勉強法(11)英語の三大勉強法

当塾の英語勉強法の核心は、(1)クイック・レスポンス法(英単語超速暗記法)、(2)理解の伴った音読、(3)瞬間英作文(英文法例文暗記法)の3つです。

この3つにより、定期テストや受験で高得点をあげることができるだけでなく、「使える英語(長文をスラスラ読める、英文をスラスラ書ける、ネイティブの音声を前から前から理解できる、言いたいことを流暢に話せる)」を身に付けることができます。

言い換えれば、この3つの勉強法を実践することにより、英語力そのものを高めることができ、テストや入試の得点力を高めることが出来るのです。

1.クイック・レスポンス法(英単語超速記憶法)

みなさんは英単語をどのように記憶しているでしょうか。

通常は、書いて覚える、見て覚える、読んで覚えるなどの方法をとっているようですが、「英単語集&英熟語集を、短期間で、最後まで覚え切るための記憶戦略(1日何分使い、いくつの英単熟語を、どうやって覚え、その後、いつ、どういう間隔で復習していけば一番効率的に全てを覚えられるのかのプラン)」を持っている中学生は少ないようです。

当塾ではその「英単語集&英熟語集を、短期間で、最後まで覚え切るための戦略と記憶法」をスカイプで個人指導しています。

1.1.英単語2000語を4ヶ月(120時間)で記憶する記憶法

当塾では、高校入試に必要な2000英単語を、トータル120時間で、ほぼ完全に記憶できる方法を指導しています。1日1時間なら4ヶ月、1日30分なら8ヶ月です。これは個人の記憶力にほとんど関係ありません。

記憶戦略は以下の通りです。

 (1)1周目:60時間(2ヶ月)で2000語を音読でいったん覚える。
 (2)復習:毎日曜日に記憶した英単語を復習して忘却を防ぐ。
 (3)10周する:単語集は全部で10周する。2周目は1周目の半分の時間(30時間)で、3周目はその半分で済む。10周目には30分で全英単語を【英単語⇔日本語訳】の両方をスラスラ言える、綴りを書けるようになる。

※「4ヶ月、120時間」というのは目安で、個人差があります。

【今までにない速さで英単語を覚えられました】

Fさん(中学3年生、千葉県)

私は中学三年生になり、受験対策と英検準一級の勉強をするために創賢塾の授業を受け始めました。

先生に教えていただいて一番成長したことは英単語を覚える速さです。私ははじめ、英検のために英単語を覚えたいけれどどうすれば覚えられるのだろうと疑問に思っていました。そこで先生に教えていただいた3回唱えてそれを6回繰り返して覚えるというクイック・レスポンス法を実践してみたところ、とても効果的でした。

毎日20分×約2ヶ月で英単語を500語覚えることに成功しました。今までこの速さでこの量の単語を覚えることができなかったのでとても嬉しいです。

1.2.英熟語500を60時間で記憶する記憶法

英熟語も英単語の覚え方(クイック・レスポンス法)で短期間で覚えることができますが、両者には一つ大きな違いがあります。それは、英単語は単独で覚えても使えますが、英熟語の多くは文かフレーズの形で覚えないと使えない点です。

<例>
・単独で覚えても大丈夫な熟語:
at the same time(同時に)、over there (あそこに、向こうで)

・フレーズか文で覚える必要のある熟語:
all over ~ (~中で)⇒all over the world (世界中で)というフレーズで覚える
be surprised to do(~して驚く)⇒I’m surprised to see a famous singer.という文の形で覚える

できるだけ短い表現で覚えた方が効率が良いので、単独で覚えても大丈夫な熟語は単独で、フレーズで大丈夫な熟語はフレーズで、文で覚える必要のある熟語は文ごと暗記します。よって、当塾で熟語の記憶指導をするときは、瞬間英作文(文ごと暗記)と、英単語と同じクイック・レスポンス法(熟語単独とフレーズ暗記)を併用します。

