理科の受験勉強法

このページでは、高校入試理科の受験勉強法を書いていきます。

具体的には、中学2~3年生が、塾に頼らず、できるだけ自力で、どういう教材を、どういう順序で、どう勉強して、志望校合格に必要な実力を養成していくかを書いていきます。

1.理科の全受験教材

1.1.入試基礎力と入試合格力

受験勉強は2つの時期に分かれます。入試基礎力養成期入試合格力養成期です。

(1)入試基礎力養成期:この時期には、入試基礎力、すなわち、「高校入試で必要になる、理科の基礎~標準的な知識・能力」、言い換えれば、「公立高校過去問で5割以上を取るのに必要な実力」を培います。

 入試基礎力養成期に必要となる教材は、公立高校志望生なら、(志望校や各自の)偏差値にかかわらず基本的に同じです。高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科(2冊、文英堂)のような、習得すべき知識が網羅された暗記教材と、理科の計算問題集の2種類だけです。

(2)入試合格力養成期:この時期には、入試合格力、すなわち、「高校入試で志望校合格に必要な知識・能力」、言い換えれば、「志望校過去問で合格点(7割以上)を取るのに必要な実力」を培います。

 この時期には志望校の傾向に合わせた勉強をしていく必要があるので、メインの問題集は過去問になりますが、過去問だけでは足りないので、標準的受験用問題集や弱点補強用問題集も用います。

 ※傾向:難易度、出やすい分野・出にくい分野、出やすい問題・出にくい問題、記述問題が出るかやその長さ・分野など。傾向は各都道府県公立高校や高校によって異なるため、志望校に合わせた対策が必要になります。最良の対策法は(傾向に完全に合致した)過去問を10年以上解き、習得していくことです。

1.2.理科の全受験教材

【理科の全受験教材とその使用順序】

(1)入試基礎力養成教材1:メイン教材

 ①オススメ:偏差値にかかわらず、以下の教材がオススメです。習得法は【高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」習得法】参照。

高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科(2冊、文英堂)

 ②オススメの理由:入試に出る内容が必要十分なだけ掲載されていて、かつ、暗記すべき用語が赤字になっており、効率良く暗記できます。

 ただし、理科の計算については圧倒的に量が少ないので、他の問題集で補う必要があります。

 ③習得し始める時期:礎力養成教材は3年になる春休み頃から習得し始めるのが最適です。

 「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」の習得には通常4ヶ月(×毎日1時間)ほどかかりますが、春休みから始めれば6~7月頃には習得し終わり、7月頃から過去問や受験用問題集に入れます。これは他の受験生より速いペースなので、受験に有利になります。

(2)入試基礎力養成教材2:計算問題集

 ①計算問題集:計算は以下のような問題集で強化します。オススメは「理科計算問題のコツ」です。

学校のワーク(1~3年)
塾で教える高校入試 理科 塾技80」(210ページ弱、文英堂)
理科計算問題のコツ」(60ページ弱、秀英予備校)
高校入試 解き方が身につく問題集 理科」(130ページ弱、旺文社)
中学総合的研究高校入試問題集 理科計算問題」(130ページ弱、旺文社)

 ②解く時期:高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科で計算問題が出てきたら、その都度解き、習得します。

(3)過去問

 ①過去問の重要性:入試合格力養成期には「自分が志望校を受験するときの問題に傾向ができるだけ近い問題集」に取り組む必要があります。そして「自分が受験するときの問題に傾向が最も近い問題集」は過去問なので、過去問に優先的に取り組みます。

 ただし、理科では、特に1~5年前などの近い年度の知識・用語は(同じ学校の入試には)出ない可能性が高いので、一般の受験用問題集にもどんどん取り組む必要があります。

 ②過去問を解く:「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」と計算問題集を習得するだけで、公立高校過去問は5割以上取れるはずなので、それらを習得し終わったらすぐに過去問を3年分ほど解いて、どのくらい取れるかや傾向をチェックしてみます。

 過去問を解いて5~6割以上得点できれば、受験レベルに到達しているので、弱点や課題を補う勉強をしながら、市販の受験用問題集や過去問をどんどん解いていきます。

 4割以下しか得点できなければ、まだ受験レベルに到達していないので、弱点や課題を把握した上で、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」や計算問題集の復習を徹底した上で、受験用問題集や過去問を解いていきます(詳しくは後述)。

