英語長文問題集の習得法


高校生なら、学校・塾・予備校や、自分で問題集を買うなど、英語長文問題集を解く機会がたくさんあるでしょう。

ここでは英語長文問題集の解き方・習得法と習得すべき内容・長期記憶に入れる復習法を詳細に書いていきます。

英語長文問題集の選択法はこちら入試の初見の英語長文を読めるようにする方法はこちらに書いています。合わせて読んでみてください。

1.英語長文問題集の読み方・解き方

1.1.制限時間内に解く

制限時間が書いてある場合はそれに合わせ、書いてない場合は500ワードの英文で20~30分、300ワードで15~25分などと制限時間を自分で設定して解きます。これはテスト・模試・入試の対策のためです。

時間内に終わらなかった問題は延長して解きます。解かないのはもったいないからです。

そして、両方、分けて点数化できるように延長時の回答は印を付けておきます。時間内の点数が自分の実力で、延長の点数は今の実力でどこまで解けるかを示します。

1.2.読み方

英文を読むときは、知らない英単語熟語・文法・文に☆印を付け、英単語熟語は前後関係から意味を推測し(1つ当たり3~10秒)、和訳問題の箇所や問題に関わる部分で意味が分からないときはSVOCMを振って英文構造を分析し、理解しようとします(1分程度)。

問題を解くのが目的なので、問題に関わらないと思われる部分も全て詳細に理解する必要はありません。

1.3.キーワードとキーセンテンスに印を付ける

キーワードとは重要なワード・フレーズで、キーセンテンスとは重要な文のことです。つまり、重要部分に印を付ける、ということです。

なぜなら、重要部分が問題になったり答えになり、そこに印を付けていたら覚えやすく、また探しやすいので、問題が解きやすいからです。

キーワードは丸で囲み、キーセンテンスは< >で囲みます。

キーワードは「話題・2回以上出てくる言葉・人名・固有名詞・数字・年代」などの問題に関わりそうな言葉です。

キーセンテンスは「段落の最初や最後、全文の最後、まとめや結論を示す接続語(ディスコースマーカー)の後、強調表現(as a matter of fact 実は、等)、意見や主張の目印となる書き方(in my opinion 私の意見では、等)、問題提起の答え」などです。

ディスコースマーカーについて詳しくはこちらに書いています。

1.4.段落メモを書く

読むとき、段落ごとに要約を日本語で短くメモします。例えば「エリクソンのアイデンティティの話」「ドイツの難民問題」など。

これは重要です。現代文ではメモを取らなくてもざっと読み返せば意味はだいたい分かりますが、英語はざっと読み返してもどこに何が書いてあったか分からないし、思い出せないからです。

一方、日本語でメモを取っておくと、流れやどこに何が書いてあったかが分かり、その結果、答えや根拠の場所を探すのも早くでき、問題にも答えやすくなります。

1.5.読みながら問題を解く

多くの問題は、全文を読まなくても、途中まで読んだら答えられるようにできています。しかも、本文の順番に答えられる(第1段落を読んだら第1問が、第2段落を読んだら第2問が答えられるなど)ことも多い。

よって、段落を読み終わるごとに問題を見て、答えられる問題にどんどん答えていきます。現代文もそうですが、全文を読んでから問題に答えようと思っても、ほとんど忘れているので再度読む必要があり、時間が足りなくなります。

1.6.和訳問題の解き方

意味が分からない英単語熟語は前後関係から意味を推測し、意味が分からない部分はSVOCMを振って英文構造を分析し、日本語として意味が通じるような和訳を書きます(直訳で何を言っているか分からないような訳はNG)。

和訳の仕方にも上手なやり方があります。それは別途、以下のような問題集で習得できます。

英文和訳演習」シリーズ(駿台、伊藤和夫著)
大学受験のための英文熟考」(竹岡広信著、旺文社)

1.7.根拠を探す

選択肢問題・指示語問題・記述問題(説明せよ問題・理由説明問題等)などでは、本文を根拠に解きます。覚えていて確信があるときは別ですが、うろ覚えの記憶で解くのではなく、きちんと本文に戻り、該当箇所を探し、本文を根拠に解きます。

現代文でもそうですが、うろ覚えの記憶で解いている限り、正解率は上がりません。難関大学の問題ほど、精密な根拠が問われるので、日頃から精密に根拠を探して答えるようにトレーニングします。