高校受験に必要な英熟語の数は、500前後です。500英熟語なら、瞬間英作文とクイック・レスポンス法を使えば、60時間前後で覚えることができます。

【創賢塾の英語勉強法はバランスがよく、やるべきことが明確で理にかなっている】

Sさん(中学3年生、神奈川県)

英語が低迷していた息子は、11月より週1回1時間英語を中心に創賢塾で教えていただくことになりました。わずか1ヶ月後の12月に期末テストだったのですが、わずか1ヶ月で息子の英語力が変わってきたと実感しております。

まず、単語力が向上しました。これまで息子はまったく単語が書けずに苦戦していたのですが、音読して単語を覚える方法を実践したことで前より明らかに単語をスラスラ書くことができるようになりました。

また、文章を読む力がついてきました。以前は文章を訳すことがほとんどできませんでしたが、今はスラスラ訳せるようになってきました。さらに、瞬間英作文も実践することで、苦手だった英作文も改善してきました。

期末試験の結果は残念ながら学校平均をわずかに下回りましたが、前回から16点上がり、本人の自己ベストを取ることができました。何より、1ヶ月間で英語の苦手意識が少し消えたようです。

創賢塾の英語勉強法は単語、音読、リスニング、瞬間英作文、文法とバランスよく実施していただき、かつ、やるべきことが明確で理にかなっているため、英語の4技能「読む、書く、聞く、話す」を確実に伸ばしてくれると思います。

後は息子がこのまま努力をし続ければ、1年後、2年後の英語力は飛躍的に向上しているのではないかと楽しみにしております。

【クイック・レスポンス法で週100英単語以上を暗記できるようになりました】

Tさん(中学1年生、東京都)

クイック・レスポンス法(英単語暗記法)を先生にご指導いただき、英単語をわずか1週間(×毎日30分程度)で100個以上を暗記できるようになりました。

回数が大事で、そのために速くおこなうこと、毎日継続することなど、細かな指導をいただくことができ、その結果、「覚えることができた」という結果もでて、子供も英単語の暗記に関して、自信を持てたようです。

2.音読トレーニング・セット

2.1.英語の基礎を作る勉強法:音読と例文暗記

英語の基礎を作る勉強法は「音読」と「例文暗記」です。音読は黙読よりも深い記憶を作り、1回だけではなく数十回音読することで、強固な英語の基盤を作ります。

一方の例文暗記は、音読よりも深く正確な記憶を作るのに大きな役割を果たします。例文暗記では、文法の例文や熟語・構文・会話表現の例文を暗記していきます。これにより、自分で正しい英文をスムーズに作れるようになります。つまり、英作文や英会話に強くなります。更に、正しい英文が即座に思い浮かぶので、英文が正しいかどうか感覚的に分かるようになり、英語を聴いたり読んだりするときも意味が即座に分かるので、英文法問題やリスニング、英文読解にも強くなります。つまり、例文暗記は、音読と共に、英語学習全般に絶大な効果があるのです。この例文暗記を楽に短期間で可能にする方法を瞬間英作文と言います(後述)。

2.2.音読トレーニング・セットの目標

ここで言う音読トレーニング・セットとは、「音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回」のトレーニング全体のことを指します。

回数の目安は、上記の通りですが、目標は、「英文をスラスラ読めてスラスラ意味が分かる、意味が分かりつつCDを真似てすらすらシャドーイングできる、リスニングは音が全部聴けて、意味が全部分かる状態」です。

ここまで習熟して初めて、長期間忘れることがなくなり、使える英語力になります。教科書を数回読み、訳す、テスト直前に単語や熟語を急いで覚える、などの勉強をしていたら、テストが終わったら半分以上忘れ、どんどん分からないことが多くなっていき、「分からないことが分からない」状態になりかねません。記憶すべきことを着実に長期記憶(長く忘れない記憶)に入れ、その基礎の上にまた知識を積んでいく。そういう確実な勉強法をしていきたいものです。