 ③過去問は10年分以上解く:例えば、公立高校1校と私立高校2校を受験する場合、3校の過去問をそれぞれ10年分以上集め、「3校5年分⇒3校10年分⇒3校15年分」と解いて、習得していきます。

 1つの志望校の過去問の内容が、他の志望校の実際の入試で出る可能性もありますから、全てしっかり習得します。

 ④直近の過去問から解く:入試は傾向が変わる可能性がありますから、一番最近の過去問が「自分が受験するときの問題に最も傾向が近い」。よって、一番最近の過去問から、順にさかのぼって解いていくのがオススメです。

 ⑤1年分全体を解く必要があるか、バラで解いても良いか:解くのは、1年度分全体を時間を計って解くのが最も良いですが、時間もかかり、疲れるので、時には、大問ごとにバラで解いても構いません。

 ⑥週1年度分解き、習得する:8~12月は週1~2年度分、1~2月は週2~4年度分くらいのペースで進めます。

(4)受験用問題集

 ①標準的受験用問題集を習得すべき理由:出やすい問題が集まっているので、効率良く受験対策ができます。

 ②解く時期とオススメ問題集:過去問を3年分ほど解いた後、過去問と下記のような標準的受験用問題集を平行して解き、習得していきます。

 オススメは「高校入試 合格でる順 理科」です。習得法は【「高校入試 合格でる順 理科」習得法】参照。

高校入試 合格でる順 理科(約170ページ、旺文社、公立入試問題で構成)
高校入試対策問題集 合格への最短完成 理科」(約210ページ、栄光ゼミナール)
公立入試の理科・実戦問題演習」(約180ページ、東京学参)
「中学総合的研究問題集 理科」(約180ページ、旺文社)
完全攻略 高校入試 3年間の総仕上げ 理科」(約170ページ、文理)
高校入試 超効率問題集 理科」(約160ページ、文英堂)

(5)受験用上級問題集

 ①弱点補強用問題集:過去問を解いて苦手だと分かった分野を補強したい場合や、計算問題や記述問題を集中的に解きたい場合は、以下の問題集が最適です。分野別で、これ以上に問題が充実した問題集はありません。「高校入試 合格でる順 理科」などの受験用問題集は1つ1つの分野の問題は非常に少ないので、補強には向きません。

「全国高校入試問題正解 分野別過去問 理科」(600問以上、旺文社)

 ②上級問題集1:余力があれば更に上級受験問題集を1冊習得します。以下の問題集は公立高校の難問だけを集めた問題集なので、仕上げの問題集としてオススメです。薄いのですぐ習得できます。

「受験生の50%以下しか解けない差がつく入試問題 理科」(約100ページ、旺文社)

 ③上級問題集2「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」はしっかり暗記した、「高校入試 合格でる順 理科」も「受験生の50%以下しか解けない差がつく入試問題 理科」も習得した、「全国高校入試問題正解 分野別過去問 理科」も適宜取り組んでいる、でももっと完璧にしたい、実践問題を解きたい、という場合、以下の問題集が最適です。全国の公立高校や、有名私立・国立高校の過去問が学校ごとに1年分載っています。

全国高校入試問題正解 理科」(旺文社)

2.受験勉強の前提

2.1.理科の受験勉強を開始する時期

(1)2年の夏休みから

 この時期から暗記する必要性は薄いと思います。習得して、復習して、記憶を維持するには相当の集中力が必要で、それを1年半(2年夏~3年冬)も続けるのは無理があるからです。

 また、中学1~2年生時には、理科の未習範囲も多いですし、(成績を上げるのに時間が掛かる)英数国の実力を上げることの方が重要だからです。

(2)2年の冬休みから

 これは理想的です。2年の冬休みから始めれば、(順調にいけば)4~5月頃に習得し終わります。英数国の成績が順調に上がっている人は冬休みから始めても良いと思います。

(3)3年になる春休みから

 これが一番現実的でしょう。3年になる春休み(正確には3学期の期末テストが終わった直後)から始めれば、6~7月頃までに「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」と計算問題集を習得し終えることが可能です。

