英語勉強法(1-5)音読とリスニング


公立高校の入試では必ずリスニングはありますし、大学入試でもあります。大学に入れば今ではリスニングや英会話は必須ですし、社会人になれば英語・リスニング・英会話の重要性は今後もどんどん高くなっていくでしょう。

リスニングは音読とセットで勉強するのがオススメです。その効率的・効果的な勉強法をこのページでは書いていきます。

1.リスニング上達法

1.1.リスニングの2つの壁とその克服法

リスニング(初めて聞いた英文が理解できること)には2つの壁があります。その2つの壁と対策法は以下の通りです。

(1)音の壁:英単語やフレーズの音が聞き取れない

 ①対策1:リピート・リスニング:英語教科書や英語長文問題集・リスニング問題の音声を聞き、聞き取れない音の部分に印を付け、5~10回リピートして聞けるようにすると、英単語の音が少しずつ聞き取れるようになります。

 ②対策2:シャドーイング(英語音声に少し遅れて聞いたまま発音するトレーニング):シャドーイングでは聞いた音を自分で発音しなければならず、受動的なリスニングよりしっかり聞こうとしますから、リスニング能力が上がります。

 ③対策3:発音練習:英語上級者の間では「発音できたら音は聞き取りやすくなる」ことは常識です。正確な英語発音の練習をし、日本語にない母音・子音を発音できるようにしたら、英語音声が聞き取れるようになります。

 ④対策4:ディクテーション(英文を聞いてそのまま書き取る訓練):ディクテーションで「聞き取れない英単語を特定」できますから、それを5~10回聞いて聞き取れるようにすれば、音の壁を越えていけます。

(2)意味の壁:(速くて)意味が分からない

 ①対策1:音読:リスニング問題のスクリプト(英語原稿)や英語教科書を30回以上音読した上で、その音声を10~30回以上聞くと、聞いて意味が分かるようになります。

 そうして「聞いて理解できる英文」が一定量(300ワード×20~30英文以上)を超えると、初見の英語音声を聞いて理解できる割合が飛躍的に上がっていきます。

 ②対策2:スラッシュ訳:音読時にスラッシュ訳(3~5ワード前後の意味のまとまりで、前から前から訳す方法)を取り入れれば、英語を読んだ順番に、そして聞いた順番に理解できるようになるので、リスニング理解度も飛躍的に上がります。

1.2.リスニング上達法

上記をまとめると、リスニング上達法は以下になります。

(1)リスニング・リピート・トレーニング
(2)シャドーイング
(3)発音練習
(4)ディクテーション
(5)音読+リスニングをして、聞いて意味がスラスラ分かる英文の量を増やす。
(6)スラッシュ訳

以下では音読に関係するリスニング上達法〔(2)+(5)+(6)〕について書いていきます。

2.リスニングと音読

2.1.効率的なリスニング上達法

創賢塾では、英語教科書のような、音声のある教材を30~50回以上音読して、CDの音声と同等以上のスピードで、90%の理解度で音読できる状態」になったら、それをリスニング(&シャドーイング)してもらいます。

すると、「意味が分かっている教材をリスニングする」ので、「英語を聞いてすぐに意味が分かる」ようになります。

「聞いて意味が分かる」英文の数を増やすことで、リスニングは上達するので、英語教科書やCD付きの英語長文問題集の音読した英文は、極力、【リスニング+シャドーイング】をしましょう。

リスニングは電車の中、歩いているとき、勉強の合間などにもできますから、復習にもピッタリです。

2.2.リスニングと音読をセットでトレーニングすべき理由

リスニングは高校・大学入試でも実施されていますから勉強する必要がありますが、リスニングのためだけのリスニング教材で勉強するのは効率が悪くなります。

なぜなら、教材は「聞いて理解できる」ようにする必要がありますが、意味も分からない英語音声を何度聞いても「理解できる」ようにはならないので、リスニングと並行して、その教材のスクリプト(英語音声の書き起こし)を読んで文法的に理解し、20~30回以上音読しなければならないからです。

こんなことをできる勉強時間と意欲のある中学生は少数です。よって、音読した教材をリスニングするのが効率的なのです。

3.シャドーイング

3.1.シャドーイングとは

シャドーイングとは「英語音声を聞き、それを完全コピーして約0.1秒遅れて発音する」練習です。

ネイティブの音声(発音・強勢・リエゾンの音声変化・高低・間の空け方等)を完全コピーします。テキストは最初見ても構いませんが、だんだん見ないでシャドーイングします。

3.2.シャドーイングの実際

こんな感じ↓です。

(音 声) Please give me some advice.

