中学生の定期テスト満点戦略(8)社会


中学生が定期テストの社会で90点以上を取るのは難しくありません。教科書を10回音読して「理解」し、一問一答問題集や穴埋めプリントで用語を暗記し、「用語の意味」を覚え、仕上げに問題集を10周して「即答」できるようにします。

満点を取るつもりで、「できることを全て」やりましょう。

1.社会で高得点を取るためにすべき5項目

【社会で高得点を取るための5項目

(1)用語の暗記:用語(人名・事件名・年号・地名等)を暗記するのが最低限の勉強なので、とにかく最初に用語を穴埋めプリントや一問一答問題集で暗記していきます。

(2)「用語の意味」の暗記:「用語の暗記」とは、穴埋め問題や用語を問う問題で「大化の改新、日英同盟、デカン高原」などと答えられるようにこれらの用語を暗記することです。

 「用語の意味の暗記」とは、「大化の改新=中大兄皇子と中臣鎌足が天皇中心の中央集権国家樹立を目指し、645年に、蘇我氏を滅ぼして始めた政治改革。646年に改新の詔が出された」など、用語の中身を自分で言えるようにすることです。

 用語だけ暗記しても、5~7割以上得点することは難しいでしょう(先生の問題の作り方によります)から、「用語の意味」を次に暗記していきます。

(3)教科書を読み「理解」する:用語と「用語の意味」だけを単独で覚えるだけでなく、教科書を何度も読むなどして、内容(因果関係、流れ)を「理解」すると、暗記もしやすく、点数も上がります。

 例えば、歴史なら流れ(原因・理由と結果)の理解、地理なら気候・位置と農業・産業などの関係を理解すると暗記しやすくなります。

 そのために、教科書などのテスト範囲を、授業と並行して週3周、合計10周以上音読するなどし、流れを理解・暗記します。

(4)問題演習:学校のワーク・問題プリント、市販の準拠問題集などを5~10周解いて習得します。

(5)テストの間違いの原因を特定し対策する:テストが返却されたら、「テストの間違いの原因探しと対策を考え、ルーズリーフにまとめる」という作業をするのがオススメです。

 ただやみくもに勉強するより、テストの形式に合わせ、自分の足りない部分を補う勉強をした方が、点数は上がりやすいからです。

2.用語暗記法

2.1.用語暗記

用語の暗記は社会のテスト対策の基本なので、学校のプリント・ワーク、板書ノート、教科書、用語暗記用問題集などで完璧に暗記します。

以下、教材ごとの暗記法を書いていきます。

2.2.穴埋めプリントの暗記法

学校で穴埋めプリントが配られる場合、その用語と用語の意味を覚えれば70~80点以上取れる場合が多いので、用語は全部即答でき、書けるようにしておきます。ここではプリントが20問×10枚あるとします。

穴埋めプリントの暗記法

(1)1枚目1周目:テストしながら暗記:用語は赤シートで隠せるように赤・ピンクペンで書きます。赤シートで隠し、地の文を理解しながら黙読し、用語を言います。覚えていない用語に印を付け、5回ほど音読していったん暗記します。

(2)1枚を3~4周していったん即答できるようにする:2周目以降は地の文は全部読まず、用語の前後をパッと見て答えを言います(時間の節約のため)。1枚に20問あるとして3周で10分前後、10枚で約1.5時間強(かかる時間は個々の記憶力や基礎知識による)。1枚目を暗記したらすぐに次に行き、時間の限り先へ進めます。

(3)テストまでに20周(10枚で約5時間):テスト範囲を1周終わったらすぐに2周目に入り、同様の暗記法でテストまでに全部即答できるようにします。3回連続して正解なら外します。普通、15~20周したら完全に即答できるようになります。

(4)用語を書けるようにする:書けない可能性のある用語を書いてテストし、書けなかった用語をルーズリーフにまとめ、「5回前後書いて暗記×7日」のように1~2日ではなく5~7日暗記します。1~2日だと短期記憶にしか入っていないのでテストまでに忘れる可能性があるためです。

(5)復習:いったん完全に暗記してからテストまでに期間がある場合は、「週3回×15分」など復習をします。最初赤シートで隠しながらテストし、即答できない用語を音読で暗記します。

