受験勉強法(2)高1からの受験勉強法

このページでは、高校1年生が、大学受験を意識して勉強を始めたい場合の勉強法を書いていきます。

具体的には、各レベルの高校1年生が、塾に頼らず、できるだけ自力で、どういう教材を、どう勉強して、志望校合格に必要な英語力を養成していくかを書いていきます。

高校2年生は【受験勉強法(3)高2からの受験勉強法】、3年生は【受験勉強法(4)高3の受験勉強法】をご覧下さい。

1.受験勉強

1.1.このページの対象者

このページでは、以下のような人を想定して書いています。

(1)全レベルの高校1年生。

(2)中学英文法全体をほぼ習得し、高校英文法を習得したい(中高一貫校の)中学生。

1.2.入試基礎力養成期と入試合格力養成期

受験勉強は2つの時期に分かれます。入試基礎力養成期入試合格力養成期です。

(1)入試基礎力養成期:この時期には、入試基礎力、すなわち、「大学入試で必要になる、英語の基礎~標準的な知識・能力」、言い換えれば、「共通テストで8割以上、難関大学(偏差値60~65以上)の過去問で4~5割以上を取るのに必要な英語力」を培います。

 入試基礎力養成期の教材をしっかり習得すれば、偏差値は通常、65以上になります。

 ※偏差値:以下で”偏差値”という場合、河合塾英語偏差値を指します。同じ偏差値でも業者によってレベルが違うので、標準的な河合塾偏差値で考えます。

(2)入試合格力養成期:この時期には、入試合格力、すなわち、「大学入試で志望校合格に必要な英語力」、言い換えれば、「共通テストで9割以上、難関大学~超難関大学(偏差値70以上)の過去問で合格点(7割以上)を取るのに必要な英語力」を培います。偏差値で言えば70以上を目指します。

 入試合格力養成期のメインの問題集は過去問です。入試合格力養成期の勉強については【受験勉強法(5)入試合格力養成期】に書いています。

1.3.入試基礎力を養成する教材

英語の入試基礎力を養成する教材は、大学のレベルによってある程度の違いはありますが、ほとんど共通しています。それは以下の通りです。

【英語の入試基礎力を作るのに必要な教材の全リストとその使用順序】

(1)高1:コミュニケーション英語1年教科書+英語表現1年教科書&準拠問題集+高校初級英単語集+英文法先取り教材+初級英文解釈書(+中学レベル復習教材)

(2)高2:コミュニケーション英語2年教科書+英語表現2年教科書&準拠問題集+大学入試用英単語集+総合英語+大学入試用英文法問題集+中級英文解釈書

(3)高3:コミュニケーション英語3年教科書+英作文問題集+英熟語集+上級英文解釈書

これらの教材を習得することにより、英語の入試基礎力を達成でき、偏差値は60~65以上に到達し、共通テストで8割以上、難関大学の過去問で4~5割前後を取れるようになります。

1.4.学校の教材を極力使う

創賢塾の勉強法指導では、できるだけ、学校で使っている教材を使ってもらいます。その方が生徒に負担が少なく、続けやすいからです。

受験勉強でも同じで、できるだけ、学校で使っている教材を使うことをオススメします。

学校外の問題集や参考書は、続けにくく、復習しないことも多く、結果的に習得しにくいです。

1.5.受験用英語長文教材として最重要なのはコミュ英教科書と英文解釈書

(1)コミュニケーション英語教科書の重要性

 学校の教材だからという理由でコミュニケーション英語教科書を軽視し、有名な英語長文問題集や塾・予備校の教材をありがたがる高校生が多いですが、その認識は誤りです。

 コミュニケーション英語教科書は、大学教授を含めた、何十人もの専門家が携わり、その学年で必要になる英文法・英単語熟語が網羅されており、少しずつ英文が難しくなり、予習・授業・復習・テスト勉強と、勉強する機会が多いので、最重要です。

 コミュニケーション英語1~3年教科書と英文解釈書3冊(+入試基礎力養成期の他の教材)さえ習得すれば、難関大学(偏差値60~65以上)レベルの英文が読めるようになります。

 ※英語長文を習得するとは:50~100回以上音読して「スラスラ和訳+90%の理解度分速120ワード以上で音読」できるようにし、長文中の英単語熟語を暗記し、長文の音声を毎日10分リスニングして聴けるようにし、テスト後も復習し、更に夏・冬・春休みにも復習して、長期記憶に入れること。具体的な音読法は【英語勉強法(3)英語音読法】参照。

 ※90%の理解度:日本語訳を読んだときほどの理解度(=100%の理解度)ではないが、英語としてはほぼ完璧に理解できる状態。英文を90%の理解度にするための勉強法は【英語勉強法(3)英語音読法】参照。

 ※分速120ワード:1分間に120ワード読める速度。普通の音声CDの速度、英文を普通に詰まらず読むときの速度です。

 ※長期記憶:数ヶ月~数年以上もつ記憶。7回以上復習したら記憶は短期記憶(数時間~数週間もつ記憶)から中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)に移り、更に2ヶ月以上復習すると長期記憶に移り、入試で使える記憶になります。