入試やテスト本番ではそこまで精密にできないかもしれませんが、自分で問題集を解くときにきちんと根拠を探して解いていると、探すのがどんどん速く上手くなります。

具体的には、探す範囲を決め(Aの話題は第2段落の前半なのでそこを探す、など)、該当箇所を特定し、解きます。

該当箇所を探すときに日本語のメモ、キーワード・キーセンテンスなどが役立ちます。

1.8.辞書を引いても良い

本文を読んでいて、単語の意味が推測しても分からず、英文の意味がほとんど分からない場合や、問題が解けない場合は、辞書を引いても良い。

英語長文問題を解く際、「英単語熟語が分からない、どういう文法が使われていてどう理解・和訳すればいいかが分からない、問題の解き方が分からない」の3つの壁があます。

よって、問題を解けるようにするには「英単語熟語の推測力・英文解釈力(意味が分からない英文にSVOCMを付けて英文構造を把握し和訳する能力)・問題の解き方」を身に付ける必要があります。

したがって、英単語熟語を引いても、英文解釈力と問題の解き方を練習することができますから、辞書は引いても良いのです。

1.9.自己採点

解き終わったら解答解説を読み、自己採点し、間違えた問題に◎印を付け、なぜ間違えたのかを考え、理解します。

後日、同じ問題を解いても、正しい根拠で正解が導けるように、きちんと「解き方」を理解します。

1.10.本文を文法的に完全理解する

和訳・解説と見比べながら本文を読み直し、誤解・誤訳していた箇所に☆印を付け、文法的に完全に理解します。

解答解説を読んでも理解できない箇所は、英文法参考書や辞書で調べます。文法参考書の参照回数が多ければ多いほど、英文法力が向上します。

それでも理解できないときは、家庭教師、友人、学校や塾の先生に聞いて解決します。

この「分からないところを残さない、全て文法的に完全に理解する」というストイックな姿勢が偏差値65以上の人の特性です。

1.11.復習の必要性

ここまでの勉強は程度の差はあれ、多くの高校生が実践しているでしょう。

しかし、これ以上の復習、例えば、英語長文中の英単語熟語を覚えたり、英文をスラスラ訳せるようにしたり、30~50回音読をしてスラスラ読めるようにする、などをする高校生は多くありません。

そして、復習しなければ、内容をいったん理解しても速やかに忘れ、理解できなくなります。結果、英文読解力が上がりません。

このような勉強法を「覚えては忘れ、覚えては忘れる勉強法」と言います。

あなたが英語力と偏差値を上げたかったら、「覚えては忘れ、覚えては忘れる勉強法」を脱却し、復習する勉強法に変えるべきです。

2.英語長文問題集の習得すべき4つの内容と習得目標

(1)「読み方・解き方」の習得目標:「問題のある英文の読み方」「論理的な読み方」「論理的な解き方」を自分のものにする。

(2)英単語熟語の習得目標:意味を知らなかった単語熟語を全て暗記する。ただし、綴りは書けなくても良い。綴りは、必要があれば英単語集で暗記する。

(3)リスニングの習得目標:音声付きの問題集の場合、聴いてスラスラ意味が分かるようにする。

(4)英文の習得目標:「スラスラ和訳できる+90%の理解度で分速150ワード以上で音読できる」ようにする。

3.読み方・解き方の習得法

3.1.試行錯誤して自分の型を作る

学校のテスト・模試・入試などの「問題のある英文の読み方」は、教科書などの「問題のない英文の読み方」と自ずと異なります。

例えば、知らない英単語熟語の意味の推測・意味の分からない英文の理解・分からない問題を考えるのにそれぞれ何秒~何分くらいかけるか、和訳問題・選択肢問題などの問題種別により「読みながら解く」のか「読んだあと解く」のか、メモ・要約の書き方などについて、試行錯誤して自分の「読み方」を確立する必要があります。

そのために、長文問題集も、3回ほど解いて「読み方」を考えていきましょう。

3.2.専用問題集で習得する

これは勉強した英語長文問題集の習得とは別の話になりますが、ついでに書いておきます。

英語長文問題の英文を読むときには、それにふさわしい「論理的な読み方(パラグラフリーディングやロジカルリーディングと言われるもの)」があり、選択肢問題・記述問題・文挿入問題等にはそれにふさわしい「論理的な解き方」があります。

