勉強法(1-1)英単語熟語暗記法

このページでは英単語熟語の超効率的な暗記法、そして暗記した英単語熟語全てを長期記憶に入れる復習法を書いていきます。

これを読んで英単語暗記を「毎日30分×1年間」続ければ、あなたも年2400英単語熟語を確実に長期記憶に入れられます。

1.英単語集の種類と暗記のしやすさ

1.1.英単語集の5つの種類

英単語集には主に、単語単体形式、フレーズ形式、圧縮例文形式、英語長文形式、語源形式の5種類あり、それぞれで暗記法が異なります。以下、長所・短所を含めて書きます。

1.2.単語単体で暗記する

最も一般的な英単語集の形式で、左に英単語、右に日本語訳が載っているタイプ。

長所は、フレーズ暗記等に比べて情報量が少ないので(フレーズ暗記だと2~4英単語になる)、暗記が比較的容易であること、短所は、英単語と日本語訳に関連性がないのでかなり忘れやすい点です。

忘れやすいですが、単語単体の暗記はどうしても必要です。なぜなら、フレーズや長文で覚えても、日本語の語義は1つしか覚えられず、それでは大学受験は戦えないからです。難関大学になればなるほど、マイナーな語義が勝負を分けますから、語義は2~4つ覚えるしかありません。

また、英語教科書や過去問の英単語を覚えるときなども、英単語帳に自分でまとめて単語単体で覚える必要があります。

「英単語ターゲット1900」(旺文社)シリーズ
「データベース3000基本英単語・熟語」(桐原書店)シリーズ
単語王2202」(中澤一著、オー・メソッド出版)
鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」(角川)
必携英単語LEAP」(竹岡広信著、数研出版)
キクタン【Advanced】6000語レベル」シリーズ(アルク)
ユメタン1 大学合格必須レベル」シリーズ(アルク)
英単語FORMULA1700」(安河内 哲也著、東進)シリーズ
フェイバリット英単語・熟語コーパス4500」(投野由紀夫著、東京書籍)シリーズ

1.3.フレーズで暗記する

2~5ワード前後のフレーズで覚える形式。

長所は、フレーズの英単語間に関連があるので覚えやすく忘れにくいこと、英単語の使い方も覚えられること、短所は、1つの語義しか覚えられないので、フレーズで一通り覚えたら、単語単体の暗記法で2~4つ目の語義を暗記する必要があることです。

「システム英単語」(駿台文庫)シリーズ
英単語ピーナツ金メダル」(清水かつぞー著、南雲堂)シリーズ
コロケーションで覚える英単語」(ピアソン桐原)
チャンクで英単語 Standard」(投野由紀夫著、三省堂)シリーズ

【創賢塾の勉強法が役立っています】

Fさん(高校1年生、千葉県)

期末テストの結果が返ってきました。

先生に教えていただいた通りに勉強した科目に関しては、90点以上またはトップ3に入ることが出来ました。

点数は、コミュニケーション英語97点(同75点)、論理表現91点(同76点:学年2位)、数学A97点(同65点:学年1位)、現代文84点(平均69点:学年2位)、古文92点(同78点)、世界史91点(同86点)、日本史97点(同87点:学年3位)でした。

しかし、少しサボった科目-数学1:86点(平均72点)、生物基礎83点(平均77点)、化学基礎87点(平均72点)-に関しては満足いかない点数でした。総合では学年4位でした。

反省点がたくさんあるので、夏休みも、教えていただいた、英語の瞬間英作文音読法、数学の口頭再現法、古文単語の暗記法、訳の暗記、品詞分解などをしっかり続けていきます。

英単語の暗記(クイック・レスポンス法)は、出来るだけ毎日2時間やっているのですが、とても効果があり、実際に実践できた日はその日の英単語はほとんど覚えることが出来ています。これからも続けていきたいです。

