「ハイパー英語教室 中学英文法」習得法


創賢塾では、英語は1年次から先取りすることを推奨しています。なぜなら、英語は先取りが容易で、先取りして英語力を高めれば高めるほど、高校入試や大学入試に有利だからです。

そして、英語の先取りの出発点は英文法の先取りです。このページでは、英文法の先取りに最適な「ハイパー英語教室 中学英文法」(安河内哲也著、桐原書店)の習得法について書いていきます。

1.「ハイパー英語教室 中学英文法」の特長

(1)解説が簡潔で分かりやすい。

(2)すぐに習得することができる:全体が175ページと薄いので、中学英文法全体を短期間(30~40時間前後)で終わらせることができます。

(3)英文法例文を覚えやすい:中学英文法を網羅した例文集(140例文)が、暗記しやすい形態(左に日本語訳|右に英文)で載せられており、英文法の理解の確認・和訳の確認・英作文対策もしやすくなっています。

(4)発音・リスニング能力アップ:「例文CD」が付いているので、発音・リスニングの勉強にもなります。

2.「ハイパー英語教室 中学英文法」習得法

2.1.習得の目標

(1)知識の暗記:英文法の知識、人称代名詞などの細かい知識を全部暗記します。

(2)140英文法例文の習得:巻末の140例文(≒解説中の英文)を「スラスラ和訳+英作文+文法的に解説できる」ようにします。

(3)不規則動詞の活用の暗記:巻末の不規則動詞の活用を全部暗記します。

2.2.全体を分割して習得する

やる気や記憶力、英語の習得度合い、学年などに応じて、全体を3分の1,2分の1などにパート分けし、習得していくのがオススメです。

(1)3分の1ずつ習得する:通常の小学生~中1で英語を初めて習う生徒は、中1で習う英文法(約3分の1のユニット12前後まで)をまず習得するのがオススメです。

(2)半分ずつ習得する:2年生、もしくは、やる気のある1年生は、約半分のユニット19~22前後を1セットにして習得していく方法もあります。

(3)全体を一気に習得する:非常にやる気がある英語が得意な1年生、もしくは2~3年生にオススメです。

2.3.「ハイパー英語教室 中学英文法」の習得法

ここでは、英語偏差値58の中学2年生が、夏休みから先取りをすると想定して、全体を2つに分け、ユニット22まで(中2で習う範囲)を1セットにして進める方法をご紹介します。

ハイパー英語教室 中学英文法」習得法

(1)ユニット1~22をサッと1周する

 ①解説を読み、知らない知識にマーカーを引く:2周目以降はマーカーを中心に読みます。時間短縮のため。

 ②解説中の英文は瞬間英作文で暗記:【英文を2回口頭和訳⇒英文を5~7回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語を見て英語に訳す)⇒言えたら次へ、言えなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」⇒言えたら次へ】

 ③細かい知識はいったん暗記する:人称代名詞の表や、ポイントに書いてある知識は、1周するごとにいったん暗記します。

 ④問題を解く:間違えた問題の英文は瞬間英作文で暗記します。復習のたびに、初回間違えた問題を解き、英文を暗記します。

 ⑤さっと1周する:1周目は軽く流してどんどん進めます。つまり、分からない部分を5~10分も考えたり調べたり、細かい知識を1ページ10分も暗記したりはしません。どうせ10周以上するので、そのうち分かる、そのうち暗記すると考えて、どんどん進めます。

 ⑥目安は1周目3時間:1ユニット4ページしかないので、1ユニット5~10分、1日2~5ユニットなど、どんどん進めます。目安は、中2なら、ユニット22まで1周3時間(毎日30分×7日)です。

