高校生の定期テスト満点戦略(8)理科


このページでは定期テストの理科で満点を目指す勉強法を公開しています。特に、物理の口頭再現法を取り入れれば成績は確実に上がっていくはずです。

定期テストで高得点を取りたかったら、満点を取るつもりで、「できることを全て」やりましょう。

1.理科満点戦略

1.1.定期テスト対策

以下は理科共通の対策法になります。

【理科で高得点を取るための3項目

(1)教科書を読み「理解」する:既習範囲を週3回前後、テストまでに10回以上読んで理解します。

(2)用語・公式・実験等の暗記事項を暗記する:用語・用語の意味・公式・実験等の暗記事項を暗記します。

(3)問題演習:学校のワークや市販の問題集などを5~10周解いて習得します。

1.2.教科書を10回以上読んで理解する

どの科目も最初は「理解」する必要があります。理科では、理解しそれを定着させるためには、教科書や参考書などを5~10回以上読むことが必要です。

授業の進度に合わせて、既習部分を週3回、テストまでに10回以上黙読してしっかり理解していきます。

1.3.用語を暗記する

学校の一問一答が付いた問題集やプリント、あるいは以下のような一問一答問題集で用語を暗記していきます。

「化学早わかり 一問一答」「化学基礎早わかり 一問一答」(中経出版)
「生物早わかり 一問一答」「生物基礎早わかり 一問一答」(中経出版)
「地学基礎早わかり 一問一答」(中経出版)
「物理早わかり 一問一答」「物理基礎早わかり 一問一答」(大渕一彦著、中経出版)
「化学 一問一答 完全版」「化学基礎 一問一答 完全版」(橋爪健作著)
「一問一答 理系のための化学(化学基礎・化学)ターゲット」(旺文社)
「一問一答 文系のためのセンター化学基礎ターゲット」(旺文社)
「一問一答 文系のためのセンター生物基礎ターゲット」(旺文社)
「一問一答 文系のためのセンター地学基礎ターゲット」(旺文社)

1.4.「用語の意味」を暗記する

理科や社会では、用語暗記は2種類あります。「用語の暗記」と「用語の意味の暗記」です。

「用語の暗記」とは、例えば、「ストロマでATPとNADPHを用いてCO2から有機物を合成する反応を(カルビン・ベンソン回路)という」のように穴埋めの中の用語を言える(書ける)ように暗記することです。

一方、「用語の意味の暗記」とは、「カルビン・ベンソン回路とは?」と聞かれたときに、「ストロマでATPとNADPHを用いてCO2から有機物を合成する反応回路のこと」と言えるように暗記することです。

「用語の暗記」ができていなければ「用語の意味の暗記」はできませんし、「用語の意味の暗記」の方がずっと難易度が高いので、まずは「用語の暗記」をし、それが終わったら、主な用語について「用語の意味の暗記」をしていきます。

「用語の意味の暗記」は、一問一答問題集で主な(先生が強調した)用語に印を付けて、その意味を言えるようにするか、ルーズリーフに一問一答式にまとめて暗記していきます。

【カルビン・ベンソン回路とは?|ストロマでATPとNADPHを用いてCO2から有機物を合成する反応回路のこと】

【電流とは何か|電子等の荷電粒子の移動に伴う電荷の移動(電気伝導)のこと】

1.5.問題集を習得する

学校で使っている問題集がある場合はそれを、ない場合は、以下のような市販の問題集を5~10周して、完璧に解けるようにします。

「岡野の化学をはじめからていねいに」(岡野雅司著、ナガセ)
「らくらくマスター化学基礎・化学」 (河合出版)
「化学[化学基礎・化学] 標準問題精講」(鎌田真彰著、橋爪健作著、旺文社)
「化学基礎問題精講」「化学入門問題精講」(旺文社)
「実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学」(数研出版)
「理論化学の最重点 照井式解法カード」(照井俊著、学研)
「無機化学の最重点」「有機化学の最重点」(照井俊著、学研)
「照井式問題集 理論化学 計算問題の解き方」(照井俊著、学研)
「理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録」(卜部吉庸著、三省堂)
「化学の良問問題集[化学基礎・化学] (中道淳一著、旺文社)

「物理のエッセンス」「名問の森 物理」シリーズ(浜島清利著、河合出版)
「良問の風 物理 頻出・標準入試問題集」 (浜島清利著、河合出版)
「実戦 物理重要問題集 物理基礎・物理」(数研出版)
「物理 入試の核心」(Z会)
「新・物理入門問題演習」(山本義隆著、駿台文庫)
「難問題の系統とその解き方物理」(服部嗣雄著、 ニュートンプレス)
「物理[物理基礎・物理] 標準問題精講」(旺文社)

