中学生の定期テスト満点戦略(1)全体方針編


このページは、「必死で勉強するから成績を上げたい」「どうしても入りたい高校があるから一生懸命勉強する」という中学生のためのものです。勉強時間を限界まで取った上で、以下の勉強法を使えば、あなたの成績は飛躍するでしょう。

1.できることは全てやる

中学生が定期テストの成績を上げるのは簡単です。「できること全てをやれば良い」のです。
「できること全て」とは以下の通りです。これを読めば、あなたは今まで自分が「できることを全てやっていなかった」ことに気づくでしょう。

1.2.テスト2週間前までに記憶は終わらせる

テスト2週間前の時点で、テスト範囲は全て、以下を終わらせておきます。できる限り先取りをしてテスト範囲になりうる部分は全て理解し、記憶します。

(1)英語・古文・漢文:教科書の文章を全て100回音読し、「スラスラ訳せる状態」にします。さらに、英文は全て暗唱できるようにします。100回音読すれば誰でも暗唱できるようになります。

(2)国語(現代文):教科書の試験範囲の文章を全て10回音読します。それにより、文章への理解度がどんどん深まります。その後、時間のある限り、100回まで音読を続けます。そうすれば、根本的読解力・記述力・読むスピード、そして国語力自体が飛躍的に上がります。

(3)理科・社会:教科書を10~20回音読し、8~9割覚えたのち、一問一答問題集を10~20周して、用語を完全暗記します。テスト範囲の教科書を10回読めば、誰でも5~8割前後覚えられます。

(4)英語・国語・理科・社会:単語熟語・用語は早めに全部記憶します。

(5)全科目:教科書と学校の問題集(ワーク、プリント等)の問題を10周して、「全問スラスラ解ける状態」にします。10周すれば完全に長期記憶に入り、数ヶ月~数年忘れません。復習を3回するのと10回するのとでは、効果は5倍ですが、時間は1.5倍以下しかかかりません。

そして、テスト10~14日前からは以下を加えます。

(6)予想テスト問題集:市販の以下のような教科書準拠の予想テスト問題集を使って、テスト同様に、時間を計って解き、10回復習して、間違えた問題を全て「スラスラ解ける状態」にします。
予想テスト問題集には以下のような種類があります。

「中学教科書ワーク」(オススメ、各教科書用がある、文理)
「中間・期末の攻略本」(オススメ、各教科書用がある、文理)
「中間・期末テストズバリよくでる」(各教科書用がある、啓林館)

「できることを全てやる」とはここまでやることを意味します。ここまでやれば、誰でも成績が上がることがお分かりになるでしょう。

あとは実行するのみです。

2.勉強時間を増やす

2.1.成績を上げたいなら、勉強時間を増やせ

成績を上げるのに最も重要なのは、「勉強時間」と「勉強法」です。
成績を上げたいなら、まずは勉強時間を増やしましょう。それが一番確実に成績を上げる方法です。

ライバルたちは毎日3~4時間、普通に勉強しています。あなたが2時間しかやっていなかったら、勝ち目はありません。3時間、4時間と増やしましょう。

休日には、ライバルたちは塾へ行って5時間、8時間、普通に勉強しています。あなたが3~4時間しか勉強していなかったら、勝ち目はありません。休日の勉強時間を5時間、8時間、10時間と増やしましょう。10時間超えを目標にしましょう。

そんなに勉強したくない?

だったら成績を上げるのはあきらめましょう。今の、そこそこの成績で満足しましょう。あなたには成績を上げるのは難しいと思います。

創賢塾では生徒に、平日は3時間以上、休日は8時間以上、勉強するように指導しています。受験生は10時間以上です。初めは難しくても、頑張っていたら、誰でもできるようになります。慣れです。

勉強時間を限界まで増やした上で、初めて勉強法・記憶法が役立ちます。毎日1時間しか勉強していなかったら、勉強法が出る幕はありません。3時間勉強して初めて、勉強法が重要になってきます。

成績を本当に上げたかったら、まずは、勉強時間を増やす努力をしましょう。

2.2.勉強時間の増やし方(1)眠気を払う方法

やる気はあるのに、クラブ活動などで疲れて、勉強を始めてもすぐに眠くなってしまう、という中学生は結構います。その場合は以下のような対策をとって、自分に合った眠気対策を見つけてください。

(1)仮眠をとる

クラブ活動をしているにもかかわらず、現役で東大に合格したある友人は、家に帰ったらすぐに30分ほど仮眠をとると言っていました。高校時代は私も帰ったら45分ほど仮眠をとっていました。
これは大変有効で理にかなった方法です。というのは、仮眠をとると、以下のようなメリットがあるからです。

①リフレッシュ:学校の勉強で疲れた頭と身体が、休息をとることでリフレッシュし、やる気が再充填される。

②頭が整理される:学校で入れた新しい記憶でグチャグチャになった頭が整理され、使える記憶になり、また新しく記憶できるスペースが空く。

③数時間眠くならない。

ただし、平日は1時間以上は眠らないようにしましょう。夜寝るとき、寝付きが悪くなる可能性があります。

(2)歩きながら勉強をする

これは冗談ではありません。数学など、書く必要のある勉強は無理ですが、英単語記憶・英語音読・社会の教科書音読などは歩きながら、あるいは立ったり座ったりと、姿勢を変えながらするのがおすすめです。

歩くと言っても、私がおすすめするのは、自分の部屋や廊下などで、直径1メートルくらいの円周を、1周5~10秒かけて、ゆっくりゆっくり歩く方法です。これですと何かにぶつかる危険はなく、音読や記憶に集中できます。

