英語勉強法(8)瞬間英作文


英語の成績を上げるのに最も役立つ勉強法は「音読法」と「瞬間英作文(例文暗記法)」と「英単語熟語暗記法であり、創賢塾の英語指導ではこの3つを中心に指導し、大きな成果をあげています。

音読と瞬間英作文は、大人の英語上級者(英検1級保持者やTOEIC900点以上)には効果の高さがよく知られ、実践されている勉強法ですが、中高生で実践している人はごくわずかです。よって、実践すれば速やかに成績は上がっていきます。

このページでは「瞬間英作文(例文暗記法)」の具体的な勉強法ついて書いていきます。

1.瞬間英作文とは

1.2.瞬間英作文

瞬間英作文とは、「英語上達完全マップ」「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(森沢洋介著、ベレ出版)で有名な森沢さんが2000年代に提唱した英文法例文暗記の方法で、大変効果的であることから、今では大人の英語学習者の中では広く知られ、実践されています。

瞬間英作文を使えば、英文法・構文・熟語などの短い例文(10~12ワード前後)を、ストレス少なく、短期間で大量に暗記できます。例えば100例文を、トータル10時間前後で完全記憶できます(日本語から英文を瞬時に言えるようになります)。

これまで、例文を暗記することは大変難しく、苦労していったん覚えてもすぐ忘れる、という難点がありました。これを根こそぎ解決したのが瞬間英作文です。

1.2.瞬間英作文の目標

瞬間英作文の3つの目標

(1)瞬間的に英作文できる:暗記した例文について、日本語訳を見たら瞬間的に英文を言える。

(2)長期記憶に入れる:暗記した例文を長期記憶に入れて大学入試や将来の英会話・英作文にも自由に使える状態にする。

(3)最終目的瞬間英作文回路の獲得:数百~数千以上の例文を暗記し、自分が言いたい内容を瞬時に英語で言える状態にする。

1.3.「瞬間」英作文

「瞬間」英作文とは、文字通り、例文の日本語訳を見たら瞬間的に英文を言えるようにする(英作文する)ことから来た命名です。

「瞬間的に」「言えるようにする」。

ここが、瞬間英作文が単なる「例文暗記」と異なる点です。なぜ「瞬間的」が重要なのかというと、瞬間的に言えるということは、記憶に深く入って忘れにくくなり、それによって応用もしやすいからです。応用とは、単語や時制を入れ替えて、類似例文を言える、書けるということです。

「言えるようにする」ことが重要なのは、いちいち書いていては時間がかかるのと、言えたらだいたい書けるからです(綴りは別途暗記する必要がありますが)。

1.4.長期記憶

記憶には、短期記憶(数時間~数週間もつ記憶)、中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)があり、成績を上げたり大学入試に合格するには、暗記した内容を全て長期記憶に入れられるかが勝負になります。

短期記憶から中期記憶に移行させるには7日間(7回)以上の復習が必要であり、中期記憶から長期記憶に移行させるには2ヶ月間以上の復習が必要になります。

【短期記憶⇒7日復習⇒中期記憶⇒2ヶ月復習⇒長期記憶】

創賢塾の勉強法は、全ての勉強内容を長期記憶に入れることを目的に組み立てられています。

1.5.瞬間英作文は「英語で考える」を実現する勉強法

瞬間英作文を続けて数百~数千の例文を暗記し、平行して、英作文問題を大量に解いたり、英会話を続けると、脳の中に英語を瞬間的に言える「瞬間英作文回路」が出来上がり、言いたい日本語を思い浮かべたら、即座に英語が思いつくようになり、また、日本語文を見たら瞬間的に英語が思いつくようになります。

更にそれを半年~1年以上続けていくと、日本語を介さずに英会話、英作文ができるようになります。つまり、「英語で考える」ことができるようになります。瞬間英作文はその根幹を作る重要な勉強法です。

1.6.瞬間英作文で用いる教材

高校生が、学校の英語表現やコミュ英語のテストで英語例文暗記をする必要がある場合は、単純に、教科書の例文を暗記すればよい。

入試の英作文力を上げたい場合、あるいは英検の英作文や英会話が上手くなりたい場合は、以下のような教材で中学レベルの例文を暗記し、次に高校レベルの英文法例文を暗記するのがオススメです。時間がなければ高校レベルから始めるのも仕方ありません。

高校入試 短文で覚える英単語1900」(文英堂)
システム英単語中学版」(駿台)
例文で覚える中学英単語・熟語1800」(学研)
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」(森沢洋介著)
99パターンでわかる中学英語文型の総整理」(学研)

高校レベルの例文は、「チャート式デュアルスコープ総合英語」(数研出版)「総合英語Forest 音でトレーニング」(桐原書店)など、学校で使っている「総合英語」の例文が最適です。

「新・基本英文700選」(駿台)
「英作文基本300選」(駿台)
「英語構文基本300選」(駿台)
「英語の構文150」(美誠社)
「入試英語最重要構文540」(南雲堂)
「英語構文必修101
」(Z会)
「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」(竹岡広信、講談社)
「DUO3.0」(アイシーピー)

2.瞬間英作文の手順:30例文の場合

瞬間英作文の手順は以下の通りです。ここでは30例文を1週間で暗記するとします。

【30例文を瞬間英作文で暗記する手順】

(1)瞬間英作文:1周目【2回口頭和訳⇒5~10回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語訳を見て英文に訳す)⇒言えたら次へ、言えなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】

