「世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座」習得法

このページでは、大学受験用英文法問題集の中では最も解説の詳しいものの1つである「世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座」(関正生著、角川)の超効率的な習得法を書いていきます。

1.目標

(1)本の中の全問題をスラスラ解けるようにする。

(2)正解の選択肢・正解英文を文法的に解説でき、間違いの選択肢がなぜ間違いかを説明できる。

(3)全知識を暗記する。

2.習得法

2.1.習得法

世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座」習得法

(1)1セクション(章)ごとに5周し、全問スラスラ解けるようにする

 ①1周目:問題を解き、解説を読み、知らない知識にマーカーを引き、いったん暗記します。

 ②英単語熟語などの細かい知識をまとめ、暗記する:意味が分からなかった英単語熟語・表現などは自作英単語帳に、文法的知識はルーズリーフに以下のように一問一答式で「英文法まとめノート」としてまとめ、書いた日から暗記します。

【君がたとえなんと言おうとも|no matter what you say, whatever you say】

【過去完了形とは|現在完了が「現在」を起点に、それまでの「経験・継続・完了」を表すのに対して、過去完了は「過去のある一時点」を起点に、それまでの「経験・継続・完了」を表す。】

 ③間違えた問題(+たまたま正解した問題)の正解英文を瞬間英作文で暗記:【英文を2回口頭和訳⇒英文を7回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語を見て英語に訳す)⇒言えたら次へ、言えなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」⇒言えたら次へ】

 ④説明:再度問題にかえり、正解の選択肢がなぜ正解か、間違いの選択肢がなぜ間違いかを説明し、正しく説明できたら次へ行きます。

 ⑤さっと1周する:1周目は軽く流してどんどん進めます。つまり、分からない部分を5~10分も考えたり調べたり、細かい知識を1ページ10分も暗記したりはしません。どうせ10周以上するので、そのうち分かる、そのうち暗記すると考えて、どんどん進めます。

 ⑥セクション全体を5周したら、次のセクションに入る:5周前後復習して全問スラスラ解ける、自作英単語帳・英文法まとめノートを即答できるようにしたら、次のセクションに入ります。初回間違えた問題は、3回連続で正解したら外します。

(3)次のセクション~本全体を1周する

 ①やり方は全く同じ。

 ②復習しつつ先に進める:先に進めるときのポイントは、「復習しつつ、先に進める」ことです。そうすれば、1冊終わった段階で、ほぼ全てを理解・暗記できています。

 一方、普通の高校生がやっているように、復習せずに1冊を終えても、前半をかなり忘れているので、当然、2周、3周する必要があり、いつ終わるか分かりません。面倒でも復習しつつ先に進めて下さい。

 ③復習方法:例えば新規でセクション6に入った場合、「既習全セクション×毎週1周」or「毎日1セクション」のように復習します。その際、初回間違えた問題を解き、正しい理由・間違いの理由が分からない問題のみ解説を読みます。

 ④本全体1周目にかかる期間の目安:「毎日30分×6ヶ月(毎日1時間×3ヶ月)」くらいで終わらせます。

(4)全体を10周以上し「習得」する

 ①全てを長期記憶に入れる:復習しつつ全体1周目を終えたら、ほぼ全てを理解・暗記できているはずですが、しかし、全てが長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入っているわけではないので、「毎日1セクション×10分」のように2~3ヶ月(10周)以上復習し、長期記憶に入れていきます。

 ②「習得」とは:「本の中の全問題をスラスラ解け、各選択肢の正解・間違いの理由を説明でき、全知識を暗記する」です。10周し、自作英単語帳・英文法まとめノートを暗記したら、ほぼ習得できているはずです。

2.2.瞬間英作文の意味

間違えた問題の英文を瞬間英作文で暗記するのは、そうすれば問題はすぐに解けるようになるからであり、また、英語力・英文法力・英作文力が格段に上がるからです。ただ解いて理解するより、問題集を速く習得できます。

英文法問題集の英文を英作文できるようにしよう

安河内の新英語をはじめからていねいに1」(著名英語講師・安河内哲也著、183p)

今まで出てきた英文は、できたら全部、日本語を見ればサッと出てくるようにしておこう。否定文でも、疑問文でも、自動的、直感的に言えるようにならなくちゃダメ。

日本語訳を見たら、コンピューターのようにすばやくピッと反応して、英語の文を書けるようになるまで、何度も何度も復習するんだ。

3.復習週間

復習しながら先へ進める場合、当然、復習量・復習時間がどんどん増えるため、新規で進める時間を減らすか、勉強時間を増やすか、復習時間を減らすかする必要があります。

そのとき、復習時間を減らして先に進めてはいけません。どんどん忘れ、1周終わっても多くを忘れていて、2周3周する必要があり、いつ終わるか分からないからです。

ではどうすれば良いかというと、1~3週間を「復習週間」にし、先に進まず、復習に専念します。そうすれば「既習全問題をスラスラ解ける」「自作英単語帳・英文法まとめノートを即答できる」ようになり、復習にわずかな時間しかかからず、先に進めます。

この復習法は、英文法問題集だけでなく、全ての教科の教材で同じです。

4.終わりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この文章が、あなたのお役に立てれば幸いです。

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