(4)3年6~7月頃から

 これは危険すぎます。既習範囲の習得に通常2ヶ月前後、未習範囲の先取りにも2ヶ月前後かかるので、6~7月から始めたら、夏休みに頑張っても、9~10月あたりまでかかるでしょう。そうすると、過去問に入るのが10~11月頃からになり、弱点対策が間に合わない可能性があります。

 精神衛生上も良くありません(いつ習得できるか分からないので不安になります)。

2.2.「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」+計算問題集の習得にかかる期間

高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」は、各冊約200ページあります。合計約400ページです。これと計算問題集を「4ヶ月×毎日1時間」で習得することを目標にします。

3年になる春休みから始めた場合、春休み(2~3週間)には2倍(毎日2時間)勉強して「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」の1冊(の既習範囲)を習得し、5~6月までに(未習範囲の先取りも含めて)2冊を習得します。

 ※「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」の各冊に別冊が付いていますが、本冊子だけで暗記内容は網羅していますし、書き込むのも面倒なので、別冊は暗記しなくて結構です。

計算問題集は、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」で計算問題が出てきたら、その都度解き、習得します。

1学期の2回の定期テスト期間(3週間×2回≒1.5ヶ月)を除いても、春休みに頑張れば(毎日2時間以上やれば)、3~4ヶ月で習得することは十分可能です。また、定期テスト範囲も受験範囲ですから、定期テスト期間中も受験勉強(「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」+計算問題集の習得)をするのがオススメです。

2.3.何を習得するか

理科の入試問題に出て、暗記・習得が必要なのは以下の3つです。

(1)用語

 ①用語とは:例えば、アミラーゼ、ペプシン等の消化酵素の名前、季節風、偏西風のような暗記すべき用語のことです。「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」ではこれらは赤字になっています。

 ②具体例:「季節によって生じる特徴的な風を(  )と言います。」という穴埋め問題に対して、「季節風」と答えられるのが用語の暗記ができた状態です。

 ③用語の暗記が優先:理科の受験勉強では、まずは用語を全て暗記します。

(2)用語の意味

 ①用語の意味とは:例えば、アミラーゼとは何か、どういう役割をするか、季節風とは何かを説明できるようにすることです。「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」ではこれは本文に書かれています。

 ②具体例:「アミラーゼとは何か?」という質問に対して、「唾液に含まれ、デンプンをブドウ糖などに分解する消化酵素」と言える(書ける)のが用語の意味の暗記ができた状態です。

 ③用語の意味の暗記は後回し:受験勉強では、用語の意味は、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」の本文を読んで理解はしますが、暗記は後回しにします。

 用語は膨大で、全ての用語の意味の暗記は不可能ですが、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」や教科書を見ても、入試でどれが問われるかは分からないからです。

 用語の意味の暗記は、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」を習得した後、過去問や問題集を解く中で、間違えた記述問題の問題と答えをその都度ルーズリーフにまとめて暗記していきます。

(3)計算

 ①計算練習の必要性:物理だけでなく、理科のそれぞれの科目には計算があります。理科の計算を苦手にしている人は多いですが、入試には出ますから、理科の計算には習熟しておく必要があります。

 ②計算問題集を使う:「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」には計算の問題量が少ないので、別途、以下のような問題集も使う必要があります。

学校のワーク
塾で教える高校入試 理科 塾技80」(210ページ弱、文英堂)
理科計算問題のコツ」(60ページ弱、秀英予備校)
高校入試 解き方が身につく問題集 理科」(130ページ弱、旺文社)
中学総合的研究高校入試問題集 理科計算問題」(130ページ弱、旺文社)

2.4.記憶の原理

記憶には、短期記憶(数時間~数週間もつ記憶)、中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)の3つがあり、受験に必要な知識は、最終的に全て長期記憶に入れる必要があります。

全ての記憶は最初、短期記憶に入り、7日(7回)以上の復習をすれば中期記憶に入ります。中期記憶に入ったかどうかの印は「即答できるかどうか」です。

 ※7回:何回必要かは科目や内容によります。英単語や社会の用語暗記のような、量が膨大で理解の度合いが少ないものは回数が多く必要で(英単語で数十回~150回前後、社会で10~20回前後)、数学や物理のように理解の度合いが大きい科目は、回数は少なくて済みます(5~10回前後)。英文法問題集や理科の問題集はその中間で、10回前後です。