「田部の生物基礎をはじめからていねいに」(田部眞哉著、ナガセ)
「大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物]」(文英堂)
「理系標準問題集 生物(大森徹著、駿台文庫)
「生物標準問題精講」「生物基礎問題精講」(旺文社)
「実戦 生物重要問題集 生物基礎・生物」(数研出版)

「ひとりで学べる地学 地学基礎 地学 に対応」( 清水書院)
「青木の地学基礎をはじめからていねいに」(ナガセ)
「センター地学基礎―短期攻略」 (駿台文庫)
「センター試験 地学基礎の点数が面白いほどとれる本」(中経出版)
「きめる!センター地学基礎」(学研) 

2.物理満点戦略

2.1.解き方を10分で暗記する口頭再現法

物理は数学的な要素が強く、他の理科と一部勉強法が異なります。ここでは物理の数学的問題について、口頭再現法を使って習得する方法を書いていきます。

以下の口頭再現法を使うと、物理や数学の解けなかった問題を、10分で「問題を見たら解き方がスラスラ言える状態」にできます。

【物理の解き方を10分で習得する口頭再現法】

(0)目標:解けなかった問題を10分で「問題を見たら解き方がスラスラ言える状態」にする。

(1)書いて解く

 ①書いて解く:通常通り、書いて解く。5分以内に解けなければ、問題に印を付け、解答解説を読み、分からなかった箇所にマーカーを引き、解き方を理解し暗記して、再度解く。

 解答解説を読んで理解できなければ学校の先生などに必ず聞く。

 ②解答解説を読んで理解する:解けたら、解答解説を読んで理解し、自分の解答に足りないところがあれば自己添削し、解答の方が良い解き方だと思えばそれを覚える。 

(2)解けなかった問題を口頭再現法で習得する:【「口頭で解き方を最初から最後まで再現する」×5回】

 回数の目安は5回:解けなかった問題の解き方を、最初から最後まで、口頭でスラスラ言えるまで3~10回言う。回数は「全体を3回連続で解答を見ずにスラスラ言えるまで」。目安は5回。難しい問題は5~10回、簡単な問題は3~4回など。

 ②友達に解説するように言う:友達にその問題を解説するように分かりやすく話す。図や式を書く必要があれば書く。

 解答を見ても良い:最初は解答や自分が解いたノートを何度見ても良い。ただし、見ながらは言わず、見て、暗記して、そらで言う。

 計算は見ても良い:複雑な計算は答えを見たり暗記して言っても良い(計算の問題ではなく解き方を覚えるためだから)。

 ⑤時間を計る:毎回時間を計り、記録しておく。問題にもよるが、初回3~4分かかって解答を数回参照する状態で、2~3回続けたらだんだん暗記し、4~5回やればたいていの問題は1~2分以内に自力でスラスラ言えるようになる。5回で合計8~12分前後。

 ⑥毎日新規の問題を最低2つ行う:毎日できれば5つ、最低2つ行う。毎日2つ行えば、1ヶ月で60問になる。60問を「問題を見たら解き方がスラスラ言える状態」にできればテストでの点数は上がらない方がおかしい。

(3)復習

 ①テストまで口頭再現法で復習:翌日口頭再現法で復習(書いて解かない)、次の土日で1回、以降、テストまで、毎週末に1回復習して「初日の5回目の時間」を維持する。

 ②復習は口頭再現法:復習の時は基本、口頭再現法で言うだけで、書かない。しかし、解き方をかなり忘れていると思えば一度書いて解き、口頭再現法を3~5回行う。

 ③復習時の1日当たりの口頭再現法の回数の目安:目安は1~2回だが、回数は問題により異なる。真の目安は「初日の5回目(最終回)の時間を維持できる回数」。

 例えば、「初日の5回目の時間」が1分20秒の場合、2回目に1分半を切れば2回、切れなければ、切れるまで3~4回行う。

 ④長期記憶に入れる:テスト後も2ヶ月間、週1回復習を続けると長期記憶(数ヶ月~数年もつ記憶)に入り、実力が上がり、模試や入試で得点・偏差値が上がる。

2.2.口頭再現法の効果

(1)10分で解き方が深く記憶に入り、復習時間が激減するから、習得できる問題数が増える。

(2)成績が上がる:テスト範囲のほとんどの問題で「問題を見たら解き方がスラスラ言える状態」になるので、テストで類題を素速く解けるようになり、応用問題に時間が割けるようになるため、成績が上がります。

