高校生の定期テスト満点戦略(2)定期テストで入試対策編


このページでは、高校生が定期テストで高得点をあげながら、それをそのまま受験勉強につなげる勉強方法をご紹介します。

そのカギは「中期記憶・長期記憶」です。

1.勉強内容を長期記憶に入れる勉強法

1.1.志望校に合格したいなら、「長期記憶」を意識して勉強せよ

高校生で、定期テストの勉強内容を、大学入試にも使えるようにする勉強法を取っている人はほとんどいません。そのため、テストが終われば、復習せず、速やかに勉強内容を忘れていきます。

しかし、大学入試がある高校生にとって本当に重要なのは「入試に役立つ勉強」、言い換えれば、「今している勉強の内容を入試で使える記憶にすること」のはずです。

では、今理解し記憶している勉強内容を、できるだけ長期間、数ヶ月~数年、保持するにはどうしたらよいのでしょうか。

そのカギが「長期記憶」です。

「長期記憶」とは、文字通り、「長期間もつ記憶」で、具体的には、数ヶ月~数年以上もつ記憶のことを、記憶の科学では「長期記憶」と言います。

創賢塾が指導している勉強法は全て、「勉強した内容をいかにして長期記憶に入れるか」を考えて組み立てられています。そうすると、定期テスト用の勉強をしながら、同時に入試用の勉強もできるのです。

それをこのページやこのホームページで説明していきます。どうぞご自分の勉強に活かしてください。

1.2.「覚えては忘れ、覚えては忘れる勉強法」

たいていの高校生は、長期記憶のことなど全く考えもせず、その場その場の近視眼的な勉強をしています。

例えば、「授業の予習をし、授業を受け、その日に少し復習し、以後、その箇所の復習はテスト前までしない。テスト前2週間くらいになって、テスト範囲を2~3回復習するが、テストが終わったら二度と復習しない」。

英単語の毎週のテストでは、「テスト直前2~3日でパパッと暗記して、終わったら復習せず、次の範囲を暗記する」。

その結果、テスト勉強で記憶した内容は速やかに忘れ、数ヶ月以内にほとんど忘れます。

このような勉強方法を、私は「覚えては忘れ、覚えては忘れる勉強法」と呼んでいます。

文字通り、覚えては忘れて、実力はなかなか上がりません。

特に、英語や数学は「積み上げ型」の科目なので、「覚えては忘れ」を繰り返していたら、実力がなかなか上がらず、したがって、定期テストはごまかせても、実力テスト・模試・入試本番では点が思うように取れず、合格は近づきません。

今すぐ勉強法を改めましょう。もしあなたが志望校に合格したいなら。

2.記憶の原理

2.1.記憶の原理を知ることの意味

覚えては忘れ、覚えては忘れる勉強法」ではない、「勉強内容を長期記憶に入れる勉強法」とはどのような勉強法でしょうか。

「覚えては忘れ」を繰り返すのは、単に、「記憶の原理」を知らないからなのです。記憶の原理を知れば、同じ勉強時間で、短期的にも長期的にも、遙かに効率的に成績を上げることができます。

2.2.記憶の原理:中期・長期記憶に入れるには何度も復習するしかない

ここでは高校生が知っておくべき最小限の「記憶の原理」について書いていきます。

記憶には「短期記憶(数時間~数週間もつ記憶)」と「中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)」と「長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)」があります。「中期記憶」は私の造語で、他の2つは科学用語です。

全ての記憶はまずは「短期記憶」に入ります。具体的には脳の「海馬」という器官に入ります。そして、脳は睡眠中に、短期記憶を、「忘れてよい情報」と「中期記憶に入れる情報」に振り分けます。振り分ける基準は、「生命維持に役立つ情報は中期記憶に、それ以外は忘れる」というものです。

そして、「生命維持に役立つ」と判断する基準は、「感情的に印象深い情報(例えば目の前で事故があってショックを受けたとか、わが子が産まれて有頂天になったとか)」か「何度も入ってきた情報」です。