(2)英文解釈書の重要性

 英文解釈書には、大学入試に出る、難解で複雑な英文法が凝縮・網羅されていますから、英語長文の勉強の中ではコミュニケーション英語教科書の次に重要です。英文解釈書も習得します。

(3)英語長文問題集の優先順位は低い

 コミュニケーション英語教科書と英文解釈書2~3冊(+入試基礎力養成期の他の教材)を勉強・習得していたら、英語長文問題集を解き、習得する時間はありませんし、必要でもありません。

 英語長文問題集は、入試基礎力養成期の教材を全て習得し終わって、必要があれば取り組みます。

「君の英語号は空へ舞い上がれるか?」

清水かつぞー(元・駿台予備校講師、ベストセラー「英単語ピーナツ」シリーズ著者)(國弘正雄著「英語の話しかた」87ページ所収、たちばな出版)

わからない単語が1ページに10もあり、一つひとつ辞書を引く。そのあとで一生懸命にノートに日本語訳をでっちあげる。授業中に教師が言う訳を参考にして、自分の訳を訂正する。文法的な説明その他も全てノートする。家に帰って、少し復習して、それでおしまい。

もし君が英文解釈(引用者註:コミュニケーション英語教科書・英語長文問題集)でこのような勉強法をしていたら、残念ながら長文を何題やろうが、あまり実力はつかないだろう。残酷な話だが本当だ。それはちょうど、飛行場の滑走路をグルグル回っているジェット機のようなものだ。地面を滑走し続けるだけで、空に舞い上がることは永遠にない。……

それ(引用者註:英語の加速度を生み出すもの)は「スラスラ感」なのである。「この英文はスラスラわかるぞ!」という感じなのである。そうなのだ。英文解釈の勉強とは、スラスラわかる英文を1つずつ作り上げていくことなのだ。……

「スラスラ感」を味わうためには、地道に音読を繰り返すという復習が欠かせない。ほとんどの生徒がそこから逃げようとする。いや、そのことに気づきもしない。教師もその必要性を教えない。……

ところが、たった3題の長文でも、君が日本語を読むときの「スラスラ感」の半分くらいを英語でも感じることができれば、飛躍の可能性が生まれてくる。最初から量を焦ってはいけない。「スラスラ感」さえ獲得すれば、量はあとから、あっという間についてくる。……大学入試の長文読解は、最高レベルの生徒でもせいぜい100題だ。

■質問1 どんな英文を対象にするのですか。高校の教科書でもよいのですか。

自分の志望校レベルの長文が対象です。高校の教科書でももちろん結構です。生徒さんは、入試問題ではないという理由だけで、高校のリーダー(※引用者註:コミュニケーション英語教科書)を軽く見ます。読めもしないくせに軽くみる。それは間違いです

■質問2 何回くらい音読するとスラスラ感が味わえますか。

100回くらいと言いたいのですが、まあ50回というところが、受験勉強としての現実的な数字でしょう。最初の2,3題は3桁の回数(引用者註:100回以上)になるかもしれません

■質問3 実際に100題やれた生徒はいますか。

私の知っている範囲ではおりません。最高で75題です。

■質問4 一番少ない人で何題くらいですか。

10題程度で大学生になった人もかなりおります。15題で上智に合格した人もいる

ここで「15題」というのは「志望校(この場合は上智大学)レベルの長文」が15題ということであり、その前に当然、高1~3年のコミュニケーション英語教科書、共通テストレベル~上智レベルの英語長文を「20~30題以上×50~100回音読」して習得しておく必要があります。

1.6.高1からの受験勉強

受験勉強の開始は早い方が有利です。

例えば、偏差値70以上の超難関中高一貫校の多くでは、高2の終わりの時点で全教科の受験範囲がほぼ終わり、3年生の1年間は過去問などの入試レベルの勉強を存分にすることができます。

同様に、普通の学校の生徒でも、英語は、頑張れば、高2の終わりの時点で、入試基礎力養成期の多くの教材を習得することは可能で、そうすれば、当然入試では有利になります。

2.学校教材の勉強法

2.1.教材

高1で習得すべき全教材は以下の通り。

【コミュニケーション英語1年教科書+英語表現1年教科書&準拠問題集+高校初級英単語集+英文法先取り教材+初級英文解釈書(+中学レベル復習教材)】

2.2.学校教材の勉強法

【学校教材の勉強法】

(1)コミュニケーション英語1年教科書

 ①テスト勉強:50~100回以上音読して「スラスラ和訳+音読」できる状態にし、英単語熟語を暗記し、グラマーの英文法例文を英作文できるように暗記し、毎日10分リスニングします。詳しくは【高校生の定期テスト満点戦略(3-1)コミュ英語】参照。

 ②テスト後の復習:テスト後は、「和訳+音読+英単語熟語暗記」のみの復習を、「前のテスト範囲⇒その前のテスト範囲⇒既習全範囲」という風に行い、次のテスト3週間前になったら、テスト勉強に集中し、またテスト後に既習全範囲をできるだけ復習し、夏・冬・春休みにも復習します。