【音読の大切さに気づいた】

Fさん(中学3年生、石川県)

今月(中学3年生の4月)は3年の英語の教科書の本文・基本文の先取りがすべて終わりました(音読は50回以上、和訳は30回以上、基本文の暗記英単語の暗記)。先生に先取りをするように言われて、1年分の内容を約2ヶ月で終了しました。これは英語が得意ではない自分にとって、驚くべきスピードです。

毎日2年と3年の英語の教科書を30分以上音読していたら、これまで英語は1番苦手(模試で偏差値50~53くらい)だったのに、「学校のワーク」の問題が今までよりもスムーズに解くことができるようになり、志望校(偏差値70以上金沢大学附属高校)の過去試験問題英語長文が読めるようになりました(1年分は80%の正解率、1年分は50%)。

面倒だったけれど、英語の教科書を毎日音読することはとても大切なことだと気づきました。また、3年英語教科書の先取りを終わらせれば、入試レベルの英語力になると先生から言われていましたが、確かに過去問をかなり解くことができるようになっていて、驚いています。

これからも毎日の音読を続けて、英語だけでなくその他の苦手な科目も得意な目にできるよう、頑張っていきたいです。

課題が多くて全部はできないですが、自分のレベルに応じて丁寧に分かりやすく指導してくださる先生を信頼して、今後も全力で取り組んでいきます。

2.3.音読トレーニング・セットの具体的方法

【音読トレーニング・セットの具体的方法】

①文法的に理解する:英文を完全に理解する
②口頭和訳3回:段落ごとに日本語訳を3回音読し、3回口頭和訳する
③CDを2回聴く
④10回音読:理解しながら10回音読する
⑤次の段落へ:その日の時間まで続ける
⑥100回音読:次の日から10日連続で①~⑤を繰り返す
⑦シャドーイング:50回を過ぎたらシャドーイング5回・音読5回にする
⑧リスニング:100回音読の後、リスニング30回

2.4.音読トレーニング・セット:詳説

①英文を読んで文法的に完全に理解する

英文と解説を読んで文法的に完全に理解します。理解していない英文を何回音読しても効果がないためです。

②段落ごとに日本語訳を3回音読し、3回口頭和訳する

日本語訳を段落ごとに3回音読して内容をしっかり把握した後、例文を口頭で3回和訳します。

③一段落分の音声をCDで確認する

音読する前に2回CDを聴き、音声を確認します。これは音読トレーニングをする時は毎回行います。正確な発音やリズムを習得するためです。音声を聴き、正確な発音や読み方を耳から記憶し、それを真似て音読します。デタラメな発音や読み方では、音読の効果は半減しますので、ぜひ、音読とリスニングは平行して続けてください。したがって、音読はできるだけ音声(CD)付きの教材で行います。

④理解しながら10回音読して、スムーズに音読できるようにする

【理解しつつ音読する方法】は後述します。

⑤10回音読したら次の段落へ。その日、時間がある限り先へ進める

【(音声2回聴く+日本語訳3回音読+口頭和訳3回+音読10回)×10日連続】

翌日以降も、毎日同じ英文を「音声を2回聴く+日本語訳を3回音読+口頭和訳3回+音読10回」していき、10日間続けます。10日続けることで、英文理解が短期記憶から長期記憶に移行し、英文に含まれる「英単語・英熟語・構文・文法」が受験のときや数年後も使える知識になります。また、「英文を、返り読みしないで、前から前から理解する」「英文の意味を英語のまま理解する」ことができるようになります。このような状態になるのに、最初は100回くらい必要ですが、慣れると30回くらいまで減らしていくことができます。

⑦音読50回以後シャドーイングを半分入れる

音声がある場合、50回を過ぎてCDと同等以上の速さでスムーズに音読できるようになったら、シャドーイング(音声を聴きながら、その音声に付き従うように音読するトレーニング)を入れます。例えば、10回のうち、音読5回、シャドーイング5回などにします。「音読+シャドーイング」で合計100回します。
シャドーイングは、最初は【テキストを見て、音声を聴き、自分も発音する】ので結構ですが、慣れたら、【テキストを見ないでシャドーイング】もしていきます。
シャドーイングするときは、正確な音・息継ぎ・アクセントなどを意識して聴き、真似ます。これにより、正確な発音を習得することができ、リスニングが上達します。