長期記憶に入れるには、中期記憶に入れてから、更に2ヶ月以上の復習が必要です。

まとめると以下になります。

【短期記憶⇒7日復習⇒即答⇒中期記憶⇒2ヶ月以上復習⇒長期記憶】

2.5.問題集も過去問も習得する

(1)習得の定義:理科の教材を習得するとは、ここでは、5~20回前後復習することで、しっかり理解し、全問、即答できるようにすることを意味します。即答できれば、中期記憶に入ります。

 「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」のような理科の暗記教材を習得するには、10~15回前後の復習が必要です。

 過去問や理科の受験用問題集を習得するには、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」+計算問題集を習得した後であれば5~10回前後、暗記せずにいきなり取り組んだ場合は10~15回前後の復習が必要です。

(2)長期記憶に入れる:一度習得しても、復習しなかったら徐々に忘れますから、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」も計算問題集も、過去問・受験用問題集も、習得してから2ヶ月以上復習を続け、長期記憶に入れていきます。

3.理科の受験勉強法

3.1.受験勉強法

理科の受験勉強法

(1)基礎力養成のメイン教材の習得

 ①オススメ:「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」。

 ②習得法:【高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」習得法】に書いています。

(2)計算問題集の習得

 ①計算:「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」を習得中に、物理などの計算問題があった場合、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」と並行して「学校のワーク(3年分)」の計算部分や上記の計算問題集の該当箇所を習得します。

 ②習得法:計算問題は【口頭再現法】を行います。もしくは書いて解き、5回以上復習します(以下同)。

 ※口頭再現法:書いて解けるようにした後、友人に解説するように、口頭で解説しながら5回解く習得法。10分ほどで問題をスラスラ解けるようにできます。詳しくは【口頭再現法】参照。

 ③習得後:「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」+計算問題集の習得後は、過去問を3年分ほど解き、自分がどれくらい解けるかや、傾向を見てみます。

 その後、「高校入試 合格でる順 理科」のような標準的受験用問題集と過去問を平行して解き、習得していきます。

(3)過去問を解き、習得する

 ①時間通り解く:(大問1問ずつバラバラに解くのではなく)できれば1年分を全問、時間通り解きます。通して解く集中力や体力を付け、時間管理を学ぶ必要があるからです。

 ※時間管理:最後まで到達し、解ける問題を全部解き、全体の点数を最大化するため、どういう順番で解くか、各大問に何分かけるか、解けない小問を最大何分くらい考えるか、などを検討し、決めていくこと。

 ②延長して解く:時間内に終わらなかった場合、解かずに解答を見るのはもったいないので、解けなかった問題を全部解けるまで、10~30分前後、時間を延長して解きます。全部解けたら、もしくはこれ以上考えても解けないと思ったら、解答を見ます。

 ③解答解説を見て自己採点し、理解する:時間通りの点数、延長の点数を別々に計算します。

 間違えた問題に印を付け、なぜその解答になるのか、自分の答えではなぜダメなのかをしっかり理解します。

 曖昧な知識は「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」で確認し、マーカーを引き、「19年〇〇県過去問」などと書いておきます。どういう部分が問われ、自分が忘れているかをチェックするためです。

 計算問題などで、解答解説を読んでも理解できないときは塾の先生などに聞いて理解します。

 ④習得法:解いた日、もしくは翌日から、印を付けた問題(間違えた問題)だけを解き、正解なら次へ、間違えたら更に印を付け、知識問題なら解答を5回ほど音読していったん暗記して次へ。

 記述問題は「毎日10回音読×10日」のようにして丸暗記します。計算問題は5回以上復習するか、口頭再現法を行います。

 そうして間違えた問題だけを「7日で7回」など解き、スラスラ解けるようにします。3回連続して正解した問題はいったん外します。

 1年度分を1週間程度でスラスラ解けるようにしたら次の年度に進み、同様に暗記・習得します。

 ⑤復習し続ける:長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れるため、既習の過去問を【「1年度分×15分×週1回」×既習全年度分×2ヶ月以上】など復習していきます。