 このようにしつこく何度も復習すれば、学習内容が長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入っていきます。

 音読が時間的に厳しい場合、「和訳+英単語熟語暗記」だけでも春休みまで維持します。

 ③次のテスト範囲を超えた先取りはしない:次のテスト範囲の先取り(授業より先に進めて音読等をしていくこと)はどんどんやりますが、次のテスト範囲を超えた先取りまではしなくて結構です。

 英文法の先取りや英単語集の暗記に時間が掛かり、そちらの方が重要だからです。

 ④初見の英文を読む訓練:コミュニケーション英語教科書で、初見の英文を読む訓練(後述)をしていくと、模試や入試で有利です。

(2)英語表現1年教科書&準拠問題集

 ①テスト勉強:英語表現教科書の例文(≒総合英語の例文)を瞬間英作文で暗記し、英語表現教科書と準拠問題集の問題を5周以上繰り返してスラスラ解けるようにします。詳しくは【高校生の定期テスト満点戦略(3-2)英語表現】参照。

※瞬間英作文:【2回口頭和訳⇒英文を7回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語を見て英語を即答する)⇒言えたら次へ、言えなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」⇒全部⇒週10周】

 ②テスト後の復習:英語表現教科書の準拠問題集と総合英語の例文(≒英語表現教科書の例文)和訳を復習します。英文法例文暗記を復習する時間は、偏差値70以下の普通の高校生にはなく、優先順位も低いためです。

 テスト後、準拠問題集の、学校で新たに習った範囲を3周しながら、「前のテスト範囲を3周⇒その前のテスト範囲を3周⇒既習範囲全部を3周」と復習し、次のテスト3週間前になったら、テスト勉強に集中し、またテスト後に既習全範囲をできるだけ復習し、夏・冬・春休みにも復習します。

 総合英語の例文和訳は、「前のテスト範囲を3周⇒その前のテスト範囲を3周⇒既習範囲全部を3周」のように復習していきます。

 以上を行えば、学校で習った高校英文法のほとんどを長期記憶に入れることができます。

(3)学習教材の英単語熟語

 コミュニケーション英語教科書・英語表現教科書・総合英語・基礎的英文法参考書等、自分が学習している教材の中の、意味を知らない英単語熟語は全て自作単語帳に書いて、【クイック・レスポンス法】で暗記していきます。

2.3.初見の英文を読む訓練をする

学校の実力テスト・模試・大学入試では、当然、「初見の英文を読んで問題に答える」必要があります。しかし、多くの高校生は、「初見の英文を読む訓練」「問題を解く訓練」を普段、していません。ほかの教材の勉強が忙しいので、それは仕方の無いことです。

 ※初見の英文を読む訓練:意味が分からない英単語熟語の意味を前後関係・文脈から推測し、英文のSVOCM(主語・動詞・目的語・補語・修飾語句)を確定させることで文法的理解に努め、人名・数字・主張などのキーワードとキーセンテンスに印を付けながら読むなどのトレーニングのこと。詳しくは【過去問のすべて(1)解き方】参照。

 ※問題を解く訓練:英文を読む途中に下線部や穴埋め問題があればその都度、問題を解き、全体の時間配分を考えて、1問に時間を使いすぎないようにして、全体の点数を最大化するように解くなどのトレーニングのこと。詳しくは【過去問のすべて(1)解き方】参照。

創賢塾の英語指導でも、上記の入試基礎力養成期の教材の習得が優先なので、それが終わるまでは、英語長文問題集で「初見の英文を読んで問題に答える訓練」は、してもらっていません。

しかし、「初見の英文を読む訓練」は、コミュニケーション英語教科書を使ってしてもらっています。コミュニケーション英語教科書は普段から使っているので、この方法はオススメです。

やり方は以下になります。

【コミュ英教科書を使って初見の英文を読む訓練をする方法】

毎日1ページ(もしくは15分)など決めて、教科書の新規部分を以下のように読みます。

(1)2回通して読む

 ①2回通して読む:模試や入試の時のように、辞書を引かず、大意を把握しながら2回通して読みます。

 ②英単語熟語の推測:意味が分からない英単語熟語には印を付け、前後関係から10秒推測します。

 模試や入試では必ず意味の知らない英単語は出ますから、「英単語推測力」は超重要です。「英単語推測力」は、推測し続けることで上達します。

 ③文法的理解:文法的に意味が分からない個所にも印を付け、SVOCMを確定すること(英文解釈)で理解に努めます。

(2)3回目

 ①1文ずつ和訳する:教科書ガイドや辞書で英単語熟語の意味を調べて再度読み、口頭で1文ずつ和訳し、教科書ガイド等で訳を確認し、文法的に理解し、間違えた箇所・分からない箇所に印を付けます。

