高校生の定期テスト満点戦略(14)理科


このページでは定期テストの理科で満点を目指す勉強法を公開しています。定期テストで高得点を取りたかったら、満点を取るつもりで、「できることを全て」やりましょう。

1.物理満点戦略

物理は数学と同様の対策方法を採ります。物理の定期テスト対策のテキストと順序は以下のようになります。

【定期テストの物理で満点を取るための勉強法とその順序】

【(1)教科書&学校の問題集を10周解く⇒(2)用語・公式等を一問一答問題集等で覚える⇒(3)市販応用問題集を10周解く】

1.1.教科書&学校の問題集10周

(1)学校の教材を「スラスラ解ける状態」にする

まずは学校の主要教材(教科書・学校配布の問題集・プリント等)を完璧にマスターします。分からない問題があったら、必ず先生や級友・塾の先生・親などに聞いて疑問を無くします。「理解」していないまま繰り返しても応用が利きませんから、必ず全問、理解します。

理解したら、次に、上記問題集の全問題を、ただ解ける状態ではなく、「問題を見たら解き方がスラスラ言える状態」にします。こうすることで速く正確に解けるようになり、また長期記憶に入れることができるので、実力がどんどん上がっていきます。

(2)スラスラ解ける状態になるまでの復習回数

「スラスラ状態」になるまでの復習回数は人それぞれです。普通の人で3~7回、苦手な人は5~10回くらいです。とにかくスラスラ状態にします。

(3)問題の選択の必要性

学校採用の問題集が、自分にとって難しく問題量が多くて、テストまでに1~2周しかできない場合は、マスターすべき問題を選ぶ必要があります。

A(基礎)B(標準)C(応用)などに分かれていて、例えば応用問題が自分にとって難しすぎるなら、Cは思い切って後回しにし、ABを集中的に10周する、その後余裕があったらCに取りかかる、という戦略を取りましょう。

逆に、Aが簡単すぎるなら、Aをサッサと済ませて、BCを10周すると良いでしょう。

1.2.用語・公式等を一問一答問題集等で覚える

物理には、法則・公式や言葉の定義など、記憶すべき事項が結構あります。即答できない公式・定義を一問一答式にまとめて記憶するか、以下のような一問一答問題集などで完璧に覚えていきます。

「物理早わかり 一問一答」「物理基礎早わかり 一問一答」(大渕一彦著、中経出版)

一問一答式のまとめは、ルーズリーフの真ん中に縦線を引き、左を質問、右に答えを書きます。各教科のまとめを1冊で管理できるので、ノートより、ルーズリーフがオススメ。

一問一答式まとめ例【電流とは何か|電子等の荷電粒子の移動に伴う電荷の移動(電気伝導)のこと】

1.3.問題集10周

(1)市販の問題集を解く

学校の問題集が自分にとって簡単すぎて、あるいは逆に難しすぎて、学校とは別に問題集をしている場合、もしくは塾等で他に問題集を解いている場合、その問題集を、学校の教科書・問題集と平行して解いていきます。これも同じく10周して「スラスラ解ける状態」にします。

(2)オススメ問題集

オススメ問題集には以下のようなものがあります。

「橋元の物理をはじめからていねいに」シリーズ(橋元淳一郎著、ナガセ)
「物理のエッセンス」
「名問の森 物理」シリーズ(浜島清利著、河合出版)
「良問の風 物理 頻出・標準入試問題集」 (浜島清利著、河合出版)
「実戦 物理重要問題集 物理基礎・物理」(数研出版)
「物理 入試の核心」(Z会)
「新・物理入門問題演習」(山本義隆著、駿台文庫)
「難問題の系統とその解き方物理」(服部嗣雄著、 ニュートンプレス)
「物理[物理基礎・物理] 標準問題精講」(旺文社)

(3)問題集マスターの順序

教材が多い場合、必ず「メイン教材」を決めておきます。3冊をそれぞれ2~3回しか復習しないで終わるのを防ぐために、まず、メイン教材を10周し、次に2冊目、3冊目と「スラスラ解ける状態」にしていきます。1冊を完全マスターしたら、2冊目以降は非常に楽になります。

2.効率よく物理の成績を上げる方法:口頭再現法

物理を解く時には書いて解くのが普通のやり方ですが、復習の時、解けそうな問題については、書かずに、口頭で、解答を再現する方法がオススメです。これを「口頭再現法」と言います。