1.4.圧縮例文で暗記する

比較的短い例文の中に暗記すべき英単語熟語を5つも6つも詰め込んだ画期的な英単語集の形式。ほぼ「DUO3.0」の独壇場。

長所は、例文の英単語間に関連があるので覚えやすく忘れにくいこと、英単語の使い方も覚えられること、圧縮例文方式の代表格である「DUO3.0」と「ALL IN ONE」は、圧縮率が高いのでムダが少ないこと、英熟語も1000前後載っており、大学入試には十分であることなどです。

短所は、1つの語義しか覚えられないので、例文で一通り覚えたら、単語単体の暗記法で2~4つ目の語義を暗記する必要があること、英文に難しい英単語がオンパレードなので、英単語集を1冊終えた後でないと挫折する可能性があることです。

覚えやすく忘れにくいので、創賢塾で最もオススメの英単語集形式です。

「DUO3.0」(アイシーピー)シリーズ
ALL IN ONE」(高山英士著、Linkage Club)シリーズ
英単語WIZ」(Z会)

1.5.英語長文の中で暗記する

50~150ワード前後の比較的短い英語長文の中に、暗記すべき英単語をちりばめた英単語集形式。

長所は、長文の意味の流れの中で覚えると忘れにくいこと、長文の練習もできることです。

短所は、他の形式より英単語出現頻度が低い(覚えるべき英単語と全英単語数の比率が、単語単体では1:1,フレーズでは1:3前後,圧縮例文方式では1:2前後、長文形式では1:7前後)ので効率が悪いことと、英語長文中の意味を一通り覚えたら、単語単体の暗記法で2~4つ目の語義を暗記する必要があることです。

速読英単語」のような長文の中で覚える形式の英単語集は、偏差値70以上の人を除いて、時間効率が悪いのでオススメしません。

当塾の生徒でも、学校が「速読英単語」を採用して暗記している人はいますが、長文を読んで暗記する時間のある人はいないので、単語単体で皆暗記しています。これでは「速読英単語」である必要がありません。

長文を読む練習ができると言っても、コミュ教科書や英文解釈書の方が優先なので、「速読英単語」で長文を勉強する必然性がありません。

以上の理由で、創賢塾では英語長文方式の英単語集はオススメしません。よってこのページではこの形式の暗記法は書いていません。

速読英単語」(Z会)シリーズ
速読速聴・英単語 Core1900」(Z会)シリーズ
話題別英単語リンガメタリカ」(Z会)

1.6.語源で暗記する

文字通り、英単語を語源で暗記する形式。

語源本の長所は、英単語を意味から暗記できるので応用が利くことと、覚えやすく忘れにくいこと、短所は、全ての大学受験用英単語やその訳語が語源で覚えられるわけではないので、メインの英単語暗記本にはならないことです。

高校生で語源本で暗記している人はほとんどいないでしょうが、英単語集の中には「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」(角川)、「必携英単語LEAP」(竹岡広信著、数研出版)のように語源の知識をメインではなく、暗記のサポートとして使う英単語集は結構多い。これは役立ちます。

また、受験に必要な英単語をほぼ全部覚えてから、英単語力強化として以下のような語源本を1冊覚えることは、特に知らない英単語を語源で推測することを前提で英文を出す早慶志望生には役立つでしょう。

つむぐ英単語―部品で覚える入試重要2300語」(河合塾)
システム英単語Premium(語源編)」(駿台)
英単語の語源図鑑」(かんき出版)

1.7.オススメの英単語集

できるだけ短時間で、長期記憶に入れやすい(長く覚えていられる、忘れにくい)」という観点から私がオススメする英単語帳の種類は以下になります。

【圧縮例文形式>フレーズ式>単語単体形式>英語長文形式。語源形式はサブ】

圧縮例文方式の代表である「DUO3.0」は、暗記すべき英単語熟語がほぼ入っている英単語カバー率の高さ、覚えやすく忘れにくい点、派生語・同義語・反義語が詳しい点、英熟語も同時に覚えられる点など、出来が良すぎるため、圧縮例文方式が一番オススメです。