 ②授業で理解する:文法的に理解できなかった箇所を授業で集中して聞いて理解します。それでもわからなければ先生や級友に聞きます。

3.高1からの受験勉強法

3.1.受験勉強法

【高1からの受験勉強法:教材・順序・習得法】

(1)中学レベルの復習1:英単語熟語

 ①対象:中学英単語熟語の多くを忘れてしまっている、偏差値40~45以下の高校生。

 偏差値45以上でも、中学英単語熟語の多くを忘れていると思う人は暗記し直した方が良いです。

 ②教材:2000ワード前後収録の高校入試用英単語熟語集を1冊暗記します。

 ③暗記法:【クイック・レスポンス法】

(2)中学レベルの復習2:中学英文法の復習

 ①対象:中学英文法の多くを忘れてしまっている、偏差値40~45以下の高校生。

 偏差値45以上でも、中学英文法の多くを忘れていると思う人は復習した方が良いです。

 ②教材:「中学ニューコース問題集 中学英文法」(学研)などの高校入試用英文法問題集をまず解き、理解に問題がない人はそのまま習得します。

 良く理解できない人は、「ハイパー英語教室 中学英文法」(桐原書店)のような、中学英文法の基礎の基礎から解説した、薄い参考書で中学英文法を理解した後、高校入試用英文法問題集を習得します。

 ③習得法:【「ハイパー英語教室 中学英文法」習得法】【「中学ニューコース問題集 中学英文法」習得法】参照。

(3)高校初級英単語集

 ①学校で配られる場合:たいていの学校では高1で高校初級英単語集を配り、毎週小テストをしています。また、定期テスト範囲に含める場合も多いです。

 その場合、毎週の小テストと定期テストで100点を取れるように暗記し、テスト後も既習範囲を復習し、夏休み・冬休み・春休みにも復習し、学校で高校初級英単語集が終わった時点で、全部暗記している状態にします。

 ②復習の重要性:ほとんどの高校生はテスト後に復習しないので、学年末に1冊テストし終わっても、自分はほとんど覚えていない、という状態になっています。

 英単語は非常に重要なので、きちんと復習し、1年のうちに高校初級英単語集を暗記し終わるようにします。

 ③学校で配られない場合:高校初級英単語集を1冊購入し、高1の間に暗記します。

 まず見出し語を、次に、できるだけ派生語・同義語・反義語なども暗記します。

 ④英単語暗記法:【クイック・レスポンス法】を参照。クイック・レスポンス法なら、「毎日30分×7日」で毎週100ワード暗記できます。

 ⑤毎日30分以上暗記:高校で、英単語は4000~6000前後(必要英単語数は大学レベル次第)、英熟語は約1000暗記する必要があります。毎日10~20分ではとても暗記しきれませんから、毎日30分以上は英単語暗記に使うべきです。

 高校初級英単語集・コミュニケーション英語教科書・英語表現教科書など、全て合わせて毎日30分以上暗記します。

 ⑥次の英単語集:高校初級英単語集の見出し語(+派生語・同義語等)を暗記したらすぐに、大学入試用英単語集(後述)の暗記に入ります。

(4)高校英文法の先取り(後述)

(5)初級英文解釈書

 ①取り組むべき人:高校生全員。

 今の高校生は英文解釈のことを知らない人も多いですが、大学入試の難しい英語長文を初見で文法的に理解できるようにするには必須です。

 ②着手時期:総合英語の例文の7割以上を和訳できるようになった頃。

 ③「英文解釈」とは:「大学入試に出る、文法的に難解な英文を、初見で理解するための技術」のことで、具体的には、「難解で理解しにくい英文法を網羅的に載せた英文解釈書で、英文にSVOCM(主語・動詞・目的語・補語・修飾語句)を振り、和訳を書くトレーニング」をします。

 ④初級英文解釈書とは:高1レベルの英語長文読解力を、共通テストレベルの英文を読める英語長文読解力に引き上げる英文解釈書です。

 ⑤習得法:SVOCMと和訳を3周書き、50回以上音読し、習得します。詳しくは【勉強法(4)英文解釈】、【基礎英文解釈の技術100」習得法】参照。

 ⑥習得目標:「収録全英文について、SVOCMがパッと分かり、スラスラ訳せて、文法的に解説できて、分速120ワード以上で、90%の理解度でスラスラ音読できる状態」にし、更に2ヶ月以上復習して長期記憶に入れていきます。

 ⑦習得時期の目安:高校1年生の間に終わらせられれば順調です。

 ⑧次の教材:初級英文解釈書を習得し終わったらすぐに、中級英文解釈書(後述)に入ります。

3.2.オススメ高校入試用英単語熟語集(中学レベル英単語集)

中学版 速読英単語」(見出し語数約2200:Z会)
システム英単語 中学版」(見出し語数約1700:駿台)
高校入試 短文で覚える英単語1900」(文英堂)
例文で覚える中学英単語・熟語1800」(学研)
高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800」(旺文社)

一番のオススメは「中学版 速読英単語」です。理由は、単純に見出し語数が多く、覚えやすいからです。

3.3.オススメ中学生用英文法参考書

「ハイパー英語教室 中学英文法」(安河内哲也著、桐原書店)
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」(学研)

Z会中学英文法 Fine」(Z会)
くもんの中学英文法」(くもん)

