中学生の定期テスト満点戦略(3-2)英語力を上げる勉強法


このページでは、英語力を上げることで、英語の定期テストで90点以上を取れるようにすると同時に、実力テスト・模試・過去問・入試本番などの初見の英語問題も解けるようにする勉強法を書いていきます。

ここで英語力とは「初見の英文をスラスラ読める読解力・英文法力・英作文力・リスニング能力」の4つを指します。

これらの能力を上げるためには「英単語熟語の暗記・英単語推測力の訓練・英語長文を毎週300ワード習得・英語教科書で初見の英文を読む訓練・英文法強化・英文法例文暗記・リスニング訓練」の7つの勉強が役立ちます。

1.英語力を上げる勉強法

1.1.英語で高得点を取るために英語力を上げる

英語は、社会や理科と違い、テスト範囲だけを勉強しても高得点を取れるかは微妙です。テスト範囲以外の英単語熟語・文法も当然出るからです。

よって、普段から、定期テストのためにも受験のためにも、英語力を上げる勉強をすることが不可欠です。初見の英文が出る学校では尚更です。

1.2.英語力を上げる7つの勉強

【英語力を上げる7つの勉強

(1)英単語熟語の暗記:意味が即答できる英単語熟語が多ければ多いほど、英文の意味がより良く理解でき、速く読めます。

(2)英単語推測力の訓練:入試や模試の英文では必ず意味の分からない英単語が出ますから、英単語の推測力を身に付ける必要があります。

(3)毎週300ワード習得:英語教科書・英語長文問題集・過去問などの英文を、毎週合計300ワード習得します(スラスラ和訳+90%の理解度で分速150ワードで音読できるようにする)。

 習得した英文を2ヶ月以上復習すれば、長期記憶に入り、習得した英文が「300ワード×30英文」以上になれば、初見の英文の読解力も飛躍的に上がります。最終的に入試までに(もしくは3年の終わりまでに)100英文を目指します。

(4)英語教科書で初見の英文を読む訓練:普段から、英語教科書の予習時に、模試や受験の時のように英文を読むことで、初見の英文を読むのが上手になります。

 具体的には、予習時に、すぐ辞書を引いたり訳を見るのではなく、英単語を推測したりキーワードとキーセンテンスに印を付けたりします。

(5)英文法強化:学校のワークや英文法問題集を1~2冊習得します(全問即答できるようにします)。

(6)英文法例文暗記:英作文力を上げるには「英文法例文の暗記」が不可欠です。英語教科書や英文法問題集、例文型英単語熟語集などの文法例文を「和訳+英作文」できるようにします。

(7)リスニング訓練:音読をした英語教科書・英語長文問題集の音声を聴いたり、過去問や問題集でリスニング問題を解き、習得します。

2.英単語熟語の暗記

中学生の英単語熟語暗記は、教科書と英単語熟語帳で行います。

以下では英語教科書の英単語熟語暗記について書きますが、市販の英単語帳でも同じように暗記します。

【英単語を長期記憶に入れる暗記・復習法

(1)クイック・レスポンス法で中期記憶に入れる【「英単語⇒日本語訳」×「即答できるまで1~5回音読」×100英単語×30分×7日】

 これでいったん全て即答できるようになります。これは中期記憶に入った状態です。

(2)覚えにくい英単語は自作英単語帳で覚える:中にはどうしても覚えられない英単語熟語があります。そういうものは英単語帳にまとめて、覚えるまで毎日クイック・レスポンス法で暗記します。そうすればどんなに暗記しにくい英単語熟語でも暗記できます。

 途中、3日に1回などテストして、完全に暗記した英単語熟語は外していきます。

(3)長期記憶に入れる:毎週新規で教科書や英単語帳の英単語を100英単語ずつなど暗記する場合、平行して復習し、忘却を防ぎます。具体的には、毎日既習範囲の100~200英単語をテストして、即答できなかった単語を自作英単語帳に書き、クイック・レスポンス法で暗記します。

 例えば、11週目で1000英単語を復習する場合は、毎日150英単語をテストし、即答できなかった英単語を自作英単語帳に書き、自作英単語帳は毎日全部をクイック・レスポンス法で暗記します。全部と言っても、即答できる単語は外すので、実際はそれほど多くなりません。こうすれば1週間で1周復習ができます。