そのような読み方・解き方は自分で編み出すことは難しいので、上記のように何度も解くのとは別に、以下のような論理的な読み方・解き方が詳しい問題集に取り組むのがオススメです。

(1)論理的な読み方の問題集

ディスコースマーカー英文読解」(Z会)
横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本」シリーズ(中経出版)
英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー」シリーズ(河合塾)

(2)論理的な解き方の問題集

「佐藤ヒロシの 英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー」「同 記述式」(中経出版)
横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 客観問題の解法編」「同 記述問題」(中経出版)
竹岡の英語塾難関大入試英語長文特別講義」(CD付き)(旺文社)

4.英単語熟語の習得法

4.1.意味が分からない英単語熟語を全て暗記する

初見で読んだとき、意味が分からない英単語熟語には全て☆印を付け、単語帳にまとめて暗記します。

4.2.クイック・レスポンス法

単語熟語はクイック・レスポンス法で効率よく暗記できます。

【「(英単語⇒日本語訳)×3回音読×1日50ワードを6周(毎日15分)」×7日】

この暗記法により、毎日15分×7日間で50ワードを暗記できます(中期記憶に入る=数週間以上忘れない)。10分で30ワード、20分で60ワード暗記できます。

4.3.長期記憶に入れるため2ヶ月以上復習する

例えば、1英文に付き、即答できない英単語熟語が30ワードあった場合、下記のような勉強時間になります。

【7分(テスト⇒即答できない単語を「英単語⇒日本語訳」×3回音読×4周)×週2回=週14分×約2ヶ月以上】

4.4.英単語熟語暗記の実際

毎週1英文(300~500ワード)の英文を習得し、その中の英単語熟語で毎週30ワードを暗記していくとすると、10週間目の勉強時間は以下のようになります。

(1)1~9週の英単語熟語の復習:7分×週2回×9英文≒2時間
(2)新規の長文の英単語熟語の暗記:10分×7日≒1時間

1~9週の英単語熟語の復習は、毎週復習していたらどんどん短時間で維持できるので、実際には2時間もかからず、1時間弱で済みます。リスニングも同じです。

5.リスニングの習得法

5.1.毎日10分リスニング

リスニングの優先順位は高くありませんが、入試にもあり、短期間では伸びにくいので、日頃から毎日10分ほど聞くのがオススメです。

90%の理解度で音読できるようになった英文はすぐに聴いて理解できるようになります。

教科書や英文解釈書、英語長文問題集の英文を、毎日合計10分リスニングします。

5.2.リスニング・トレーニング

リスニングは以下のように行うのが良い。

【シャドーイング2日⇒リスニング1日⇒シャドーイング2日⇒リスニング…】

5.3.シャドーイングとは

シャドーイングとは「英語音声を聴き、それを完全コピーして約0.1秒遅れて発音する」練習です。最初はテキストを見ながらで良い。

これでリスニング能力と発音・スピーキング能力が上がります。シャドーイングの方が集中度が高いので、リスニング能力はリスニングだけよりシャドーイングの方が上がりやすい。

5.4.リスニングとは

リスニングとは「聴いて意味を理解する」練習です。

スラッシュ訳と音読をしていたらすぐに聴いて意味が理解できるようになります。

リスニング能力を上達させるには、聴いて意味がスラスラ分かる英文の量を増やせば良い。毎週500ワードの英文1つ分を聴けるようにする(1年で50英文×500ワード)と、リスニングもどんどん上達していきます。

