アプリでTOEIC:「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」

このページでは、abceedという英語学習アプリを使って、最も売れているTOEIC用英文法問題集の一つである「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」(TEX加藤著、朝日新聞出版)を習得する際の、設定・操作法を書いていきます。

アプリも進化していて、今や紙の書籍で習得するよりずっと効率的に英文法問題集・英単語帳を習得することができます。下記を読み、abceed版「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」をTOEIC英文法習得の選択肢に入れるのもオススメです。

1.abceed

1.1.abceedとは

abceedは、iPhone(iOS)、Androidの両方で使える英語学習アプリです。

abceed自体は無料でインストールでき、「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」「金のフレーズ」(TEX加藤著、朝日新聞出版)などの個別の教材を購入して使用する形態です(下記のように月額課金形態もあります)。

教材をabceedのサイトで購入すれば、iPhone・ipad(iOS)でもAndroidでも使え、複数の端末で使用可能で、端末同士を自動で同期できます。

インストールはAppStore、Google Playで、問題集の購入は【abceed】からできます。

1.2.abceedの2つの使用形態

abceedには、個別の教材を購入する形態と、数千円の月額課金の形態があります。その違いは以下。

(1)教材:月額課金では、abceedに掲載されている数百の市販の英単語熟語帳・英文法問題集(TOEIC・英検・大学入試用等)の多くを利用可能です。一方、購入する形態では、当然、購入した教材のみ使用可能です。

(2)問題レコメンド機能:月額課金では、TOEICについて、自分が解いた問題の正答率等から、AIが、スコアアップするのに適した問題をオススメし、また忘却曲線に則って適切な時期に再出題されるので、復習も自動化されています。個別購入では、このレコメンド機能はありません。

(3)辞書機能:月額課金では、教材を暗記したり解いている最中に、abceed搭載の辞書を引くことができます。個別購入では、この機能は少しだけ使えます(1~2つの日本語訳が見られます)。

(4)TOEIC予測スコア機能:月額課金・個別購入共に、TOEIC用教材を暗記・習得していくと、TOEICの予測スコアが変化していきます。これはモチベーションを維持し高める画期的な機能です。

(5)教材の使用期限:個別購入した教材はずっと使えますが、月額課金では、課金している間だけ使用可能で、課金を終えたら、全部使えなくなります。これは月額課金の大きなマイナス点です。

(6)音声:abceedに登録してある数百の教材の音声は、無料で誰でも使用可能です。

1.3.個別購入と月額課金、結局どちらが良いか?

月額課金は数千円です(課金期間により変動、詳しくは【abceed公式サイト】参照)。

TOEICを真剣に受験していて、月額数千円の出費は惜しくなくて、短期間(3~6ヶ月前後)で最大の結果を得たい場合は月額課金の方が良いかもしれません。

一方、TOEICを数年受け続けるので、延々と月額課金するのはコスパが悪いと思う方、一気に大量の問題を解かない方、並行して多数の問題集・英単語熟語帳を使わない方、また、教材をずっと使用したい方は、個別に買うのが良いでしょう。

1.4.書籍ではなくabceedで暗記するメリット

(1)超絶便利:載っている情報は書籍と同じですが、音声をすぐ聞けますし、日本語訳・解答・解説の画面もワンタッチで切り替えできます。また、制限時間の設定ができます。

(2)いつでもどこでもできる:スマホがあれば、本を持ち歩くことなく、いつでもどこでもできます。

(3)復習しやすい:abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」では、間違えた問題だけを連続して復習することができます。紙の書籍よりabceedが優れている最大の特長の一つです。

(4)TOEIC対策に最適:英検・大学入試用教材もありますが、特にTOEIC用教材が充実しています。市販のTOEIC有名書籍の多くがabceedで使用可能です。

(5)TOEICスコア予測機能が秀逸:TOEIC用教材を解いていくと予測スコアが変動するので、モチベーションが続きます。

(6)メモ帳:abceedにはメモ帳機能があり、便利です。

(7)操作性が優秀:今まで多くの英単語アプリ・英語アプリを使ってきましたが、操作性に不満があることが多かったです。

 しかし、abceedは、”理想的”とまではいきませんが、”紙の書籍よりはかなり使えるレベル”になっています。TOEICスコアを短期間で劇的に上げたい方、TOEIC用英文法問題集を効率的に習得したい方、英単語を大量に暗記したい方、今までアプリや書籍での暗記がうまくいかなかった方は、一度試してみることをオススメします。