(4)夏・冬・春休みに復習する:定期テストもありますから、なかなか2ヶ月は復習を続けられないかもしれません。よって、夏休みなどの長期休暇には前学期の英単語を全て、そしてできれば先の分も先取りして暗記してしまいましょう。そうすると、毎週のテストが復習になります。

 高校受験に必要な英単語熟語の数は、約2000ワードです。これを1年か2年の夏休みにできれば暗記します。「毎日2時間(週400ワード)×5週間」で暗記できます。

(5)1冊1周終わった時点で全部暗記している状態にする:以上のように徹底的に復習しながら暗記していくと、1周終わった時点でほとんどの単語を覚えていられます。また、長期記憶に入って、ほとんどの単語は半年以上忘れなくなります。

3.英単語推測力の訓練

英単語推測力を身に付ければ、実力テスト・模試・過去問・入試本番の英語長文で意味の分からない英単語熟語があっても、推測することができ、文章の意味をきちんと理解しつつ読むことが可能になります。

英単語推測力の身に付け方は以下の4つです。

【英単語推測力の身に付け方

(1)推測する習慣:英語教科書・英語長文問題集などの英文を初見で読むときに、前後関係から10~20秒、英単語熟語の意味を推測してから辞書を引く習慣を続けることで、英単語推測力は身に付きます。

 日本語の文章を読むときには、誰でも、意味不明の言葉の意味を前後関係から瞬間的に推測しながら読んでいるので、英語でも練習すれば必ずできるようになります。

(2)語源や派生語から推測する:英語には「接頭辞・語根・接尾辞」という語源があります。例えば、「unhappy(不幸な)=un(~でない、逆の、を意味する接頭辞)+happy(幸せな)」。ここで「happy」に気が付き、接頭辞「un」の意味を覚えていれば、「unhappy=不幸な」を推測できます。

(3)プラスかマイナスかを推測する:形容詞や副詞はプラスの意味かマイナスの意味の場合が多いので、プラスかマイナスかを推測するだけでも文章の意味は分かりやすくなります。

 例えば、「beautiful(美しい)、fast(速い)」はプラス、「ugly(醜い)、 low(低い)」はマイナス、などです。

(4)接続語を使った推測:「and、or、but」のような等位接続詞は、前後に同じ品詞・文法的働きの語句が来ます。例えば、「walk and a dog(歩き、そして犬)」のように動詞と名詞が結ばれることはありません。

 また、例えば「A, B and C」のような場合は、同じような意味の言葉が並ぶことが多いので、1つでも分かれば、他が分からなくても、推測できます。

 一方、「but、though(~ではあるが)、although(~ではあるが)、however(しかしながら)、while(一方)」のような逆接・対比の接続語の場合は、前後で意味が逆になるので、それによって推測可能です。

4.英語長文を毎週300ワード習得する

4.1.毎週300ワード分の英文を習得し維持する

初見の英文は、内容は初見でも、英単語熟語・文法については、英単語熟語集や英語教科書・問題集等の既習の教材と重複しています。

よって、英単語熟語の暗記量と習得した英文量が増えるほど、初見の英文でも理解できる部分が増えますから、英単語熟語の暗記量と英文の習得量を増やすことが、初見の英文を読めるようにする王道だと分かります。

したがって、創賢塾では、英語教科書や英語長文問題集等で、毎週300ワード分の英文を習得し維持するよう指導しています。

つまり、1年生の終わりには「300ワード×50英文」を「習得(スラスラ和訳でき、90%の理解度で分速150ワード以上で音読できる)状態」にし、2年生の終わりには100英文、3年生の終わりには150~200英文を習得した状態で入試に臨む、ということです。

習得する方法は【1日「3回口頭和訳⇒5回音読」×7日】です。詳しくは【中学生の定期テスト満点戦略(3-1)英語】に書いています。

4.2.習得した英文を2ヶ月以上復習する

ここで「習得」とは、「一度習得するが、復習せずにどんどん忘れる」という意味ではなく、「一度習得し、以後2ヶ月以上復習して長期記憶に入れ、年度の終わりまで全て習得した状態を維持する」ことを意味しています。そのためには以下のように復習します。

【「1回口頭和訳+5回音読」×週2回×2ヶ月(+夏冬春休み)】

ここまで勉強している中学生は5%もいませんから、習得した300ワードの英文が50以上(1年で可能)になれば、偏差値は65を超えるでしょう。初見の英文も普通の中学生よりずっと速く読めますし、習得スピードも格段に速くなります。