(6)理解のために教科書を10周音読する:用語だけ暗記しても平均点には到達しないので、教科書をテストまでに10周ほど音読して、流れや関連を理解し暗記します。理解した方が用語暗記もしやすくなります。

2.3.教科書や用語暗記用問題集で暗記する方法

学校のプリントがない場合は、教科書の用語を緑ペンで消して赤シートで覚えている人もいるでしょう。また、以下のような暗記用問題集も使えます。

以下の中では「実力メキメキ合格ノート」が最もオススメです。暗記すべき必要十分な数の用語が赤字で書かれていて、暗記やテストがしやすいからです。

「実力メキメキ合格ノート 中学社会 歴史」「同 地理」「同 公民」(文英堂)
「中学&高校入試 社会 一問一答」(受験研究社)
「高校入試 入試問題で覚える 一問一答 社会」(旺文社)
「高校入試一問一答式 社会」(富士教育出版社)

ここでは教科書や「実力メキメキ合格ノート」の暗記法を書きます。テスト範囲が40ページだとします。

教科書・「実力メキメキ合格ノート」の用語暗記法

(1)1周目:テストしながら暗記:赤シートで隠し、地の文を理解しながら黙読し、用語を言います。覚えていない用語に印を付け、5回ほど音読していったん暗記します。

(2)見開き2ページを3~4周していったん即答できるようにする:2周目以降は地の文は全部読まず、用語の前後をパッと見て答えを言います(時間の節約のため)。見開き3周で10分前後。40ページで約3時間強(かかる時間は個々の記憶力や基礎知識による)。2ページを暗記したらすぐに次に行き、時間の限り先へ進めます。

(3)テストまでに20周(40ページで約10時間):テスト範囲を1周終わったらすぐに2周目に入り、同様の暗記法でテストまでに全部即答できるようにします。3回連続して正解なら外します。普通、15~20周したら完全に即答できるようになります。

(4)用語を書けるようにする:書けない可能性のある用語を書いてテストし、書けなかった用語をルーズリーフにまとめ、「5回前後書いて暗記×7日」のように1~2日ではなく5~7日暗記します。1~2日だと短期記憶にしか入っていないのでテストまでに忘れる可能性があるためです。

(5)復習:いったん完全に暗記してからテストまでに期間がある場合は、「週3回×30分」など復習をします。最初赤シートで隠しながらテストし、即答できない用語を音読で暗記します。

(6)理解のために教科書を10周音読する:用語だけ暗記しても平均点には到達しないので、教科書をテストまでに10周ほど音読して、流れや関連を理解し暗記します。理解した方が用語暗記もしやすくなります。

3.用語の意味の暗記法

【「用語の意味」の暗記法

(1)「テストの間違いの原因探しと対策」でどういう用語の意味が問われるかを把握する:教科書の太字、欄外、学校のプリント、授業で強調した用語、資料集など、先生によって出典が異なるので、まずはテストの傾向を調べ、それに応じた対策を取ります。

(2)出やすい種類の用語の意味をルーズリーフにまとめる:例えば、用語の意味が問われるのが、主に、第一次世界大戦、大化の改新など、重大事件・重要事項の場合(たいていそうですが)、重大事件・重要事項を以下のようにルーズリーフに一問一答式でまとめます。

【7世紀中頃の政治改革と人・目的・年号・政変・内容は?|大化の改新。中大兄皇子と中臣鎌足(★中心的な人)が天皇中心の中央集権国家樹立を目指し(★目的)、645年(★時代・年号)に、蘇我氏を滅ぼして(★政変・戦争)始めた政治改革。646年に改新の詔(★改革の内容)が出された】

 まとめるのは、歴史科目の場合、「いつ、誰が、何を原因とし、何をして、どういう経過をたどり、どういう結果になり、その後の影響は何か」など。それを、教科書・プリント・問題集などを参考に自分でルーズリーフにまとめます。

 1つの定期テストでは、テスト範囲はだいたい30ページ前後で、1ページに重要事項は2個前後ですから、約60項目をまとめればよい。自分でまとめたら半分暗記できるので、暗記するのは易しい。