一番のオススメは「ハイパー英語教室 中学英文法」です。簡潔で分かりやすく、薄いので、中学英文法全体を1~2ヶ月で理解することができます。

更に「中学英文法の例文集」付きなので英文法の理解の確認・和訳の確認・英作文対策もでき、「例文CD」も付いています。

3.4.オススメ高校入試用英文法問題集

中学ニューコース問題集 中学英文法」(学研)
くわしい問題集英文法 中学1~3年」(文英堂)
これでわかる英文法中学1~3年」(文英堂)
完全マスター中学英文法―中学1~3年」(くもん)

一番のオススメは「中学ニューコース問題集 中学英文法」です。薄い(問題編約120ページ)ですが、中学英文法は網羅しています。高校生なら2~3ヶ月で習得可能です。

3.5.オススメ高校初級英単語集

データベース3000 基本英単語・熟語」(桐原書店)
速読英単語 入門編」(Z会)
英単語ターゲット1400」(旺文社)
システム英単語Basic」(駿台)

3.6.オススメ初級英文解釈書

一番のオススメは「入門英文解釈の技術70」です。

入門英文解釈の技術70」(CD付き、桐原書店)
英文読解入門 基本はここだ!」(西きょうじ著、代々木)
「英文解釈教室 入門編」(伊藤和夫著、研究社)
「ビジュアル英文解釈1」(伊藤和夫著、駿台)

4.高校英文法の先取り

4.1.英文法の先取り

【高1からの高校英文法先取り勉強法】

(1)高校英文法の先取り

 ①対象:高校英文法の5~7割以上が未習で、英文解釈書などの大学受験勉強を始めたい高校1年生や(中高一貫校の)中学生。

 ②先取りの目標:総合英語の全例文を自力で訳せるくらいの英文法力を身に付けること。

 高校英文法は量が膨大なので、まずは核心(総合英語の例文レベル)を理解・暗記し、次に高校英文法の全体(総合英語の全英文レベル)を理解・暗記するのが正しい勉強法です。

 ③受験勉強の最優先:高校1年生が受験勉強を始めたい場合、一番最初にすべきことは英文法の先取りです。

 総合英語の例文を全部自力で訳せて解説できるだけの英文法力を身に付ければ、英文解釈書や大学入試用英文法問題集などの他の受験勉強に入れるからです。

 また、コミュニケーション英語教科書や英語表現教科書の内容もよく分かるようになります。

(2)高校英文法の先取り教材:先取り教材の選択肢は以下の3種類になります。

(2-1)選択肢1:基礎的英文法参考書+動画授業

 ①適した対象:偏差値65以下の高校1年生。

 ②基礎的英文法参考書とは:集中12日間! 英文法のいちばん大事なところ」(旺文社:約350ページ)のような、「初歩から大学入試レベルまでの高校英文法の核心部分(総合英語の例文レベル)が載っていて、それさえ習得すれば、総合英語の和訳・英文解釈書・大学入試用英文法問題集を自力で進められるような、厚すぎず薄すぎず、解説が詳しく分かりやすい、問題も適量載っている英文法参考書」のことです。

 ③基礎的英文法参考書のメリット:1冊の薄めの参考書に必要十分な英文法がまとまっていれば、総合英語より取り組みやすく、周回しやすく、習得しやすいです。

 ④基礎的英文法参考書の習得法:各章ごとに5周し、復習しながら先に進めて、全体を速やかに習得します。詳しくは集中12日間! 英文法のいちばん大事なところ」の習得法】参照。

 ⑤基礎的英文法参考書の習得目標:解説を全て理解し、英文を全て和訳でき、全問題をスラスラ解けるようにし、全知識を暗記します。

 ⑥習得にかかる時間の目安:高校英文法がゼロの人が「集中12日間! 英文法のいちばん大事なところ」を習得したい場合、約100時間、毎日30分勉強すれば約6ヶ月です。

 高校1年の夏休みの40日間に毎日2時間取り組めば、未習部分(7割前後)はほぼ習得できます。

 ⑦動画授業の必要性:英文法の先取りをするとき、書籍だけでは理解しにくい人も多いと思います。そういう人には動画・塾・予備校の授業が役立ちますが、ネットの動画授業なら、安価ですから、手軽に受けられます。

 書籍だけで理解に不安がない人は、書籍だけで進めてokです。

 ⑧動画授業のオススメ:動画授業には様々ありますが、オススメは低価格、高品質授業で有名なスタディサプリです。高校1年生用の英文法授業を1講座(20~30講義)見ると、高校英文法の概要が理解できます。

 ⑨基礎的英文法参考書と動画授業の使い方:書籍だけで理解に問題があまりない人は、基礎的英文法参考書を読んでいて理解しにくい箇所の動画を見ます(一部だけを見るパターン)。

 書籍だけだと理解に不安が大きい人は、最初に動画を見て、基礎的英文法参考書の該当箇所を読みます(全動画を見るパターン)。

(2-2)選択肢2:学校の教材をメインにするパターン:総合英語+英語表現教科書準拠問題集(+動画授業)