フレーズ式も、忘れにくい点で単語単体より優れています。単語単体で覚える英単語集は、いったんは覚えるのですが、忘れやすく、なかなか長期記憶に定着しません。その点、圧縮例文方式とフレーズ式は忘れにくく、優れています。

英語長文方式は時間効率が悪いので、偏差値70以下の人にはオススメしません。偏差値70以上の人、記憶力の良い人は自分が好きな形式を選べばOKです。

語源方式は他の英単語集の中で語源解説があるのを読むことは意味がありますが、語源英単語集を暗記するのは、やるとしても最後です。大学入試に必須の英単語の多くは語源だけでは訳語を覚えにくいからです。

【英単語暗記で高得点者に名前が載りました】

Oさん(高校1年生、千葉県)

私は英単語を覚えるのが苦手で、学校の英単語テストでは良い点数が取れてませんでした(6~7割)。

しかし、英単語の暗記法を教わってから毎日やることで、短い期間でしっかり覚えられるようになり、英単語テストの結果は、高得点者として学校の手紙に名前が載るくらい、点数が良くなりました(9割以上取れています)。

創賢塾のホームページに書かれた勉強法をいち早く習得したい高校生のために【英単語帳1冊を全部暗記する3ヶ月自宅集中セミナー】【5教科のテスト勉強法を習得する3ヶ月自宅集中セミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。【高校生用:講座・セミナー一覧】はこちら。関心ある方はご参照ください。

2.単語単体の英単語集の暗記法

2.1.クイック・レスポンス法

当塾では100英単語を「1日30分×7日間(合計3.5時間)」で記憶できる方法(クイック・レスポンス法)を教えています。これは英語通訳も使っている現実的な暗記法です。

100英単語なら「毎日30分×7日」で、300英単語なら「毎日90分×7日」or「毎日30分×3週間」で暗記できます。50英単語なら毎日15分です。

クイック・レスポンス法は以下の通りです。

ここでは「毎日30分×1週間で100英単語を暗記」する場合を書いていきます。また、「英単語⇒日本語訳」を言えるようにすることを目標とします。つまり、「日本語訳⇒英単語」を言えるようにしたり、スペルを書けるようにはとりあえずしない場合を書きます。

【進化型クイック・レスポンス法】

(1)テスト:最初に「英単語⇒日本語訳」のテストをして、「即答」できなかった英単語、日本語訳で言えなかった意味がある英単語にはすべて印を付け、暗記します。

 印が付いた英単語を100個にします。つまり、100英単語をテストして即答できない英単語が80個あるとして、そのままテストを続け、即答できない英単語を100個にし、それを最初の1セットにします。

(2)クイック・レスポンス法【「英単語⇒日本語訳」×「即答できるまで1~5回音読」×100英単語×30分×7日】

 速く正確に読みます。日本語訳は2つまで暗記します。3つ目以上は、2つを暗記したら入れ替えます。

(3)4日目から毎日テスト:「英単語⇒日本語訳」のテストをし、即答できた英単語は外します。そして残りの英単語を、時間を減らさずに30分暗記します。ただし、6~7日目で残りが10~30個になったら時間を減らします(20英単語なら8分前後)。

 毎日全部テストします。今日即答できた英単語でも、翌日即答できるとは限らないからです。

(4)中期記憶:6日で90%、7日でほぼ100%暗記できますが、これはまだ中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)にしか入っておらず、1~2ヶ月経ったら徐々に忘れていきます。

 よって以下の自作英単語帳などで2ヶ月以上復習を続け、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れていきます。

(5)覚えにくい英単語を自作英単語帳にまとめる:100ワードのうち、どうしても覚えにくい英単語が5~15%前後あります。それを6~7日目に自作英単語帳にまとめ、書いた日から毎日復習します。

