センター漢文8割獲得戦略


1.センター試験の漢文で8割とるのは簡単

センター試験漢文は、記憶量が古文の3分の1以下と極端に少ないので、短期的な攻略が可能です。句法をある程度覚えている人なら30時間程度で、全く手を付けていない人でも50時間程度で安定して8割以上得点できるようになります。

センター攻略の順序は以下のようになります。

(1)漢文の基礎を固める:「句法と重要語句の暗記、30漢文×50回音読」
(2)センター試験の解き方をマスターする:過去問問題集を10周する
(3)過去問を5年分解く

以下、説明していきます。

2.漢文の基礎を固める

2.1.句法暗記

漢文の基礎は「句法と重要語句約100個の暗記・200字程度の漢文30文×50回音読」で万全になります。
句法問題集でオススメは以下です。

「三羽邦美の漢文教室」(旺文社)
「漢文ヤマのヤマ」(三羽邦美著、学研)
「センター漢文解法マニュアル」(三羽邦美著、ブックマン社)

「三羽邦美の漢文教室」は特に初歩の人にオススメです。書き下し文と訳が見やすく、音読するのに非常に適しています。
必要十分な句法と70字程度の故事成語の漢文が30話載っています(200字漢文にして約10文)。この句法例文を音読で暗記し(10時間程度)、漢文を50回音読します。これだけでも漢文の基礎はかなり出来上がり、成績は確実に上がります。以上でトータル25~30時間程度です。

「漢文ヤマのヤマ」は、初歩からセンター試験レベルに引き上げることのできる優れた内容です。必要十分な句法、練習問題、重要語句、センター試験過去問が載っています。

「センター漢文解法マニュアル」は基礎がある人向けです。句法・句法の練習問題・重要語句・センター試験の解法まで入ったオールインワンの内容です。ただし、書き下し文がないので、初歩の人には難しいでしょう。

2.2.重要語句の暗記

「センター漢文解法マニュアル」「漢文 頻出22ポイントで合格を決める」に載っている重要語句約100個を「100個×10日」など日を分けて音読で一気に覚えます。これは3~5時間程度で終わります。
ポイントは「日を分けて10日(10回)前後復習する」という点です。一気に覚えて、2~3回しか復習しなかったら、短期記憶にしか入らないので、1ヶ月以内に速やかに忘れてしまい、勉強がムダになります。7~10回復習して初めて、長期記憶に入ります。

「センター漢文解法マニュアル」(三羽邦美著、ブックマン社)
「漢文 頻出22ポイントで合格を決める」(文英堂)

2.3.漢文を50回音読

次に、句法問題集で覚えた句法や重要語句を文の中で覚え直し、入試レベルの長さ・難易度の漢文を、スラスラ訓読できて理解できるようにします。これは意外と簡単で、「200字の漢文にして総計30漢文を各50回音読」すれば、誰でも達成できます。

教材としては、音読しやすいように「漢文・書き下し文・訳」が一目で見えるようにレイアウトされた「理解しやすい漢文」か、センター試験レベルの漢文が多数収録された「センター漢文出題パターン攻略」「極める漢文2センター試験編」などがオススメです。高校1,2年生の場合は教科書の漢文もオススメです。教科書ガイドには書き下し文と訳が載っているので、必携です。
以上で総計45~60時間程度です。
詳しくは【漢文の成績を飛躍させる勉強法】に書いています。

「理解しやすい漢文」(文英堂)
「センター漢文出題パターン攻略」(河合塾)
「極める漢文2センター試験編」(板野博行、スタディカンパニー)
「教科書+教科書ガイド」

2.過去問問題集でセンター試験の解き方を習得

2.1.オススメ問題集

センター試験を受ける予定の人は、センター試験対策問題集の中でも、予想問題集などではなく、「センター試験の過去問を使って解き方を詳しく解説した問題集」を選ぶのが上策です。実際のセンター試験と予想問題とでは、問題の難易度・傾向・選択肢の作りが違っている場合が多々あるからです。

