適切なキーワードとキーセンテンスを見つけられる論理的読解法

国語の文章には「正しい読み方=論理的読解法」があります。その核心となるのが、「要点=重要な部分=キーワードとキーセンテンス」に印を付ける読み方です。

このページではその具体的な印の付け方を書いていきます。これを読み、理解し暗記し実践すれば、あなたの読み方は飛躍的に向上し、国語の成績も上がるでしょう。

1.なぜ要点に印を付けるべきか

(1)キーワードとキーセンテンスに印を付ければ、重要な部分と重要でない部分が区別できる。

 たいていの中学受験生は、どこが重要で、どこが重要でないか、分からないまま問題文を読んでいます。しかし、重要な部分(要点)が問題に出ますから、読みながら重要な部分が分かった方が良いのはもちろんです。

 そして、重要な部分とは「キーワードとキーセンテンス」です。よって、キーワードとキーセンテンスに印を付けましょう。

(2)要点に印を付けると、正答率が上がる。

 出題者側(中学)は、「どこが要点かが分かり、その意味が分かる受験生(=優秀な受験生)」をとりたいと思っていますから、国語の問題は、要点に傍線が引かれたり、要点が答えに関連するように作られています。

 よって、要点に印を付け、覚えておくと、正答率が上がります。

(3)要点に印を付けると問題を解くときに探しやすい。

 問いは、問題文をある程度正確に覚えていないと解けません。しかし、全部を覚えておくことはできません。

 そこで、要点に印を付けておくと、その要点(=問いになったり答えに関連する部分)をある程度覚えていられ、また、探しやすくなり、その結果、得点が上がります。

【国語と算数で成績が上がりました】

Oさん(小学6年生、愛知県)

今月は国語の成績で変化がありました。

まずは3月初めに受けた全国模試で初めて平均点を超え、国語偏差値53を取れました。今までどんなに頑張っても40台止まりでしたので大変な喜びようでした。

また、毎週行われる塾内テストが今月は3回あり、そのうちの2・3回目の国語で7〜8割の点数が取れました。こちらも今までは4〜5割がせいぜいでしたので驚いています。毎週のご指導のお陰で文章読解の際にキーワードやキーセンテンスに印をつけながら読むということを心がけられるようになってきたようです。

算数では、テスト直前に理解度が不安な問題を口頭再現法を使って復習しテストに臨んだところ、普段は7割前後の点数ですが8割以上も得点でき、喜んでおります。

まだ不安定な成績だとは思いますが、引き続きご指導のほどよろしくお願い致します。

2.説明文におけるキーワードとキーセンテンスの探し方

2.1.キーワード・キーセンテンスとは

 キーワードとは「カギとなる重要な言葉・連語」のことで、キーセンテンスとは「カギとなる重要な文」のことです。ちなみに、主張とは「筆者が一番言いたいこと」なので、最も重要なキーセンテンスになります。

 キーワードは単語とは限らず、連語(フレーズ)の場合も多い。また、キーセンテンスは丸から丸までの1文全体とは限りません。1文の一部のことも、2~3文にわたる場合もあります。

 よって、ここでは便宜的に10字以上をキーセンテンスと言い、10字未満をキーワードと言います。

2.2.印の付け方

 創賢塾では、キーワードは丸で囲み、キーセンテンスは<>でくるむことを生徒に推奨しています。

 キーセンテンスには傍線を引く人が多いですが、2~3行にわたる場合もあるキーセンテンスに傍線を引くと、きたなくなり、問題の傍線部が見にくくなるので、傍線は引かない方が良いのです。

2.3.キーワードの探し方

【説明文のキーワードの探し方】

①「話題(=主題=テーマ)」はキーワード。

 話題とは「その文章は何について書かれているか」ということだ。論理的な文章を読むときの最優先事項は話題を見つけることで、次は「話題について、筆者は何が言いたいか(主張)」を探していくことになる。

 話題と主張を混同する人が多いが、全く異なるのできちんと区別して覚えること。

 話題については「日本・環境問題・日本語」のような大きな話題が正面から語られることはほぼ無く、「日本の大衆文化・日本語の擬音語と詩歌・現代日本の木製建築技術」のような少しマイナーな話題(連語)になる。