【物理の解き方を口頭で再現する方法】

【口頭再現法:物理の解き方を、口頭で、最初から最後まで再現する】⇒すぐにスラスラ解けるようになる

(1)初回:まず書いて解く

通常通り、書いて解く。解けなければ、解き方を理解し暗記して再度解く。 

(2ー1)初回:復習する必要がないほどスラスラ解けた問題

そのまま次の問題へ行く。

(2-2)初回:解答を見ずに何とか解けた問題&最初解けず解答を見たあと解けた問題⇒口頭再現法

書いて解いたあと、【口頭で、解き方を、最初から最後まで再現する】×5回⇒【スラスラ、よどみなく、最初から最後まで、口頭で再現できる状態】にする。

最初は、解答を100%見ながらでも良いし、詰まったときにチラチラ見るのでも良い。最終的に、問題文だけを見て「スラスラ口頭で再現できる状態」にする。これにより解き方が深く記憶に入り、復習時の負担が激減する。

(3ー1)復習回:スラスラ口頭で解けそうな問題⇒口頭再現法

書いて解かなくても、上記「口頭再現法」で良い。口頭でスラスラ再現できるまで、3回前後再現する。

(3ー2)復習回:スラスラ口頭で解けそうにない問題全て⇒書いて解く⇒口頭再現法

まず書いて解く。最終的に解けたら、その後、書かずに【口頭で、解き方を、最初から最後まで再現する】×5回⇒「スラスラ口頭で再現できる状態」にする

(4)5回の復習で全問題スラスラ再現できる状態になる

3.安価で重宝する受験サービス

物理は数学と並んで、「理解」が重要です。分からなければどうしようもありません。学校や塾の先生・家庭教師・親などに聞ける場合はよいですが、そうでない場合は、以下の2つのサービスがあなたを救うかもしれません。

もちろん、これらのサービスは、物理や数学だけでなく、全教科で使えます。

3.1.スタネット(月額1000円の質問回答サービス)

スタネットとは、月額1000円(高3は3000円)程度で、5教科の分からない問題に、質問数無制限で答えてくれるサービスです。対象は中学生・高校生です。

具体的には、問題集や講義動画等で分からない問題を写真撮影し、スタネットにメール状の形式で送ると、数時間~翌日には解説動画が送られてきます。生徒に試してもらっていますが、返答者(難関大学生)の質にばらつきはあるものの、大変好評です。

このサービスの最大の特徴は、何といっても値段の安さです。月額1000円で1ヶ月100問でも1000問でも、全教科、答えてくれるのですから、特に、地方在住者や経済的に困難を抱える中高生への大変な朗報です。

1ヶ月の無料体験もあるようですので、関心を持たれた方は是非利用してみてください(内容・サービスに責任は持てません、あくまで自己責任で)。

3.2.スタディサプリ

スタディサプリとは、月額1000円程度の講義動画配信サービスです。対象は、小学生・中学生・高校生で、5教科そろっています。

このサービスの特徴は、講義の質の高さと値段の安さです。大手予備校レベルの講義が月額1000円で全教科、無制限に見ることができます。講義動画配信サービスは多々ありますが、安さではダントツです。

講義動画配信サービスの利用には注意が必要です。動画を見るのは、時間がかかります。その点、問題集より不利です。よって、基本は問題集で解いていって、苦手な科目・分野は動画で理解する、という使い方がオススメです。

4.化学・生物・地学満点戦略

物理以外の理科は基本的に「記憶科目」なので、物理とは対策方法が異なります。以下でテスト対策を述べていきます。

【化学・生物・地学満点戦略】

【(1)教科書を10周読んで記憶する⇒(2)用語を一問一答問題集等で覚える⇒(3)学校の問題集・市販の応用問題集を10周解く】

(1)教科書を10周読んで記憶する:教科書を10周読めば、5~8割前後覚えられます。8~9割覚えるまで、教科書や参考書のテスト範囲を10回、15回と読み続けます。

(2)用語を一問一答問題集で覚える:以下のような一問一答問題集で用語を完璧に覚えていきます。あるいは、物理の項目で書いたように、自分で一問一答式にまとめていくのも良い方法です。