勉強の観点で言うと、勉強内容に全て感情を込めて覚えるのは至難ですから、必然的に、中期記憶に入れるには、「何度も復習する」しか方法はないことが分かります。

長く忘れないようにする(中期・長期記憶に入れる)には、単純に、「何度も復習する」しかないのです。

2.3.睡眠をはさんで「何度も復習する」

「何度も復習する」といっても、1日に同じ内容を「30分×7回」暗記するより、「1日30分×7日」暗記する方がはるかに暗記しやすくなります。なぜなら、睡眠中に脳の海馬で記憶を、「忘れてよい情報」と「中期記憶に入れる情報」に振り分けているからです。

1日に何度も暗記しても、睡眠をはさまなかったら1回としかカウントしないので、中期記憶には移行しないのです。

つまり、一気に暗記しようとするより、「毎日30~60分×7日」など、地道にコツコツ日を分けて何度も復習する方が中期記憶に残りやすくなります。

2.4.中期記憶に入れるための復習回数の目安

では、「何度も復習する」とは、具体的に「何回」復習すればよいのでしょうか。

よく、学校や塾の先生は、「何度も復習しなさい」「何度も音読しなさい」と言い、勉強法の本にもそう書いています。しかし、「何度も」とは、一体何回なのでしょうか。

2回でしょうか、3回でしょうか、それとも10回、20回でしょうか。

私は多くの勉強法の本を読んできて、具体的に回数が書かれた本にはほとんど出会いませんでした。しかし、私はそれが一番知りたかったのです。

そして、これを読んでいるあなたも、それが一番知りたいのではないでしょうか。

そこで、以下に回数の目安を書いておきます。

(1)理解系:数学・理科の問題集を「問題を見たら解き方が最初から最後までスラスラ言える状態」にしたり、英文法問題集を即答できる状態にするのに5~10回。

(2)長文:英語・古文・漢文の長文を「読んだら意味がスラスラ分かる状態」にするのに30回前後の音読・訳の暗記。

(3)単純暗記系:社会や理科の一問一答問題集などでの用語暗記を「即答できる状態」にするのに50~60回の暗記、英単語で100回以上の音読。

中期記憶から長期記憶に移すには更に2ヶ月、10回以上の復習が必要です。

「1冊に絞り込んで10回は繰り返せ!」

「安河内の新英語をはじめからていねいに2」安河内哲也著、東進、77ページ

参考書は何冊もやればいいというわけではない。1分野、1レベル1冊に絞り込んで、それを徹底的に繰り返すことが大切なんだ。たった1回やっただけで、すべて覚えることができるような天才的な頭脳を持っている人は別として、普通の人間だったら、10回は繰り返さないと内容を暗記することはできないはずだ。……

僕も受験生の時はこの方法で勉強して、参考書がボロボロになるまで繰り返したぞ! 君たちもやってみろ! 効果は保証済みだ!

2.5.復習10回は、絶大な効果の割に、時間はかからない

「復習を10回しよう」と言うと、「10回もしている時間はないよ」と考える人が大勢います。しかしこれは間違いです。

例えば数学の場合、2週間以内に復習をすると、2回目は、1回目の5~7割の時間で済みます。割合は自分の実力と問題のレベル、得意か不得意か、などに左右されますが、普通の成績の高校生で、平均6割です。2回目⇒3回目も6割、5回目⇒6回目も6割です。

6割の人の場合、問題集の30ページ分を1回目10時間かかったとして、復習回数とかかる時間の関係は以下のようになります。

【1回目10時間⇒2回目6時間⇒3回目3.6時間⇒4回目2.2時間⇒5回目1.3時間⇒……10回目0.1時間(6分)≒合計25時間】

10回目は6分! でもこれは事実です。10回目になると、解けずに残っている問題は少なく、ほとんどの問題で、見た瞬間に解き方がスラスラ分かるので、30ページでも6分で終わるのです。

これを見たら分かる通り、3回目までの合計時間は約20時間、4~10回の合計時間は約5時間です。3回でやめると2~3週間したら速やかに忘れていきます。10回復習したら、全問題がスラスラ解けるようになり、中期記憶に入り、数週間~数ヶ月以上忘れなくなります。

メリットと掛かる時間を考えたら、10回やらない選択肢はないのではないでしょうか。

成績がいい子はみんな「10回くらいはやっている」

「きめる!センター現代文」船口明著 406ページ

先日ある生徒が落ち込んだ顔で僕を訪ねてきました。「理科が苦手で、どうしても成績が上がらないんです……」。彼はこう言います。「テキストは復習して内容は理解してます」「問題集で演習もしました」「それなのに上がらない」と。

