高校生の定期テスト満点戦略(3-2)英語読解力を上げる勉強法


このページでは英語読解力を上げることで、初見の英文を読めるようにし、コミュニケーション英語(コミュ英:英語長文教科書)の定期テストで90点以上を取れるようにする勉強法を書いていきます。

初見の英文を読めるようにするには、英単語熟語力・英単語推測力・英文法力・英文解釈力・応用力の5つの能力を身に付けることが必要です。

1.英語の実力を上げる勉強法

1.1.コミュ英語で高得点を取るために英語力を上げる

英語は、社会や理科と違い、テスト範囲だけを勉強して高得点を取れるかは微妙です。テスト範囲以外の英単語熟語・文法も当然出るからです。

よって、普段から、定期テストのためにも受験のためにも、英語力を上げる勉強をすることが不可欠です。初見の英文が出る学校では尚更です。

1.2.初見の英文を読めるようにする5つの能力

コミュ英語の目的は初見の英語長文を読めるようにすることです。初見の英語長文の理解力・読解スピードを上げるには、以下の5つが必要です。

【初見の英文を読めるようにする5つの能力

(1)英単語熟語力:意味が即答できる英単語熟語が多ければ多いほど、英文の意味は分かります。

(2)英単語推測力:入試や模試の英文では必ず意味の分からない英単語がありますから、英単語の推測力を身に付ける必要があります。

(3)英文法力:英語表現の教科書の例文・総合英語(英文法参考書)の例文・英語構文集の例文をスラスラ和訳+音読できるようにし、また、英文法問題集を1冊、習得します(全問即答できるようにする)。

(4)英文解釈力:英文解釈とは「大学入試に出る難解な英文を集めた英文解釈書で、SVOCMと和訳を書くこと」です。英文解釈書を2~3冊習得し、収録英文をスラスラ和訳+音読できるようにすることで、初見の英文でもSVOCMと和訳が分かり、理解できるようになります。

(5)応用力:毎週500ワード習得:コミュ英語の教科書・英語長文問題集・英文解釈書の英文を、毎週合計500ワード習得します(スラスラ和訳+90%の理解度で分速150ワードで音読できるようにする)。それを2ヶ月以上復習して長期記憶に入れると、その知識を大学入試時に使えます。

2.英単語熟語力

たいていの高校では毎週英単語の小テストをします。その際、小テスト後に前の範囲を復習する高校生はマレです。

その結果、先へ先へ暗記しながら、前の範囲をどんどん忘れていき、学校は1年で1冊終わっても、自分は1冊全部暗記、とはいかず、新規で暗記した英単語はほとんど忘れています。

この「覚えては忘れ、覚えては忘れる勉強法」を防止し、1冊を確実に暗記するため、以下のように勉強します。

【英単語を長期記憶に入れる暗記・復習法

(1)クイック・レスポンス法で英単語を即答できるように暗記する:暗記法は以下の通り(上述)。

【「英単語⇒日本語訳」×3回音読×100英単語×6周(1日30分)×7日】

(2)翌週から2ヶ月復習して長期記憶(数ヶ月~数年もつ記憶)に入れる:復習法は以下の通り。

【100ワード当たり10分×週2回×2ヶ月】

 例えば、小テストで毎週50ワード暗記している場合、11週目は、新規単語暗記に毎日15分、プラス「週10分×10セット=100分(1日約15分)」の復習をすれば、1冊終わった時点で全部暗記しています。

(3)長期休暇中に復習する:夏・冬・春休みに、英単語帳を復習し、長期記憶に入れます。

 1~2年の夏休みは、できれば1日2~3時間暗記して、英単語帳を1冊暗記してしまいましょう。そうすれば学校の小テストが復習になります。

 難関大学を目指すなら、英単語は、高校で新規に4000ワード(英単語帳2冊分)、英熟語は1000(英熟語帳1冊)を暗記する必要があります。

 よって、高1の夏休みまでに英単語帳1冊、高2の夏休みまでに2冊目の英単語帳、3年の夏休みまでに英熟語帳1冊を暗記するのが標準的なスケジュールになります。

3.英単語推測力

英単語推測力の身に付け方は以下の4つです。

【英単語推測力の身に付け方

(1)推測する習慣:英語長文教科書・英文解釈書などの英文を初見で読むときに、前後関係から10~20秒、英単語熟語の意味を推測してから辞書を引く習慣やを続けることで、英単語推測力は身に付きます。

 日本語の文章を読むときには、誰でも、意味不明の言葉の意味を前後関係から瞬間的に推測しながら読んでいるので、英語でも練習すれば必ずできるようになります。

(2)語源や派生語から推測する:英語には「接頭辞・語根・接尾辞」という語源があります。例えば、「disrespectful=dis(逆の・否定の)+respect(敬意)+ful(~でいっぱいの、を意味する形容詞接尾辞)」。ここで「respect」に気が付き、前後の接頭辞・接尾辞の意味を覚えていれば、「disrespectfulの意味=失礼な、無礼な」を推測できます。

 また、「perceivable(知覚できる、認知できる)」を見て「perceive(知覚する、気づく)+able(できる)」と気づけば、「perceivable=知覚できる」と推測できます。

 語源学習には以下の単語集がオススメです。

システム英単語 Premium(語源編)」(駿台)
鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」(角川)
英単語の語源図鑑」(かんき出版)
つむぐ英単語―部品で覚える入試重要2300語」(河合塾)