以下のような問題集の中から、ネット書店の評価を確認し、実際に自分で見て、見やすくやりやすそうな問題集を選びましょう。
私的には、時間のある人には、解き方の解説が詳しく例題も豊富な「センター漢文出題パターン攻略」や、解法が詳しい「センター試験 国語[漢文] よく出る過去問トレーニング」が、時間のない人には、簡潔に解法を紹介した「センター漢文解法マニュアル」がオススメです。
「センター漢文出題パターン攻略」「極める漢文2センター試験編」であれば、音読とセンター試験対策が1冊でできる利点があります。

「センター漢文出題パターン攻略」(河合塾)
「極める漢文2センター試験編」(板野博行、スタディカンパニー)
「センター漢文解法マニュアル」(三羽邦美著、ブックマン社)
「センター対策漢文問題集」(三羽邦美著、東進)
「センター試験 国語[漢文] よく出る過去問トレーニング」(中経出版)

2.3.解法と問題文を習得する

センター試験過去問問題集は2つのことを習得していきます。

(1)解法(解き方)を習得する

センター試験には特有の解き方がありますから、問題集を10周して、記載された解き方を習得し、模試や受験本番で使えるようにトレーニングします。

(2)問題文を50回音読で「スラスラ訓読・理解できる」ようにする

一文一文50回音読し、掲載されているセンター試験の過去問全てを「スラスラ訓読(音読)できて、スラスラ理解できる状態」にします。
通常、センター試験レベルの漢文(200字程度)にして30文程度を50回音読すれば、初見の漢文でもスラスラ状態になります。

音読は以下のようにします。詳しくは【漢文の成績を飛躍させる勉強法】に書いています。

【最強の漢文音読法】

(1)漢文全体の意味を完全に理解する
(2)漢文をテン・マルなどの意味のまとまりごとに[訓読する⇒書き下し文で読みを確認し音読する⇒訳を音読する]×3回
(3)[訓読⇒訳を音読]×3回
(4)次のまとまりへ⇒1文全体終わり
(5)1文全体の訳を3回読む⇒全体を口頭和訳3回⇒全体を5回音読(訓読)
(6)以上を10日連続

2.4.問題集は完全に習得する

問題集は基本的に、1冊ずつ”完全に”習得します。
”完全に”習得するとは、「問題集に記載された内容は全て理解し記憶し、長期記憶に入れる」という意味です。
そのためには、センター試験対策問題集であれば、解法の習得は問題集を10周すれば良く、問題文の習得(スラスラ読めるようにする)には50回音読すればよいです。

1冊を完全に習得すれば、次の問題集に移ったときに、新たに習得すべきことが少なく、その部分に集中できますが、一方、2~3回しか復習しなければ、記憶も曖昧で、長期記憶にも入っていないので速やかに忘れるため、なかなか実力も成績も上がりません。
先を急がず、問題集は10周して長期記憶に入れてから、次の問題集へ進みましょう。

3.センター試験過去問を5年分解く

センター試験対策問題集を10周して習得した後、実際のセンター試験過去問を5年分以上解いて、解き方を実地で適用していきます。できれば10年以上解いてセンターの問題慣れ・設問慣れしていきます。
漢文は追試験の方が本試験より難しい傾向がありますから、まずは本試験10年分を終え、余裕があるなら追試験を新しいものから解いていきます。

ここまで「句法・重要語句を暗記し、30漢文を50回音読」してきた人なら、8~9割は安定して取れるようになっているはずです。
過去問も一つずつ、50回音読して漢文をスラスラ訓読でき、スラスラ理解できる状態をキープします。

4.モデルケース

4.1.基礎があり、センター漢文で9割以上を目指す人向け

(1)【「漢文ヤマのヤマ」⇒「センター漢文出題パターン攻略」⇒過去問】

「漢文ヤマのヤマ」:句法例文と練習問題文を50回音読して記憶し、漢字・重要語句を暗記し、センター過去問を10周解き、センター漢文を50回音読すれば、漢文の基礎が出来上がります。

「センター漢文出題パターン攻略」:これでセンター試験の設問パターンごとの解き方を習得できます。10周解いて解き方を身に付けた後、50前後の漢文を一つずつ50回音読していけば、受験レベルの漢文力が身に付きます。9割以上を目指す場合は全てを50回音読することを目指します。