50~70回読んで、その英文を音読して意味がスムーズに分かるようになったら、段落ごとから、全文を一気に音読するスタイルに変えます。

⑧リスニング30回

音読+シャドーイングを100回したあと、できるだけ同じ英文をリスニングします。英文を見ないで英語を聴く(リスニングする)のは、英文を見て聴くのとは全く違います。音読+シャドーイングをした教材をリスニングすると、「意味が分かっている教材をリスニングできる」ので、「英語を聴いて意味が分かる」ようになります。「聴いて意味が分かる」英文の数を増やすことで、リスニングは上達しますので、英文解釈や長文読解で理解した英文は、極力、【音読+シャドーイング+リスニング】しましょう。

反復練習を怠るな!

「安河内の新英語をはじめからていねいに1」安河内哲也著、東進、183ページ

……今まで出てきた英文は、できたら全部、日本語を見ればサッと出てくるようにしておこう。否定文でも、疑問文でも、自動的、直感的に言えるようにならなくちゃダメ。日本語訳を見たら、コンピューターのようにすばやくピッと反応して、英語の文を書けるようになるまで、何度も、何度も反復するんだ。……実際に音読したり、書いてみたりする反復練習を何十回もやること。

入試問題では、知識や正確さだけではなく、「スピード」が問われるんだ。

2.5.音読トレーニング・セット:補説

 (1)日本語訳を読む理由

日本語訳を読む理由は、意味内容を深く理解し、「理解し、イメージしながら音読」しやすくするためです。英語を訳すだけだと言葉を表面上和訳するだけで、意味まで考えない場合が多いのです。

 (2)口頭和訳をする意味

日本語訳を音読した後、段落ごと通して口頭和訳し、それを3回繰り返します。口頭和訳をすることで、意味を理解しているかを確認し、合わせて、英文中の英単語・英熟語・英文法などの意味を覚えていけます。

 (3)日本語訳の丸暗記で和訳しない

口頭和訳の時に注意すべきは、「日本語訳の丸暗記で和訳しないようにする」ということです。単語や熟語、文法を、一つ一つ1対1で厳密に訳していく。意訳より、直訳調でかつ日本語として意味が分かるように訳していきます。丸暗記で和訳していたら、単語も熟語も正確に覚えず、文法も正確に理解しないままになる可能性があり、応用が利かないのです。

 (4)段落ごとに音読トレーニングする

英文が短い場合(100ワード以下)は全文を通して口頭和訳・音読するのでも良いですが、長い場合は、段落ごとに音読トレーニングしていきます。段落ごとに口頭和訳・音読する理由は、例えば200ワードを一気に音読すると、最初は「音読して、意味を把握する」作業がハードなので、正しい音読ができないおそれがあるからです。要するに頭がパンクするのです。

 (5)リスニングの目標:「全文を聴いてスラスラ意味が分かる」状態

リスニングの回数の目安は30回ですが、目標は、「全文を聴いてスラスラ意味が分かる」状態です。

以上で音読トレーニングの説明を終わります。
音読トレーニング(音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回)を教科書から受験用長文問題集、過去問へと進めることで、あなたの英語力と英語の成績は飛躍的に上がっていきます。ぜひお試しあれ。

2.6.音読教材

中学生が音読すべき教材は、まずは英語教科書です。1年~3年の3冊を100回音読し終わったら、次は、以下のようなCD付きの英語長文問題集がオススメです。

「中学英語レベル別問題集」シリーズ(安河内哲也著、東進)

◎参考文献

「英語のはなしかた」(國弘正雄著、たちばな出版)
「英語上達完全マップ」(森沢洋介著、ベレ出版)

