、(2)は国語力と数学力の仕事です。
こう考えれば、数学や算数の文章題ができないのは、国語力の問題と言われる理由がはっきり分かるでしょう。数学や算数の文章題が解けるようになるには、日本語の論理力を身につけることが必要なのです。

勉強すれば、学力(成績)は必ず上がっていくものでしょうか?
残念ながらそうではありません。学力・成績を上げるためには、『土台の学力』が必要です。

計算問題ならできるが、文章題になるとさっぱりできない、という児童、生徒は非常に多い。では、どうすれば文章題が解けるようになるのでしょうか?

土台の学力

同じように勉強をしても、上がる学生もいれば、伸び悩む学生もいます。では、その差は何に由来するのでしょうか?
学力には、成績として計れる『見える学力』 と、その『見える学力』 の土台となる『土台の学力』 があります。これは『百ます計算』 の生みの親で、教育コンサルタントの岸本裕史氏も同じことを述べています。岸本氏は『土台の学力』 を、『見えない学力』 と呼んでいます。
『土台の学力』
は、言語能力、やる気(根気・集中力・持続力)、多様な体験の3つであり、そしてもう一つ別格として、『勉強の方法』 があります。

学習はほとんどすべて、『書き言葉』
を媒介としています。教科書を読んで理解する。数学や理科の文章題の意味を理解し、答える。読書によって新たな知識や概念を獲得していく。これらはすべて『書き言葉』
を読み、書く能力に依存しています。正確な言語能力無しに、一切の学力は身に付かないのです。ですから、第一の『土台の学力』 は、(書き言葉の)言語能力です。

学校において、あるいは家庭において、勉強を続けるには、根気・集中力・やる気・持続力が必要です。根気や持続力、集中力はスポーツや習い事の経験、あるいは家庭でのしつけによって、やる気は家庭や本人の勉強への意識付けによって、主として培われます。

遊びやスポーツ、習い事をはじめとする豊かな体験は、子どもの学力を大きく左右します。体験の豊かな子は、未知のことでも、自らの体験を思い出したり、類推したりといった『引き出し』 をたくさん持っていて、それをもとに、容易に理解し、応用していくことが出来るのです。ですから、多様な遊びやスポーツ、習い事を体験すること、また、それらを深く追求すること、つまり広く深い体験は、その子の人生に資するだけでなく、学力を直接的に上げる力ともなるのです。

子どもは、野山や公園を駆け回って遊ぶことで身体的能力を向上させ、仲間との関わりの中で思いやる心、集団での振る舞い方を学び、スポーツや習い事に打ち込むことで心の弱さを克服し、心の壁を破り、集中力を培い、人間の心や脳、身体に潜む法則に気づき、自信を付けていきます。

逆に、早い時期から勉強に追われて体験の少ない子どもは、学力が頭打ちになる傾向があると言われています。これは学習塾の講師の間では暗黙の了解ですが、3,4年生から塾で勉強をさせられている子どもは、5,6年からは成績が伸び悩み、六年から塾通いを始めた生徒にやすやすと抜かれてしまうことが良くあるのです。これは体験の重要性を物語っていると考えられます。

イメージ力の重要性

ここで大変重要なことを述べます。今述べた三つの学力のベースの中の、特に言語能力と豊かな体験には、共通のベースが存在します。それは、イメージ力(imagination)です。学力の一番のもととなっているのは、実はイメージ力なのです。なぜなら、次に述べる通り、『理解する=分かる』 というのは、言われた内容、書かれた内容をイメージすることが出来るということだからです。言葉(単語)の背景にはイメージがあり、言葉を理解するとは、そのイメージを獲得することなのです。
多様な体験があれば、学習内容をその体験に引き寄せて理解することが出来ます。これを言い換えると、多様な体験があるとは、多様なイメージを蓄積しているということであり、教科書の内容を読んだとき、多様なイメージの引き出しの中から、類似したイメージを引き出し、それをもとに理解が可能になるのです。
イメージと学力との関連はこれだけではありません。記憶力の大きな部分はイメージ記憶です。何かを創造するもとになるのは、豊かな想像力=イメージ力です。