②2回以上出てくる言葉はキーワードの可能性が高い。

 ただし、「話す、作る、生活」などの普通の言葉は、2回以上出てきてもキーワードの可能性は低い。

③強い言葉1:強調表現:強調表現の前後の強調される部分はキーワード・キーセンテンスになる可能性が高い。

 強調表現とは「とても、非常に、最も~、重要なのは~、本質、根源的、基本的、こそ、まさに、実は、~が重要だ」などで、強調表現自体が重要なのではなく、その前後で強調されている部分が重要になる。強調表現は四角でくるむ。

 強調表現とは、筆者がわざわざ「これは重要ですよ」と示してくれている内容だ。よって重要になる。

④強い言葉2:普段あまり使われない、筆者独特の表現が重要なことがある。

 例えば、「先入主、間の文化、対象化、造形意志、外部化、批評家気質」など。

主張にはキーワードがたいてい入っているので、主張を見つけたら注意深くキーワードを探す。

 一つの評論文には1~2の主張がある(同じ内容を言い換えて3~4箇所の場合も多い)。

2.2.キーセンテンスの探し方

【説明文のキーセンテンスの探し方】

①文章の最後にはキーセンテンスがある。

 主張・結論は最重要のキーセンテンスで、主張は文章の最後(最後5~10行前後や最後の段落)にあることが多いので、文章の最後を注意深く探す。

②キーセンテンスは「しかし・だが(逆接)、つまり・要するに・すなわち、したがって・ゆえに・それゆえ・だから、このように・こうして・結局、いずれにしても(結論を導く)」などの特定の接続語の後にあることが多い。

 この13の接続語は暗記する。そうすれば文章の中にあったらすぐに見つけられる。

③「(私は……と)思う、考える、気づいた」「~すべきだ、しなければならない」などとあったらそれは主張の可能性が高い。

④「~~のだ、なのだ、なのである」「反語表現(……ではないだろうか、……なのではないだろうか、……と言えないだろうか)」が付く文はキーセンテンスであることが多い。

⑤問題提起の答えは必ず重要なのでキーセンテンス。

 「問題提起」とは、文章の中で筆者が読者に問いかけるような文のことだ。例えば、「日本の現代建築の最大の特徴は何だろうか?」など。

 筆者は問題提起の答えを知っているが、それをなぜわざわざ疑問形にして話を長くするのかというと、その答えが重要だから。よって、問題提起があったら、その答えを探しながら読み、答えを見つけたら印を付ける。

⑥「根拠(具体例・体験談・引用など)」は重要度が低いので、キーセンテンスにはなりにくい。

 説明文の一つ一つの文は、主に、「主張」と「根拠(説明、定義、具体例、科学的データ、引用、体験談、対比、因果関係、予想される反論とそれへの反駁、比喩など)」の2つに分けられる。

 根拠は主張のサポートの要素なので、重要性は低い。

 逆に、主張やキーセンテンスは「抽象的なまとめ」(言葉が抽象的になる)。

⑦普通のことは重要ではない。変わったこと、普通でない事実・意見・体験、常識に反する事実・意見が重要。

 常識的な内容と常識に反した内容が対比して書かれていたら、たいてい後者の方が重要になる(常識はこうだが、実はこうだ、など)。

 普通のこと・常識的なことを書いても、みんな知っているから重要ではない。逆に、普通でなく常識に反するが、説得力のある文章が、重要だし評価される。

⑧内容:以上の要素で当たりをつけた個所が、内容的に重要なら、キーセンテンス。

 ①~⑦の内容は、(「思う」と書いてあるなど)形からある程度分かるが、それに加えて内容が重要なら、キーセンテンスになる。

3.物語文・詩におけるキーワードとキーセンテンスの探し方

【物語文・詩のキーワード・キーセンテンスの探し方】

(1)説明文のキーワード・キーセンテンスの探し方は物語文・詩でも有効なので、使用する。

以下、(2)~(4)は主に物語文のキーワード・キーセンテンスを書くが、詩でも使える。

(2)気持ちを探す。

 気持ちとは、「感情・考え」の2つを指す。気持ちには以下の3つの表現方法がある。

①言葉・せりふで直接書かれている場合:悲しかった、歓喜に浸った、など。

②動作:コップを落とす(ショック)。うつむく(恥ずかしい、落ち込む)など。

③情景描写:登場人物の気持ち・心情・感情が表れている風景の描写:空が青く晴れ渡る=心がすがすがしい、明るい、など。

 以上3つを見つけたら、丸や<>カッコでくるむ。

(3)気持ちのほかのキーワード・キーセンテンスは以下の3つ。

④登場人物やその状況:登場人物全てに印を付ける(同じ人物は初回のみ)。主人公の性格(内気など)、状況(お母さんが病気など)、人間関係(父親と疎遠など)、時代(現代か戦争直後かなど)、場所に印をつける。