1.5.abceed・アルクsanta・スタディサプリTOEIC対策コース

abceedと似たTOEIC用英語学習アプリにアルクsantaとスタディサプリTOEIC対策コースがあります。

後2者は月額課金のみです。内容の詳細は省きますが、基礎的な英文法から学びたい方はスタディサプリTOEIC対策コースがオススメです。問題量はabceedが最多です。

いろいろな比較サイトがありますので、検索してみて下さい。

2.abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問

2.1.「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」とは

TOEICテスト 文法問題 でる1000問」は、TOEICのpart5の文法対策問題集として最も評価が高く、売れている本の1つです。

TOEIC用英文法問題集はこれ1冊でも十分です。

2.2.abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問

abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」では、書籍版の内容が全て掲載され、「問題⇒解答・解説」をワンタッチで見ることができ、音声もすぐ聞くことができます。間違えた問題だけを連続して復習することや、ランダムに問題を解くことも簡単で、スマホ・タブレットさえあればどこでもできます。

また、ゲーム感覚でパッパと進められ、問題を解いていくと、正答率によってTOEIC予測スコアが変動するので、高いモチベーションを維持できます。

つまり、もう書籍版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」で勉強する意味はほとんど無いということです。

2.3.補助教材

本書の対象者はTOEICスコア500点以上で、高校英文法の中で最も難しい文法の1つである分詞構文なども頻発し、解説も簡略なので、高校英文法英文解釈をしっかり分かっていないと消化不良になると思います。

解説を読んでも、文法的によく分からない場合は、高校英文法と英文解釈を復習・習得することをオススメします。

(1)高校英文法参考書

 TOEICに必要な英文法は、高校英文法でほぼ100%十分です。

 高校英文法全体を習得するには、「総合英語」(高校英文法参考書)が最適です。具体的には、総合英語の英文和訳がオススメです。勉強法は【「総合英語」で英文法をマスターする方法】参照。

総合英語 Evergreen」「総合英語be」(いいずな書店)
チャート式 基礎からの新々総合英語」(数研出版)
ジーニアス総合英語」(大修館書店)
Vision Quest 総合英語 Ultimate」(啓林館)
ZESTAR 総合英語」(Z会)

(2)TOEIC用の英文法参考書・問題集

 総合英語が詳しすぎて難しい、という方には、以下のようなTOEIC用の英文法参考書・問題集もオススメです。

TOEICテスト英文法をひとつひとつわかりやすく」(富岡恵著、学研プラス)
TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義」(濱崎潤之輔著、ジャパンタイムズ)
TOEIC® L&Rテスト 詳説英文法」(濱崎潤之輔著、オープンゲート)
世界一わかりやすいTOEIC(R)テストの英文法」(関正生著、角川)

(3)英文解釈書

 TOEICの英文法問題・リーディング問題や、「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」をしっかり理解して解けるようにするには、英文解釈は必須です。

 ※英文解釈とは:難解で理解しにくい英文法を網羅した英文解釈書を用い、英文にSVOCMを振り、和訳を書くトレーニングをすることです。英文解釈を習得すれば、初見の英語長文の理解が飛躍的に楽になります。

 英文解釈については【英文解釈】【基礎英文解釈の技術100」習得法】参照。オススメ問題集は「英文解釈の技術」シリーズ(桐原書店)です。

入門英文解釈の技術」シリーズ(桐原書店)
肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本」(角川)
英文読解入門基本はここだ」「ポレポレ英文読解プロセス50」(西きょうじ著)
英文解釈教室」シリーズ(伊藤和夫著、研究社)
英文読解の透視図」(研究社)
基本からわかる英語リーディング教本」シリーズ(薬袋善郎著、研究社)
「横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本
」シリーズ(中経出版)

2.4.覚えては忘れ、覚えては忘れる勉強法

多くの英語学習者の方は、復習するより先に進む方を好みます。

しかし、その勉強法をとっていると、覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返し、最終的に1冊全部を習得するのが難しくなります。