 ①文法的理解:英文を文法的に完全に理解します。

 ②口頭和訳する:理解を確認し、意味がスラスラ分かるようにするため、2回連続で正しく和訳できるまで、2~4回口頭和訳します。

 ③音読・暗唱する:5~10回前後音読し、速く詰まらずに音読できるようにしたら、暗唱してみます。暗唱できたら瞬間英作文へ、暗唱できなかったり、できても詰まり詰まりだったら、詰まらずスラスラと暗唱できるまで、「音読⇒暗唱」を再度行います。

 ④日本語訳を見て英文に訳す:スラスラ暗唱できたら、日本語訳を見て英文に訳します。スラスラ訳せたら次の例文へ、スラスラ訳せなかったら、スラスラ訳せるまで、「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」を行います。

(2)30例文を1~2日で1周し、1週間で10周する。

 ①瞬間英作文:5周目以降【日本語訳を見て英文を言うテスト⇒即答できたら次へ、即答できなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】

 暗記してきたら、口頭和訳や音読はとばして、テストから初めます。時間短縮のためです。

 ②10周する:週10周ということは、後半は1日2~3周するということです。10周すれば普通は瞬間英作文(日本語から英語を即答すること)ができるようになりますが、即答できていない場合は11~15周など延長すれば必ずできるようになります。

(3)長期記憶に入れるための復習【日本語訳を見て英文を言うテスト⇒即答できたら次へ、即答できなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】×週2回×2ヶ月間以上

 暗記後2ヶ月間、更に、夏休みや冬休みなどの長期休暇中に、しつこく復習すると長期記憶に入り、忘れなくなります。最終的に30~40周暗記します。

参考:「英語上達完全マップ(森沢洋介著、ベレ出版):瞬間英作文の勉強法の基本は森沢さんのと同様ですが、復習法などは創賢塾独自のものです。

3.瞬間英作文の手順:300例文の場合

大学入試には300~500例文などを暗記する必要がありますが、大量に暗記する場合はやり方が少し変わります。以下は300例文を暗記する場合の手順を書きます。

【300例文を瞬間英作文で暗記する手順】

(1)セットに分割して一気に暗記する

 ①1セット100例文などに分割して暗記する:300~500例文などを一気に暗記しようとすると、なかなか暗記できず挫折しやすいので、60~100例文などのセットに分割して暗記することをオススメします。100例文だと、約10時間で暗記できます。

 ②短期決戦:300~500例文を暗記するときは、1日10分とか週3回など、たらたら暗記していたら、暗記するそばから忘れていくので、非常に効率が悪い。よって、「毎日30~60分」などで一気に暗記するのがオススメです。

 300例文だと、復習時間も入れて35時間前後で暗記できます。つまり、毎日30分で70日前後かかります。夏休みなどに毎日1~1時間半など、一気に暗記するのもオススメです。

(2)瞬間英作文:第1セット100例文1周目【2回口頭和訳⇒5~10回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語訳を見て英文に訳す)⇒言えたら次へ、言えなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】

 ①文法的理解:英文を文法的に完全に理解します。

 ②口頭和訳する:理解を確認し、意味がスラスラ分かるようにするため、2回連続で正しく和訳できるまで、2~4回口頭和訳します。

 ③音読・暗唱する:5~10回前後音読し、速く詰まらずに音読できるようにしたら、暗唱してみます。暗唱できたら瞬間英作文へ、暗唱できなかったり、できても詰まり詰まりだったら、詰まらずスラスラと暗唱できるまで、「音読⇒暗唱」を再度行います。

 ④日本語訳を見て英文に訳す:スラスラ暗唱できたら、日本語訳を見て英文に訳します。スラスラ訳せたら次の例文へ、スラスラ訳せなかったら、スラスラ訳せるまで、「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」を行います。

(3)第1セット100例文を、1日30分、3~5日などで1周し、2~3週間で10周する。

 ①瞬間英作文:5周目以降【日本語訳を見て英文を言うテスト⇒即答できたら次へ、即答できなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】

 暗記してきたら、口頭和訳や音読はとばして、テストから初めます。時間短縮のためです。

 ②10周する:週10周ということは、後半は1日2~3周するということです。10周すれば普通は瞬間英作文(日本語から英語を即答すること)ができるようになりますが、即答できていない場合は11~15周など延長すれば必ずできるようになります。

(4)第2セット100例文を同様に暗記する。

 ①暗記法は全く同じ。

 ②第1セットの復習を必ず行う【日本語訳を見て英文を言うテスト⇒即答できたら次へ、即答できなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】×週2周×2ヶ月間

 毎日10分などを復習に当て、1分3例文くらいのスピードでチェック・暗記します。10分で30例文、3~5日で1周復習します。

(5)長期記憶に入れるため復習【日本語訳を見て英文を言うテスト⇒即答できたら次へ、即答できなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】×週2周×4ヶ月間

 300例文を暗記後2~3ヶ月間、更に、夏休みや冬休みなどの長期休暇中に、しつこく復習すると長期記憶に入り、忘れなくなります。最終的に30~40周暗記します。

4.復習が命

以上をご覧になったらお分かりのように、自分の学習計画の中に、復習システムを組み入れることが最重要になります。

英単語熟語でも英文法でも、いったん暗記するのは誰でもできます。しかし、たいていの高校生は「長期記憶に入れる」という意識や、「復習システム」を持っていないため、どんどん忘れて、実力がなかなか上がりません。

勉強した内容全てを長期記憶に入れて、入試を乗り切ってください。

あなたの健闘を祈ります。


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