小論文をラクラク書けるようになる勉強法


大学入試小論文には正しい勉強法があります。それは、まねてたくさん書くこと、模範解答を読み書くこと、「自分の考え」を形成していくことの3つです。これらにより、論理的で独創的な内容の小論文を書けるようになります。このページでは「小論文をラクラク書けるようになる勉強法」について解説していきます。

【小論文上達法】

1.論理的な小論文を書く

1.1.小論文はなかなか上達しない

高校生が小論文の勉強を始める場合、普通は、小論文問題集を買い、課題小論文を自力で一つずつ書いていき、模範解答・解説を読んで自己添削する、そして次へ、という方法をとります。

しかし、実際やってみれば分かりますが、こういう方法では小論文はなかなか上達しません。第一、「論理的な文章構成」でなかなか書けるようになりません。問題集の解説を読んで構成が頭で分かっても、それで書けるようにはならないのです。

1.2.習うより慣れろ

「習うより慣れろ」という言葉があります。「頭で知的に習うのも大事だが、それよりとにかく身体を使って練習しろ」という意味だと私は理解しています。

小論文問題集にはいろいろと役に立つことが書かれていますが、それらの解説は、ある程度書けるようになって初めて、その重要性が分かり、頭に入ってきます。まずは以下のようにして、小論文の模範解答をまねて大量に書きましょう。そうすれば書けるようになります。

ちなみにこれは大学でのレポートや論文、公務員試験等の小論文の書き方の習得にも当然使えます。

1.3.「高得点が取れる小論文」に必要な要素:「論理的な構成」と「独創的な内容」

「高得点が取れる小論文」に必要な要素は、「論理的な構成」と「独創的な内容」の2つです。以下ではこれについて書いていきます。

まずは「論理的な構成」です。ほとんどの高校生は「論理的な構成」について学んでいませんから、「論理的な構成」で書けるだけで高得点が取れます。

「論理的な構成の小論文を書くこと」は難しいと思われるでしょうが、以下のように「まねる」ことから始めれば、従来の方法よりもかなり楽に、上手に書けるようになります。小論文を書けるようになりたい方は、ぜひ、10文、30文と書いてみてください。

2.小論文上達法1:まねて書く

【小論文をまねてラクラク書けるようにする勉強法】

♠10課題を10回ずつ書いてスラスラ書けるようにする方法【模範解答の文章構造をまねて、15%ほどを自力で書く⇒30%⇒50%⇒75%などと自力部分を増やして書く⇒100%自力で書く⇒合計100文書く】

(1)小論文の問題を10問用意する:志望校の過去問を見て、それと似た課題や長さの問題を過去問や小論文問題集から探し、全部で10問用意する。もちろん、志望校の過去問もそれに入れる。

 以下のような小論文問題集がオススメです。

「吉岡のなるほど小論文講義10」「吉岡のなるほど小論文頻出テーマ16」(学研)
「出口の好きになる小論文 小論文対策編」(水王舎)
「出口小論文講義の実況中継1&2」(語学春秋社)
「明解小論文 基本編」「同 上級編」(水王舎)
「小論文これだけ!」「樋口裕一の小論文トレーニング」(樋口裕一著)
「小論文を学ぶ」
(長尾達也著、山川出版社)
「新小論文ノート ベストの問題・解答例・解説集」
(代ゼミ)

(2)自力で解答を書き、添削する:志望校の試験時間と同じくらいの時間で書く。書けないのは当たり前なので、あまり悩まず書けるだけ書く。メモ書き程度でもかまわない。書いたら、模範解答や解説を読み、自分の解答を添削する(あるいは教師などに添削してもらう)。

 全く書けない人はここは飛ばしても問題ありません。

 ここまでは小論文を勉強している人は普通にやっていることでしょう。しかし、ここからが本番です。以下を取り入れれば、時間的にも精神的にもずっと楽に、小論文が書けるようになります。お試しあれ。 

(3)換骨奪胎:模範解答の論理構造を使って、一部を自力で書く:模範解答を3回読む。その後、模範解答の論理構造(型、文章構成)を使い、言葉遣いなどをまねて、内容の一部(15%くらい)を自分の体験・具体例・考えに入れ替えて書く。書き方が分からなくなったら、チラ見して記憶し、自力で書く。