2.7.スラッシュ訳について

 (1)スラッシュ訳で直読直解する:英語を英語の語順で読めるようにする方法

音読トレーニングの口頭和訳の時には、「スラッシュ訳」をしていきます。

スラッシュとは「言葉の意味の切れ目に入れる斜線」のことで、スラッシュ訳とは「数ワードの意味のまとまり(センスグループ)ごとにスラッシュが入った教材を使い、前から前から和訳していく」方法のことです。

もしくは、教科書のようにスラッシュが入っていない教材の時は「数ワードの意味のまとまり(センスグループ)ごとに、前から前から和訳」していきます。その際は、出来るだけスラッシュ訳が付いている教材であらかじめ練習しておくか、スラッシュ訳を教えてくれる人に習っておきます。

 (2)スラッシュ訳の意義=直読直解

スラッシュ訳をすることで、音読時や長文を読む(黙読する)ときに、スラッシュ・リーディング(意味のまとまりごとに、前から前から読んで理解していく読み方)ができるようになります。

英語と日本語では語順が違い、英語では、「後ろから前の語句に掛かる」(関係代名詞や形容詞句など)ことが多いため、日本人は「返り読み(後ろを先に訳して前の語句を後に訳す)」をしがちです。

返り読みをしていると、英文を行ったり来たりして読むことになるため、当然、読むスピードが遅くなります。これを避けるためにはスラッシュ訳が有効で、スラッシュ訳ができるようになると、いわゆる「直読直解(英語を英語の語順で理解すること)」ができるようになります。

直読直解は英語ネイティブ(英語を母国語とする人々)にとっては当然の読み方です。ネイティブは返り読みなぞしません。

 (3)スラッシュ訳のトレーニングに適した教材

日本人が直読直解をすることができるようにするために開発されたのが、スラッシュ訳が書かれた教材(数ワードの意味のまとまりごとにスラッシュを入れ、スラッシュごとに訳を配した教材)です。例えば以下のような教材です。

「中学英語レベル別問題集」シリーズ(安河内哲也著、東進)

こういう問題集を使い、スラッシュ訳をトレーニングしていくことで、「英語を、英語の語順で、前から前から理解して読む(直読直解する)」ことができるようになり、音読の効果とあいまって、ハイスピードで長文を読めるようになります。

【スラッシュ・リーディングで英文理解が容易になりました】

Hさん(中学3年生、宮崎県)

読解の方法として英文のスラッシュ・リーディングを教わりました。

前置詞の前で切ることで、複雑に感じる英文も意味がわかるようになりました。何度も実践し続けることで、英文を前から読めるようになるとともに、以前は読解問題を時間内に終えられないことがよくありましたが、今ではほとんどの問題で時間内に終えることができ、英語の偏差値が10以上、上がりました

また、「この文章に合う内容を選びなさい。」という問題が苦手でしたが、スラッシュ・リーディングをしてからは、必要な内容を理解できるようになり、迷わなくなりました。

2.8.理解しつつ音読する方法

(1)【理解しつつ音読する方法】

音読時は「理解」しつつ音読します。【理解しつつ音読する方法】は以下の通り。

【音読の仕方:教科書を、発音しながら、イメージしながら、頭の中で日本語訳を重ねながら、理解しながら、読む】

日本人にとって「英文を理解する」とは「英文を読む時に英文の情景をイメージし、頭の中で日本語訳を重ねる」ことです。音読を長く続ければ「英語を英語のまま理解する」ことが出来るようになりますが、最初はムリです。ですから、最初は「英文の情景をイメージし、頭の中で日本語訳を重ねる」という複雑な頭の働きが必要になります。これはほとんどの人にとって今までやったことのない頭の働かせ方だと思いますので、最初はゆっくりゆっくり音読します。