6.英文の習得法

6.1.英文習得の全貌

英語長文問題集の本文を習得するには、以下のように勉強します。

(1)習得するスラスラ和訳でき、90%の理解度で分速150ワード以上でスラスラ音読できるようにします。そのためには以下のように音読していきます。

【「1日3回和訳+1日7回音読」×7日】

ただし、これには以下のような工夫が必要です。詳しくは次の項に書いています。

①最初の4日は1文ずつ:【「1文ずつ3回英文をスラッシュ訳で口頭で和訳する⇒英文全体終わり⇒1文ずつ7回音読する⇒英文全体」×4日】

②次の3日は英文全体:【「英文全体を通して1回口頭和訳⇒英文全体を通して7回音読」×3日】

「英文全体を通してスラスラ和訳できる+90%の理解度でスラスラ音読できる」ようになったら、次の英文に入る。 

回数・日数は目安です。人により英文の難易度により、回数は異なります。これでスラスラにならなければ回数を増やせばよいし、途中でスラスラになれば回数を減らせばよい。

(2)2ヶ月以上復習して長期記憶に入れる

いったん習得した後、以下のように2ヶ月以上復習します。

【「15分(2回和訳+4回音読)」×週2回×2ヶ月以上】

そうすれば、英文は長期記憶に入り、3ヶ月~数年以上忘れなくなり、入試で使える理解と知識になります。

6.2.英文習得の具体的勉強法(1)1文ずつ「和訳+音読」する

【「1文ずつ3回英文をスラッシュ訳で口頭で和訳する⇒英文全体終わり⇒1文ずつ7回音読する⇒英文全体」×4日】

(1)口頭和訳の目標:スラスラ和訳できるようにする。

 英文を訳せなかったら音読して意味が分かるはずがありません。また、詰まり詰まりしか訳せなければすぐ忘れます。よって、スラスラ和訳できるようにします。

(2)口頭和訳も音読も最初は「1文ずつ」行う。

 1英文を通して和訳し、最初に戻ってまた訳し、と3回続けても、戻った頃にはほとんど忘れているので上達しにくい。

 それより、1文ずつ行えばすぐにスラスラ和訳・音読できるようになります。面倒ですが、慣れれば効率はずっと良い。

(3)口頭和訳はスラッシュ訳で行わなければならない。

 スラッシュ訳とは「英文を3~5ワードの意味のまとまりで区切り、前から前から訳していく」方法。これをすると英語を英語の語順でスラスラ理解できるようになります。

 スラッシュ訳をしないなら「返り読み(関係代名詞節や形容詞句の後置修飾など、後ろから前に掛かる場合に、後ろから先に訳す方法)」を行うことになり、読むのが遅くなり、音読で意味が分からず、リスニングもできるようになりません。

(4)口頭和訳の回数の目安

 目安は3回ですが、スラスラ訳せるまで何回でも訳します。全体のスラスラ度を等しくするため、各英文により回数は異なります。

 つまり、簡単な文なら1回、難しい文は4~5回訳します。スラスラ訳せたら次の文へ行きます。

(5)音読の目標:ゆっくり読めば1回で90%の理解度で音読できる。

 「90%の理解度」とは英語としては完全に意味が分かる状態」のこと。

 これは「頭の中でスラッシュ訳の日本語訳を思い浮かべながら音読する」ことを50回ほど続ければ(1日7回音読×7日)達成できます。「90%の理解度」について詳しくはこちら

 音読の時、意味をしっかり考えている人は少ない。だが、意味を考えずに英文を読んで、何の意味があるのでしょうか。

 ほとんど効果は期待できません。意味が分かるようにはならないのです。よってきちんと意味を思い浮かべながら音読すること。

(6)音読の回数の目安

 目安は1日7回ですが、ある程度スラスラ音読できるまで行います。全体のスラスラ度を等しくするため、各英文により回数は異なります。

 つまり、簡単な文は1~5回、難しい文は7~10回音読します。ある程度スラスラ音読できたら次の文へ行きます。

(7)「英文全体を通してスラスラ和訳できる+ゆっくりであれば90%の理解度で音読できる」ようになったら、次の英文に入る。

 これに普通4日ほどかかりますが、2~3日で達成できれば「英文全体を通しての音読」に移り、4日で達成できなければ5~7日と達成できるまで続けます。

6.3.英文習得の具体的勉強法(2)英文全体を通して「和訳+音読」する

【「英文全体を通して1回口頭和訳⇒英文全体を通して7回音読」×3日】

(1)口頭和訳の目標:英文全体を通してスラスラ口頭和訳できるようにする。

 スラスラ訳せない文は、スラスラ訳せるまで2~4回、スラスラ訳せる文は1回口頭和訳します。

(2)音読の目標:90%の理解度で分速150ワード以上でスラスラ音読できる。

 理解しないで分速150ワードでの音読は簡単にできますが、「90%の理解度で分速150ワード」で音読するには回数が必要です。1ページを通しての音読を「1日7回×3~7日」ほどかかります(音読に慣れていない人は時間がかかる)。地道に習熟して欲しい。