「センター試験過去問」:5~10年分の過去問を解き、一つ一つ50回音読していきます。これでセンター試験漢文は万全になります。

(2)【「漢文 頻出22ポイントで合格を決める」⇒「センター漢文出題パターン攻略」⇒過去問】

「漢文 頻出22ポイントで合格を決める」:句法例文を50回音読で記憶し、問題集を10周することで、設問種類ごとの解き方をマスターします。また、100弱の重要語句を「100個×10日」のように連日覚えて長期記憶に入れます。

「センター漢文出題パターン攻略」:「頻出22ポイント」で不足するのは漢文の読む量だけになるので、「センター漢文出題パターン攻略」や「理解しやすい漢文」、「漢文教科書+ガイド」などで音読量を確保します。

「センター試験過去問」:5~10年分の過去問を解き、一つ一つ50回音読していきます。これでセンター試験漢文は万全になります。

4.2.初学者で、8割以上を目指す人向け

(1)【「三羽邦美の漢文教室」⇒「センター漢文出題パターン攻略」⇒過去問】

「三羽邦美の漢文教室」:句法例文を50回音読して記憶し、実践編の30漢文を50回音読すれば、漢文の基礎が出来上がります。

「センター漢文出題パターン攻略」:これでセンター試験の設問パターンごとの解き方を習得できます。解き方を身に付けた後は、時間が許す限り、50前後の漢文を一つずつ50回音読していきます。

「センター試験過去問」:できる限り5年分は解きます。時間がある限り、10年分を目指し、音読も一つ一つ50回音読していきます。

(2)【「漢文 頻出22ポイントで合格を決める」⇒「極める漢文2センター試験編」⇒過去問】

「漢文 頻出22ポイントで合格を決める」:句法例文を50回音読で記憶し、問題集を10周することで、設問種類ごとの解き方をマスターします。また、100弱の重要語句を「100個×10日」のように連日覚えて長期記憶に入れます。
以上で不足するのは漢文の読む量だけになるので、「極める漢文2センター試験編」を50回音読するなどして、読書量を確保します。

「センター試験過去問」:できる限り5年分は解きます。時間がある限り、10年分を目指し、音読も一つ一つ50回音読していきます。

4.3.高校1~2年生で、時間的余裕のある人

(1)【「三羽邦美の漢文教室」⇒「教科書+教科書ガイド」⇒「センター試験 国語[漢文] よく出る過去問トレーニング」⇒過去問】

「三羽邦美の漢文教室」:句法例文を50回音読して記憶し、実践編の30漢文を50回音読すれば、漢文の基礎が出来上がります。高1や高2の夏休みなどに一気に終えると、その後は授業の漢文を50回音読していくだけでハイレベルを維持できます。

「教科書+教科書ガイド」:授業で習う漢文は全て50回音読していきます。

「センター試験 国語[漢文] よく出る過去問トレーニング」:3年になる春休みか夏休みまでに10周して解き方をマスターし、以後は一つずつ50回音読していきます。

「センター試験過去問」:夏休み頃から5~10年分の過去問を解き、一つ一つ50回音読していきます。これでセンター試験漢文は万全になります。

(2)【「三羽邦美の漢文教室」⇒「理解しやすい漢文」⇒「漢文 頻出22ポイントで合格を決める」⇒過去問】

「三羽邦美の漢文教室」:同上。

「理解しやすい漢文」:音読しやすい作りになっているので、これで「30漢文×50回音読」していきます。これで漢文の基礎は万全です。

「漢文 頻出22ポイントで合格を決める」:同上。

「センター試験過去問」:同上。

【体験談】

「マーク模試で漢文が9割を超えました」

Hさん、高3、鹿児島県

今回のSマーク模試で漢文が46点(50点満点)でした。今までは半分も取れていなかったので、明らかに先生の指導のおかげです。ありがとうございました。

この3ヶ月間、句法問題集をひたすら音読暗唱し、それが終わったら、センター試験用問題集を1冊、10回繰り返し解き、文章は全て100回音読しました。これで40文くらいを覚えたことになります。

これだけやれば成績が上がるのは当然と言えば当然ですが、漢文にこれだけの時間とエネルギーを注ぐのは冒険でもありました。成績が上がる確信がなかったら、やらなかったかもしれません。先生を信じて良かったです。ありがとうございました。


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