僕は聞きました。「問題集は何回やったの?」。「項目にもよりますが、間違ったところは2回、解けたところは1回です」。なるほど。そりゃあそうです。それでは成績が上がるわけがありません。

勉強は「繰り返し」で成績が上がっていくものです。

かつて、ある超難関国公立大の医学部に現役合格した女の子は言いました。
「私は『天才』なんかじゃないんです。K君みたいに、授業の復習をして問題集を1回解いただけで出来るようになるっていう子もいます。ああいう子は確かに天才です。でも私、理科も数学も10回くらい繰り返して、やっとできるようになるんです。だから私は天才じゃありません。」

僕は「はっ」としました。彼女はずっと全国模試の成績が一ケタ台だった子です。正直、そこまで繰り返しているとは思っていなかった。でも、彼女は、「10回やって」その順位にいたんです。しかも彼女は、周りの友達も、成績がいい子はみんな「10回くらいはやっている」って言うんです。

どうでしょう。皆さんは「天才の勉強法」になっていませんか。

才能がないんじゃない、繰り返しが足りないだけです。だからできないと嘆く前に、何度も繰り返す。5回やってダメなら10回やればいい。10回でダメなら15回やればいいんです。

2.6.中期記憶に入った印

中期記憶に入った印は以下の通りです。

「問題が即答できる状態(英文法・理科の記憶問題・社会等)」
「単語を見て意味(日本語訳・現代語訳)を即答できる状態(英単語・古文単語等)」
「問題を見たら解き方を最初から最後までスラスラ言える状態(数学・物理等)」
「文章を読んでスラスラ意味が分かる状態(英語・古文・漢文)」
「英文法例文を日本語訳から英語も即答できる状態(英語表現)」です。

こうなれば数週間~数ヶ月以上忘れなくなります。

2.7.復習周期

復習するときに迷うことの一つは、「どのくらいの周期で復習をするのか」ということです。周期とは、1回目に問題を解いてから、その部分を復習するまでの期間のことです。

結論から言うと、復習周期は分野によって異なりますが、英文法・数学・古文・漢文・理社の問題集では「2週間以内に復習する」のが正解です。

なぜなら、2週間以上たつと、どんどん忘れ、1ヶ月以上たつと、ほとんど忘れてしまい、復習しても、1回目と同じくらいの時間がかかるので、いつまでたってもスラスラ解けるようにはならないからです。

逆に、2週間以内なら、まだかなり覚えているので、復習にあまり時間がかからず、10回復習しても時間はさほどかかりません。2週間以内なら、7日でも10日でも結構です。

2週間以内に復習し、それが終わったらすぐに3回目、3回目が終わったらすぐに4回目をします。こうして5~10回復習すると、全問題スラスラ解けるようになり、長期記憶に入れられます。

また、英単語熟語・古文単語・理社の一問一答問題集などの、大量の似た内容の単純暗記が必要な分野では「7日間同じ内容を暗記する」ことが必要です。

2.8.中期記憶に入れれば定期テストの成績は上がる

上記のように、問題や単語の意味が即答できる、スラスラ訳せるようにすれば、当然、テスト問題も速く解けるし、記憶も深いので自信を持って答えられ、記憶ミスも防げます。成績ももちろん上がるでしょう。

3.中期記憶から長期記憶へ

3.1.定期テスト勉強では中期記憶に入れることを目指し、受験勉強では長期記憶に入れることを目指す

定期テストでは、直前1週間に勉強して、直後に忘れる人も多いでしょうが、これは「短期記憶」にしか入っていないからです。

それでは実力は上がらないので、テストまでに問題集は5~10回復習して中期記憶に入れ、テスト後や夏休みに復習して長期記憶に入れていきましょう。

そうすれば日頃の勉強が全て受験勉強に直結し、定期テストの成績が上がるだけでなく、模試や実力テストの成績も上がり、志望校合格へ近づきます。

長期記憶に入れるには、上でも書いたように「2ヶ月以上」(2ヶ月でたいていは長期記憶に入るが、それでも忘れていくものもあるので、3~4ヶ月復習した方が安全)の復習が必要です。