「化学早わかり 一問一答」「化学基礎早わかり 一問一答」(中経出版)
「生物早わかり 一問一答」「生物基礎早わかり 一問一答」(中経出版)
「地学基礎早わかり 一問一答」(中経出版)
「化学 一問一答 完全版」「化学基礎 一問一答 完全版」(橋爪健作著)
「一問一答 理系のための化学(化学基礎・化学)ターゲット」(旺文社)
「一問一答 文系のためのセンター化学基礎ターゲット」(旺文社)
「一問一答 文系のためのセンター生物基礎ターゲット」(旺文社)
「一問一答 文系のためのセンター地学基礎ターゲット」(旺文社)

(3)学校の問題集・市販応用問題集を10周解く:学校で使っている問題集がある場合はそれを、ない場合は、以下のような市販の問題集を10周して、完璧に解けるようにします。

「岡野の化学をはじめからていねいに」(岡野雅司著、ナガセ)
「らくらくマスター化学基礎・化学」 (河合出版)
「化学[化学基礎・化学] 標準問題精講」(鎌田真彰著、橋爪健作著、旺文社)
「化学基礎問題精講」「化学入門問題精講」(旺文社)
「実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」(数研出版)
「理論化学の最重点 照井式解法カード」(照井俊著、学研)
「無機化学の最重点」「有機化学の最重点」(照井俊著、学研)
「照井式問題集 理論化学 計算問題の解き方」(照井俊著、学研)
「理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録」(卜部吉庸著、三省堂)
「化学の良問問題集[化学基礎・化学] (中道淳一著、旺文社)

「田部の生物基礎をはじめからていねいに」(田部眞哉著、ナガセ)
「大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物]」(文英堂)
「理系標準問題集 生物(大森徹著、駿台文庫)
「生物標準問題精講」「生物基礎問題精講」(旺文社)
「実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物」(数研出版)

「ひとりで学べる地学 地学基礎 地学 に対応」( 清水書院)
「青木の地学基礎をはじめからていねいに」(ナガセ)
「センター地学基礎―短期攻略」 (駿台文庫)
「センター試験 地学基礎の点数が面白いほどとれる本」(中経出版)
「きめる!センター地学基礎」(学研) 

5.復習10回は思ったより時間がかからない

5.1.「10回の復習は時間がかかる」は誤解

創賢塾では全教科で、問題集は10周するよう指導しています。「10回復習しよう」と言うと、たいてい「えっ、そんなに」「そんなの無理! そんな時間はない」という反応が返ってきます。

「10回の復習は時間がかかる」、これは大きな誤解です。10回の復習は、効果が非常に高いのに比して、時間は3回の復習とそれほど変わりません。

5.2.復習3回で20時間、10回で25時間

例えば、1章分30ページを1日1時間×10日=10時間で終え、すぐに復習に入ったとします。通常、2回目は1回目の5~7割の時間で終えることができます。平均6割の時間です。10日前にやったものなのでまだ覚えていますし、できた問題は外していくからです。

そして、3回目は2回目の6割、6回目は5回目の6割の時間で終えることができます。これをまとめると以下のようになります。

【1回目10時間⇒2回目6時間⇒3回目3.6時間⇒4回目2.2時間⇒5回目1.3時間⇒……10回目0.1時間(6分)≒合計25時間】

10回目の「6分」て、どういうこと?と思われるかもしれませんが、10回も復習すると、ほとんど全問で「見たらすぐ解き方が思いつく状態」「即答できる状態」になります。よって、約6分で終わるのです。

これを見るとお分かりのように、3回目までにかかる時間は約20時間、4~10回にかかる時間は約5時間です。

5.3.復習を10回やれば長期記憶に入る

3回しか復習しない場合は、短期記憶にしか入らず、数週間たったらどんどん忘れていき、また、解くのもかなり苦労して解く必要があります。

それに対して、10回復習したら長期記憶に完全に入り、かつ、「即答できる状態」「問題を見たら解き方がスラスラ思いつく状態」になるので、解くスピードも飛躍的に速くなります。また、何の苦もなく答えや解き方がパッと出てくるようになります。楽々解けるようになるのです。

5.4.志望校に受かりたかったら長期記憶に入れる勉強をせよ

定期テストなら、短期記憶で何とかなるかもしれません。しかし、実力テストや模試、そして入試本番では、長期記憶でなければ太刀打ちできません。よって、志望校に受かりたいなら、復習は10回する方が自分のためです。

結論。「10回の復習は、3回の復習と時間はあまり変わらないが、効果はずっと高い。よって、復習を3回でやめるのはもったいない、復習は10回しよう。

以上、理科の定期テスト対策の勉強法でした。ご健闘を祈ります。


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