英語学習戦略(2)英文法戦略


1.英語では文法が最重要

英語の基礎は英文法と英単語・英熟語です。中でも英文法が最重要です。語彙は辞書で調べれば分かりますが、英文法を知らないと、英文を【理解】できず、たとえ【丸暗記】しても、その文にしか通用せず、応用が利かないからです。

英文法は、教科書の音読と教科書の例文の暗記で習得できますが、ただし、音読や例文暗記だけだと、「理解」に欠落が生じる可能性があります。理解していなくても記憶(丸暗記)でカバーできてしまうためです。そのため、文法問題を解く必要があります。

2.文法問題を即答できるようにする

問題集をする目標は、全ての問題を即答できるようにすることです。
そのため、当塾では、基本的に、問題集は全て、10周(最低5回以上復習)するように指導しています。2~3周では長期記憶に入らず、1ヶ月たてば忘れてしまい、受験の時には役立たないからです。

10周すれば、ほとんどの問題は即答できるようになり、長期記憶(長く忘れない記憶)に入り、強固な基礎が出来上がります。

「復習10回?」と聞くと、たいていの人は、「そんな時間はない」と思うでしょうが、そんなことはありません。2周目は、間違えた問題中心で、1回目の記憶が残っているので、1周目の半分の時間で済み、3周目は2周目の半分、という具合に時間が短くて済み、5周を過ぎると、多くの問題で即答できるようになります。

即答できるようになった問題は外していきますから、どんどん短い時間で1周できるようになります。「即答」できるようになれば、長期記憶に入っています。

3.文法問題集の具体的な進め方とその効果

3.1.英文法問題集の進め方

【英文法問題集を完全習得する方法】

①解く:説明やまとめがある場合はそれを読み、問題を解く
②理解する:解答解説を読み、間違えていたらよく理解する
③口頭和訳・音読・暗唱:英文を2回口頭で和訳し、5回音読し、暗唱できるまで数回音読する
④間違えた問題は再度解く:間違えた問題はその場で解き直す。再び間違えたら再度数回音読する。
⑤次の問題へ:その日進めるだけ進む。
⑥第一セットを10周する:次の日以降、先へ先へ進む。2週間以内に進んだ部分を第一セットとして、そこを10周する。例えば、1日20問進み、10日で200問進めたら、それを10周する。即答でき、暗唱できるようになった問題をどんどん外していく。
⑦第二セットを10周する:以下同。
⑧全体を10周する:最後まで10周し終えたら、再度全体を通して10周する。間違えた問題のみなので時間はかからないし、これで長期記憶にしっかり入る。

3.2.口頭和訳の効果

文法問題を解くときは、問題を解くだけで終わらず、できるだけ、正解英文の口頭和訳を繰り返します。それにより、文法問題の英文全てをスラスラ和訳できるようになり、読解の時にそれが活かされ、スラスラ和訳できるようになります。

3.3.文法例文を音読・暗唱する理由

勉強には「理解」と「記憶」があります。理解して、記憶する。英語の文法も、理解して、記憶する必要があります。しかし、一般の英文法の勉強は、「理解」に偏重しています。理解するのはOKです。しかし、そのあと、「記憶(復習)」し続けなかったら、理解も記憶なので、忘れてしまいます。

ではどうしたらいいかというと、文法問題集に出てきた例文を復習のたびに音読・暗唱するのです。そうしていたら、5~6周目でスラスラと暗唱できるようになるので、英文を多数記憶できます。それが英作文・読解・リスニングに大いに役立ちます。

そして、正しい英文が頭の中に多数蓄積され、英語の語感(言葉の意味の違い・細かい文法的用法などを鋭く識別する感覚・能力)が良くなり、英文法問題集を語感で解けるようになります。また、英文を読んだとき、語感で、正しい英文か間違った英文かが分かるようになります。

「今まで出てきた英文は、できたら全部、日本語を見ればサッと出てくるようにしておこう。否定文でも、疑問文でも、自動的、直感的に言えるようにならなくちゃダメ。日本語訳を見たら、コンピューターのようにすばやくピッと反応して、英語の文を書けるようになるまで、何度も何度も復習するんだ。」(安河内哲也、「安河内の新英語をはじめからていねいに1」183p)

以上のように、少しの追加のトレーニングをすることで、英文法を内在化し、使える記憶に変えることができます。一方、皆がやっているように、ただ問題を解くだけでは、問題がパズルのように解けるようになるだけで、英語力アップにはあまり寄与しません。せっかく問題を解くのですから、時間を有効に使いたいものです。

4.文法学習の順序

4.1.偏差値55以下の人は中学の復習から入るのが賢明

高校1~2年生が使うべき文法問題集は、現時点での英文法力や勉強時間により異なります。偏差値55以下の人はある程度、45以下の人はかなり、中学英文法の知識が抜けていますから、中学英文法の復習ができる文法書から入る方が賢明です。

「安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに 1&2」(安河内哲也著)
「大学入試英文法ハイパートレーニング1&2」(安河内哲也著)
「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」(ナガセ)

4.2.読解英文法を習得する

それが終わったら、もしくは偏差値55以上の人は、読解英文法(長文読解に必要になる文法)を解説した英文法問題集を習得し、英文読解・英文解釈・英語長文の準備をします。

「大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」(ナガセ)
「英文読解入門基本はここだ!」(西きょうじ、代々木ライブラリー)

4.3.英文解釈書に入る

以上を習得したら、英文解釈書に入ると良いでしょう。「英文解釈」とは、読解英文法と英語の構造把握(SVOCM)を習得することで、英文を正確に読めるようにする英語勉強法のことです。

「入門英文解釈の技術70」(CD付き)(高校初級)(桐原書店)
「基礎英文解釈の技術100」(CD付き)(中級)(桐原書店)

ここまでの英文法の勉強の大目標は「英語を読めるようにする」ことです。そのための英文法は「読解英文法」と呼ばれています。これは大学受験英文法問題を解くのに必要になる細かい文法規則や語法・構文と少し内容が異なります。

受験英文法問題用英文法」は英文解釈の目途が付いてから記憶し始めるのがよいでしょう。なぜなら、大学受験では、英文法問題より英語長文の方が遙かに配点が高く、読解英文法の方が記憶量も少ないからです。

4.4.大学受験英文法問題集

英文解釈書を2冊程度(センター試験レベル+難関大学レベル)仕上げた後、以下のような1000問程度収録の英文法問題集を記憶します。解答が詳しい、CDが付いている、評判がよい、問題が多すぎない、などを選択基準にすると良いでしょう。

「今井の英文法教室 上下」(ナガセ)
「Next Stage英文法・語法問題」(桐原書店)


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