 これを「換骨奪胎(カンコツダッタイ:上手な人の文章の構成・発想などを借用し、自分の発想を加えて書くこと)」と言います。

 「自力で書く」とは、書き写さず、記憶と自分の国語力で書くという意味です。書き写すと記述力のトレーニングにならないからです。何度チラ見してもかまいませんが、書くときは自力で書きます。

 こうして「まね」て書くことで、模範解答の論理構造を吸収し、最終的にはその型で書けるようになります。

 小論文で最も難しいのは、「どういう論理構造で書けばよいか(最初に何を書き、次に何を書き、最後に何を書くか)分からない」ということです。小論文問題集にはそれが詳しく書かれていますが、ただ、文章構造に無頓着なほとんどの高校生にとって、それを読んでも吸収することが多すぎて消化しきれません。

 よって、まずはこうして「まね」て、ある程度書けるようになってから、その記述を見ると、意味や重要性が分かり、吸収できるようになります。

(4)校正:模範解答を見る前に1~2回自分の文を読んで、以下をチェックする。

 言葉遣い(ですます調ではなく、だである調にする等)、主語述語がねじれていないか、意味が通じるかどうか、内容や字数が設問の要求に合っているか、など。

(5)添削した文章を清書する:書いた後、模範解答を見て自己添削し、あるいは他の人に添削してもらい、直した文章を、清書する。

 こうすることで、添削内容が記憶され、次に生かされます。 

(6)より多くの部分を自力で書く:模範解答の、更に多くの部分(30%⇒50%⇒75%など)を自分の体験・考えに書き換え、残りの部分はチラ見して記憶し、自力で書く。そして添削し、添削した文章を清書する。

(7)100%自力で書く:最後に100%自力で書く。そして添削し、添削した文章を清書する。1課題あたり全部で10文書き、書く内容は毎回変える。

 10文の内訳は、「15%を1文+30%を1文+50%を1文+75%を1文+90%を1文+100%を5文」などです。

 ここまでたくさん書いているので、100%自力で書いても、最初よりは格段に書けるようになっているはずです。

(8)10課題×10文=100文書くとスラスラ書けるようになる:100文書くと、小論文記述力が飛躍的に上がる。

 100文は、【1課題を10文書く⇒次の課題を10文⇒……⇒第10課題を10文書く】のでも良いし、【1課題目を5文書く⇒次の課題を5文⇒……⇒第10課題を5文⇒1課題目を5文書く】などでもかまいません。

 30問以上書けば書き方がどんどん分かってきて、最終的に100問書けば、高得点が取れる解答をスラスラ書けるようになります。

 全部自力で書くわけではないので、負荷は大きくありません。例えば土日に1つずつ書けば、1年で100文書けます。

3.小論文上達法2:必須編

上記に加えて、以下を実践すれば、更に短期間で、スラスラと上手に書けるようになります。

【小論文を劇的に書けるようにする方法:必須編】

(1)原稿用紙の使い方をマスターする:20~30編書いて、小論文を書くのに慣れてきたら、小論文問題集に書かれている「原稿用紙の使い方」をつぶさに見て、正書法をマスターする。

 つまらないことで減点されたらもったいないです。ここはきちんと書けるようにしましょう。

(2)小論文問題集で「小論文の書き方」の解説を読む:30~50編書いたら、小論文問題集の「小論文の書き方」を熟読する。

 書けないときに読んでも、知らないことばかりで、なかなか吸収できません。ある程度書けるようになってやっと「書き方」を取り入れる余裕が出てきます。

 読んで、問題集から取り入れられる内容はどんどん取り入れます。その後は、以下のトレーニングを繰り返して、自分の「小論文の型」を作り上げましょう。

【(上記のようにまねて)小論文を書いて⇒小論文問題集を読んで書き方を修正⇒書いて⇒修正】

(3)自分の「小論文構成法(型)」を決める:50~60編書いたら、小論文構成法が少しずつ分かってくるので、自分が納得できる「型」を選択し、それぞれの問題種別ごとに、自分の型を確立する。