(2)理解しながら読まないと、音読は効果がない

例えば意味が分からないフランス語の音声を1000回唱えたとして、意味が分かって話せるようになるでしょうか。その文を覚えて話せるようになるかもしれませんが、自分が言っている言葉の意味は分かりません。
意味が分かった音声を繰り返し音読することで初めて、「音と意味、文字と意味」が結びついて、使える記憶になるのです。「音と意味、文字と意味」が結びつくとは、例えば、「音(ランという音)と意味(走るという意味)、文字(runという文字)と意味(走るという意味)」が結びつき、runという文字を読めば「走る」という意味が分かる(走っている情景が思い浮かぶ)ようになる、ランという音を聴けば「走る」という意味が思い浮かぶようになる、ということです。

(3)たいていの英語音読実践者は、意味を理解しないでただ読んでいる

しかし、多くの中高生の音読実践者に訊いてみても、たいてい、意味を理解しないで、ただ読んでいます。あるいは、意味を理解しながら読んでいるか、理解せずに読んでいるか曖昧なまま、読んでいます。それは、正しい音読の仕方ではありません。
日本語の音読と英文の音読は根本的に異なります。日本語は読めば意味が分かりますが、英語はただ読んだだけでは意味が分かりません。文法も語彙もなじみがないからです。【英文を、意味を理解しながら音読する】のは想像以上に難しいのです。その上、【理解するとはどういうことか】を普通の学習者は意識していないので、ただ読んで、理解した気になっています。

【英文を理解する
=日本語で理解する+英文に示された情景をイメージできる
=日本語を頭の中で言いながら理解する+情景をイメージできる】

(4)英語回路を創る

【英文を音読しながら、イメージしながら、日本語を頭の中で言う】という複雑なトレーニングを50回、100回と繰り返し、更に、10英文、30英文、100英文と蓄積するうちに、多数の言葉とその意味が結びつき、音読した英文を「(日本語に訳さなくても)英語のまま理解できる」ようになり、やがて、初見の英文でも「英語のまま理解できる」ようになります。
この「英語を英語のまま理解できる」脳の状態を、「英語回路(英語脳)」と言います。これは大量の音読により達成できます。

(5)音読時に重ねる日本語訳はスラッシュ訳

音読時に重ねる日本語訳は、全文訳ではなく、スラッシュ訳にします。音読している語群(センスグループ=数ワードの意味のまとまり)と対応した日本語(スラッシュ訳)を頭の中で重ねます。

日本語と英語は語順が違うので、英語を読む時に重ねる日本語が全文訳だと、意味が違う言葉を重ねることになり、間違った意味を覚えることになりかねません。

3.瞬間英作文(例文暗記)

3.1.瞬間英作文とは

瞬間英作文とは、英文法などの短い例文(10~12ワード前後)を音読・暗唱・暗記することで、例文の日本語訳を見たら瞬間的に英文を言えるようにするトレーニングです。「瞬間英作文」の「瞬間」とは、「日本語訳を見て瞬間的に英文が言えるようにするトレーニング」という意味であり、「瞬間的に記憶できる」という意味ではありません。
瞬間英作文(例文暗記)は、音読と共に、英語の運用能力(読む・書く・聴く・話すの4技能)そのものを上達させる最重要なトレーニングです。

3.2.瞬間英作文の具体的なやり方

【瞬間英作文の具体的なやり方】

①文法的に理解する:英文を文法的に完全に理解する。
②3回口頭で和訳する:意味がスラスラ分かるようにするため。
③音読・暗唱する:5回前後音読し、スラスラ言えるようになったら、そらで暗唱する。
④日本語訳を見て英文を言う:暗唱できるようになったら、日本語訳を見て英文を言う。言えなかったら、また暗唱し、日本語訳を見て英文を言えるまでトレーニング。
⑤どんどん進め、最後に2回目を行う:言えたら次の文へ。その日の分が終わったら、その日の最初の部分からもう一度日本語訳から英文を言う。言えなかったら暗唱。言えるまで「暗唱⇒日本語訳から英文を言う」を繰り返す。
⑥次の日以降、次へ次へ進む。
⑦復習は14日以内に行い、そのセットを10周する:10~14日は次々進めるが、14日以内に進んだ分を一セットにしてその分を10周する。例えば、14日で3章分30ページ進んだとしたら、その30ページを一セットにして、10周する。【日本語訳⇒英文】が瞬間的に言えるようになった文は外していく。最終的に全文を瞬間的に言えるようになったら、次のセットへ。
⑧2セット目以降も同様に瞬間英作文していく。
⑨全体を10周:教材の最後まで終えたら全体を10周する。ただし、ここまででほとんど覚えているから、時間はそれほどかからない。
⑨ランダム瞬間英作文:最後に、覚えにくかった英文を、ランダムに瞬間英作文して覚えていく。