 暗記法は上記クイック・レスポンス法です。完全に暗記するまで3~20日暗記を続けます。ここでも3日に1回程度テストし、即答できた英単語は外します。

(6)姿勢を変えると続きやすい:机の前に座って暗記するとストレスがたまりやすく、15分以上続きにくい人も多い。その場合は、立ったり、歩いたりして姿勢を変えると良い。

 一番オススメなのは、直径1メートルくらいの円周を5~8秒かけてゆっくり歩くことです。これでストレスが溜まるにくく、疲れず、集中が続きます。

2.2.「日本語訳⇒英単語」を暗記したい場合

4日目から、30分のうち、「英単語⇒日本語訳」を15分、「日本語訳⇒英単語」を15分にします。

【目からウロコの暗記法!】

Yさん(高校2年生、海外、早稲田大学進学)

娘が世界史の勉強で苦労しているのを見て、何か勉強法(暗記法)はないかと探していたところ、創賢塾と出会いました。

HPに紹介された勉強法を読み、実際にどのように指導していただけるのかと思い、体験授業を2回お願いしました。そこで「英単語の覚え方」を教えていただき、早速学校の小テストに向けて実践。今まで書いて覚えていた娘は、最初かなり半信半疑で取り組んでいました。単語帳は後半の難易度の高いものだったので、最初は読むだけで精一杯。1日目はかなり時間がかかりました。

テスト前に確認のために書いた以外はほぼ音読だけ、本当に単語は書けるようになっているのか?

結果、100個の単語から20個出題され、17個正解。これには本人も驚いていました(それまでは12~15点)。そして3回目の小テストはついに音読だけで覚えることができ、20点満点。本人はとても喜んでいました。

今、学年末テストに向けて各教科の勉強法を指導していただいています。これまで時間をかけて勉強していたけれどなかなか結果に結びつかず悔しい思いをしていたので、創賢塾の勉強法で頑張りたいと張り切っています。

2.3.英単語の綴りの暗記法

綴りも暗記したい場合、7日で音読で暗記した後、綴りを以下のように暗記します。

【テスト(日本語訳⇒英単語を書く)⇒「書けなかった英単語を5~10回前後書いていったん暗記」×7日】

1~2日書いて暗記したと思っても、短期記憶にしか入っていないので、数週間後には数割忘れてしまいます。7日間書き、中期記憶に入れましょう。ただし、3日連続正解した英単語は、その日は書きません(翌日もテストし、書けなかったら暗記する)。

そしてその後も「週末に1回×2ヶ月以上」復習し、長期記憶に入れます。

2.4.英単語暗記に1日3時間使えれば週600英単語でも暗記できる

ちなみに、このクイック・レスポンス法だと、1日何セットでも可能なので、例えば夏休みに、「1日3時間(6セット600英単語)×7日間」のようにすれば1週間で600英単語でも暗記できます。5週間だと3000英単語を実際に暗記できます。

つまり、夏休みだけで、大学入試に必要な英単語のほとんどを暗記することも可能です。

ただし、上にも書いたように単語単体だと忘れやすいので、いったん暗記してからも復習を地道に徹底的にする必要があります。

【書いて覚えていたときよりも、はるかに長い間、多くの英単語を暗記できました】

Sさん(高校2年生、東京都)

二年生になって科目が増え、テスト結果がかなり悪かったときがありました。そこで効率の良い勉強法はないか調べていたとき、この塾を見つけました。

ホームページをよく見てみると、今まで誰にも教わったことのないような勉強法が紹介されており、珍しくとても驚きました。しかしそこには共感できることばかりで、勉強法について悩んでいるときにちょうど良いと思い体験をしてみることにしました。

この塾で教わったことで私が特に効果があったと感じていることは、英単語の暗記です。今まで私は、ひたすら英単語を紙に書いて覚えるというやり方をしていました。しかしそのやり方では時間がかかってしまい、効率が悪いということを知りました。

この塾で教えてもらった、まずは繰り返し読むことで暗記する、ということを実際にやってみて、英単語を長期間暗記できていると実感しています。書いて覚えていたときよりも、はるかに長い間、そして多くの英単語を暗記できました。これからもこのやり方を続けて、たくさんの英単語を覚えていきたいです。