4.3.ルーズリーフにリスト化して管理する

「毎週300ワード分の英文の習得」を3ヶ月も続けると、英文数が10以上になり、どれをいつ復習するかを頭の中だけでは管理しきれなくなります。

そこで、例えば以下のようにルーズリーフにリスト化して管理します。

【英語教科書3年:レッスン3(約300ワード)|6/10~20、音読30回習得、英単語熟語暗記OK、6/25音読5回で維持OK……】

習得した英文を全てルーズリーフにまとめると、リストを見て、前の日付から3~7日経った英文を復習すればよいと分かります。

5.英語教科書で初見の英文を読む訓練をする

5.1.英語教科書を使って初見の英文を読めるようにする方法

初見の英文を読めるようにするためには、日頃から、上記のテクニックを使って初見の英文を読む訓練をしておきたいところです。

しかし、それをしている中学生は多くありません。それでは実力テスト・模試・入試では不利です。そこで、英語教科書です。

英語教科書は毎日・毎週勉強するものなので、予習時に、初見の英文を読む訓練をすれば、初見の英文を読む訓練が日常的にできます。

【英語教科書を使って初見の英文を読めるようにする方法

(1)15分予習する:英語は必ず予習をします。予習の目的は「分からない箇所」を発見することです。そこを授業で集中して聴きます。

 時間は1授業当たり15分以内にします。復習(和訳+音読)の方が重要なので、1時間もかけません。

 ただし、15分ではほとんど進まない場合、土日に次週の予習を1~3時間するのは良いことです。

(2)初見で読むとき、ページごとに2回通読し、意味を理解する

 模試や受験本番で初見の英文を読むときにすべきことは以下の4つです。これらを普段から教科書で練習しておきます。

 ①英単語熟語の意味を推測する:知らない英単語熟語には印を付け、辞書を引かず、10秒推測します。意味が分からない英文個所にも印を付けます。

 ②キーワードとキーセンテンスに印を付ける:キーワードは丸で囲み、キーセンテンスは< >で囲みます。

 ③段落メモ:読むとき、段落ごとに要約を日本語で短くメモします。例えば「宇宙飛行士の訓練内容」「太陽光発電の利点」など。

(3)3回目に辞書を引きながら訳していく:辞書を引いて1文ずつ口頭で訳し、教科書ガイドで確認し、間違いなら印を付け、英文を理解します(訳がないなら分からない箇所に印を付けます)。

 それでも分からない箇所を授業で集中して聴き、授業でも分からなければ級友や先生に聞いて疑問を無くします。

5.2.キーワードとキーセンテンスの付け方

キーワードは「話題・2回以上出てくる言葉・人名・固有名詞・数字・年代」などです。

キーセンテンスは「段落の最初や最後、全文の最後、まとめや結論を示す接続語(ディスコースマーカー)の後、強調表現(in fact 実は、等)の後、意見や主張の目印となる書き方(in my opinion 私の意見では、等)、問題提起の答え」などです。ディスコースマーカーについて詳しくはこちら

5.3.段落メモ

段落メモは重要です。現代文ではメモを取らなくてもざっと読み返せば意味はだいたい分かりますが、英語はざっと読み返してもどこに何が書いてあったか分からないし、思い出せず、その結果、問題を解くときに時間もかかり、解きにくいからです。

一方、日本語でメモを取っておくと、流れやどこに何が書いてあったかが分かり、その結果、答えや根拠の場所を探すのも早くでき、問題にも答えやすくなります。

6.英文法力強化

6.1.準拠問題集の習得

学校のワークや以下のような市販の教科書準拠問題集をテストに合わせて5周前後解き、即答できるようにします。

「中学教科書ワーク」はテストが各レッスン3回分付いており、英単語熟語帳・例文集やリスニング問題が附属しており、問題の分量も多いので、一番オススメです。

「中学教科書ワーク」(各教科書用がある、文理)
「中間・期末の攻略本」(各教科書用がある、文理)
「中間・期末テストズバリよくでる」(各教科書用がある、啓林館)