 ①適した対象:偏差値60以上で、やる気があり、参考書や問題集を自力で習得するのが得意な高校1年生。

 ②総合英語のメリット・デメリット:解説も詳しいし、学校で使っているし、新たな教材を買う必要もありませんから、利点は大きいです。

 ただし、分厚いので、先取り教材としては、多くの人は進めにくいと思います。

 ③問題集の必要性:総合英語を和訳していくだけでは、理解と暗記ができているか不明なので、問題集は必須です。

 ④問題集の選択:英語表現教科書準拠問題集を使うのがオススメです。

 準拠問題集は、学校で使っているので学習しやすく、新たに買う必要もなく、高校英文法初心者でも取り組みやすいような易しい内容であるためです。

 大学入試用英文法問題集は、高校1年生が進めるには、詳細で暗記量が多すぎるので、やめたほうが良いでしょう。

 ⑤習得法:総合英語の各章の例文を5周和訳し、それに相当する英語表現教科書準拠問題集の問題を5回解き、毎週既習範囲を復習しながら最後まで進めます。

 総合英語の具体的な習得法は【「総合英語」で英文法をマスターする方法】参照。

 ⑥習得の目安:総合英語の全例文をスラスラ訳せるようにすること、英語表現教科書準拠問題集の全問題をスラスラ解けるようにすることです。

 ⑦動画授業:必要に応じて、動画授業で理解を深めます。

(2-3)選択肢3:予備校・塾・動画授業等で英文法の先取り授業を取っている場合。

 ①教材:授業+英文法問題集。

 授業を核にして、英語表現教科書準拠問題集や「集中12日間! 英文法のいちばん大事なところ」のような高1レベルの基礎的英文法問題集・参考書を1冊習得します。

 授業だけだと「理解」したに過ぎせん。「暗記」は自分でする必要があります。

 ②習得法:授業を受け、それに相当する英文法問題集の章を5周し、毎週復習しながら先へ進めます。

(3)先取り終了後:総合英語の英文和訳・英文解釈書・大学入試用英文法問題集に進みます。

 この3つの中では、優先順位は【総合英語≧英文解釈書>大学入試用英文法問題集】です。できるだけ、総合英語の英文和訳と英文解釈書は同時に始めます。

4.2.オススメ基礎的英文法参考書

集中12日間! 英文法のいちばん大事なところ」(水野卓著、旺文社、360ページ)
肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」(角川、303ページ)

最もオススメは「集中12日間! 英文法のいちばん大事なところ」です。習得法は集中12日間! 英文法のいちばん大事なところ」の習得法】参照。

5.高2の受験勉強法

この章では、基本的に、上記の「高1で習得すべき全教材」は全て習得し終わったものとして書いていきます。高校初級英単語集など、習得し切れていない教材がある場合は、引き続き学習を続け、終わった時点で次の教材に入ります。

5.1.教材

高2で習得すべき全教材は以下の通り。

【コミュニケーション英語2年教科書+英語表現2年教科書&準拠問題集+大学入試用英単語集+総合英語+大学入試用英文法問題集+中級英文解釈書】

5.2.高2の受験勉強法

【高2の受験勉強法:教材・順序・習得法】

(1)学校の教材1:コミュニケーション英語2年教科書

 ①勉強方法:コミュニケーション英語1年教科書と同じ。

 ②教材全て習得:学校によっては、2年生のうちにコミュニケーション英語3年教科書に入ったり、終わる場合もあります。その場合は当然、3年教科書も習得します。

(2)学校の教材2:英語表現2年教科書

 勉強方法は英語表現1年教科書と同じ。復習は1年&2年準拠問題集。

(3)大学入試用英単語集

 ①教材:学校で配られている場合はそれを、配られていない場合は市販の大学入試用英単語集を購入し、暗記します。

 ②暗記法:【クイック・レスポンス法】参照。引き続き、英単語熟語全体で毎日30分以上暗記します。

 ③暗記内容と時期:まず見出し語を全部暗記します。これは2年生のうちに全部暗記できれば、順調です。

 それが終わったら、派生語・同義語・熟語など、自分の大学入試用英単語集に入っている情報は全て入試まで暗記し続けます。どうせどこかで覚える必要が出てきますし、英単語熟語は多いほど有利だからです。

 ④その後:見出し語を暗記し終わったら、派生語等の暗記を続けながら、英熟語集に入ります。

(4)学習教材の英単語熟語

 上記に同じ。

(5)受験勉強1:英文法:総合英語の英文和訳

 ①取り組むべき人:全レベルの高校生。

 ②必要性:総合英語には大学入試で必要になるほぼ全ての英文法が過不足なく収録されていますから、その全英文を5~10周してスラスラ和訳できるようにすれば、コミュニケーション英語教科書から最難関大学の過去問まで、文法的に理解できない箇所は、ほぼなくなります(初見で解けるか、訳せるかは別ですが、解説を読めば理解できます)。

 よって、全高校生が総合英語の英文和訳に取り組んだ方が良いです。

 ①総合英語の例文和訳:学校・塾・自習で、高校英文法の学習が7割以上終わったら、総合英語の例文全部を和訳できるようにします(例文和訳を既に終えている場合は解説中の英文和訳に入ります)。