 論理的な記述には必ず「型(パターン)」があります。小論文では、以下の型を含め、いろいろな型があります。

【問題⇒解決⇒根拠⇒結論】
【課題文要約⇒賛成(反対)⇒根拠⇒予想される反論とそれへの反駁⇒結論】
【問題提起⇒意見提示⇒根拠⇒結論】

 ※「根拠」とは、主張の根拠のことで、「体験・具体例・科学的データ」等がある。主張をしたらその根拠を複数示さないと、説得力がない。

 小論文問題集により、これらの型は違っていますので、自分が納得できる「型」を選択し、それぞれの問題種別(課題文型・統計資料型等)に自分の型を確立しましょう。そうすれば、上質の小論文がスラスラ書けるようになります。

(4)「設計図」を書く:全体を書く前に、「設計図(全体の論理構成のメモ書き)」を必ず書く。

 設計図は、上記の型のパーツ(問題提起・意見提示・根拠・結論など)ごとに内容をメモ書きします。以下の問題集には設計図の具体例が多数載っていて参考になります。

「明解小論文 基本編」「同 上級編」(水王舎)
「吉岡のなるほど小論文講義10」「吉岡のなるほど小論文頻出テーマ16」(吉岡友治著、学研)

(5)添削:書いた小論文は、できれば、学校・塾・予備校の先生、通信添削、ネットの添削サービスなどの専門家に添削してもらう。

 やはり、小論文は自力だけでは限界があるからです。

 もし、プロに見てもらうことができなければ、文章の素人である親や級友に見てもらうだけでも全然違ってきます。自分で気づかなかった「意味が分からない文章、つじつまが合わない文章、変な日本語、主語と述語のねじれ、一貫しない主張」などに気づいてもらうことができるからです。

4.小論文上達法3:上級編

以下は、負担が大きくなるので必須ではありませんが、実践すれば上達は間違いありません。ぜひ一部でも取り入れてみてください。

【小論文を劇的に書けるようにする方法:上級編】

(1)模範解答を100回音読する:小論文問題集の模範解答を1文あたり【1日10回×10日=100回】or【1日5回×20日=100回】という感じで音読する。

 100回でなくても10回でも30回でもかまいません。読めば読むほど深く理解できるようになり、文章構造が分かってきて、内容や言葉遣いを覚えます。そして、その覚えた内容を次から使っていくことで、記述力が上がっていきます。文章を上手に速く書けるようにするには、「上手な文章をたくさん読み、記憶する」のが一番良いのです。

 黙読より音読の方が理解しやすく、覚えやすいです。

 100回といっても、1000字なら2~3分で読めますから、1日5回で15分ほどです。たいしたことはありません。

(2)模範解答を3回書き写す:上記校正点(言葉遣いの一貫性、主語述語のねじれ、意味が通じるかどうかなど)に注意しながら、1課題あたり3回書き写す。

 3回連続でなくて構いません。トータルで3回書けばOKです。また3回でなくても、1回でも5回でもかまいません。書けば書くほど上達します。

 書き写すことで、読むだけでは見落としていた、細かい書き方・言葉の使い方・構成・正書法などを身に付けることができ、自分の表現の幅が広がります。

(3)自分で書いた小論文を暗記する:添削してもらって完成した自分の小論文を暗記する。自分の意見を暗記することで、それをいつでも使える状態にする。

 【1日5回×10日=50回】など音読して暗記します。

 自分の考え・意見というのは、書いて初めてはっきりする場合が多いのです。説得力があり、独創的で、首尾一貫した論理で書けたら、それを覚えておけば、入試で使える可能性があります。

(4)課題文やテーマ論集を10回音読する:基礎知識と論点を知り、暗記する。

 小論文に出されるテーマは、環境・情報化社会・グローバル化・科学と科学技術・生と死・法と正義など、分野が限られます。それらについての基礎知識と、どういう意見・解決策があるかを知っておけば、当然有利になります。

 知識は、小論文問題集の課題文や現代文問題集、以下のようなテーマ論集を読んで仕入れます。1回読んだだけでは覚えられませんから、10回読むのがオススメです。読書代わりに読みましょう。