(3)見通しが立つ:普通は難しい問題は手探りで一歩一歩解決していきますが、この方法により、解き方の最後までの見通しが立ち、思考が連続するようになります。これは物理が超得意な人(偏差値70以上)の解き方・考え方を再現できる方法です。

2.3.物理を「理解」する

物理は、ある意味数学より「理解」しにくい科目です。よって、物理がよく分からない場合は以下のような「理解系」の参考書で理解していきます。

宇宙一わかりやすい高校物理 力学・波動」「同 電磁気・熱・原子」(学研)
秘伝の物理講義[力学・波動]」「同 電磁気・熱・原子」(青山均著、学研)
折戸の独習物理」(折戸正紀著、教学社)
坂田アキラの 物理基礎・物理[力学・熱力学編]の解法が面白いほどわかる本」「電磁気・波動・原子編」(角川)
漆原晃の 物理基礎・物理[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本」「同 電磁気」「同 波動・原子」(角川)
橋元の物理基礎をはじめからていねいに」「同 物理」(東進)

3.復習10回は思ったより時間がかからない

3.1.「10回の復習は時間がかかる」は誤解

創賢塾では全教科で、問題集は5~10周して「問題を見たら解き方がスラスラ言える状態」にするよう指導しています。

「10回復習しよう」と言うと、たいてい「えっ、そんなに」「そんなの無理! そんな時間はない」という反応が返ってきます。

「10回の復習は時間がかかる」、これは大きな誤解です。10回の復習は、3回の復習と比べて効果が圧倒的に高いのに対して、時間は3回の復習とそれほど変わりません。

3.2.復習3回で20時間、10回で25時間

例えば、1章分30ページを1日1時間×10日=10時間で終え、すぐに復習に入ったとします。通常、2回目は1回目の5~7割の時間で終えることができます。平均6割の時間です。10日前にやったものなのでまだ覚えていますし、できた問題は外していくからです。

そして、3回目は2回目の6割、6回目は5回目の6割の時間で終えることができます。これをまとめると以下のようになります。

【1回目10時間⇒2回目6時間⇒3回目3.6時間⇒4回目2.2時間⇒5回目1.3時間⇒……10回目0.1時間(6分)≒合計25時間】

10回目の「6分」て、どういうこと?と思われるかもしれませんが、10回も復習すると、ほとんど全問で「見たらすぐ解き方が思いつく状態」「即答できる状態」になります。よって、約6分で終わるのです。

これを見るとお分かりのように、3回目までにかかる時間は約20時間、4~10回にかかる時間は約5時間です。5時間の差で圧倒的に実力が上がるなら、やったほうがよくないでしょうか。

3.3.復習を10回やれば中期記憶に入る

3回しか復習しない場合は、短期記憶にしか入らず、数週間たったらどんどん忘れていき、また、解けてもかなり苦労して解くことになります。

それに対して、10回復習したら中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)に入り、テストまで覚えていられます。

また、「即答できる状態」「問題を見たら解き方がスラスラ思いつく状態」になるので、解くスピードも飛躍的に速くなります。

3.4.志望校に受かりたかったら長期記憶に入れる勉強をせよ

定期テストなら、短期記憶で何とかなるかもしれません。しかし、実力テストや模試、そして入試本番では、中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)長期記憶(数ヶ月~数年もつ記憶)でなければ太刀打ちできません。

長期記憶に入れるには、テスト後も2ヶ月以上復習し、夏休みなどの長期休暇にも復習することが必要です。

そんなの面倒くさい? 

面倒がってやらず、成績が上がらないか、面倒だからほとんどの人がやらない長期記憶に入れる勉強をやって成績を上げ、志望校に受かるか。

選択はあなた自身です。

以上、理科の定期テスト対策の勉強法でした。ご健闘を祈ります。


お問い合わせ・無料体験お申し込み

メルマガ登録(完全無料)

99%が知らない
合格する勉強法&記憶法
メールアドレス

お名前(仮名でも可)

高校生の超効率的勉強法&記憶法

高校生の定期テスト満点戦略 高校生の5教科勉強法 英語の超効率的勉強法 数学の超効率的勉強法 現代文の超効率的勉強法 小論文の超効率的勉強法 古文の超効率的勉強法 漢文の超効率的勉強法 理科の超効率的勉強法 社会の超効率的勉強法 日本史の超効率的勉強法 世界史の超効率的勉強法

中学生の超効率的勉強法&記憶法

中学生の定期テスト満点戦略 英語の超効率的勉強法 数学の超効率的勉強法 国語の超効率的勉強法 古文・漢文の超効率的勉強法 作文・意見文の最速上達法 理科の超効率的勉強法 社会の超効率的勉強法