 総合英語の例文をスラスラ和訳できるようにすることで、高校英文法の基礎力が完成し、初級英文解釈書、大学入試用英文法問題集に入ることができます。

 ②総合英語の解説中の英文和訳:例文和訳が終わったら、解説中の英文和訳に入ります。総合英語の解説中の英文をスラスラ和訳できるようにすることで、高校英文法の入試基礎力が完成します。

 ③期間と時期:例文和訳にはそれほど時間はかかりません。全体を5周するのに35時間前後(英文法力次第)、毎日30分で2ヶ月超です。例文和訳は高1の間には終わらせたいところです。

 解説中の英文和訳は50~80時間前後(英文法力次第)、毎日30分で5ヶ月超です。高2の間には終わらせたいところです。

 ④習得法:各章の例文を5周和訳し、毎週既習範囲を復習しながら最後まで進めます。

 次に、各章の解説中の英文を全部5周和訳し、毎週既習範囲を復習しながら最後まで進めます。具体的なやり方は【「総合英語」で英文法をマスターする方法】参照。

 ⑤注意点:和訳の注意点としては、解説を全部読まないことです。「英文和訳⇒和訳でき、文法的に理解できたら次へ、(文法が原因で)和訳できない、文法的に理解できないなら解説を読んでマーカーを引く⇒3回和訳⇒次へ」のようにします。

 全部読んでいたら、負荷が大きく、挫折する可能性が高くなります。

(6)受験勉強2:中級英文解釈書・上級英文解釈書

 ①時期:初級英文解釈書が終わったらすぐに、中級英文解釈書に入ります。

 高2の間に、中級英文解釈書を1冊、できれば上級英文解釈書も1冊習得します。ただ、実際には、上級英文解釈書は高3の夏休みくらいまでかかる人が多いです。

 ②中級英文解釈書とは:共通テストレベルの英文を理解できる英語長文読解力から、難関大学(偏差値60~65以上)レベルの英文を理解できる英語長文読解力に引き上げる英文解釈書です。

 ③上級英文解釈書とは:難関大学レベルの英文を理解できる英語長文読解力から、超難関大学(偏差値70以上)レベルの英文を理解できる英語長文読解力に引き上げる英文解釈書です。

 偏差値60以下の中堅大学志望者は、時間的に無理なら、やらなくても仕方ありません。

 ④習得法は前述の通り。

(7)受験勉強3:英文法:大学入試用英文法問題集

 ①取り組むべき人:受験生全員。

 英文法問題が志望校入試に出ようが出まいが、入試には高校英文法全体を理解し暗記していることが必須で、それは問題集を解かないと分かりませんから、全員取り組むべきです。

 ②学習時期:総合英語の和訳や英文解釈書と並行して進めます。3年夏休みには習得し終わるように考えて、2年の夏休みには本格的に勉強し始めます。

 ③問題集選択:学校で配られている場合はそれを使うのが賢明です。2冊平行して取り組んでも、どちらも中途半端になり、習得しにくいからです。

 学校の問題集の解説が分かりにくい、分量が多いなどで問題がある場合、もしくは、そもそも配られない場合、解説の詳しい問題集を選びます。

 ④習得法:パートごとに5周し、復習しながら先に進め、最終的に10周以上解きます。具体的な習得法は【勉強法(7-3)大学入試用英文法問題集1冊丸ごと習得法】参照。

 ⑤習得目標:全問をスラスラ解けるようにし、10回以上復習して、長期記憶に入れていきます。

 ⑥効果:共通テスト、中堅~難関大学レベルの英文法を習得することができ、また、入試英文法問題が解けるようになります。

 ⑦習得期間:初見で半分くらい解ける人で、全体をスラスラ解けるようにするまで、約100時間かかります。つまり、毎日30分で200日(約7ヶ月)ほどです。

5.3.オススメ大学入試用英単語集

どの英単語集が良いかは志望校の難易度次第です。「英単語ターゲット1900」や「システム英単語」なら、易しい単語順に並んでいるので、中堅~難関大学まで対応できます。

超難関大学志望なら「単語王2202」、「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」、「DUO3.0」などがオススメです。

データベース4500 完成英単語・熟語」(桐原書店)
速読英単語 必修編」(Z会)
英単語ターゲット1900」(旺文社)
システム英単語」(駿台)
単語王2202」(中澤一著、オー・メソッド出版)
鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」(角川)
必携英単語LEAP」(竹岡広信著、数研出版)
DUO3.0」(アイシーピー)
ALL IN ONE」(高山英士著、Linkage Club)

5.4.オススメ中級・上級英文解釈書

基礎英文解釈の技術100」(中級)、「英文解釈の技術100」(上級:CD付き、桐原書店)
ポレポレ英文読解プロセス50」(中~上級:西きょうじ著、代々木)
横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本」(中~上級:中経出版)
「英文解釈教室」(上級)、「同 基礎編」(中級:伊藤和夫著、研究社)
「ビジュアル英文解釈2」(上級:伊藤和夫著、駿台)
「英文読解の透視図」(中~上級:篠田重晃著、研究社)
「構文把握のプラチカ―英文解釈」(中~上級:河合)