参考文献:英語上達完全マップ森沢洋介著、ベレ出版)

「以前より短い時間で記憶ができるようになってきた」

Kさん(社会人、英語通訳)

定期的に誰かにチェックしてもらうというプレッシャーがあるので構文や単語の暗記が続けられています。

受講開始時に教えて頂いたやり方(瞬間英作文クイック・レスポンス法)で毎日コツコツと学習を続けています。そのおかげか2か月目から段々と以前より短い時間で記憶ができるようになってきたように感じています。

また、レッスン時になぜこの構文はこのような構造なのかなどの質問をされ、文法の理解が甘いところに気づかされるところもあるので理解も深まってきているように感じます。

英語は毎日の積み重ねが大切なので、これからも継続してコツコツ続けていきたいと思っています。

使用教材:「入試英語最重要構文540」(吉ゆうそう著、南雲堂)、「英語はもっとイディオムで話そう」(日向清人著、語研)

3.3.中学生が使用すべき瞬間英作文の教材

中学生が使用すべき瞬間英作文の教材は、まずは教科書の例文です。学校のテストに合わせて教科書の例文を瞬間英作文で覚えていき、中3教科書の例文暗記が終わったら、以下のような「中学レベルの文型を網羅した例文集」を一気に覚えます。

「99パターンでわかる中学英語文型の総整理(CD付き)」(学研)
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(CD付き)」(森沢洋介著、ベレ出版)

3.4.瞬間英作文で400例文を30時間で記憶できる

中学生が覚えるべき文型の数は100~150前後で、応用例文を合わせると400~600例文前後です。瞬間英作文の手法を使えば、例えば、平均12ワードの400例文を完全記憶するのに必要な時間は約30時間です。1日1時間×1ヶ月で【日本語訳⇒英文】がスラスラ言えるようになります。

【瞬間英作文で例文を覚えています】

Hさん(中学2年生、宮崎県)

○「短文で覚える英単語1900」について

最初は一文一文の例文を覚えていくのに凄く時間がかかると思っていました。

でも先生から教わった瞬間英作文という暗記法で、1週間(×毎日20分)かけて例文を7周くらい暗記したら、50個中43個まで、日本語から英語、英語から日本語の両方を言えるようになりました。あともう少しで50個覚えられると思うので、10周以上は行う予定です。

これを続ければ初めて見る英文でも、日本語に訳したり、英作文ができるようになっていくのではないのかと思いました。この調子で300ある例文を全て覚えたいと思います。

【英文がこんなに簡単に覚えられるということを初めて知りました】

Tさん(中学1年生、東京都)

瞬間英作文(英文法例文暗記法)を教えていただき、3週間ぐらいで、やり方に慣れ、スムーズにできるようになりつつあります。

毎日続けることで、スラスラと頭の中で英作文がでてくるようになり、子供自身が進んでやるようになりました。英文がこんなに簡単に覚えられるということを初めて知りました。