 ⑥過去問まとめ帳を書く:理科に限らず5教科とも、過去問を解いたら、必ず、過去問の傾向・特徴・感想、自分の間違いの傾向、対策などを「過去問まとめ帳」に書きます。過去問や間違いの傾向によって今後の受験勉強の方針は変わりますから、過去問の傾向と対策を考えることは非常に重要です。

 これは、ルーズリーフに縦線を引き、以下のような感じで書いていきます。

【16年○〇県過去問・理科、傾向と対策|物理:-15点、電流の問題が分からなかった⇒対策:「学校のワーク」と「全国高校入試問題正解 分野別過去問 理科」を解く。用語は「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」で十分。】

(4)過去問の間違いの原因を明確にし、対策をする

 ①用語:用語の暗記で大きく点を落としているなら、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」の赤字の暗記が不十分です。

 対策法としては、過去問で間違えた用語を「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」で調べ、赤字であろうが本文にあろうが、あったら、マーカーを引き、「19年〇〇県」などと書いていきます。

 たいていは赤字で書かれていると思いますので、赤字を暗記すれば良いと分かるはずです。よって、全体の赤字を暗記し直します。赤字でない箇所は、個別に暗記します。

 ②用語の意味:過去問や問題集の記述問題で問われて間違えた用語の意味(個々の用語が何を意味するかや現象の理由の説明等)をその都度、以下のようにルーズリーフにまとめて暗記していきます。

【アンモニアの性質を2つ書け。(〇〇県19年)|水に溶けやすい、空気より軽い。】

 また、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」の該当箇所を探し、下線を引き、「〇〇県19年」などと書いておきます。これを続けると、どういう部分が問われやすいかが分かってきます。

 用語の意味は、「高校入試 実力メキメキ合格ノート 中学理科」だとどれを暗記したら良いか分からないので、過去問や受験用問題集を解く中で、記述問題の間違えた問題と答えを上記のようにまとめ、暗記していく方が合理的です。

 ③計算問題:物理などの計算問題が苦手な人は、過去問で間違えた問題を4~5回解き(あるいは口頭再現法を行い)、「学校のワーク」や「全国高校入試問題正解 分野別過去問 理科」で自分の不得意な計算問題を探して大量に解き、慣れていくようにします。

(5)標準的受験用問題集

 ①標準的受験用問題集:過去問と平行して、標準的受験用問題集を1冊習得するのがオススメです。出やすい問題を効率良く習得することができます。

 ②習得法:【「高校入試 合格でる順 理科」習得法】に書いています。弱点補強用問題集など、他の問題集でも習得法は基本的に同じです。

(6)上級問題集

 ①弱点補強用問題集:過去問を解いて発見した弱点を補うため、「全国高校入試問題正解 分野別過去問 理科」の該当箇所の問題を解き、習得していきます。

 ②上級問題集:過去問を10年分以上解いて、まだ余裕がある場合、「受験生の50%以下しか解けない差がつく入試問題 理科」や「全国高校入試問題正解 理科」などの上級問題集を解き、習得していきます。

3.2.過去問を2週間で20年分解く

過去問は、8~12月頃は毎週1~2年度分、1~2月には毎週2~4年度分など解き、復習もしっかりやっていきます。

気力のある人は、土日の2日で10年分など解いてみます。これをすれば2週間で20年分など解けて、短期間で傾向が分かります。

「1日でセンター政経本試19年分をすべて解く」

進藤彰人、東大理科三類(医学部)合格者(「本当の東大入試完全攻略法」エール出版、180ページ)

私は、受験期にストップウォッチで毎日の勉強時間を計っていたが、最長で15時間であった。このときは朝5時から夜中の1時までに、センター政経本試19年分をすべて解く、という荒技をやったのだが、心身ともに限界だと感じた。

東大・京大・早慶受験生、あるいは公立トップ高や最難関私立高校受験生の中には、時々このような集中的な勉強をする人がいます。

19年分はともかく、1日で5年分くらいならあなたにもできるはずです。ぜひトライしてみてください。

【終わりに】

以上が高校受験理科の勉強法です。ここまでお読み下さり、誠にありがとうございました。

あなたの健闘を祈ります。

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