勉強法(9)学校の英文法問題集の習得法


このページでは、学校の英文法問題集をスラスラ解けるようにし、定期テストの英文法問題で高得点を取れる勉強法を書いていきます。

更に、学年が終わった段階で、その問題集のほぼ全ての問題をスラスラ解けて、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れられる勉強法も書きます。

これを読めば、あなたは学校の英文法問題集の正しい習得法を理解できるでしょう。

1.学校の英文法問題集習得の目標

学校の英文法問題集習得の3つの目標

(1)テスト範囲の全ての問題をスラスラ解けるようにする

 テストまでに5~10周することで、スラスラ解けるようになり、中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)に入れられ、高得点が期待できます。

(2)テスト後にも復習することで長期記憶に入れる

 テスト後、次のテストの3週間前までは前のテスト範囲以前の部分も復習し、更に、夏休みなどの長期休暇にも復習して、学年が終わった段階で「メインの英文法問題集の既習範囲を全て即答できる状態」で次の学年に進級します。

 そうすることで長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れられ、入試まで記憶を維持できます。

(3)全問題で正しい選択肢が「なぜ正解なのか」、誤選択肢が「なぜ間違いなのか」を説明できるようにする

2.英文法問題集を習得する際の勉強のポイント

学校の問題集に限らず、塾の問題集や自分が買った問題集を習得し、上記の目標を達成したいときの勉強法の共通のポイントは以下になります。

2.1.メインの問題集を1冊決め、習得する

学校や塾の英文法問題集を合計2冊以上平行して解いている人もいると思います。しかしそれは得策ではありません。

なぜなら、2冊をそれぞれ3回やる時間があったら、1冊を6~10回以上復習でき、習得できるからです。

復習が3回以下だと短期記憶(数時間~数週間もつ記憶)にしか入らないので、定期テストでもなかなか思い出せなかったり度忘れしがちで、しかもテスト後は速やかに忘れていきますが、1冊を6~10回以上復習すれば、スラスラ解けるようになり、中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)に入り、テストは万全で、テスト後もしばらく覚えていられます。

同じ科目・分野の問題集は1冊をメインにし、それを5回以上復習して習得し(=問題を見たら即答できるようにし)、更に2ヶ月以上復習して長期記憶に入れたら、2冊目のより難しい問題集を解く。それが、英文法問題集に限らず全科目に共通の、成績を上げる勉強法です

2.2.解く時間は1問1分以内

1周目は「出来る問題と出来ない問題を仕分ける」のが目的で、分からない問題は「解答解説を読んで理解し暗記すれば良い」ので、考えすぎず、サッサと解き、答えを見ます。

2.3.理解して暗記する

勉強には「理解」と「暗記(復習)」があり、どの科目でもまずは理解し、その後、復習して暗記する必要があります。

英文法問題集の場合、文法的に「理解」すれば類題が解けるようになり、理解した後「復習」して中期記憶・長期記憶に入れれば入試でその知識を使えます。

解説で理解できない場合は「総合英語(英文法参考書)」等で必ず調べ、きちんと理解します。調べた内容は問題集に書き込んで、再び調べなくて良いようにしておきます。

2.4.間違えた問題の英文は全て瞬間英作文で暗記する

瞬間英作文とは以下のような英語短文暗記法のことです。これを使えば10ワード前後の英文はすぐに暗記できます。詳しくは【瞬間英作文】に書いています。

【2回口頭和訳⇒英文を暗唱できるまで5~10回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語を見て英語に訳す)】⇒【言えたら次へ、言えなかったら再度「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】

「間違えた問題+自信と根拠をもって答えられなかった問題」全てに印を付け、その英文は以後復習するたびに毎回、瞬間英作文で暗記します(ただし、3回連続して正解なら外して結構です)。

そうすると、問題がすぐに解けるようになるだけでなく、瞬間的・感覚的に正しい英文を言えるようになり、英語の基礎力が格段に上がります。

英文法問題集の英文を英作文できるようにしよう

「安河内の新英語をはじめからていねいに1」(著名英語講師・安河内哲也著、183p)

今まで出てきた英文は、できたら全部、日本語を見ればサッと出てくるようにしておこう。否定文でも、疑問文でも、自動的、直感的に言えるようにならなくちゃダメ。

日本語訳を見たら、コンピューターのようにすばやくピッと反応して、英語の文を書けるようになるまで、何度も何度も復習するんだ。

2.5.復習する問題は

復習する問題は、最初は「初回間違えた問題+自信と根拠をもって答えられなかった問題」全てで、3回連続正解なら外します。そのため、「××○○○(最初の2回は間違い、後の3回は正解)」などと問題に印を付けておきます。

そして、いったん全部正解できるようになったら、再度全問解いて間違えた問題・根拠が曖昧な問題に印を付け、それを習得します。

2.6.解説できるようにする

(だんだん理解と暗記が進んできた)3周目以降に、正しい選択肢(正答)が「なぜ正解なのか」、誤選択肢(誤答)が「なぜ間違いなのか」を説明できるようにします。

説明できなければ理解が足りていないので、英文法参考書で調べたり友人・先生に聞きます。調べた内容は問題集に書き込みます。

1周目からやろうとするとなかなか進まず挫折する危険があるため、1~2周目は正答が解説できれば良く、3周目くらいから誤答も解説し始めるのが適切です。

2.7.中期記憶に入れることを意識する

普通の高校生は問題集を2~3回しか復習しませんが、それでは短期記憶(数時間~数週間もつ記憶)にしか入らず、テストでも記憶が曖昧で、高得点は期待できません。また、テスト後速やかに忘れていき、知識が蓄積せず、英文法力・英語力が勉強時間の割に上がりません。