「吉岡のなるほど小論文頻出テーマ16」(吉岡友治著、学研)
「読むだけ小論文 基礎編」「同 発展編」「同 医歯薬看護医療編」(樋口裕一著)
「小論文テーマ別課題文集」「医系小論文テーマ別課題文集」(中野芳樹著)
「大学入試小論文の完全ネタ本 社会科学系編」「同 人文・教育系編」「同 自然科学系編」(神崎史彦著、文英堂)

(5)模範解答や課題文を100字以内に要約する:1問あたり5回要約する。

 小論文では、課題文を100~200字前後に要約する必要のある場合も多いです。また、それだけでなく、要約は国語力・記述力アップにも非常に役立ちます。ぜひ日常学習に取り入れてみてください。

 要約をするときは、ただ読むときより真剣に考えざるを得ないので、内容をより深く理解できるようになります。また、文章の論理構造を把握しやすくなり、言葉を覚え、小論文の言葉遣いも習得できます。

 要約は模範解答がないとやりづらいものです。以下の問題集には要約や要約の方法が載っています。これらをやってからだと、要約がスムーズにできるようになります。

「出口小論文講義の実況中継2」(出口汪著、語学春秋社)
「吉岡のなるほど小論文講義10」(吉岡友治著、学研)
「国語の読みテクトレーニング 説明文・論説文」(早瀬律子著、文芸社)
「現代文読解力の開発講座」(駿台)
「現代文と格闘する」(河合塾)
「ちくま評論入門」(筑摩書房)

(6)模範解答や課題文を50字以内に要約する:これも1問あたり5回要約する。

 小論文の模範解答や課題文で一番言いたいこと(主張・意見)は基本的に一つです。主張が一つだと30~50字前後が要約の適正字数です。それ以上の長さだと、論理の流れや根拠なども書く必要が出てきて、主張がぼやけます。よって50字以内に要約します。

 50字要約によって論理構造がスッキリ分かるようになり、論理的に書けるようになります。

5.独創的で深みのある小論文を書けるようにする方法

5.1.小論文の必要十分条件:「論理的な構成」と「独創的な内容」

大学受験の小論文に限らず、大学のレポート、卒業論文、論文に必要な要素は、「論理的な構成」と「独創的な内容」です。

論理的な構成」は必要条件です。論理的な構成で書かれていなければ、その時点で評価は著しく低くなります。これについてはここまで書いてきました。 

独創的な内容」は十分条件です。論理的な構成で、独創的な内容が書かれていたら、高得点が取れます。

5.2.独創的な考えを培う方法:思考ノート

(1)独創的な考えを培う方法

小論文で「独創的な内容」を書くには、小論文で出される可能性のある様々なテーマ(環境・情報化社会・グローバル化・科学と科学技術・生と死・法と正義など)について「独創的な考え」を持っていなくてはなりません。

「独創的な考え」は、「自分の考えを書き続ける」ことで培えます。これは結構大変ですが、小論文のある医学部や難関大学を志望する受験生はここを避けることはできません。

(2)具体的な書き方

具体的には、小論文問題集や志望校過去問の小論文の課題文・模範解答、現代文の問題文、新聞の社説、小説などを読み、それについて自分が思ったこと・考えたことを「思考ノート(自分ノート、ストックノート)」に書きます。

「思考ノート」には、出典と、元の文章の引用または要約を書き、その下に自分の考えを書きます。後で付け加えられるように、その下には空白を空けておきます。よって、1ページには1つか2つのテーマにします。

一度書いて終わり、二度と見ない・付け加えないのではなく、ことあるごとに読み返し、思いついた考えを付け加えて書いていきます。これが大事です。「読み、考え、書く」ことの繰り返しで、思考が深まり、論理一貫性のある思考が形成されていくからです。

人間の頭には、相互に矛盾する考えが雑多に混在しています。それを一貫性のあるものにするには、「書いて、見える化」するしかありません。書けば、自分の考えの、論理の矛盾や飛躍に気づくことができ、気づいたら人はそれを直そうとします。そうやって自分の思考を論理一貫したものにしていくことができます。

(3)システム手帳がオススメ

「思考ノート」はいつでも持ち歩けて、ページの追加(挿入)ができるため、システム手帳(小型で紙の差し替えができる手帳)がオススメです。

5.3.個性を磨け!

