正しい勉強法、間違った勉強法


中高生、特に、「勉強はしているのに成績が上がらない」と悩んでいる生徒の多くは、間違った勉強法を実践しています。それは「先へ先へ進んで、復習をしない」という勉強法です。復習をしないと「覚えては忘れ、覚えては忘れ」を繰り返していくので、記憶が定着しないのです。あなたは正しい勉強法を実践していますか?

1.「先へ先へ進む勉強法」は効率が悪い

この世には正しい勉強法と間違った勉強法があります。

間違った勉強法とは、効率の悪い勉強法という意味です。それは「先へ先へ進み、1~2回しか復習をしない勉強法」「1冊の問題集が1回終わったら、復習をしないで次の問題集へ進む勉強法」です。

塾や予備校ではほとんどがこの勉強法を採っていますから、自然にこういう勉強法をしている人が多いと思いますが、これはとても効率の悪い勉強法なのです。なぜなら、人間は忘れるようにできているので、1~2回復習したぐらいでは、1~2ヶ月もたてば、解けなかった問題はまた解けなくなり、覚えた知識や理解した内容も忘れ、一度読めるようになった英文はまた読めなくなるからです。

例えば、英語の教科書は、テストが終わったら復習する生徒はほとんどいません。そしてテストが終わった瞬間からどんどん忘れていきます。1ヶ月もたてば半分以上忘れ、教科書の英文を半分以上理解できなくなる人が多いのです。教科書には、その学年で習得すべき文法・単語・熟語が詰まっているのに、何とももったいない話です。

同様に、塾や予備校のテキストも、普通の生徒は授業が終わったらその日に復習するくらいで、何度も復習することはマレです。それはあたかも、一度復習したら全て習得して、忘れないとでも思っているかのように。もちろんそんなことはありません、1ヶ月たてば速やかに忘れていき、読めなくなり、解けなくなります。

2.長期記憶に入れるのが正しい勉強法

勉強した内容を受験で使えるようにするには、復習して長期記憶に入れる必要があります。

短期記憶(数時間~数日で忘れる記憶)から長期記憶(数ヶ月以上もつ記憶)に移行させるには、通常、睡眠をはさんで7回以上の復習が必要です。よって、学習者の勉強の目標は、「学習内容を7回以上復習して長期記憶に入れること」になります。

私がこのホームページで書いている全ての勉強法や記憶法の目的は「長期記憶に入れること」です

3.正しい勉強法は「スラスラ」を目指す

では長期記憶に入ったかどうかの判断基準は何でしょうか?

それは、「スラスラ状態」です。スラスラ状態になったら、その情報は長期記憶に入り、数ヶ月持ちます。よって、勉強の具体的目標は「スラスラ状態」にすることです。

数学・算数・物理であれば、問題集の全ての問題について「問題を見たら解き方がすぐに思いつく状態」「問題を見たらスラスラ解ける状態」にします。

英単語であれば、「英単語を見れば即座に日本語訳を言えて、日本語訳を見れば英単語を即座に言える状態」「常識(知っていて当然の知識)」にします。
英語の音読であれば、英文を何十回も音読して、「英文を読んだらスラスラ読めて、意味が即座に分かる状態」にします。
英文法問題であれば、「問題を見て即座に答えを言える状態」にします。
英文法の例文を読んだら、「即座に意味が分かる状態」にします。
英作文の前提となる例文暗記では、「日本語を見たら瞬間的に英文が口をついて出てくる状態」にします。
英語長文問題集であれば、何度も音読して「英文がスラスラ読めてスラスラ意味が分かる状態」にし、問題も、「根拠をスラスラ言えて正答できる状態」にします。

現代文(国語)の問題集であれば、解説をしっかり習得して、「解説の通り論理的に読めて、根拠をスラスラ言って正答できる状態」にします。
現代文や古文の語彙であれば、「単語を見れば即座に意味を言える状態」にします。
古文・漢文であれば、数十回音読して、「文章を読めばスラスラ意味が分かる状態」にします。
古文では10~20文章を何度も品詞分解して、「読んだら全ての言葉について品詞・活用・意味をスラスラ言える状態」にします。