これはテストの後も、間違いの問題だけ、週1回など復習し、夏休みなどの長期休暇にも復習し、長期記憶に入れます。

6.2.英文法問題集の習得

学校のワークや市販の教科書準拠問題集だけでなく、できれば中学3年間の英文法が入った英文法問題集を1冊習得するのがオススメです。

習得すれば、既習の英文法の総復習ができて英文法力・英語力が上がります。また、以下のような解説付きの参考書・問題集なら、中学英文法をほぼ独力で習得することができ、そうすれば、英語教科書を独力で先取りできるようになります。

「ハイパー英語教室 中学英文法」(安河内哲也著)
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」(山田暢彦著、学習研究社)
スーパーステップくもんの中学英文法」(くもん出版)
Z会中学英文法Fine」(Z会)

「ハイパー英語教室 中学英文法」が見やすく分かりやすいので一番オススメです。「ハイパー英語教室」は、10周して中身を全部暗記し、140文法例文を瞬間英作文で暗記します。

6.3.オススメ高校受験英文法問題集

高校受験用には以下の問題集がオススメです。上記参考書だけだと問題量が少ないので、以下の問題集で補います。

英語 塾技63」が最もオススメです。

塾で教える高校入試 英語 塾技63」(文英堂)
完全マスター中学英文法」「ハイレベル中学英語―文法・作文」(くもん出版)
ハイパー英語教室 中学英文法ドリル」(安河内哲也著)

6.4.間違えた問題の英文を瞬間英作文で暗記する

以上の英文法問題集で間違えた問題は、ただ解き直すだけではなく、瞬間英作文で英文を暗記します。そうすることで、頭で考えて解けるようになるだけでなく、瞬間的・感覚的に正しい英文を言えるようになり、英語の基礎力が格段に上がります。

【2回口頭和訳⇒5~10回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語訳を見て英文に訳す)⇒言えたら次へ、言えなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」】

復習のたびに、初回間違えた問題の英文を瞬間英作文で暗記していきます。そうすると、問題はすぐに解けるようになります。

これは英文法問題集共通の勉強法・習得法です。

7.英文法例文暗記

7.1.英文法例文の暗記

英語力と英作文力を上げるには「英文法例文の暗記」は不可欠です。テスト時には英語教科書や文法問題集の英文法例文を「和訳+英作文」できるようにします。

英文法例文は以下の瞬間英作文という暗記法で簡単に暗記できます。

【2回口頭和訳⇒英文を5~7回音読⇒暗唱⇒瞬間英作文(日本語を見て英語に訳す)⇒言えたら次へ、言えなかったら「音読⇒暗唱⇒瞬間英作文」⇒全部⇒週10周】

7.2.英文法例文を暗記するのに適した参考書

英文法例文の暗記に一番適しているのは、中学英文法参考書・問題集の例文です。中学範囲の例文を網羅しているからです。以下の参考書がオススメです。

「ハイパー英語教室 中学英文法」(安河内哲也著)
塾で教える高校入試 英語 塾技63」(文英堂)

上記を暗記した後、以下のような例文付きの英単語熟語帳の例文を覚えるのがオススメです。バリエーションが増えれば英作文の応用力も付き、英語力も上がります。英単語熟語と文法例文を覚えられるので、一石二鳥です。

高校入試 短文で覚える英単語1900」(文英堂)
例文で覚える中学英単語・熟語1800」(学研)
中学版 システム英単語」(駿台)

7.3.年度の終わりに全部暗記

以上の英語教科書の英文法例文・英文法参考書・例文型英単語熟語帳はすべて、その学年に学習した分は、年度の終わりに全て暗記した状態にします。

そのため、テストが終わっても英語教科書の英文法例文は復習し、英文法参考書と例文型英単語熟語帳の例文は絶えず復習し、夏休みなどの長期休暇には全て復習します。

8.リスニング訓練

英語の実用化の流れの中で、リスニングは今後、今まで以上に重要になります。リスニングを定期的にやっている中学生は多くありませんが、毎日英語を聴くことをオススメします。

リスニングは、【中学生の定期テスト満点戦略(3-1)英語】でも書いた通り、音読をした英語教科書・英語長文問題集・例文付き英単語熟語帳等の音声を毎日10分ほど聴いて理解できるようにします。

そしてそれを定期的に復習して、年度の終わりには全て聴ける状態を維持します。

【終わりに】

英語力を上げる勉強は以上です。

このページに書いたことを実行すれば、テストの点数は急上昇し、勉強内容を長期記憶に入れることができ、英語の実力を上げられます。

あなたの健闘を祈ります。


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