3.2.テスト後の復習の必要性

2ヶ月復習するということは、長期記憶に入れるためにはテスト後にも復習する必要があるということです。

テスト後に、前のテスト範囲の問題を解き、英文を音読し、英単語を復習し、古文・漢文の文章を復習している生徒はほとんどいないでしょう。

しかし、創賢塾ではそれをしてもらいます。なぜなら復習をすれば長期記憶に入れられ、テスト勉強の内容を受験で使えるようにできるからであり、また、テスト前に「即答」できるようにしていれば復習時間もあまりかからないからです。

ただし、次のテスト勉強もありますから、前のテスト範囲の全てを2ヶ月復習するわけではなく、英数・物理と古文・漢文のみになります。高校1~2年生の間は物理以外の理社の復習まではする必要はありません。

具体的には、テスト範囲の英語長文の音読、数学・物理の問題、古文の「品詞分解+訳の暗記」の復習、漢文の「訓読+訳の暗記」の復習、の中から自分で重要な部分を選んでやることになります。

そして、夏休みや冬休みなどに前学期の内容を総復習します。

3.4.数学の復習

【長期記憶に入れる数学の復習法】

(1)中期記憶に入れる:テスト範囲の問題を、テストまでに5~10周前後復習し、「問題を見たら解き方がスラスラ言える状態」にします。これで中期記憶に入り、数週間~数ヶ月もちます。

(2)日曜日を復習日にする:テスト後、毎週日曜日などを「復習日」にして、前のテスト範囲で1回目に解けなかった問題を1~2週間で1周解きます。それを2ヶ月以上続けます。

(3)夏・冬・春休みに復習する:次のテストもありますから、なかなか2ヶ月は続けられないかもしれません。よって、夏休みなどの長期休暇には前の学期の総復習をできるだけ行い、長期記憶に入れていきます。

3.5.英単語の復習

英単語を毎週小テストしている高校は多いですが、ほとんどの高校生は先へ先へ進むテストに流されて、復習をせず、学校では1年で1冊終わっても、その年新規で覚えた単語はごくわずか、という結果に終わりがちです。

これでは1年間で英単語暗記に使った勉強時間のほとんどがムダになってしまいます。ムダにしないために、以下のように復習しましょう。

【長期記憶に入れる英単語の復習法】

(1)中期記憶に入れる:クイック・レスポンス法(【「英単語⇒日本語訳」×3回音読×100英単語×6周(1日30分)×7日】)で覚えるといったん全て即答できるようになります。これは中期記憶に入った状態です。

(2)長期記憶に入れる:毎週100英単語を暗記しながら、平行して復習をしていき、忘却を防ぎます。具体的には、100英単語に付き【10分×週2回×2ヶ月以上】の復習をします。

 例えば、11週目で1000英単語を復習する場合は、【10分×週2回×10セット=200分(3時間超)】の復習します。

 中にはどうしても覚えられない英単語熟語があったりします。そういうものは英単語帳にまとめて、1ヶ月間毎日暗記します。そうすればどんなに暗記しにくい英単語熟語でも暗記できます。ここまで徹底的に復習すると、ようやく長期記憶に入って、ほとんどの単語は半年以上忘れなくなります。

(3)夏・冬・春休みに復習する:定期テストもありますから、なかなか2ヶ月は復習を続けられないかもしれません。よって、夏休みなどの長期休暇には前学期の英単語を全て、そしてできれば先の分も先取りして暗記してしまいましょう。そうすると、毎週のテストが復習になります。

大学入試では英単語を5000~7000ワード記憶する必要があります。このように膨大な英単語を効率よく暗記するのは誰にとっても至難ですが、以上のように根気強く復習し続けると、誰でも忘れなくなります。ポイントは「忘れなくなるまで復習し続ける」です。

ちなみに、【英単語記憶豪傑列伝】には先人がどうやって数千の英単語を完全暗記したかを載せています。ご参考までに。

3.6.英語長文の復習の場合

入試で初見の英語長文を「読める(理解できる)」ためには、英文解釈、英単語熟語暗記と共に、既習の英文を「読める(英単語熟語の意味が分かり、文法的に理解できる)」状態を維持することが必要です。理解できる英文が増えれば増えるほど、初見の英文と既習の英文で、「英単語熟語+文法」の重複が増えるため、理解できる割合が増えるからです。

逆に、教科書や問題集の英文を、いったんは理解しても、テスト後に復習せず放置すれば、その英文は理解できなくなり、入試の時に、それまで勉強した理解・知識が使えません。これでは何のために勉強しているかわかりません。