(2)2周目

 ①知らない知識をルーズリーフにまとめながら進める:英単語熟語・表現は自作英単語帳に、文法的知識はルーズリーフに以下のように一問一答式でまとめます。

【to不定詞の3つの用法と訳し方|名詞(~すること)、形容詞(するための、するべき)、副詞的用法(するために)】

【現在完了の3つの意味と訳し方|経験(~したことがある)、継続(している、してきている)、完了(し終わった、したところだ)】

 ②まとめを暗記する:全て即答できるまで10周ほど暗記します。暗記してから3周目に入ります。

 ③2周目の目安時間は、まとめと暗記で5時間です。

(3)全体を5周したら、後半に入る

 ①5周する:2周目とまとめの暗記を終えたらすぐ3周目に入り、まとめの復習をしながら、5周します。5周したらかなり暗記できているはずです。「1~22ユニット×5周」にかかる時間の目安は約12時間(英語偏差値58の中学2年生の場合)です。

 ②後半に入る:ユニット22までを5周したら、22までを復習しながら、後半のユニット23~34を全く同じように進めます。後半にかかる時間の目安も約12時間(全体で約24時間)です。

 ③全体を10周以上し習得する:「習得」とは、英文を文法的に解説でき和訳でき英作文できる、全知識を暗記することです。10周したらほぼ習得できているはずです。

 ④「ハイパー英語教室 中学英文法」の後:「ハイパー」の復習をしながら、中学1~2年生は「中学ニューコース問題集 中学英文法」(学研)のような標準的英文法問題集に、中3の場合は、時間がないので、「塾で教える高校入試 英語 塾技63」(文英堂)のような入試用英文法問題集に入ります。

(4)その他の暗記

 ①140例文を暗記する:前半の3周目に入ったら、例文暗記を開始します。巻末の140例文について、毎週30例文などを瞬間英作文で暗記(スラスラ英作文できるように暗記)します。英作文できるようにすることで、英文法が確実に定着し、英作文が書けるようになります。

 30例文暗記にかかる時間の目安は90分、140例文暗記にかかる時間は約10時間です(復習込み)。

 ②不規則動詞の活用を暗記する:巻末の不規則動詞表で、毎週30ワードなど暗記していきます。

2.3.習得するのにかかる時間

上記の通り、英語偏差値58の中学2年生が、夏休みから先取りをして、いったん習得できるまでに、約34時間かかります。毎日30分で約2ヶ月です。この後も2ヶ月ほど、「本編、まとめの暗記、140例文、不規則動詞」を「毎日15分×2ヶ月以上」復習します。

偏差値58の中学1年生が夏休みから先取りする場合は、いったん習得できるまでに、約45時間、毎日30分で約3ヶ月かかります。

3.瞬間英作文による例文暗記

3.1.分割して暗記する

ハイパー英語教室 中学英文法」の140例文など、100以上の例文を暗記したいときは、毎週30~50英文など、分割して暗記するのがオススメです。全体を一気に暗記しようとするのは負荷が高くてなかなか覚えられず、挫折する危険があるからです。

ここでは全体を5つに分け、毎週30英文(毎日約15分)を1セットにして暗記する場合を書いていきます。

3.2.一週間に10周する

30英文を一週間に10周したらいったん完全に暗記できます(中期記憶に入る=数週間~数ヶ月忘れない)。

これに掛かる時間は、合計約90分です。つまり、【1日15分×7日】で30英文を暗記できます(個人差があります)。

3.3.瞬間英作文で暗記する

以下の暗記法を瞬間英作文といいます。瞬間的に英作文をできるようにする方法、という意味です。

ハイパー英語教室 中学英文法」の140例文を瞬間英作文で暗記する方法

(1)第1セット30英文の暗記:1~4周目【英文を2回口頭和訳⇒5~7回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語訳を見て英文に訳す)⇒言えたら次へ、言えなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」⇒言えたら次の英文へ⇒30英文】

 ①口頭和訳する:2回連続で正しくスラスラ和訳できるまで、スラッシュ訳で、2~4回口頭で和訳します。訳せたら理解できているということです。英文を文法的に分からなければ誰かに必ず聞いて理解します。

 ※スラッシュ訳とは:「3~5ワード前後の意味のまとまりで、前から前から訳す方法」です。英語速読・リスニングに非常に役立ちます。

 ②音読・暗唱する:速く詰まらずに音読できるまで、5~10回前後音読し、暗唱してみます。スラスラ暗唱できたら瞬間英作文へ、暗唱できなかったり、できても詰まり詰まりだったら、スラスラと暗唱できるまで、「音読⇒暗唱」を繰り返します。