4.終わりに

学校や塾の授業に付いていくだけでは、先へ先へ進む授業とは裏腹に、学習したことをどんどん忘れていきます。忘れること自体は、人間の定めなので、仕方ありません。問題は「忘れない工夫」をしているか、ということです。それが「復習・繰り返し」です。成績が振るわない中学生のほとんどが、この復習をきちんとしていません。
「復習・繰り返し」を中心に据えた学習法が、当塾でも教えている英単語記憶法、音読、瞬間英作文です。
みなさんもぜひ、「復習・繰り返し」中心の勉強法を実践してみてください。勉強の仕方が分からない時は、当塾でも英語を含めた全科目の成績を上げる勉強法の指導をしていますので、以下からお問い合わせ下さい。

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【先生は毎週息子の弱点をしっかりと突いてくる】

Sさん(中学2年生、愛知県)のお母様

あ゛あ゛~!!!
割れる……頭が〜。

最近、息子が言っているのを時々聞きます。

おっ?いいぞ!(笑)
と私は思っています。

創賢塾を始めた頃は、やり方が分からず、スカイプでの指導法を何度も何度も見て、戸惑いながら進めていましたが、最近は進め方を身につけてきたようで、目標の勉強時間達成に向かってひたすらこなす!という毎日です。

慣れてくると、手の抜き方も見つけてしまいます。しかし、先生が毎週息子の弱点をしっかりと突いてくださるので、軌道修正し再び進むことができていると思います。

あまりにもいい突きなのでこっそり拍手してます。的を得ている所が本当に凄いです。

そして、授業を後ろで見ていて、改めて先生の1つ1つの記憶法(英単語暗記法であるクイック・レスポンス法英文法例文暗記法である瞬間英作文、漢字の暗記法、社会の問題集の習得法)・勉強法(英語の音読法数学の口頭再現法)・復習方法(英単語や問題集などを長期記憶に入れる工夫)が素晴らしいなと、毎回思っています。

とても共感できる先生なので、先生からまだまだ沢山学びたいです。これからもよろしくお願いします。

【英単語帳一冊を全て覚えることができました】

Tさん(中学2年生、東京都)

私は、先生の授業を受け始めた時から、クイック・レスポンス法(英単語暗記法)で英単語を覚え始めました。一週間に100単語ずつ覚えるようにし、毎日30分、欠かさずやってきました。

始めた頃はわからない単語が沢山あり、くじけそうになったこともあったけれど、6ヶ月で、「短文で覚える中学英単語1900」という本一冊を全て覚えることができました。

そのおかげで英語のテストも20点以上あがり、少しずつ英語を好きになることができました。これからも続けていこうと思います。よろしくお願いします。

成績がいい子はみんな「10回くらいはやっている」

「きめる!センター現代文」船口明著 406ページ

先日ある生徒が落ち込んだ顔で僕を訪ねてきました。「理科が苦手で、どうしても成績が上がらないんです……」。彼はこう言います。「テキストは復習して内容は理解してます」「問題集で演習もしました」「それなのに上がらない」と。

僕は聞きました。「問題集は何回やったの?」。「項目にもよりますが、間違ったところは2回、解けたところは1回です」。なるほど。そりゃあそうです。それでは成績が上がるわけがありません。

勉強は「繰り返し」で成績が上がっていくものです。

かつて、ある超難関国公立大の医学部に現役合格した女の子は言いました。「私は『天才』なんかじゃないんです。K君みたいに、授業の復習をして問題集を1回解いただけで出来るようになるっていう子もいます。ああいう子は確かに天才です。でも私、理科も数学も10回くらい繰り返して、やっとできるようになるんです。だから私は天才じゃありません。」

僕は「はっ」としました。彼女はずっと全国模試の成績が一ケタ台だった子です。正直、そこまで繰り返しているとは思っていなかった。でも、彼女は、「10回やって」その順位にいたんです。しかも彼女は、周りの友達も、成績がいい子はみんな「10回くらいはやっている」って言うんです。

どうでしょう。皆さんは「天才の勉強法」になっていませんか。

才能がないんじゃない、繰り返しが足りないだけです。だからできないと嘆く前に、何度も繰り返す。5回やってダメなら10回やればいい。10回でダメなら15回やればいいんです。

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