よって、先に進むより、徹底的に復習して長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れることを優先すべきです。その方が結果的に速く1冊全体を習得できます。

その具体的習得・復習法は以下に書いています。

2.5.短期決戦

TOEICテスト 文法問題 でる1000問」(書籍版で600ページ超)のような大部の英文法問題集を習得したいときは、今日は30分、明日は15分、などと気ままに勉強するのではなく、また、1日10分とか週3回など、ダラダラ勉強するのでもなく、「毎日30~60分以上×1~3ヶ月」など、集中して一気に習得するのがオススメです。

問題数が多いので、ダラダラ暗記しても、勉強する端から忘れ、いつまでたっても1冊全体を習得できません。

創賢塾の英語勉強法を習得されたい方のために、自宅で受講できる英単語帳1冊を全部暗記する3ヶ月集中オンラインセミナー】【英文法の超効率的勉強法を習得する3ヶ月集中オンラインセミナー】【オンライン長期勉強法コース】を開講しています。関心ある方はご参照ください。

3.abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」を習得する

3.1.目標

【abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」】の習得目標

(1)全問を15~20秒以内で※スラスラ解けるようにする。

(2)なぜその解答になるのかを解説できるようにする。

(3)問題英文中の、知らない英単語熟語・表現の意味を全て※即答できるようにする。

(4)全問題英文をスラスラ和訳・音読・※シャドーイング・リスニングできるようにする。

(5)全問題の英文・英単語熟語・表現を長期記憶に入れる。

※即答:スラスラ訳せたり、即答できれば、中期記憶に入り、数週間~数ヶ月忘れません。

長期記憶:数ヶ月~数年以上もつ記憶。詳しくは下記、もしくは【記憶の原理】参照。

※シャドーイング:英語音声を聴き、テキストを見て(上級者は見ないで)、理解しながら、それを完全コピーして約0.1秒遅れて発音する練習。

3.2.設定・操作・習得法

ここでは、毎日1時間で20問前後進め、しっかり復習しながら2~3ヶ月で全体を習得していくと想定して、abceedでの設定・操作・習得法を書いていきます。

ただし、以下はあくまでも設定・操作・習得法の一例です。いろいろ試して、ご自分に最適な方法を見つけていって下さい。

【abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」習得法】

(1)設定

 ①基本設定:abceed上で「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」⇒「学習トップ」をタップ。

 最下部に「習得モード」「一覧モード」「総復習モード」がありますが、「一覧モード」をタップ。

 ページ上部の「学習範囲(すべて)」⇒「品詞問題の解き方(もしくは自分が習得したい箇所)」にチェック⇒「学習範囲を表示」で学習を開始できます。この「学習範囲」は、習得が終わるたびに、1つずつ追加していくのが良いでしょう。

 ②問題数設定:右上の「設定の歯車(丸に3点)マーク」⇒真ん中あたりの「1回の学習問題数(問題)」⇒「20(もしくは自分が1セットで暗記したい問題数)」⇒下部の「設定完了」。

 ③間違えた問題のみ復習するための設定法:abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」では、間違えた(もしくは曖昧な、分からない)問題のみ、復習することができます。

 「学習トップ」画面で、右上の「設定の歯車(丸に3点)マーク」⇒復習条件で「要復習」+「?を付けた問題」にチェックを付ける⇒下部の「設定完了」。

 そうすると、「学習トップ」画面で、「未学習〇〇問」の右の「復習〇〇問」の中に、「直近で間違えた問題(一度正解すると『復習』から外れます)」と「?を付けた問題」が収容されていますから、復習すべき問題だけを復習することができます。

 ちなみに、「設定の歯車(丸に3点)マーク」⇒復習条件で「間違えた問題」にチェックを付けると、一度でも間違えた問題全部が「復習〇〇問」の中に表示されます。

 ④音声ダウンロード:ページ真ん中の「ダウンロード」をオンにし、音声をダウンロードします。

 ⑤解き方:各章の最初に解き方の解説があります。これは最初、または途中で随時見て、習得していきます。

 「学習トップ」⇒「学習範囲(すべて)」⇒「解き方」にチェック⇒「学習範囲を表示」⇒「学習トップ」画面の真ん中の「ダウンロード」すぐ下に「解き方」があり、読んでいきます。

