古文:品詞分解を超簡単に習得する方法


古文の成績を上げたかったら品詞分解はMust(絶対必要なもの)です。品詞分解が出来ないと正確な意味が分からないからです。そして品詞分解は実は非常に容易に習得できます。その方法を解説します。

1.品詞分解

1.1.品詞分解をマスターすべき理由

高校の古文の授業では、たいてい、品詞分解(古文の各単語の品詞・活用・活用形・意味を識別すること)をしますが、たいていの高校生は品詞分解を重視せず、完璧にできるようにしている人はマレです。

しかし、だから、古文が苦手だし、古文を曖昧にしか理解できないのです。

品詞分解できなければ、古文の意味がハッキリわかるようにはなりません。例えば、「けれ」が、形容詞の一部なのか動詞の一部なのか、それとも助動詞「けり」の已然形なのかが分からず、どうして文の意味が分かるでしょう。

「曖昧に、何となく」古文を読むことを卒業し、しっかり意味が分かるようにするため、品詞分解を徹底的に練習しましょう。

1.2初見の古文がスラスラ品詞分解できるようになるまで20時間

1ページ(1文章)の古文の品詞分解をマスターするのに、「1日20分×7日(約2時間)」、5ページ分マスターするのに7~8時間です。5ページ分マスターしたら初見の古文でも、品詞分解はほぼできるようになります。

そして、10ページ(10文章)分をマスターしたら、初見の古文の品詞分解はほぼ完璧にできるようになります。これには約15~20時間しかかかりません。1ヶ月集中的に取り組めばマスターできます。地道に続けましょう。

1.3品詞分解の具体的方法

【品詞分解の方法】

【「1段落目の品詞分解×7日」⇒「2段落目の品詞分解×7日」⇒……⇒10古文で品詞分解マスター⇒30文で品詞分解完成】

(1)参考書を用意する

全文に品詞分解が付いた以下のような参考書を用意する。

「理解しやすい古文」(文英堂)
「教科書ガイド」(ほとんどの教科書ガイドにはほぼ全文に品詞分解が載っています)

(2)品詞・活用・活用形・意味を口頭で言う

本文横の品詞分解の部分を紙で隠して、口頭で言っていく。品詞分解ができるかできないかは、単純に記憶の問題なので、2秒以内に言えなければ、すぐに紙をずらして答えを見て、書いてある内容を5回前後、音読・暗唱して覚える。そのあと、また隠して品詞分解を言って、言えるか確認する。

最初は丁寧にやろうとして時間を掛けがちですが、そうすると息切れし、挫折しやすい。思い出そうと頑張るより、すぐに答えを見て品詞分解を覚えればよい。1段落10分前後で終えるようにサッサと進める。

(2′)活用を言えなかったら活用表を暗唱する

活用があるものは活用も言う。活用を言えなかったら、「活用表」を見て5回前後音読し、暗唱できるようにする。これを毎回行うことで、頻出する助動詞や動詞の活用はすぐに覚えていく。

例えば、助動詞「(重なり)ぬ」なら、「助動詞、完了、終止形(した・してしまう、連用形接続)」と活用「な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね」を言う。活用を言えなければ、必ず、参考書などの巻末にある活用表を見て確認し、音読・暗唱していったん覚える。

(2”)意味も言う

意味が分からない言葉は品詞分解の横に意味を書いて、一緒に覚える。意味が分からないまま機械的に品詞分解をしても身に付きにくいから。

例えば、動詞「(薩摩守)のたまい(けるは)」なら、「動詞、尊敬語、ハ行四段活用、連用形(薩摩守がおっしゃったことには)」と活用「は・ひ・ふ・ふ・へ・へ」を言う。意味や活用を言えなければ、数回音読し、暗唱できるようにする。

(2”’)接続も言う

接続も重要なので、助詞・助動詞については、品詞分解のとき、接続が言えなければ、随時、活用表・助詞の表を見て、接続も言う。記憶していない接続は本文の横に書いておくといちいち見なくてすむので便利。

例えば、助詞「もがな」なら、「終助詞、他に対する希望(ほしい・してほしい・あったらいいな、接続は体言・連用形)」。「訳、接続」は最初は省いて結構ですが、「品詞、活用、意味」が言えるようになったら追加で覚えていく。

(2””)一度に品詞分解する量は1段落(5~8行前後)