⑤事件とその前後の人間関係や感情の変化:物語文では、途中必ず事件が起こる(友人との仲違い、病気等)。その事件や、事件前後の人間関係や感情の変化に印をつける。

⑥場面の転換:場面の転換はよく問題に出る。時間(回想シーン)、夢、場所の変化があったら、二重傍線などで区切る。

(4)リード文と題名も要注意

 リード文(冒頭で人間関係や状況を説明した部分、前書き)の中の登場人物・状況にも印を付ける。題名は必ず確認する。

4.随筆におけるキーワードとキーセンテンスの探し方

【随筆のキーワードとキーセンテンスの探し方】

随筆は説明文と物語文の両方の性質を持つので、説明文のキーワード・キーセンテンス(主張、強い言葉など)、物語文のキーワード・キーセンテンス(気持ち、登場人物、事件等)に印を付ける。

公立中高一貫校の受験対策をしていただき、合格することができました!

Hさん(長野県公立トップ校・諏訪清陵中学校合格、長野県)

受験対策では大変お世話になりました。おかげ様で清陵中に合格することができました!

文系が理系より12点上回る結果となりました。先生のご指導のおかげと実感しています。

◆本人

受験対策では大変お世話になりました。本番理系で少しミスをしてしまったので、先生に習った作文や文章の読解で助けてもらいました。

半年前は少し苦手だった作文も、学校の先生に「論理的な文章が書けている」といわれるようになりました。模試でも清陵中を受験する塾の系統の塾生全員の中で文系で1番になり、塾の先生から「(元々得意だった)理系より文系の方がいい」と言われることもありました。

ここまで成果がでたのは先生のおかげだと思います。8か月間本当にありがとうございました。

◆保護者

公立中高一貫校の受験対策をしていただきました。

まず、長文読解をキーワード付けしながら論理的に解く方法を学びました。不慣れで宿題が大変でしたが、3ヶ月目頃から文章の処理速度が速くなり、うっすらポイントを意識して文章を読むことができるようになりました。ジグザグな国語の成績も早い段階で安定してきました。

次に適性検査の過去問に取り組みました。どの分野の問題も長文を読んでから解かねばならず、国語力が試されます。最初は時間内に解き終えることができませんでしたが、文章理解の速度が上がったことで時間内に解けるようになりました。

次に過去問の作文対策をしていただきました。反復して型を身に着け、作文の内容のズレを指摘していただきました。最後の2ヶ月は適性検査独特の論説文を題材にして、毎週違う作文を書いて訓練しました。とことん個人に合わせて授業をしていただき、適性検査型の文章に自信を持つことができるようになりました

毎回先生は内容を深く掘り下げ、妥協しない指摘を行ってくださいました。ひとつひとつ思考を深めながら自分の経験や考えを振り返ることができたので、書きためた文章を読み込むことで面接対策もすることができました。

成績の上がりにくい国語ですが、成果を感じることができました。能力を伸ばしていただき、先生には大変感謝しています。

5.推奨問題集

 以上、「キーワードとキーセンテンスの探し方」を解説しましたが、残念ながら、国語は探し方を理解しただけでは、実際に適切に探せるようにはなりません。トレーニングが必要です。

 そこで、キーワードとキーセンテンスが適切に探せるようになる、優れた問題集をご紹介します。以下の問題集を解き、解説を習得すれば、実際にあなたの国語の成績は上がっていくでしょう。

「国語の読みテクトレーニング 説明文・説明文」(文芸社、中学受験用要約問題集)