イメージはさらに広く深い領域で活用されています。最新のスポーツ・トレーニングはイメージ・トレーニングを不可欠なものとしています。今や、イメージ・トレーニング無しに一流になることは不可能とさえ言われています。武道や中国武術では、深く修行していけば行くほど、イメージによる身体操作、心理操作が重視されていきます。さらに、人間の心を探究し、治療する心理療法の分野では、イメージ療法、夢分析、箱庭療法、絵画療法といったイメージを使う技法が中心です。なぜなら人間の潜在意識はイメージにより成り立っているからです。このように、イメージは人間の能力、心に深い関係があるのです。

うちの子は記述問題がさっぱりできないのですが、どうしたらいいでしょうか?
論理エンジンによって日本語の規則(文法と論理)を身につけ、大量に読み、大量に書く訓練をすれば記述問題に強くなれます。

記述問題に弱いのは今の児童・生徒の皆さんに共通の悩みです。原因は、一言で言うと大量に読み、大量に書かないから記述能力が発達していないと言えます。

それでは記述問題に強くなるためには何をすればよいのでしょうか?
それは【読む訓練と書く訓練を地道に続ける】しかありません。今の子供たちは読書量が極端に少なく、質の良い本(名作)を読まないので、読解力も記述力もおぼつかないのです。

それでは、書くために、なぜ読む量と質が大事なのでしょうか?

書くためには『書く型』 を身につける必要があります。でたらめに書いても意味がとれないですよね。意味が通る文には『型』 があります。それは『文法』 であり、『論理』 です。これは読書と論理エンジンで身につけることができます。沢山読書をすると、そのデータは頭の中に蓄えられ、それを脳がひとりでに整理し、『型』を形成するのです。逆に、論理エンジンでは『整理された型』『文章の整理の仕方』を繰り返し刷り込むことで『型』 を無意識的に使えるようにします。

文法と論理以外に必要な型としては、例えば語尾を「です」にするか、「ます」にするか、「だ調」にするかなどがありますが、これは『語感』 に依存します。そして語感は読書(と会話)でしか身につけることはできないのです(文法学習でもできないことはありませんが、多くの細かな規則を覚えるのは実際には困難です)。これも沢山読み、それを頭の中に蓄え、脳がそれをひとりでに整理するのです。書いているとき、書いた内容が適切かをチェックするとします。そのときよく注意して自分のしていることを見ると、自分の書いたものを口の中や頭の中で声に出して読んだりしておかしくないかをチェックしています。これは自分の蓄えた知識と照合しているのですね。ですから照合する知識が多ければ多いほど、目的に合った、正確な日本語が書けるのです。
質の良い本を読むことは非常に重要です。なぜなら、照合する知識(本の内容)の質が自分の書く文章の質を決めるからです。これは当然ですね。インプットがアウトプットを決めるのです。不正確な文章しか読まなくて正確な文章が書けるわけがありません。韻文(詩歌など)を読まなくて韻を踏んだ文章を書けるわけがありません。
ですから特に名文・名作を大量に読む、これが重要になってきます。名文(優れた、美しい文章)は自分が書くときの基準になり、名作・傑作は自分の書く内容に深みを加えてくれるのです。
具体的にどんな本が良いかは、名作紹介本を数冊読んでみると良いでしょう。参考までに以下に2冊挙げておきます。

理想の国語教科書 (文藝春秋、齋藤 孝)
声に出して読みたい日本語(草思社、齋藤 孝)
具体的には夏目漱石、宮沢賢治、新美南吉、外国の作家ではトルストイ、ゲーテ、シェイクスピア。少し難しいところでは森鴎外、中島敦、ドストエフスキー。そして気になる人や偉人の伝記・自伝も良いでしょう。

日本最高、世界最高の名作を例えば50冊、100冊読めば世界最高の頭脳が何を思考しているか、何をどのように見ているか、が分かります。それはお子様にとって凄い自信になり、最高の財産になることでしょう。

書けるようになるためには、読むことと書くこと。それに論理エンジン。これが最良の方法だと思います。

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『論理』 『論理力』 『論理的思考力』 とは何でしょうか?
論理とは、筋道のことです。思考や推理、論証の筋道のことです。
論理力とは、筋道(=論理)を理解し、あるいは、組み立てる能力のことです。
論理的思考力とは、物事を筋道を立てて考える力、言語の規則に従って考える力です。