よって、定期テスト対策と受験対策を兼ねて、創賢塾では、学習した英文のうち毎週500ワード分の英文を習得し(スラスラ和訳できる+90%の理解度でスラスラ音読できるようにし)、維持するように指導しています。

「90%の理解度」とは、「英語としてはほぼ完全に理解している状態」です。

【長期記憶に入れる英語長文の復習法】

(1)毎週500ワード分の英文を新規で習得する:習得し、中期記憶に入れる英文は英語長文教科書・英語長文問題集・英文解釈書など学習した英文です。

(2)2ヶ月以上復習して習得状態を維持し、長期記憶に入れる:習得した英文の復習方法は【「1回口頭和訳+5回音読」×週2回×2ヶ月】です。

(3)ルーズリーフにリスト化して管理する:「毎週500ワード分の英文の習得」を3ヶ月も続けると、英文数が10以上になり、どれをいつ復習するかを頭の中だけでは管理しきれなくなります。そこで、例えば以下のようにルーズリーフにリスト化して管理します。

【クラウン2・レッスン3(約500ワード)|6/10~20、音読30回習得、英単語熟語暗記OK、6/25音読5回で維持OK……】

 習得した英文を全てルーズリーフにまとめると、リストを見て、前の日付から3~7日経った英文を復習すればよいと分かります。

(4)夏・冬・春休みに復習する:定期テストもありますから、なかなか2ヶ月は復習を続けられないかもしれません。よって、夏休みなどの長期休暇にはリストの英語長文を総復習し、習得状態を維持・復活させます。

 そして、1年の終わりの春休みにはその学年で学習した英語長文教科書・英文解釈書の英文を全て「スラスラ和訳できる+90%の理解度で音読できる」状態、英単語を全て暗記した状態で次の学年に進みます。

(5)1年で50英文、2年で100英文を習得する:週500ワード習得できれば、1年で「500ワード×50英文」、2年で「500ワード×100英文」になります。これは普通の高校生の5~10倍ですから、英語長文読解力、英文速読力も上がります。

3.7.古文の復習の場合

入試で初見の古文を「読める(理解できる)」ためには、古典文法・古文単語の暗記と共に、既習の古文をテスト時などにいったん習得し(品詞分解できる+古文単語の意味が分かり、文を訳せるようにし)、その「習得状態=中期記憶に入った状態」を維持することが必要です。

習得している古文が増えれば増えるほど、初見の古文と既習の古文の「古文単語+文法」の重複が増え、品詞分解もできるため、理解できる割合が増え、実力・成績が上がります。

逆に、教科書や問題集の古文を、いったんは習得しても、テスト後に復習せず放置すれば、その古文は理解できなくなり、入試の時に勉強した知識・理解が使えません。これでは何のために勉強しているかわかりません。

よって、定期テスト対策と受験対策を兼ねて、創賢塾では、学習した古文のうち毎週1ページ分を新規で習得し、維持するように指導しています。

【長期記憶に入れる古文の復習法】

(1)毎週1ページ分の古文を新規で習得する:習得し、中期記憶に入れるのは教科書の古文や古文問題集の文章です。

(2)2ヶ月以上復習して習得状態を維持し、長期記憶に入れる:「品詞分解でき、訳せる古文の数を増やすこと=古文の実力を上げること」です。テスト後も必ず復習して長期記憶に入れましょう。

(3)ルーズリーフにリスト化して管理する:英語長文と同様、復習管理のため、ルーズリーフにリスト化します。

【2年教科書・宇治拾遺・児のそら寝(1ページ)|10/10~17、品詞分解OK、訳の暗記OK、10/25復習OK……】

(4)夏・冬・春休みに復習する:定期テストもありますから、なかなか2ヶ月は復習を続けられないかもしれません。よって、夏休みなどの長期休暇にはリストの古文を総復習し、習得状態を維持・復活させます。

 そして、1年の終わりの春休みにはその学年で学習した古文を全て「品詞分解+現代語訳」できる状態で次の学年に進みます。

(5)1年で50ページ、2年で100ページを習得する:週1ページ習得できれば、1年で50ページ、2年で100ページになります。これは普通の高校生の5~10倍ですから、古文読解力が上がります。