一番のオススメは「英文解釈の技術」シリーズです。詳しい習得法は【基礎英文解釈の技術100」習得法】参照。

5.5.オススメ大学入試用英文法問題集

世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座」(関正生著、角川)
スクランブル英文法・語法」「スクランブル英文法・語法 Basic」(旺文社)
Next Stage 英文法・語法問題」(桐原書店)
英文法・語法 Vintage」(いいずな書店)

一番のオススメは、解説が非常に詳しい「世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座」です。具体的な習得法は【世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座】参照。

6.高3の受験勉強法

この章では、基本的に、上記の「高校1~2年で習得すべき全教材」は全て習得し終わったものとして書いていきます。大学入試用英単語集など、習得し切れていない教材がある場合は、引き続き学習を続け、終わった時点で次の教材に入ります。

6.1.教材

高3で習得すべき全教材は以下の通り。

【コミュニケーション英語3年教科書+英作文問題集+英熟語集+上級英文解釈書】

6.2.高3の受験勉強法

【高3の受験勉強法:教材・順序・習得法】

(1)学校の教材1:コミュニケーション英語3年教科書

 ①勉強方法:コミュニケーション英語1&2年教科書と同じ。

 ②先取り:コミュニケーション英語3年教科書も、2年教科書までと同様、先取りは、次のテスト範囲にとどめますが、総合英語全英文の和訳・上級英文解釈書・入試用英単語集・英熟語集・入試用英文法問題集を終えたら、3年教科書の先取りを本格的に始めます。

 3年夏休みに先取りを終わらせられれば、順調です。

 ③英語長文問題集:学校によっては、コミュニケーション英語教科書とは別に、もしくは代わりに、英語長文問題集を採用したりテストに出す学校もあります。そういう場合はコミュニケーション英語教科書と同様の勉強を行います。

(2)学校の教材2:英作文問題集

 ①英作文問題集:多くの高校では、高3の英語表現授業で「入試必携 英作文」(数研)や「システム英作文」(桐原書店)のような英作文問題集を扱います。

 ②テスト勉強:英文法例文をまず暗記し、余裕があれば、英作文問題を書き、その模範解答を丸暗記します。

 ③暗記法:15ワード以内の英文は上記瞬間英作文で暗記します。それ以上になると瞬間英作文では暗記しづらいですが、【1日10回音読×10日】のように音読すれば丸暗記できます。

 ④復習:テスト後に復習するかは、大学入試次第です。

 志望校に英作文がある場合は、英作文問題集の英文法例文暗記の復習をし、また、夏休み頃までに全例文(200~300例文程度)を暗記します。これで英作文の基礎ができます。

(3)英熟語集

 ①対象:大学入試用英単語集の見出し語を全部暗記した人、もしくは、学校で英熟語集の小テストがあり、定期テストに出る人。

 ②教材:学校で配られているものがあればそれを、配られていなければ1000英熟語以上収録の英熟語集を1冊暗記します。

 ③必要性:英熟語集まで暗記できる人は多くありませんが、英熟語は入試に確実に多く出ますから、暗記すれば大きな武器になります。

 ④暗記法:英単語暗記法と同じ【クイック・レスポンス法】で暗記します。

(4)学習教材の英単語熟語

 上記に同じ。

(5)上級英文解釈書

 ①時期:上級英文解釈書は、できれば高2の間に、それが無理でも、高3の夏休みには終わらせたいところです。

 ②入試まで続ける:英文解釈書を3冊習得しても、大学入試の志望校過去問の英語長文を初見で理解できるかは、英文難易度や人によります。よって、初見理解度を高めるため、入試まで、いろいろな英文解釈書を習得していくことをオススメします。

 当塾オススメの「英文解釈の技術」シリーズの場合、例題のほかに演習問題も付いています。まずは例題を3冊終わらせ、その後、入試まで、演習問題を解き続ければ良いでしょう。

6.3.オススメ英熟語集

英熟語集はだいたい1000英熟語収録で、それほど収録数に違いはありません。レイアウトなどで、自分の好きなものを選べば良いでしょう。

英熟語ターゲット1000」(旺文社)
速読英熟語」「解体英熟語」(Z会)
システム英熟語」(駿台)
英熟語Always1001」(河合塾)

6.4.入試合格力養成期

以上の入試基礎力養成期の教材を全て習得し終わったら、もしくは3年の夏休みからは、入試合格力養成期の勉強-共通テスト過去問、志望校過去問-に入っていきます。

詳しくは【受験勉強法(5)入試合格力養成期】参照。

【最後に】

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

高校1年生の方は、以上の教材を全て習得することに集中して下さい。全て習得できたら、英語の入試基礎力-共通テストで8割以上取るのに必要な英語力、難関大学(偏差値60~65以上)の過去問で4~5割以上を取れる英語力-が身に付きます。

この文章があなたの勉強の役に立てば幸いです。幸運を祈ります。

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