音読による英語教材習得の7段階


英語教科書や英語長文問題集の習得には以下の7段階あります。普通の中高生は第一段階(英文をスラスラ訳せる)も不十分です。もしあなたが音読トレーニングで「スラスラ訳せる⇒暗唱できる⇒瞬間英作文できる」と習熟度を高めていけば、確実に英語の成績は上がります。

英語教材の習得には以下の7段階あります。

以下の学習で使う勉強法は、音読、シャドーイング、リスニング、スラッシュ訳(フレーズ・リスニング)、瞬間英作文などです。これらの具体的なやり方については【英語勉強法(3)音読・シャドーイング・リスニング】で解説しています。

音読による英語教材習得の7段階

(1)第1段階:訳せる:全英文をスラスラ訳せるようにする。

これは口頭和訳(英文を口頭で和訳していくこと)を20~30回やれば達成できます。中高生で英語教科書や英語長文問題集を「”スラスラ”訳せる」状態まで習熟している人は多くありません。

(2)第2段階:音読できる:英文を、返り読みせず、英語の語順で、スラスラ音読できて、スラスラ理解できる。

これはスラッシュ訳(3~5ワードの意味のまとまりで区切りながら、返り読みをしないで、前から前から訳していくこと)をマスターし、音読を30~100回やれば達成できます。

(3)第3段階:リスニング:リスニングをしてスラスラ意味が分かる。

これは音読のあと、シャドーイング(音声を聴きながら、その音声をまねて発音するトレーニング)30回、リスニング30回やれば達成できます。

ここまでは受動記憶で、他人(ネイティブ)の書いたものや他人の話す英語が理解できるようにはなりますが、自分で書いたり話したりするには記憶が浅く、不十分です。よってできれば「暗唱~瞬間英作文」の能動記憶(自分で発信できる記憶)の段階へ進みます。

(4)第4段階:暗唱:全英文を暗唱できる。

この段階では上から順番通り暗唱できればOKです。これは音読を30~120回やれば達成できます(回数は教材の長さ・難易度・記憶力により変わります)。暗唱できれば長期記憶に入り、数ヶ月以上忘れません。

(5)第5段階:瞬間英作文:全英文を(上から順番通り)日本語から英語にスラスラ訳せる。

瞬間英作文とは「日本語訳を見て英語を瞬間的に言う」トレーニングです。高校英語教科書を瞬間英作文するのは一見大変なように見えますが、暗唱までできていたら、すぐにできるようになります。もう暗記しているのですから。

暗唱から瞬間英作文へのハードルは低いですし、少しの努力で達成できますが、その効果は絶大です。英語教科書の全文を「日本語訳⇒英語(英作文)」できれば、英語で最も難しい英作文がスラスラできるようになりますし、暗唱できる段階よりさらに深い長期記憶になります。

(6)第6段階:ランダム瞬間英作文:全英文をランダムに日本語から英語にスラスラ訳せる。

瞬間英作文を上から順番通りやっているだけだと、「順番通りにはできるが、単独ではできない、ランダムではできない」ということになりがちです。これはまだ習熟度が足りず、応用も限定されます。ランダムに瞬間英作文できるようにすると、英作文の基礎は盤石になります。

ただ、ランダムに練習するのは漏れも出てきますから、やりにくいので、実際には最後から上にさかのぼって瞬間英作文します。

ランダム瞬間英作文が普通に考えられる最高度の到達点です。中学・高校英語の教科書3冊をすべてここまで習得している人は1%もいません。偏差値は65を軽く超えるでしょう。

(7)第7段階:直読直解(英語回路):学習した英文を日本語を介さなくても英語のまま理解できる

これは音読を50回、100回、150回と増やしていくと達成できます(回数には個人差あり)。「日本語を介さなくても英語のまま理解できる状態」になった英文が50英文(300ワードの英文にして50英文)を超えると、初見の英文でも英語のまま理解できるようになってきます。

これはバイリンガル(日英などの2カ国語を流暢に話せる人のこと)レベルです。目指せバイリンガル

英語教科書や英文解釈書、長文問題集、過去問は、まずは2段階目(音読してスラスラ意味が分かる)を目指し、次に4段階目(暗唱できる)を目指し、理想的には6段階目(ランダム瞬間英作文)まで到達しておきたいところです。

第6段階まで行けば、長期記憶にしっかり入り、英作文・英会話で能動的に使える記憶になります。

おそらく、普通の高校生は、教科書でも、第1段階の途中までしかやらないと思われますが、当塾の生徒には4段階目の暗唱までするように指導しています。大半の生徒ができるようになります。半年以上教えて、音読に慣れた生徒には6段階目のランダム瞬間英作文までしてもらっています。当然定期テストでは90点以上は楽に取れるようになります。

「中学英語教科書の習熟度5段階」

「英語の話しかた」(同時通訳の神様・國弘正雄、たちばな出版、36ページ)

中学の英語の教科書と一口に言っても、習熟度という物差しを当ててみれば、そこにはかなりの違いがあるのです。…

(1)英文をひっくり返さずに頭から順番に読んで意味が分かる
(2)日本語が頭に浮かばないのに、意味がイメージとして実感できる
(3)普通のスピードで吹き込まれた付属のテープをテキストを見ずに理解できる。
(4)音読がネイティブ・スピーカーに楽々と通じる。
(5)文のどの部分が、他の言葉と入れ替え可能かという、基本的な予測力がある。…

もちろんこうした条件は十回や二十回テープを聴いたり、音読したくらいではとても到達できません。最低でも百回以上の反復が必要です。……
要するに、英語を習得することに漠然と憧れはするが、これといった成果を上げられない人というのは、基本技術の習得に関して、見通しが甘すぎるのです。


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