3.8.中期記憶を長期記憶に入れるための復習時間は効果の割に少ししかかからない

中期記憶に入れた段階で、「即答」できるようになっていますから、長期記憶に入れるための復習時間はわずかなものです。

例えば、英単語暗記の場合、通常であれば、1冊を1周終わっても、3~5割前後忘れているので、何周したら全部暗記できるか分かりません。

しかし、上記のように100英単語に付き【10分×週2回×2ヶ月】の復習をすれば記憶を維持・深化でき、1冊を終わった時点でほとんどの英単語を覚えていられるのですから、平行して復習した方が良くはないでしょうか。

4.中期・長期記憶に入れるメリット

【中期・長期記憶に入れるメリット】

(1)勉強内容を理解しやすくなる:英語や数学は「積み上げ型」の科目ですから、前の内容を理解し記憶していないと、新たに習う箇所は理解しにくいですが、前の内容を理解し長期記憶に入れていると、新規の内容を理解しやすくなります。

(2)勉強が楽しくなる:勉強内容をスラスラ理解できると、勉強が楽しく、またはかどります。

(3)解くスピードが速くなる:5~10回復習して中期記憶に入れ、「問題を見たら解き方・答えがスラスラ分かる状態」にすると、当該問題だけでなく、類題を解くスピードも断然、速くなります。そうすると、テストで類題が速く解け、難しい問題に時間を使うことができ、点数が上がります。

(4)応用問題が解ける:数学や物理で問題集を5~10回復習して「問題を見たら解き方をスラスラ言える状態」(中期記憶)にすると、基礎・標準問題がスラスラ解けるようになります。また、「応用問題」とは「基礎・標準問題の組み合わせ」なので、応用問題を解いたとき、解き方がいくつもスラスラ思い浮かび、解きやすくなります。

(5)読むスピードが速くなる:英語長文・現代文・古文・漢文で「30回音読」して中期記憶に入れると、読むスピードが速くなり、理解度が上がり、定期テストで解ける問題が増えます。

(6)初見の文章が理解できる状態になる:「20回和訳+30回音読」してスラスラ読めるようになった英文、「品詞分解+訳の暗記」をしてスラスラ理解できるようになった古文、「訓読+訳の暗記」をしてスラスラ理解できるようになった漢文が30文章を超えると(中期~長期記憶)、「初見の文章が理解できる」ようになります。そうなると当然、実力テスト・模試・入試で点数が飛躍的に上がります。

(7)定期テストの成績が上がる:以上のように中期~長期記憶に入れる勉強をすると、解くスピードが上がり、応用問題が解けるようになり、勉強を理解しやすくなるので、定期テストの成績がどんどん上がっていきます。

(8)勉強法で悩まなくなる:成績が上がれば勉強法で悩むこともなくなり、自信を持って勉強をすることができるようになります。大勢の高校生は「覚えられない」「どうやったら成績が上がるか分からない」と思い悩んでいます。この悩みが消えることは、精神衛生上、大変重要です。

(9)自信ができる:成績が上がれば、自分に自信ができ、あらゆる面で、より積極的になります。

(10)勉強のやる気が上がる:成績が上がれば、当然勉強に対するやる気が上がります。

(11)勉強時間が増える:成績が上がり、勉強法で悩まなくなり、勉強へのやる気が上がれば、もっと成績を上げたいと思うようになるので、勉強時間が増えます。

(12)勉強の好循環が生まれる:勉強時間が増えれば、さらに成績が上がり、こうして好循環が生まれます。

(13)実力が上がる:以上のように中期記憶に入れた内容を更に2ヶ月以上復習して長期記憶に入れれば、数ヶ月~数年以上忘れないので、実力が上がります。

(14)入試で使える:長期記憶に入れば、半年、1年後に、今よりずっと多く覚えていられますから、今やっている勉強が、入試で大いに使えます。そうすると、当然、志望校に合格する確率が高まります。

5.実力を上げる勉強=勉強したことを長期記憶に入れる勉強

ある程度まで成績が上がれば、定期テスト直前に一気に勉強するスタイルでは成績がなかなか上がらなくなります。そういうときは、地道に「実力」を上げていくしかありません。

「実力を上げる」とは、言い換えれば、「勉強したことを長期記憶に入れる」ということです。

このページに書いたことを実行すれば、勉強内容を長期記憶に入れることができます。ご健闘を祈ります。


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