2.5.長期記憶に入れる復習法

クイック・レスポンス法で中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)に入れた記憶を長期記憶(数ヶ月~数年以上持つ記憶)に入れるためには、暗記した翌週から以下のように2ヶ月以上復習します。

【長期記憶に入れる英単語の復習法】

(1)自作英単語帳で覚える:覚えにくく忘れやすい英単語をまとめた自作英単語帳を、暗記できるまで7~20日前後、毎日暗記します。そうすればどんなに暗記しにくい英単語でも暗記できます。

 途中、3日に1回などテストして、完全に暗記した英単語は外していきます。

(2)長期記憶に入れる:毎週新規で100英単語ずつ暗記しながら、平行して復習をしていき、忘却を防ぎます。具体的には、毎日既習範囲の100~200英単語をテストして、即答できなかった英単語を自作英単語帳に追加し、クイック・レスポンス法で暗記します。

 例えば、11週目で1000英単語を復習する場合は、以下のようにします。

【毎日150英単語をテスト⇒即答できなかった英単語を自作英単語帳に追加⇒自作英単語帳は毎日全部をクイック・レスポンス法で暗記】

 自作英単語帳の全部と言っても、即答できる英単語は外すので、実際はそれほど多くなりません。こうすれば1週間で既習範囲全部を1周復習ができます。

(3)1冊を1周終わった後、10周する:1冊を1周終わった時点で、暗記しにくい英単語はほぼ自作英単語帳に記載され、何十周も暗記していますから、ほぼ全部暗記していますが、これはまだ全部が長期記憶に入ってはいません。

 よって、毎日200英単語をテストし、即答できなかった自作英単語帳に追加し、自作英単語帳に書いた英単語は(即答できて外した英単語を除いて)全て毎日クイック・レスポンス法で暗記します。

 例えば、英単語帳の全2000英単語のうち、全体2周目を終わった時点で、自作英単語帳に記載した英単語が300個あり、その中で即答できて外した英単語が150個あるとして、残り150個を30分間暗記します。自作英単語帳も3日に1回テストして、即答できる単語は外します。

(4))夏休みに一気に暗記し、冬・春休みに復習する:夏休みは一気に暗記する絶好の機会ですから、毎日2~3時間など暗記します(毎日2時間なら5週間で2000英単語暗記できます)。そして、冬休み・春休みには既習の英単語を全て復習します。

 ここまで徹底的に復習すると、ようやく長期記憶に入って、ほとんどの英単語は半年以上忘れなくなります。

2.6.英単語帳の工夫

(1)同義語をまとめる:例えば、「considerable:かなりの」「significant:かなりの、大幅な、重要な」「substantial:かなりの、大幅な、実質的な」などの同義語、似た意味の単語はまとめて覚えるのが良い。また、英単語集(本)のconsiderable の所に「かなりの=significant」のように書き加え、一緒に覚えると良い。

(2)似た英単語をまとめる:例えば、「complement:補完する、合う」と「compliment:ほめる」と「implement:実行する」などの似ていて混同しやすい単語はまとめて覚えるのが良い。また、英単語集(本)のcomplement の所に「compliment:ほめる」「implement:実行する」のように書き加え、一緒に覚えると良い。

(3)どうしても覚えられない英単語はフレーズを覚えるのが良い:「reserve:予約する」「conserve:節約する、保護する」「preserve:保存する」が覚えにくい場合、「reserve a hotel:ホテルを予約する」「conserve energy:エネルギーを節約する、conserve nature 自然を保護する」「preserve a building:ビルを保存する」のような覚えやすいフレーズを、「システム英単語」や辞書から見つけて英単語帳にまとめ、暗記すると、覚えやすい。