(3)「90%の理解度」を維持して徐々に速く読めるようにする

 90%の理解度で音読するには日本語訳を同時に思い浮かべる必要があり、これを最初は丁寧に行います。そうするとゆっくりしか音読できませんが、それで構いません。

 「ゆっくり90%の理解度⇒中速度で90%の理解度⇒高速で90%の理解度」のように、90%の理解度を維持しつつ、音読回数を増やして速く読めるようにします。

 逆に、理解を犠牲にして先にスピードを上げて音読し、それを続けても、理解度はなかなか高まりません。

6.4.英文習得後の復習の実際

例えば、英語長文を週大問1つ(300ワードの英文)解き、習得するとき、復習は以下のようにします。時間は長さや英文難易度によります。

【英文全体を「15分(2回和訳+4回音読)」×週2回=週30分×2ヶ月以上】

これを続けて、5週間目の勉強内容と時間はだいたい以下のようになります。

(1)1~4英文の英文の復習:1英文15分×週2回×4英文=2時間
(2)第5英文:毎日30分(口頭和訳+音読)×7日=3.5時間

復習時間は、その英文を「スラスラ和訳+音読」を維持できるかどうかで決めます。1英文を週30分音読すれば維持できる英文は30分以下で良くて、週30分だとだんだんスラスラ和訳・音読できなくなる英文は40~50分など時間を増やします。

同じ英文を何週間も復習するので、復習時間はだんだん短くなるはずです。

6.5.習得した英文をリスト化して管理する

(1)毎週500ワード分の英文を習得し維持する

 創賢塾では、英語長文全体(コミュ教科書、英文解釈書、学校の長文問題集等)で、毎週500ワード分の英文を習得し維持するよう指導しています。

 つまり、1年の終わりには「500ワード×50英文」を「習得(スラスラ和訳でき、90%の理解度でスラスラ音読できる)状態」にし、2年の終わりには100英文、3年の終わりには150~200英文を習得した状態で入試に臨む、ということです。

(2)習得した英文を2ヶ月以上復習する

 学年の終わりに、その学年で学んだ英文のほとんどを習得した状態にしておくには、当然復習することが必要です。2~3ヶ月復習すれば長期記憶に入り、その後も長期休暇に復習すれば、学年末を習得した状態で迎えられます。

(3)ルーズリーフにリスト化して管理する

 「毎週500ワード分の英文の習得」を3ヶ月も続けると、英文数が10以上になり、どれをいつ復習するかを頭の中だけでは管理しきれなくなります。

 そこで、例えば以下のようにルーズリーフにリスト化して管理します。

【「登木健司 難関大英語長文講義の実況中継」:第8講(約600ワード)|4/10~20、音読30回習得、英単語熟語暗記、4/25音読5回で維持OK、リスニングOK、……】

 習得した英文を全てルーズリーフにまとめると、リストを見て、前の日付から3~7日経った英文を復習すればよいと分かります。

6.6.復習の極意:長期記憶に入れる

(1)「即答」できれば復習は短時間で維持できる

 スラスラ「和訳・音読できる、聴ける」、即答できる(英単語熟語)ようにしておけば、短時間の復習で維持できます。

 例えば英文の「和訳+音読」では、500ワードの英文1つ当たり【「15分(2回和訳+4回音読)」×週2回=30分】復習すればスラスラ状態を維持できます。

 よって、英単語熟語は英語から日本語訳を即答できるようにし、和訳・音読・リスニングは、スラスラ「訳せる・音読して意味が分かる・聴ける」ようにし、文法問題は即答できるようにします。

(2)復習期間は2ヶ月以上

 2ヶ月の復習で、英文はほぼ長期記憶に入りますが、安全を期して、一応3~4ヶ月しつこく復習する方が良い。

(3)途中で復習が追いつかなくなったら、1~2週は復習に専念してよい。

 英語長文の勉強を続けていくと、当然、復習すべき英文・英単語熟語・リスニングの量がどんどん増えていきます。勉強時間を増やさない限り、新規で500ワードの英文を習得し続けるのはだんだん苦しくなります。

 その場合、新規の分量を減らすか、1~2週は復習に専念して、いったん完全に習得したら、また新規の長文の習得を再開すると良い。とにかく前の部分の忘却を防ぐのが大事です。

【終わりに】

以上で英語長文問題集の習得法は終わりです。これを読んで実践すれば、英語偏差値は65を超えるはずです。

関連して、英語長文問題集の選択法はこちら入試の初見の英語長文を読めるようにする方法はこちらに書いています。合わせて読んでみてください。

あなたの健闘を祈ります。


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