 以下は、解説を読んだとして、問題を解いていく設定・操作法を書いていきます。

(2)問題を解く

 ①習得のための操作法:「学習トップ」画面で、ページ真ん中少し上の「未学習(ランダム)」もしくはその下の「品詞問題(もしくは自分が習得したいページ)」をタップ。

 ⇒文法問題が出されますから、それを考え、選択肢番号を押します。少しでも不明な点があれば(訳が分からない、文法的によく分からない等)、「?」を押してから選択肢を押します。

 ⇒書籍版にあるのと同じ、正解、解説、日本語訳、語注が出てきます。ここで解説を読んで理解し、日本語訳・英単語熟語の意味等を確認し、いったん英単語熟語や表現を暗記します。

 その後、文法的理解に問題がなく、正解で、英文を正しく理解できていて、超簡単なら、右下の「次へ」をタップ。

 正解でも、時間がかかりすぎた、文法的に理解できない箇所があった、問題に関わる重要英単語熟語・表現を知らないなど、少しでも問題があれば、もしくは、不正解なら、英文を「スラスラ和訳できるまで、※スラッシュ訳で3~5回前後和訳し⇒理解しながら5回音読し⇒音声を聞きながら3~5回前後シャドーイングし⇒3~5回前後リスニング」して、右下の「次へ」をタップ。

 この「和訳⇒音読⇒シャドーイング⇒リスニング(詳細は下記)」は、不正解なら、もしくは少しでも問題があったら、毎回行います。そうすることで、英語力が上がり、TOEICに必要な英単語熟語・表現を暗記することができます。

 ②時間設定:標準では20秒に設定されていますが、自分の能力に応じて自由に設定します。

 問題を解いて選択肢を押した後、解説の画面で、右上の「設定の歯車(丸に3点)マーク」をタップ⇒「1問あたりの解答時間」で時間設定⇒左上の「×履歴(学習設定)」でok。

 ③文法的に理解できない場合:英文や解説を読んで、文法的に理解できない場合、上記「総合英語」やネットで調べたり、誰かに聞いて、必ず完全に文法的に理解します。

 ④重要英単語熟語・表現:できれば、知らなかった英単語熟語・表現は全て、自作単語帳や英単語登録アプリ(後述)に書いて、別途暗記します。

 ⑤問題を加える:先へ先へ進め、新規の問題がなくなったら、「学習トップ」画面のページ上部の「学習範囲(すべて)」で、次の問題箇所に1つずつチェックして、どんどん進めていきます。

 ⑥メモ帳:問題について、情報を追加したければ、メモとして書くことができます。

 問題解説の画面で、最上部右の「ペンと紙」(左下のメモ追加)マークをタップ⇒メモしたい内容を書く⇒「メモ帳へ追加(完了)」。

 そうすると、解説画面で、最下部にメモ帳の内容が表示されます。

(3)進め方・復習法

 abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」は以下の①~④の4つの勉強を並行して進め、最後に5つ目の全復習を行います。

 ①新規に先に進める:毎日30~60分、あるいは30問など、時間や問題数をある程度決めて、どんどん先に進めます。

 ②直近で間違えた問題の復習:(「学習トップ」画面で、右上の「設定の歯車(丸に3点)マーク」⇒)復習条件で「要復習」+「?を付けた問題」にチェックを付けている場合、「学習トップ」画面の「復習〇〇問」に入っている問題は、直近で「間違えた問題、?を付けた問題」です(一度でも正解すると「復習」から外れます)。

 その「復習〇〇問」の問題を、「毎日20分」「毎週末1時間」など、自分で決めて復習します。

 ③一度でも間違えた問題の復習:復習条件で「間違えた問題」にチェックを入れると、一度でも間違えた問題が全て「学習トップ」画面の「復習〇〇問」に入ります。

 上記②の「要復習」+「?を付けた問題」にチェックを付けている問題がほとんど無くなってきたら、「間違えた問題」にチェックを入れ、総復習します。

 ④英単語熟語・表現の暗記:暗記すべき重要英単語熟語・表現を自作単語帳・英単語登録アプリ(後述)に書き、abceedと並行して暗記していきます。

 ⑤全問解き直す:新規でどんどん進め、最後まで終えて、一度でも間違えた問題を全問、スラスラ解けるようにしたら、復習条件で「習得済」「要復習」「?を付けた問題」「間違えた問題」全てにチェックを入れ、再度全問解き直します。