こう定義しても、なかなかイメージできないかも知れませんね。
もう少し具体的にご説明しましょう。

人が何かを説明し、論証・証明し、相手に納得してもらおうとする場合、有効な方法があります。つまり、「人が納得するための条件」「分かりやすく書くための条件」が分かっているのです。しかし、日本ではこの条件について全く教えていないので、相手に納得してもらうための書き方もできないし、話もできないわけです。つまり、論理的に書くことも話すこともできないというわけです。

ではその「人が納得するための条件」とは何でしょうか?
それは、『型』と言うことができます。分かってもらう、納得してもらうためには、【型=順序と構成要素=筋道】を理解する必要があります。

例えば、何かを客観的、科学的に論証したい場合、【問題提起⇒意見提示⇒理由説明⇒例証⇒結論】
あるいは人に何かを説明し、納得してもらいたい場合、
【意見提示⇒例証⇒納得】
となります。この場合の例証には、
【具体例、体験、引用、比喩】
などを使うと有効です。
このような【人が納得するために既に分かっている条件】=型=論理を頭の中に作っていくことが、論理エンジンの目的なのです。

論理・論理力は何の役に立つのでしょうか?
論理は他者と理解しあいたいとき、必要になります。

私たちが考えていること、思っていること、感じていることを他者(自分と共通の常識や考え方を持っていない人)に理解してもらおうとするとき、私たちはその内容を言葉(日本語)にする必要があります。生きてきた過程も考え方も感じ方も違うのですから、言葉を使わずに分かってくれと言っても、それは無理というものです。

では単に言葉に出せば理解してくれるかというとそうではありません。相手に分かるように表現しなければなりません。では、相手に『分かる』 ように表現するにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、『言葉の決まり』 に従い、『筋道』 を立てて説明するのです。

では、『言葉の決まり』 とは何でしょうか? それは『文法』 です。

『筋道を立てる』 ことを『論理』
と言います。文法に則り、筋道を立てて論理的に表現すれば相手に正確に理解してもらうことができます。

言葉には正しい(正確な)使い方と間違った使い方があり、正しい使い方をするなら、伝えたいことを正確に相手に伝えることができ、間違った使い方をすれば、伝えたいことが正確に伝わりません。そして、『言葉を正しく使う』 とは、『文法に則り、論理的に表現する』 ことにほかなりません。

言葉には正しい(正確な)使い方と間違った使い方があり、正しい使い方をするなら、伝えたいことを正確に相手に伝えることができ、間違った使い方をすれば、伝えたいことが正確に伝わりません。そして、『言葉を正しく使う』 とは、『文法に則り、論理的に表現する』 ことにほかなりません。

巷には、論理を鍛えると称して、論理を解説した書籍があります。しかし、これらの書籍で論理的思考力、論理的記述力を培うのは困難です。解説だけでは、理解はできても、それを使いこなすまでには至らないからです。その理解を血肉化し、無意識に使いこなせるようにするためには訓練が不可欠なのです。そのために、論理エンジンでは、1000以上もの問題演習を用意しています。しかもそれは単なる機械的繰り返しや反復練習ではなく、記憶のメカニズムに基づくスパイラル方式の配列になっています。問題文を読み、それぞれの質問に答えることを通して、自然に文法や論理が身に付き、論理的思考力が鍛えられていきます。
これらの方法、内容が論理エンジンを画期的なものにしているのです。

『理解できる』 とはどういうことでしょうか?
理解できるとは、イメージできることです。

私たちが日本語の小説を読んで理解する。英語の評論文を読んで理解する。日本語で哲学書を読んで理解する。

では、『理解』 とはいったい何でしょうか?
私たちが文章を理解するためには、書かれている言葉が読め、順接や逆説といった文章のつながりを正しく読み取り、さらにその内容を頭の中でイメージとして再構築する能力が必要です。つまり、『理解する』=『分かる』とは、書かれた内容をイメージできる、ということなのです。ですから、国語の読解問題や算数の文章題を解くには、何よりも書き言葉に馴染む=読書に親しむことによってイメージ力、想像力を培うことが欠かせないのです。

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