 ③瞬間英作文(日本語訳を見て瞬間的に英文に訳す):日本語訳を見て英語に訳します。スラスラ訳せたら次の英文へ、スラスラ訳せなかったり間違えたら、スラスラ訳せるまで、「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」を繰り返します。

 ④2周目以降:1~2日で1周目を終えたらすぐに2周目に入り、1週間に10周します。

 ⑤毎日10分リスニング:正しい発音で音読するため、またリスニング能力を上げるため、第1セットの英文の音声を毎日10分聴きます。

(2)第1セット30英文の5~10周目:【瞬間英作文(日本語訳を見て英文に訳すテスト)から始める⇒即答できたら次へ、即答できなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」⇒言えたら次の英文へ⇒30英文】

 ①5周目以降:暗記してきたら、口頭和訳や音読はとばして、テストから初めます。時間短縮のためです。完全に暗記した英文には × を付けるなどして飛ばします。

 ②10周する:週10周ということは、後半は1日2~3周するということです。10周すれば普通は瞬間英作文(日本語訳を見て英語を瞬間的に言うこと)ができるようになります。

 ③第2セット:第1セットを10周して日本語文から英文を即答できるようにしたら、第1セット30英文を復習しながら、第2セットに入ります。

(3)第2~5セット(140英文)を同様に暗記する。

 ①暗記法は全く同じ。

 ②復習:【瞬間英作文(日本語訳を見て英文に訳すテスト)⇒即答できたら次へ、即答できなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」×30英文(約5分)×週2周×既習全セット】

 新規で30英文暗記するのと平行して、既習箇所の復習を毎週「1セット5分×週2周×全セット」必ず行います。テストは全部行うのではなく、覚えにくかった英文に★印を付けるなどして、選別して行います。

 ③全体2周目:先へ先へ進め、5週間で全体1周を終えたら、すぐに全体2周目に入ります。

(4)全体を2ヶ月以上復習し、10周する。

 ①全体2~10周目:【1セット3分×週2周×全5セット(週約30分)×2ヶ月以上復習(合計10周以上)】

 全体の1周目が終わっても、全てが長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入っているわけではないので、復習しなかったら必ず少しずつ忘れます。

 忘却を回避し、より深い記憶に入れていくため、全体を週2周復習します。復習法は同じです。ここでも全部をテストするのではなく、★印を付けた暗記しにくい英文のみ、テストします。

 ②夏休みや冬休みなどの長期休暇中にも復習する:こうやって何度も何度も、しつこく復習して初めて、長期記憶に入り、忘れなくなります。最終的に30~40周暗記します。

4.「ハイパー英語教室 中学英文法」の後は

ハイパー英語教室 中学英文法」などの薄い参考書だけでは演習量が不足しますから、参考書を終えたら、以下のような標準的英文法問題集で英文法の理解と暗記を確実にします。

中学ニューコース問題集 中学英文法」(学研)
くわしい問題集英文法 中学1~3年」(文英堂)
これでわかる英文法中学1~3年」(文英堂)
完全マスター中学英文法―中学1~3年」(くもん)

オススメは「中学ニューコース問題集 中学英文法」です。薄い(問題編120ページ、解答編32ページ)ので、3~4ヶ月で習得可能です。

ただし、「ハイパー英語教室 中学英文法」を終えた時点で中3の場合は、時間がないので、「塾で教える高校入試 英語 塾技63」(文英堂)のような入試用英文法問題集に入ります。

【終わりに】

中学英文法は内容が少なく簡単なので、親などの助力があれば、自力で先取りが十分可能です。そして「ハイパー英語教室 中学英文法」で先取りを終えれば、1~3年英語教科書を自力で先取り可能になり、高校受験、英検、大学受験に非常に有利になります。頑張って下さい。

この文章に書いてあることを実践すれば、皆さんの英語力は確実にアップするはずです。健闘を祈ります。


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