2.7.英単語帳は1周で全部暗記できる

市販の英単語帳を暗記する場合、普通は先へ先へ進んで復習をおろそかにするので、1周終わってもかなり忘れていて、当然2~10周する必要があり、いつ全部暗記できるか分かりません。実際には1周目の途中か2~3周で力尽き、たいして覚えられないまま挫折する人が半数以上です。

しかし、上記のように復習(毎週既習部分を1周チェックし自作英単語帳で暗記)を続ければ、1周終わったらほとんど全ての英単語を覚えています(ただしまだ長期記憶には入っていません)。そして復習は自作英単語帳だけでOKで、大変復習がし易くなります。

2.8.単語単体の英単語集1冊を長期記憶に入れるのに掛かる時間

単語単体でいったん覚えるのに、単純計算で、100ワードで3.5時間なので、2000ワード収録の英単語集だと70時間。更にそれを長期記憶に入れるには、その後も3~4ヶ月復習して50時間、合計120時間ほどかかります。

毎日30分で240日(約8ヶ月)、毎日1時間で120日(約4ヶ月)掛かります。

【夏休み5週間で1000単語暗記できました】

Sさん(高校1年生、長野県)

英単語暗記自宅セミナー受講
使用英単語集:「システム英単語Basic」(駿台)
記憶した英単語数:1000。
かかった日数・時間:5週間、35時間。

高一の息子が、夏休みに英単語一冊を覚えたいと言うので、効率よく暗記するのはどうしたらよいのかとネットで調べた所『1ヶ月で2000英単語を暗記する自宅セミナー』に辿りつきました。

指導頂いた暗記法は反復する回数が多く、息子はこんな回数できるわけないと、初めのうちは毎日文句をいいながら行っていました。指導通りの回数は中々できませんでしたが、3週目あたりから少しずつ暗記法に慣れていきました。結果的に、夏休み5週間で1000単語くらい覚えました。

初めの頃は、反復の多さにうんざりし、1ヶ月のセミナーが終わったら創堅塾はやめると言っていたのですが、暗記法が身についてくると単語以外の勉強法も習いたいと言い、今は数学と英語の勉強法を指導頂いています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

3.フレーズ式英単語集の暗記法

フレーズ式英単語集の暗記法は【「システム英単語」100時間暗記法】に詳しく書いています。

4.圧縮例文方式の英単語集の暗記法

圧縮例文方式の英単語帳の暗記法は【「DUO3.0」の英単語熟語を56時間で暗記する方法】に詳しく書いています。

5.語源方式の英単語集の暗記法

語源式単語集の中では「つむぐ英単語」(河合塾)が最もオススメです。なぜなら、別冊の語源のまとめ(「部品を集めて」)が秀逸だからです。語源のまとめ(接頭辞と接尾辞)を先に覚え、後は時間がある限り、本編の英単語を語源に基づいて暗記していくと良いでしょう。

【「つむぐ英単語」の暗記法】

(1)「部品を集めて」の「Quick Finder」を暗記する【「部品(接頭辞と接尾辞)⇒意味・機能⇒英単語例」×「即答できるまで3~8回音読」×全部(60弱)×30分×7日】

 「Quick Finder(接頭辞と接尾辞のまとめの表)」の60弱の接頭辞と接尾辞を上記のように暗記します。

(2)「部品を集めて」の英単語を暗記する【「英単語⇒語源的意味⇒日本語訳」×「即答できるまで3~5回音読」×全部(約100)×30分×7日】

 「部品を集めて」の約100の語源解説された英単語を上記のように暗記します。

 例えば、「sympathy(同情)」には「sympathy:sym(同じ)pathy(心)」と書かれており、これを【「sympathy⇒同じ心⇒同情」×「3~5回音読」】のように音読し、これを約100個全部やり、後は時間の限り周回していきます。