 要約は「キーワードとキーセンテンスを探して、まとめて書く」ことですから、キーワードとキーセンテンスの探し方の良い訓練になります。

 「読みテク」以外に小中学生用の要約問題集はほぼありません。よって、「読みテク」を終わった後は、問題集の文章を要約して、塾の先生に添削してもらうのが良いでしょう。

【指導が分かりやすい、解き方が分かる】

Sさん(小学6年生、広島県)

小学6年女子です。中学受験を考えて通塾しておりますが、国語の成績にばらつきがあり、受講を申し込みました。

キーワードやキーセンテンスの探し方、選択肢の選び方など、具体的な指導をいただき、今までは真っ白だった問題文に細かく線などの印をつけるようになりました。

開始して一カ月ですが、これまで読解問題は感覚で解き、国語の成績は文章との相性次第でしたが、最近では根拠や違っているところを丁寧に探すようになり、正答も増えています。テストの偏差値も5~6くらい上がっています。

本人も、指導が分かりやすい、解き方が分かると喜んでいます。また漢字、語彙の暗記の仕方も教えていただき、大変助かっています。

6.終わりに

 ここまで、国語のキーワードとキーセンテンスの探し方を書きました。これを理解し記憶して使っていけば、国語の成績は実際に上がっていきます。ぜひ有効活用していただけたらと思います。

 ただし、自分だけでこれを理解し正しく使えるかは人によります。できれば塾の先生などに添削してもらった方が良いでしょう。

 周りに添削してくれる人がいない場合は、創賢塾でもキーワードとキーセンテンスの付け方、論理的な読み方・解き方、要約法の指導をしています。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。あなたの健闘を祈ります。

【志望校に合格しました】

Wさん(小学6年生、北海道)

この度はありがとうございました。札幌日大中学校(アクティブコース:偏差値59)と立命館慶祥中学校(偏差値58)に無事合格しました。

受講する前は、偏差値38を取るなど、最大のネックであった国語で偏差値が20以上あがり、60を超えたことや、算数・理社の復習法・暗記法・勉強法を教えたいただき、息子がそれらをしっかり実践してきたことが勝因だと思っています。

札幌日大はスーパーアクティブコース(偏差値68)の合格点に7点、足りませんでした。進学先は立命館となります。周囲は日大を薦めたのですが、本人の強い希望で立命館を選んだ次第です。

国語につきましては、創賢塾での1年間の対策が功を奏し、立命館の記述問題はできたとのことで、とても喜んでいました。また、日大中の記述も同じく自信を持ってできたようです。国語の記述対策のおかげで社会の記述問題もできたとのことでした。日大中の国語の得点は120点中80点でした。

また、日大に関しては、入試問題と同レベルの学校主催の模試が10月下旬にありましたが、4教科の総合点はその時の模試と比べ、50点程上がっており、2ヶ月で50点も上がるのだと驚きました。

国語や他の教科の勉強法も教えていただき、地道に実践してきたこと、本人がこの2ヶ月で本気になったこと、創賢塾で過去問を見ていただいたことなどにより、50点も上がったのだと思います。

改めて、ありがとうございました。

「楽しんで授業を受けています」

Kさん、小学5年生、東京都

スカイプ授業は、集中できるかな?と心配はありましたが、心配することは全然ありませんでした。
国語の授業なのに「なぜですか?」「理由は?」などずっと聞かれて、息子は問いに答えるため必死です。あっという間の一時間でした。
先生の問いに答えられない息子を見て、スカイプ授業に興味を失うのではないかと心配しました。授業が終わると、必ず楽しかったと言っています。本当に余計な心配でした。

「論理的文章のキーワードとキーセンテンスの探し方」
「小説のキーワードとキーセンテンス」は必ず暗記することと、
「毎日音読」
「分からない問題がある場合3回本文を読んで解く・それでも解けない場合、後日3回読んで解く・10回読んで解けなければ諦める」
「言葉の意味を調べて解く」
「漢字の覚え方」等々学習方法を細かく教えていただきました

息子は先生を信じて「毎日音読」「暗記」「漢字」「四字熟語・ことわざ・語彙」をやろうとしています。
寝る前に急に音読をやってないことを思い出して、慌てて読んだりする日もあります。
まだ、勉強方法に慣れてないので苦労しています。
来月は頑張って学習習慣をつけたいと思います。
これからもよろしくお願いします。

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