社会や理科の問題では、「問題を見たら解き方がスラスラ分かり、即答できる状態」にします。
社会や理科の一問一答問題集や穴埋め問題では、「問題を見たら即答できる状態」にします。

常識、反射的になるまで復習する

「再受験生が教える医学部最短攻略法」荒川英輔著、エール出版、32ページ

復習の回数も1回や2回ではだめです。最低でも5回と考えてください。自分にとって常識、反射的に出てくるようになるまで繰り返し復習しましょう。……
要するに、短期記憶を長期記憶に変えていく作業です。

英語が反射的に出るように自動化する

カリスマ英語講師・安河内哲也、上智大学での講演より。東洋経済オンライン

私が英語を話すとき、あなたが英語を話すとき、……私たちは文法のルールについては考えたりしません。机で勉強したことを意識的には思い出していないわけですから、言葉を話したり読んだり、聞いて理解するのは反射的なプロセスなわけです。
ですから、大事なのは机で学んだことを、いわゆる「動的記憶」とでも呼べるものへと自動化することなんです。この変換プロセス、または訓練こそが日本の英語教育に欠けていることだと私は思います。そして、この自動化の訓練こそが第二言語をマスターする上で最も大事なプロセスだと個人的には考えています。

「君の英語号は空へ舞い上がれるか?」

清水かつぞー(ベストセラー「英単語ピーナツ」シリーズ著者)(國弘正雄著「英語の話しかた」所収、たちばな出版)

それ(英語の加速度を生み出すもの)は「スラスラ感」なのである。「この英文はスラスラわかるぞ!」という感じなのである。そうなのだ。英文解釈の勉強とは、スラスラわかる英文を1つずつ作り上げていくことなのだ。……

「スラスラ感」を味わうためには、地道に音読を繰り返すという復習が欠かせない。ほとんどの生徒がそこから逃げようとする。いや、そのことに気づきもしない。教師もその必要性を教えない。繰り返すが、うわべの勉強を何題やっても君の英語号が空に飛び立つことはない。 

4.徹底的な復習は時間が節約できる

1~3ヶ月以上たってから復習するのは、とても効率が悪くなります。多くを忘れているので、1回目と同じくらいの時間がかかってしまうからです。そうすると1冊の問題集を3回、5回と復習するのが難しくなります。なかなか習得できないため、復習する意欲も薄れます。

ところが、2週間以内に復習をすると、まだ覚えているので1回目の60%前後の時間で終わり、3回目は2回目の60%前後の時間で終わります。

こうして5回目は1回目の約10分の1の時間で、10回目は1回目の約100分の1の時間で終えることができます。まさに「スラスラ解ける状態」になるのです。例えば、1冊の問題集を1回終えるのに30時間かかった場合、おおよそ以下のようになります。

【1回目30時間、2回目18時間、3回目11時間、4回目7時間、5回目4時間、7回目1.4時間、10回目18分、合計約75時間】

つまり、1回目の2~3倍の時間で10回終えることができ、その問題集を完全にマスターすることができます。ここまで習熟すると、2冊目の問題集は、スラスラ解ける問題が多いので、効率よく終えることができます。
一方、1~2回しか復習しない勉強法だと、2冊目にいっても、記憶や理解が曖昧なので、1冊目の類似問題も解くのに時間がかかったり解けなかったりするため、効率が悪いのです。

あなたは5回の復習も10回の復習もしたことがないでしょうから、「スラスラ解ける」感覚が分からないでしょう。これは10回やれば誰でも本当にそうなりますし、それは快感です。ぜひ一度、数学や英語などで1冊問題集を決めて、10周してみてください。

もし一人では心もとないと思われる場合は、創賢塾にお問い合わせ下さい。当塾の東大卒勉強法マスターが復習法・勉強法・記憶法をお教えします。


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