(3)本編の英単語を暗記する①語源解説がある英単語【「英単語⇒語源的意味⇒日本語訳」×「即答できるまで3~5回音読」×全部(約80)×30分×7日】

 毎日30分で80ワード前後を1セットにして暗記していきます。復習法等は上記クイック・レスポンス法と同じです。

(4)本編の英単語を暗記する②語源解説が無い英単語【「英単語⇒日本語訳」×「即答できるまで1~5回音読」×100英単語×30分×7日】

 上記クイック・レスポンス法で暗記します。

6.英熟語集の暗記法

6.1.英熟語と英単語の覚え方の違い

英熟語と英単語の覚え方には一つ大きな違いがあります。それは、英単語は単独で覚えても使えますが、英熟語・英語構文の多くは文かフレーズの形で覚えないと使いにくい点です。

<例>
(1)単独で覚えても大丈夫な英熟語
at times(時々)、more or less(だいたい)

(2)フレーズで覚える必要のある英熟語
~ to come(これから来る~)⇒for years to come(今後数年間)というフレーズで覚える
something of a ~(ちょっとした~)⇒something of a necessity(ちょっとした必需品)というフレーズの形で覚える

(3)文で覚える必要のある英熟語(英語構文)
no sooner A than B (AするとすぐにBが起こる)⇒No sooner had she come home than it started to rain.(彼女が家に帰るとすぐに雨が降りだした)という文の形で覚える。

できるだけ短い表現で覚えた方が効率が良いので、単独で覚えても大丈夫な英熟語は単独で、フレーズで大丈夫な英熟語はフレーズで、文で覚える必要のある英熟語・英語構文は英文を訳せるようにします。

よって、当塾で英熟語の暗記指導をするときは、クイック・レスポンス法(英熟語単独とフレーズ暗記)と、圧縮例文方式の英文和訳暗記法を併用します。

6.2.英熟語集の3つの種類

英熟語集には、熟語単体で覚える形式の英熟語集、圧縮例文方式、英語長文方式の主に3種類あります。

(1)熟語単体で覚える形式:ほとんどの英熟語集はこの形式です。

英熟語ターゲット1000」(旺文社)、「システム英熟語」(駿台)、「解体英熟語」(Z会)、「英熟語FORMULA1000」(安河内哲也著、東進)、「キクジュク―聞いて覚えるコーパス英熟語 Basic1800」(アルク)、「ユメジュク―夢をかなえる英熟語」(アルク)、「英熟語Always1001」(河合塾)

(2)圧縮例文方式:この方式の「DUO3.0」(アイシーピー)、「ALL IN ONE」(高山英士著、Linkage Club)には大学受験に必要十分な英熟語も入っていますので、オススメです。

 暗記法は同じですので、【「DUO3.0」の英単語熟語を56時間で暗記する方法】をご参照下さい。

(3)英語長文方式:この方式の英熟語集には「速読英熟語」(Z会)がありますが、英熟語でも英語長文方式は効率が悪いので、ここでは取り上げません。

6.3.熟語単体の英熟語集の暗記法

(1)単独で覚えても大丈夫な英熟語:上記クイック・レスポンス法で暗記します。

(2)フレーズで覚える必要のある英熟語:英熟語集の例文や辞書などを参考に短いフレーズを作り、英熟語集に書いて、クイック・レスポンス法で覚えます。

 例えば、「something of a ~(ちょっとした~)」の場合、「something of a necessity|ちょっとした必需品」の赤字の部分を英熟語集に付け加えて、このフレーズの形で覚えます。

(3)文で覚える必要のある英熟語(英語構文):英熟語・英語構文単体をクイック・レスポンス法で覚えるのと平行して、英語例文をスラッシュ訳でスラスラ和訳できるようにします。

6.4.大学入試必須英熟語1000語を120時間で暗記する

大半の英熟語集の収録数は約1000で、これだけ覚えれば大学受験はほぼ大丈夫です。

1000英熟語なら、上記の方法で、中期記憶に入れるのに70時間前後、長期記憶に入れるのに130時間ほど掛かります。

7.終わりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

英単語熟語暗記には時間がかかり、忘れやすいため、甘くありません。地道に頑張ってください。

もしあなた一人では挫折する場合は、創賢塾にご連絡下さい。当塾のような伴走者がいたら、挫折率は大幅に下がります。お金を払ってでも、半年で2000英単語を暗記し、長期記憶に入れられれば、あなたの将来に大きな財産になるはずです。