姿勢を変えながら勉強することで、眠気を払うことができ、また、ストレスが発散できるので、ストレスがたまりにくく、勉強を長く続けることができます。

例えば、英語の音読はすごく集中力がいるので、10~15分もたつと、集中力が切れて、ストレスがたまり、続けられなくなります。
そこで、1メートルの円周を歩いたり、壁にもたれたり、しゃがんだり、いすに座ったりと、姿勢を5~10分ごとに変えていきます。そうすると15分が限界の音読も、30分、40分と続けられます。

是非やってみてください。

(3)シャワーを浴びる

休日など、長時間勉強したいとき、途中でシャワーを浴びると、心身がリフレッシュし、眠気もなくなり、やる気が戻ります。

(4)運動をする

勉強を4時間、5時間と続けて、頭ばかり使っていると、どうしても頭が疲れます。そういうときは、休憩時間を作り、軽い運動をすると、気分転換になり、眠気も減り、頭も休まります。

2.3.勉強時間の増やし方(2)成績を上げてやる気をアップさせる

勉強の「やる気」を上げるもっとも良い方法は「成績を上げること」です。成績が上がればやる気が出て、もっと勉強するようになるでしょう。

問題は、勉強時間をあまり増やさずに成績を上げることができるのか、ということです。

それは不可能ではありません。まずは、「1教科だけ」成績を上げることを目指すのです。これなら、それほど勉強時間を増やさずに成績を上げることが可能になります。これについては事項で説明します。

3.成績を上げたければ1教科をまず上げろ!

3.1.全教科をいっぺんに成績を上げるのは難しい

成績を上げると決意して、勉強時間を増やし、勉強法を工夫しても、5教科を平均的に勉強していたのでは、成績はなかなか上がらないのが実情です。

なぜなら、1日の勉強時間を2時間から3時間に増やしたとして、5教科に分けると、1教科12分しか勉強時間は増えないからです。これでは次のテストで全教科の成績を上げるのは難しいでしょう。

3.2.【一点突破、全面展開】:成績を上げたければ1教科をまず上げろ!

そこで、【一点突破、全面展開】です。

「一点突破、全面展開」とは、兵法や経営戦略で用いられる概念で、「時間や労力を1点(1教科)に集中投下し、そこで成果をあげたら、同じ方法を他の方面(教科)にも生かす」という戦略を言います。

勉強で言えば、5教科の勉強時間を平均的に増やすより、1~2教科の勉強時間を重点的に増やし、徹底的に勉強し、先に成績を上げる。そうすると、「自分もやれば出来る」という自信が生まれ、勉強法にも自信が出来ますから、勉強のやる気も一気に増すのです。

ここで間違えてほしくないのは、重点科目以外の科目の勉強時間は、やらない(もしくは減らす)のではなく、今までの勉強時間のままにする、ということです。

3.3.重点科目の選択法

先に上げるべき科目は、一般的には、重要科目である英語か数学が良いでしょう。例えば社会の成績が上がっても、あまり自信にはならないかもしれませんが、英語や数学の成績が上がれば、やはり大きな自信になるからです。
国語は勉強しても成績は上がりにくいので、避けた方が無難です(国語は重要科目なので、勉強はしてください)。

一般的に、時間をかければ成績が上がりやすいのは、以下の順番です。

【社会>古文>理科>英語>数学>国語(現代文)】

単純に「記憶」すればよい社会は、一番成績が上がりやすい科目です。社会より「理解」が必要な理科は、苦手な人には社会より上がりにくいです。
英語・数学は、理科・社会より量が多いので、一般的に上がりにくくなります。

英語と数学では、英語は暗記すれば成績が上がりますが、数学は「理解」できないと成績が上がりません。また、勉強量自体は英語の方が多いです。
よって、数学の理解に難がある人は、英語の方が上がりやすく、数学の理解に問題ない人は数学の方が上がりやすいです。

以上をもとに重点科目を選んでください。

英語だけを勉強し学年トップになって自信がついた

親野智可等さん(教育評論家)

私は勉強が好きとか得意などとはとても言えないような子でした。特に数学と理科が全くできませんでした。
それで、こんなことではいけないと感じて、英語だけを勉強し始めました。すると、みるみる成果が上がって、英語だけは学年トップになりました。これで大いに自信がつきました。

4.定期テストの復習

4.1.テストを解き直す

定期テストは、身につけるべき内容の宝庫で、間違えた問題をできるようにしておけば、実力が上がっていきます。
よって、テストが返ってきたら、テストの見直し、間違えた問題の解き直しを必ずしましょう。

一度では身につかないので、毎週末に復習するなどして、次のテストまでに10回復習し、完全に即答できるようにします。他の人は面倒くさがって、たいていせいぜい1~2回しか復習をやっていないので、ここで差をつけます。

4.2.間違えた問題の原因を見つけ、対策する

間違えた問題は必ず、間違いの原因を見つけます。

具体的には、「問題用紙の間違えた問題に印を付け、問題用紙の右端に、赤ペンなどで、原因を書く」

数学なら、単に「計算間違い」だけでなく、「移項でマイナスを付け忘れた、かけ算と足し算を間違えた、公式が思いつかなかった」など、できるだけ具体的かつ詳細に書いていきます。
英語・国語・理科・社会も同様です。

これを数回の定期テスト分することで、自分の間違いの傾向・パターンが分かります。分かったら次は、それへの対策をします。
例えば数学で計算間違いが多かったら、計算問題集をする、特定分野の問題に間違いが多かったら、その分野の問題を多数解く、などです。

以上、「できること全て」やれば、あなたの成績は飛躍的に上がります。ご健闘をお祈りいたします。


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