それ以上の文は半分に区切るなりして、分けて行う。長いと品詞分解を覚えにくいから。

(3)同じ段落を3回品詞分解する

1段落分を終えたら、すぐに戻って3回は続けて行う。

(4)次の段落へ

【1段落×3回⇒次の段落×3回】など、時間の限り先へ進む。

(5)品詞分解と音読はセットで行う

1段落(あるいは1古文全体)の品詞分解を3周終えたら、古文の音読を行う。

【古文を音読して理解できるようにする方法:[テン・マルの意味の区切りまで「古文⇒現代語訳」×3回音読⇒次の区切り⇒……⇒段落最後まで]×3周】

これで訳を覚えることができ、訳せるようになる。定期テストでこれをやっていけば、高得点が取れるようになる。音読のやり方はこちらを参照。

音読するのは、意味が分からないまま品詞分解だけしてもすぐ忘れるから。よって、品詞分解は音読とセットで進めていく。

例えば、30分あれば、1段落を10分で3回品詞分解して、2段落し、残り10分で音読する。

(6)翌日以降、7日間、同じ箇所を品詞分解する

同じ箇所の品詞分解を7日(21周)前後連続して行い(日数には個人差がある)、「スラスラ品詞分解できる状態」になり、古文を見て「スラスラ意味が言える状態」になったら、その段落はマスターしたことになるので終了。次の段落に進む。

毎日同じ箇所を続けるのが望ましいが、週2日等でもかまわない。

(7)できない箇所を集中的に

3日目に一度テストし、品詞分解をすぐに言えない単語に印を付ける。そこを集中的に品詞分解する。

(8)スラスラ言えるようになった単語は外す

スラスラ言えないものを集中して品詞分解していく。

(9)品詞分解と音読のマスターの基準は「スラスラ状態」

マスターの目安は7日(21回)ではなく、「スラスラ品詞分解できる状態」、古文を見て「スラスラ意味が言える状態」。

マスターまでの日数・回数は人により異なり、7日で済む人もあれば14日かかる人もいる。地道にスラスラ状態を目指そう。

「スラスラ状態」になるまでの回数は、最初は21回(1日3周×7日)くらい必要だが、徐々に減り、5編をマスターすると15回以下で済むようになり、10編をマスターすると3~5回前後で済むようになる。

(10)10文を目指す

1ページ分の古文にして10文をスラスラ品詞分解できるようになったら、初見の古文も、ほぼ完璧にスラスラ品詞分解できるようになる。ただ、安全を期すため、30文をめどに続けると良い。

2.品詞分解はとっても簡単

以上、品詞分解の方法を解説しましたが、書いたものを見ると難しく感じるかもしれません。しかし、やってみればとても簡単です。ぜひ1ヶ月、我慢してやってみることをオススメします。

もし自力では難しいと思われた場合は、創賢塾で指導もしています。1ヶ月で習得できます。ご活用下さい。

【体験談】

「英語、古文、漢文が音読で得点源に」

Tさん 早稲田大学法学部合格 高知県 現役

創賢塾には高2の11月からお世話になりました。私の勉強のネックは英語と古文・漢文でした。それぞれ受講を開始する時点で偏差値50いくかいかないかというあたりで、早慶志望の私にとっては頭痛の種でした。

◎音読で英語偏差値が50から70に

先生から、英語、古文、漢文とも、音読が良いと言われ、それを信じて英語の100回音読に挑戦しました。英語の教科書、文法教科書、それにCD付きの問題集4冊、過去問5年分などを音読していきました。効果は、2ヶ月後には模試を読むスピードが速くなったのが自分でも分かり、5ヶ月後には偏差値が(50から)60に手が届くまでになりました。その後も音読だけでなく、シャドーイング、単語記憶、瞬間英作文など、教えていただいた勉強法をコツコツこなすことで、最終的に全統模試で70に届くようになりました。自分はもちろん、友人や親もみんな驚いていました。

◎古文は品詞分解と音読で、漢文は音読で、偏差値50から62に

古文は品詞分解と音読が一番大事と言われ、4ヶ月近く、毎日1時間その二つを地道にしていました。確かに品詞分解が凄く大事だと、やっていって分かりました。品詞分解ができないと、意味が分からない(確定できない)からです。

漢文も週3時間ほど、音読をしていきました。3年の5月に受けた模試で古文・漢文の偏差値が62まで上がりました。

こうして苦手だった英語・古文・漢文が得点源になったおかげで早稲田に受かることができました。ありがとうございました。


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