(3)まとめのルーズリーフの暗記法:右側を紙で隠し、右の内容を言い、右を見て、覚えていない内容があれば5回くらい音読して暗記し、1ページ終わらせます。そのページをあと2周前後行い、いったん全部即答できるようにします。暗記したら2ページ⇒3ページと進め、テストまでに全体を10周したら暗記できます。

4.問題演習

4.1.問題集を「即答」できるようにする

暗記したら、次は問題演習をして理解と暗記をチェックし強化します。使う問題集は学校のワークや以下のような市販の準拠問題集です。それぞれ5~10周ほど解いて即答できるようにします。

「中学教科書ワーク」(オススメ、各教科書用がある、文理)
「中間・期末の攻略本」(オススメ、各教科書用がある、文理)
「中間・期末テストズバリよくでる」(各教科書用がある、啓林館)

4.2.論述・記述問題の覚え方

定期テストでは10~40字前後の論述問題が出ることが多いです。対策法としては、上記「用語の意味の暗記」をするのと同時に、問題集の記述・論述問題の解答を以下のように暗記します。

【1日10回音読×10日】

これで簡単に暗記できます。

5.テストの間違いの原因と対策

5.1.テストの間違いの原因を特定し、対策する

創賢塾では、テスト後すぐに、英数と点数が悪かった科目について、「テストの間違いの原因探しと対策を考え、ルーズリーフにまとめる」という作業をしてもらいます。

ただやみくもに勉強するより、テストの形式に合わせ、自分の足りない部分を補う勉強をした方が、点数は上がりやすいからです。社会の成績を上げたい場合は必ずやりましょう。

例えば、穴埋め用語問題は90%正解で、用語の意味を問う問題で30点中20点落とし、記述問題で25点中20点落としている場合は、用語暗記はうまくいっているので同じ勉強法でOKで、用語の意味と記述問題用の勉強を強化する必要がある、ということが分かり、次回のテストではそれに合わせて勉強をします。

これをすることの重要性は誰でも分かると思いますが、しかし、実際にやっている人はほとんどいません。面倒だからです(^.^; 。よって、これをやれば成績は上がります。

5.2.具体的やり方

「テストの間違いの原因探しと対策」は、具体的には以下のようにします。

【テストの間違いの原因探しと対策

(1)原因を書く:テストの問題用紙の間違えた問題に印を付けます。そして、テスト用紙の右端に、間違えた問題の原因をできるだけ詳しく書いていきます。用語の暗記なのか、漢字の綴りなのか、用語の意味なのか、流れ・理解不足なのかを書きます。

(2)間違えた問題について、学校のプリント・教科書の、どういう箇所を暗記すべきだったかを探る:例えば、間違いの90%が教科書の太字なら、太字や太字の意味を暗記すればよいと分かります。教科書の欄外が結構出ているなら、そこも暗記すべきだと分かります。

 記述問題が全て、大事件・重要事項・先生が強調した箇所についてなら、それらの内容を暗記すべきだと分かります。

(3)原因のまとめと対策をルーズリーフに書く:以上の分析のまとめと、そこから分かる対策を以下のように書きます。

【2年1学期期末テスト・歴史|原因⇒用語10個中2個-4点(共に教科書太字)、用語の意味15個中10個ー20点(欄外2つ、あとは太字の意味の暗記で全部取れた)、記述3問25点中-20点(大事件、太字の意味の暗記で全部取れた)。対策⇒プリントの用語暗記徹底、大事件・先生が強調した内容・太字の用語の意味をまとめて暗記。】

(4)毎回書く:以上を毎回のテスト・模試でやっていくと、ルーズリーフのまとめを見たら、どこまで暗記したらいいか、どういう勉強をしたら成績が上がるかの対策が分かります。

【最後に】

社会は暗記が9割!なので、暗記すれば簡単に高得点が取れます。

ただし、暗記の仕方にもコツがあります。以上に簡単に暗記法も書きましたが、そのほかにも多数の暗記法があります。暗記が苦手な場合、創賢塾にお問い合わせ下さい。生徒には全てお教えしています。

あなたの健闘を祈ります。


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