よって、全ての勉強内容を中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)・長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れることを意識して勉強します。

中期記憶に入れる方法は「5回以上の復習」で、中期記憶に入った印は「スラスラ解ける、即答できる状態」です

2.8.全知識を暗記する

問題になっていない英単語熟語・構文・文法などの知識が文法問題集に載っていますが、これらは、全問題をスラスラ解けるようになってから、ルーズリーフにまとめ、覚えていきます。

3.学校の英文法問題集を習得する際の勉強のポイント

ここでは高1~2年生でテスト範囲40~50ページ前後を習得したい場合の勉強法と、それを長期記憶に入れる勉強法のポイントを書きます。

3.1.学校で進んだ範囲をスラスラ解けるまで5周以上繰り返す

5~10周すればほぼ全部をスラスラ解けるようにできますが(回数には個人差があります)、スラスラ解ければ、テストでも即答できる問題が増え、中期記憶に入って数週間~数ヶ月忘れず、また、復習に時間がかかりません。

定期テスト対策としては、学校で新規で進んだ範囲を週5周しつつ、前の範囲を週1周復習していきます。

例えば、テストまで4週間で、学校が週10ページ進み、テスト範囲が40ページの場合、以下のように進めます。

【初週:第1セット10ページを5周】⇒【第2週:第2セットを5周+第1セットを1周復習】⇒……⇒【第4週:第4セットを5周+第1~3セットを各1周復習】

3.2.テスト後も復習し、長期記憶に入れる

中期記憶に入れたとしても、復習しなければ数週間~数ヶ月でだんだん忘れていきます。それでは入試では使えないので、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れていきます。

長期記憶に入れるには、中期記憶に入れてから2ヶ月以上、復習をする必要があります。これには2つの種類の復習が必要です。

(1)テスト後に復習する

 定期テスト時に5回以上復習して中期記憶に入れ、テスト後も、次のテスト3週間前までは前のテスト範囲等を復習し、テスト3週間前からはテスト範囲の勉強に集中します。

 例えば、500ページある問題集で、毎回40ページずつテスト範囲で、次回のテスト範囲が161~200ページで、次のテストまで5週間ある時、以下のようにします。

【5週間前の週:次のテスト範囲+前回と前々回のテスト範囲を1周】⇒【4週間前の週:次のテスト範囲+前回と前々回と前々前回のテスト範囲を1周】⇒【3週間前の週:次のテスト範囲のみ】

 テスト前にスラスラ解けるようにしていたら、テスト後の復習に見開き2ページ(右が解説の問題集の場合)1~2分しかかかりません。復習に少ししか時間がかからず、実力は大幅にアップするのですから、テスト後も必ず復習しましょう。

(2)長期休暇に復習する

 夏休み・冬休み・春休みには、できるだけ既習範囲を全て復習し、学年が終わった段階で「メインの英文法問題集の既習範囲を全て即答できる状態」で次の学年に進級します。

4.学校の英文法問題集の習得法

ここでは高校1~2年生が、定期テスト範囲(仮に40ページとします)を習得して高得点をあげつつ、長期的な視野で問題集全体を中期記憶・長期記憶に入れていく勉強法を書いていきます。

【学校の英文法問題集の習得法】

(1)進め方

 ①解く:問題を解くとき、1問に1分以上は考えません。

 ②理解する:解答解説を読み、「間違えた問題+自信と根拠をもって答えられなかった問題」全てに印を付け、解説にマーカーを引き、よく理解します。

 ③間違えた問題の英文を瞬間英作文で暗記する:瞬間英作文:【2回口頭和訳⇒英文を5~7回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語を見て英語に訳す)】⇒言えたら次へ、言えなかったら再度「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」

 ④次の問題へ:その日進めるだけ進み、1周終わったらすぐ2周目に入ります。2周目以降は印を付けた問題だけを解きます。3回連続正解したら外します。

 ⑤正誤の理由を解説できるようにする:3周目以降は、正しい選択肢が「なぜ正解なのか」、誤選択肢が「なぜ間違いなのか」を説明できるようにします。

 また、4~5周解いて、全問正解でき、正誤の理由を解説できるようになったら、最初正解の問題も含めて全問解き直し、正誤の理由を解説できるようにします。

(2)テスト範囲の未習部分が理解できない場合

 ①毎週進んだ範囲を5周する:毎週、学校で新規に進んだ範囲を5周し、スラスラ解けるようにします。5周で即答できなければ6~10周します。

 ②翌週以後、新規に進んだ範囲を5周しつつ、既習範囲をテストまで週1周復習し、中期記憶に入れる:上記の通り。

(2′)未習範囲が理解できる場合(塾や自習で先取りしているなどの場合)

 ①テスト範囲全体を5周以上する:テスト範囲全体を先へ先へ進め、1週間前後で1周目を終わらせ、テストまでに5周以上し即答できるようにします。

(3)テスト後も復習し続け、長期記憶に入れる

 ①テスト後に復習する:上記の通り、次のテスト3週間前までは前のテスト範囲等を復習し、テスト3週間前からはテスト範囲の勉強に集中します。

 ②長期休暇に復習する:夏休み・冬休み・春休みには、できるだけ既習範囲を全て復習し、学年が終わった段階で「メインの英文法問題集の既習範囲を全て即答できる状態」で次の学年に進級します。

【終わりに】

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

このページに書いたことを実践すれば、英文法力と英語の成績を上げることができます。

あなたの健闘を祈ります。


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