 その後、復習条件を「要復習」+「?を付けた問題」に変更したら、全問復習時に「間違えた問題」と、「?を付けた問題」が「復習〇〇問」の箇所に入りますから、再度それを復習します。

 以上の復習を延々と6~12ヶ月以上続け、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れていきます。

 ⑥復習週間:復習しながら先に進めて、復習が追いつかなくなったら(「要復習」「?を付けた問題」が50~100以上になったら)、先に進むのをやめて、1~2週間、復習に専念します。

 そして、ほぼ全部、スラスラ解けるようにしたら、復習が短時間で済むので、また新規を再開します。

4.「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」習得法の補足

4.1.英単語登録・暗記アプリで暗記する

TOEICで800~900点以上取りたい場合、abceed版「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」の、知らなかった英単語熟語・表現は全て、できるだけ全部暗記します。その場合、以下の3つの方法があります。

(1)「TOEICテスト 文法問題 でる1000問」の復習時:復習時だけだと記憶が浅いので、単語帳を作って暗記するのがオススメです。

(2)紙の自作単語帳:ルーズリーフや自作単語帳にまとめて暗記します。

(3)英単語登録アプリ:今は、AppStore、Google Playで検索、もしくはGoogle、Yahoo!で検索すれば、使いやすい無料・有料の英単語登録・暗記アプリが沢山あります。WordHolic、分散学習帳、Anki、Quizlet、単語帳メーカー等々。

 オススメは「Anki(Google PlayではAnkidroid)」です。パソコンで英単語熟語・表現を登録でき、暗記もしやすいです。ただし、iOS版は有料です(Android版は無料)。

4.2.和訳・音読

TOEICテスト 文法問題 でる1000問」の間違えた問題英文は(可能なら間違えなかった問題の英文も)、以下のように和訳・音読・シャドーイング・リスニングをすると、問題が速やかに解けるようになるだけでなく、TOEICに必要な英単語熟語・表現を暗記でき、TOEICリーディング・リスニングが上達します。詳しくは【英語音読法】参照。

(1)和訳音読法:【※スラッシュ訳で、スラスラ和訳できるまで「一文ずつ3回口頭和訳」⇒しっかり理解して音読できるまで「※理解しながら1文ずつ5回音読」】

 ※スラッシュ訳:3~5ワード前後の意味のまとまりで、前から前から訳す訳し方。スラッシュ訳・スラッシュリーディングは、英語を速く読むのに不可欠で、リスニングの上達にも欠かせません。

 ※理解しながら音読する方法:【日本語訳を頭の中で言いながら、情景をイメージしながら、音読する】

(2)シャドーイング3~5回:理解しながら、スムーズにシャドーイングできるまで、【英語音声を聴き、テキストを見て(上級者は見ないで)、理解しながら、それを完全コピーして約0.1秒遅れて発音する】

(3)リスニング3~5回:しっかり理解できるまで、数回聴きます。

5.記憶の原理

5.1.記憶の原理

記憶には、短期記憶(数時間~数週間もつ記憶)、中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)の3つがあり、英語力を上げるには、理解し暗記した勉強内容の多くを長期記憶に入れる必要があります。

全ての記憶は、最初は短期記憶に貯蔵されます。短期記憶から中期記憶に移行させるには7日間(7回)以上の復習が必要であり、中期記憶から長期記憶に移行させるには2ヶ月間以上の復習が必要になります。

【短期記憶⇒7日復習⇒中期記憶⇒2ヶ月以上復習⇒長期記憶】

5.2.中期記憶に入った印

中期記憶に入った印は「スラスラ・即答・瞬間的」です。

よって、勉強するときは、「スラスラ(問題をスラスラ解ける)・即答(英単語の意味を即答できる)・瞬間的(英文の意味が瞬間的に分かる等)」を意識することが重要です。

創賢塾の勉強法は、全ての勉強内容を中期記憶・長期記憶に入れていくことを目的に組み立てられています。

6.終わりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

あなたの健闘を祈ります。

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