あなたの健闘を祈ります。

創賢塾のホームページに書かれた勉強法をいち早く習得したい高校生のために【英単語帳1冊を全部暗記する3ヶ月自宅集中セミナー】【5教科のテスト勉強法を習得する3ヶ月自宅集中セミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。【高校生用:講座・セミナー一覧】はこちら。関心ある方はご参照ください。

【クイック・レスポンス法で暗記できました】

Tさん(高校3年生、神奈川県、法政大学キャリアデザイン学部[偏差値60]合格)

成績が伸びない、受験勉強に向けてのやる気が出ないという理由で、母と塾を調べ、創賢塾に入ることを決めました。

自分でも勉強量の少なさはわかっていましたが、授業を受けてより実感できました。創賢塾の指導で毎週予定表を提出していますが、それを見てもらい、少ないことを指摘していただき、勉強へのやる気を上げることができました。

英単語は、先生から教えていただいた暗記法(クイック・レスポンス法)で、100ワードを1週間(×毎日30分)ではっきりと覚えることができました。

受験生の自覚がなかった私を変えてくださり本当にありがとうございます。これからも頑張っていきたいです。

【英語の偏差値が66に上がりました】

Nさん(高校1年生、茨城県)

クイック・レスポンス法(英単語暗記法)を先生に習う前は、単語帳をただながめているだけで、全然覚えられない上に、覚えてもすぐ忘れました。先生にこの暗記法を教えていただいてからは、一週間に100単語を楽に暗記できるようになりました。また、復習の大切さを実感しました。

私は英文法例文を覚えるのはとても苦手でした。先生に瞬間英作文を教えていただき、教科書の例文を何回も音読して覚えるということを1週間ほど続けました。すると、例文が完璧に頭に入り、テストなどでは覚えた例文と同じ文法の例文は、スラスラと答えられるようになりました。結果的に、平均点かそれ以下だったテストの点数が平均点+10以上にまで跳ね上がり、最近では、平均点+20点近く取ることもあります。音読は英語に欠かせないと強く実感しました。

90%の理解度で音読できるようにする音読法」は、英語の教科書の長文を読むときに使いました。理解しにくい文構造の英語長文も、この方法で繰り返し読むうちに、スラスラ訳が出てくるようになり、特殊な訳し方などを覚えることができました。

今回の河合塾模試では、偏差値66を取ることができました。以前は50前後でしたから、15くらい上がっています。ありがとうございました。

【クイック・レスポンス法はアスリートのトレーニングに似ている】

Fさん(高校一年生、愛知県)

英単語暗記自宅セミナー受講
使用英単語集:「英単語ターゲット1400
記憶した英単語数:600語。
かかった日数・時間:26日間、26時間。

高校受験が終わり、高校一年生になる学生です。高校入学までに時間があったので、父に強く勧められ、受講しました。

自分は今まで、時間をかけて英単語を一語一語書いて覚えてきたのですが、本セミナーでは、音読で覚えるクイック・レスポンス法を教えてもらいました。

クイック・レスポンス法は、中学時代、部活を頑張ってきた自分にとっては、基礎練習を反復して体に覚え込ませるアスリートのトレーニングのような感覚で取り組めました。

全4回の授業でしたが、毎回、教えて頂いた暗記方法と進捗を確認して頂きました。私が勝手に暗記方法を単語帳から単語リングに変更して取り組んでいた時も、単語帳の方が効率良く暗記できるということを、納得できる理由と共に具体的にアドバイス頂きました。創賢塾には効率的に習得できるノウハウが多々あるのだと感じました。

単語を覚える方法はたくさんありますが、このセミナーで、効率重視のやり方が自分に合っていることを知りました。このセミナーを英単語を効率よく覚えたい人にお勧めします。

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