独創的な考えを作り上げるには、「自分だけの独創的な内容を書くぞ」という心構えが必要です。

小論文で、誰でも思いつくこと、他人と同じことを書いてもしょうがないではないですか。それではあなたが存在する意味はありません。そしてそんな平凡な人を大学は欲しがりません。

これからの世の中、「個性」が大切なことは誰でも知っています。

個性を作り上げるには、日頃から、「自分の本当の考え、自分の本当の好み」を追求していくしかありません。自分は何が好きなのか、自分はどういう生き方が好きなのか、自分とは何なのか、自分の個性は何なのか、自分はどういう生き方を格好いいと思うのか。

それは、書物を読み、考え、書くことで明確になり、また形成していけます。

小論文を書くという好機に個性を磨いていきましょう。そうすれば、小論文も独創的になります。

5.4.深みのある文章

私が「独創的」というとき、そこには「深み」も含まれます。深い、含蓄のある内容が書ければ、より高得点が取れます。

では「深い内容の文章」とは何かというと、書いてあること(主張)が、テーマのほんの一部分の狭い範囲にだけ当てはまるのではなく、より大きな範囲に通じる「真理」を含んでいるということです。

深い内容の文章を書けるようにするには、テーマについての自分の考えを「抽象化」し、「昇華」させる必要があります。

※「抽象化」とは、物事の性質・共通性・本質を抽き出して把握すること。普遍化、一般化とほぼ同義。「昇華」とは、物事を一段上のより高度な状態に高めること。

これには抽象的思考が必要になり、また、抽象化し昇華させようとあれこれ思考することで、抽象的思考が鍛えられます。

例えば、ゴミ処理問題について書いていても、ゴミについてだけでなく、地球環境全体、自然、人間、人間の生き方に話を抽象化し、一般化し、昇華して、人間存在の本質に迫るような内容を書く、などです。

5.5.説得力

独創的な内容を書いても、それが「独善(ひとりよがり)」では逆効果です。そこには「説得力」が必要です。

説得力ある内容を書くには、(1)そのテーマに関する知識、(2)バランス感覚、(3)複数の説得力ある根拠、(4)添削、の4つが必要です。

(1)知識

例えば、「情報化社会」に関するテーマの課題文が出されて、それについて小論文を書くとき、情報化社会の問題点とその解決策について、全く読んだことがない人と、10の文章を読んで覚えている人では、説得力が全く違ってくるでしょう。

どういう解決策(主張)が世間一般で受け入れられているかを知っていれば、それを一部使ったり、それより説得力のある内容を書ける可能性があります。

その場で思いつけることには限りがあります。主要なテーマについて、できるだけ多く読み、考え、記憶し、書きましょう。

(2)バランス感覚

大学側は「良識ある(常識をわきまえた)」受験生を合格させたいと考えます。小論文でも、大前提として、良識と常識は必要です。良識と常識を外れない、バランス感覚に優れた内容を書きましょう。

また、個々のテーマに関して、「常識的な提案」と「非常識な提案」が何かを知っておくことも必要です。常識的に考えて「それはないな」と採点者が思うような内容を書いたら、アウトです。

こういうバランス感覚を培うにも、主要なテーマについて書かれた文章(課題文・現代文)と小論文の模範解答を読むことが役に立ちます。

(3)複数の説得力ある根拠

自分の主張に対しては、3つ前後の根拠が必要です。根拠には、「理由、説明、定義、具体例、科学的データ、引用、体験談、対比、比喩、予想される反論とそれへの反駁」などがあります。

説得力ある根拠を書けるようにするには、小論文の模範解答を読むとき、その根拠を注意深く読み、どういう根拠が説得力があり、説得力がないかを考えます。

(4)添削

自分が書いた根拠や主張に説得力があるかないかは、自分にはなかなか分かりませんから、学校や塾の先生・友人・親などに自分が書いた小論文を読んでもらい、講評してもらいましょう。

【終わりに】

以上を読むと、やることが多くて大変だと思われるかもしれませんが、「まねて書く」のは普通に小論文を書くよりずっとストレスが少なく、書きやすいはずです。ここに書いた内容で、良いと思われたことを取り入れて、一文でも多く書きましょう。


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