(学習者) (0.1秒後)Please give me some advice.

3.3.シャドーイングの効果

シャドーイングは「聞く・理解する・話す」の3つを同時にトレーニングする方法で、リスニング能力・発音(強勢・リエゾンの音声変化・高低・間の空け方等)・スピーキング能力が上がります。

シャドーイングを継続して現れた効果

シャドーイングを始めて3年(英語通訳・翻訳者 えいみさん

・考えなくてもスラッと口から出る英語が格段に増えた
・発音やイントネーションを褒められることが多くなった
・TOEIC程度のリスニングなら苦労しなくなった

シャドーイングでリスニング力がアップするなんて、このころは知らずにやっていました。(笑)

リスニング(黙って聞いているだけ)よりシャドーイングの方がずっとリスニング力アップに役立ったと思います。

3.4.シャドーイングが効果的な理由

リスニングするだけより、シャドーイングを一緒に訓練した方が、リスニング能力が上がりやすくなります。

なぜなら、リスニング(聞いている)だけだと集中が続きにくいですが、シャドーイングでは「聞いて真似て話す」必要があるので、リスニングより集中して聞く必要があるからです。

リスニングは5~10分もすると集中が無くなってきて、上の空になる人が多い。よって、シャドーイングを適度に入れて、集中を保つ方が良いのです。

3.5.リスニング&シャドーイング訓練

リスニングは以下のように隔日で行うのがオススメです。

【シャドーイング1日10分⇒リスニング1日10分⇒シャドーイング1日10分⇒リスニング1日10分…】

4.リスニング時間・回数・量の目安

4.1.時間の目安:毎日10分

リスニングの優先順位は高くありませんが、入試にもあり、短期間では伸びにくいので、日頃から毎日10分ほど聞くのがオススメです。

90%の理解度(英語としてはほぼ完全に分かる状態)で音読できるようになった英文は5~20回前後聞いたら、理解できるようになります。

英語教科書やCD付きの英語長文問題集などの英文を、毎日合計10分リスニングします。

4.2.リスニング&シャドーイング回数の目安

創賢塾では、毎週300ワード分(≒3年英語教科書1レッスン分)を【「3回口頭和訳⇒5回音読」(毎日約30分)×7日】のように音読し、英文を習得してもらっています(=スラスラ訳せて、90%の理解度分速150ワード以上で音読できる状態にする)。

そして音読した英文を、そのまま「毎日10分×7日(合計30回前後)」リスニング+シャドーイングし、「習得=全ての英単語を聞き分けられて(聴解力)、90%の理解度で聞ける状態」にしてもらいます。

リスニング&シャドーイング回数の目安は合計30回ですが、習得するまで、40回でも50回でも聞きましょう。習得すれば、あとはその音声を散歩中や休憩時間に聞くだけで復習ができ、理解度もどんどん深まります。

4.3.リスニング&シャドーイング量の目安

リスニング能力を上達させるには、「聞いて意味がスラスラ分かる英文の量を増やせば良い」のですが、毎週300ワードの英文1つを聞けるようにすれば、1年で「50英文×300ワード(中学3年英語教科書4~5冊分)」になります。

ここまで習得している中学生はほとんどいませんから、リスニング能力はどんどん上達していきます。

5.スラッシュ訳

5.1.スラッシュ訳とは

スラッシュ訳とは、「英文を3~5ワード前後の意味のまとまりで、前から前から訳していく」方法です。

スラッシュ訳は、英語通訳の主要トレーニングの1つであるサイト・トランスレーション(sight translation)と同じです。つまり、スラッシュ訳は効果が実証された英語勉強法なのです。

スラッシュ訳は、最近では、多くの中高の英語教科書ガイドや英語長文問題集で採用されています。

スラッシュ訳の詳しいやり方は【音読とスラッシュ訳】に書いています。

5.2.スラッシュ訳でリスニングは飛躍的に上達する

リスニングのとき、音は現れては一瞬で消えていきます。このとき、「返り聞き」はできません。音が現れた順番に理解しなければ意味は分かりません

スラッシュ訳を訓練すると、初見のリスニング・テストのときにも「前から前から、英語の語順で素速く理解する」ことができるようになります。よってリスニングが飛躍的に上達します。

【終わりに】

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。音読+リスニングはあなたの英語の成績を飛躍的に上げます。ぜひ実践してみてください。

この文章が皆様の英語力アップに役立てば幸いです。


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