(3)プラスかマイナスかを推測する:形容詞や副詞はプラスの意味かマイナスの意味の場合が多いので、プラスかマイナスかを推測するだけでも文章の意味は分かりやすくなります。

 例えば、「beautiful(美しい)、fast(速い)」はプラス、「ugly(醜い)、 low(低い)」はマイナス、などです。

(4)接続語を使った推測:「and、or、but」のような等位接続詞は、前後に同じ品詞・文法的働きの語句が来ます。例えば、「walk and a dog(歩き、そして犬)」のように動詞と名詞が結ばれることはありません。

 また、例えば「A, B and C」のような場合は、同じような意味の言葉が並ぶことが多いので、1つでも分かれば、他が分からなくても、推測できます。

 一方、「but、though、although、however、while、on the other hand」のような逆接・対比の接続語の場合は、前後で意味が逆になるので、それによって推測可能です。

4.英文法力

英語表現の教科書の例文や、それと連動した総合英語(英文法参考書)の例文、また英語構文集の例文を学校で暗記する必要がありますが、しかし、例文暗記は負担が大きいので、テスト後に復習して長期記憶に入れるのは、ほとんどの高校生にとって時間的にムリです。

しかし、それらの例文は英語長文にも出るので、和訳はできるようにしておくことが必要です。

また、たいていの学校では、高1,高2で、それぞれ1冊ずつ、英文法問題集が配られます。それを5~10回復習して、問題に即答できるだけでなく、間違えた英文を和訳できるようにしておくと、英文法力・英文読解力が上がります。

学校で英文法問題集が配られない場合は、以下のような問題集を買って1冊習得します。

「世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座 」(角川、関正生著)
「英文法・語法問題ベスト400)」(戸澤全崇著、学研)
「今井の英文法教室 上下」(ナガセ)
「一億人の英文法問題集 大学入試対策編」(井上洋平著、ナガセ)
「UPGRADE英文法・語法問題」(霜康司著、数研出版)
「Vintage―英文法・語法」(篠田重晃著、いいずな書店)
「英文法レベル別問題集」シリーズ(安河内 哲也著、ナガセ)
「スクランブル英文法・語法」(中尾孝司著、旺文社)
「全解説頻出英文法・語法問題1000」(瓜生豊著、桐原書店)
「Next Stage英文法・語法問題」(桐原書店)

5.英文解釈力

英文解釈とは、「大学入試に出る難解・複雑な文法事項を網羅的に収録した英文解釈書を用いて、英文にSVOCMを振り、和訳を書く練習を通して、英文構造を把握する力と和訳力を身につけるトレーニング」です。

現在は英文解釈の必要性を理解している高校生は少ないですが、英文解釈によって、初見の複雑な英文の構造を瞬時に把握し訳せるようになりますから、英語長文の勉強では必須です。

英文解釈については詳しくは【英語勉強法(5)英文解釈】に書いています。

6.応用力:英語長文を毎週500ワード習得する

6.1.毎週500ワード分の英文を習得し維持する

初見の英文は、内容は初見でも、英単語熟語・文法・構文は英単語熟語集やコミュ英教科書・英文解釈書等の既習の教材と重複しています。よって、英単語熟語の暗記量と習得した英文量が増えるほど、初見の英文でも理解できる部分が増えますから、英単語熟語の暗記量と英文の習得量を増やすことが、初見の英文を読めるようにする王道だと分かります。

したがって、創賢塾では、英語長文全体(コミュ教科書、英文解釈書、英語長文問題集等)で、毎週500ワード分の英文を習得し維持するよう指導しています。

つまり、1年生の終わりには「500ワード×50英文」を「習得(スラスラ和訳でき、90%の理解度で分速150ワード以上で音読できる)状態」にし、2年生の終わりには100英文、3年生の終わりには150~200英文を習得した状態で入試に臨む、ということです。

ここで「習得」とは、「一度習得するが、復習せずにどんどん忘れる」という意味ではなく、「一度習得し、以後2ヶ月以上復習して年度の終わりまで全て習得した状態を維持する」ことを意味しています。

ここまで習得している高校生は5%もいませんから、偏差値は70を超えます。初見の英文も普通の高校生よりずっと速く読めますし、習得スピードも格段に速くなります。

6.2.習得した英文を2ヶ月以上復習する

学年の終わりに、その学年で学んだ英文のほとんどを習得した状態にしておくには、当然復習することが必要です。2~3ヶ月復習すれば長期記憶に入り、その後も長期休暇に復習すれば、学年末を習得した状態で迎えられます。

6.3.ルーズリーフにリスト化して管理する

「毎週500ワード分の英文の習得」を3ヶ月も続けると、英文数が10以上になり、どれをいつ復習するかを頭の中だけでは管理しきれなくなります。

そこで、例えば以下のようにルーズリーフにリスト化して管理します。

【コミュ教科書2年:レッスン5(約500ワード)|6/10~20、音読30回習得、英単語熟語暗記OK、6/25音読5回で維持OK……】

習得した英文を全てルーズリーフにまとめると、リストを見て、前の日付から3~7日経った英文を復習すればよいと分かります。

【終わりに】

英語読解力の身に付け方は以上です。

このページに書いたことを実行すれば、テストの点数は急上昇し、勉強内容を長期記憶に入れることができ、英語の実力を上げられます。

あなたの健闘を祈ります。


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