英語学習戦略(4)英語長文攻略法


このページでは、標準的な英語の成績の高校生が、大学受験で英語長文を得点源にしたい場合にするべき「勉強内容・順序・勉強法」を書いていきます。

1.英語長文を音読トレーニング・セットで攻略する

1.1.英語学習の王道=音読

 (1)音読とは

教科書や英文解釈書、英語長文問題集の内容を効率的に頭に入れるには、音読が最適です。

英語の音読とは、「英文を理解しながら、声を出して読み、同じ文章を数十回読んでいき、その英文を長期記憶に入れて習得するトレーニング」です。

音読は例文暗記と共に、英語学習で最も役に立つ勉強法であり、成績を上げるための王道です。

 (2)音読トレーニング・セットとは

当塾では、音読に加えて、シャドーイング、リスニングを組み合わせて実践することで、英語の多方面の実力アップを実現しています。
音読トレーニング・セットの内容は、「音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回」というものです。この回数と順序で実践していくことで、音読の効果がより顕著に出てきます。

 (3)音読トレーニング・セットのメリット

音読トレーニング・セットを地道に実践することで、英文に含まれる英単語・英熟語・文法・構文が記憶でき、英文を理解する回路が作られ、英語を返り読みしないで、前から前から読んでいくことができるようになります。

1.2.効果が上がらない音読方法

英文の音読にも効果が上がる音読と、効果が上がらない音読があります。

効果が上がらない音読は、「ただ音読するだけ、意味を理解しながら音読していない、回数は10回以内で、圧倒的に回数が足りない」などの音読方法です。たいていの高校生の音読は、残念ながら、こういう風にやっているようです。

意味を理解しながら音読しなければ、その音読は何の効果もありません。そもそも音読は、その英文を、「読んでスラスラ意味が分かる」ようにするためにするのですから、意味を理解しないで音読しても、「スラスラ意味が分かる」ようには決してなりません。注意が必要です。

また、一度英文の意味が分かるようになっても、それは短期記憶に入ったに過ぎませんから、次に、それを長期記憶に入れ、数ヶ月、数年保つ記憶にするトレーニングが必要です。それが50回以上の音読です。

当塾では、【1日10回音読×10日=100回音読】という音読方法を推奨していますが、こうして何回も何回も、日にちを分けて音読することで初めて、英文が短期記憶から長期記憶に移行し、受験に使える記憶になるのです。

2.【効果が上がる音読方法】=音読トレーニング・セット

【効果が上がる音読方法】=音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回

①文法的に理解:英文を文法的に完全に理解する
②日本語訳を読み、口頭和訳する:段落ごとに日本語訳を3回音読し、3回口頭で和訳する
③CDを2回聴く
④10回音読:理解しながら10回音読する。【理解しながら音読する方法:テキストを音読しながら、頭の中で日本語を言いながら、情景をイメージする】
⑤次の段落へ:その日の時間まで続ける
⑥100回音読:次の日から10日連続で①~⑤を繰り返す
⑦シャドーイング:50回を過ぎたらシャドーイング5回・音読5回にする
⑧リスニング:100回音読の後、リスニング30回する

これら全てを最初から実践することは、一人では難しい場合もありますので、適宜、はしょっても構いません。ポイントは、「理解しつつ音読する、最終的にスラスラ音読して、スラスラ意味が分かるまで、多数回音読する」ということです。

ここでは、長くなりますので、ポイントの解説にとどめ、詳細は、以下のページをご参照ください。

【高校生の英語勉強法(3)英語の五大勉強法】

2.1.理解しつつ音読する方法

英語を理解しながら音読するのは、想像以上に難しいのが現実です。ではその、理解しながら音読する方法とは?

 (1)【イメージしながら、頭の中で日本語訳を重ねながら、理解する】

日本人にとって「英文を理解する」とは「英文を読む時に、頭の中で日本語訳を言いながら、英文の情景をイメージする」ことです。音読を長く続ければ「英語を英語のまま理解する」ことが可能になりますが、音読に慣れないとムリです。日本人は、最初は日本語を介してしか、英語を理解することはできません。よって、初めは「英語を音読しながら、頭の中で日本語訳を言いながら、英文の情景をイメージする」という複雑な頭の働きが必要になります。これはほとんどの人にとって今までやったことのない頭の働かせ方だと思いますので、最初はゆっくりゆっくり音読します。

 (2)日本語訳を音読する

日本語訳を音読する意味は二つあり、一つは、内容を深く理解するためです。英語を訳すだけだと言葉を表面上和訳するだけで、意味まで考えない場合が多いのです。二つ目は、意味を記憶するためです。日本語を読んでおけば、英語を読む時に日本語の意味を思い出しやすく(つまり意味が分かりやすく)、日本語を重ねやすいのです。

 (3)口頭和訳する

口頭和訳をすることで、英文の意味を文法的にきちんと「理解」しているかを確認し、合わせて、英文中の英単語・英熟語・英文法などの意味を「記憶」することができます。こうして理解し記憶することが、理解しながら英文を読む助けになります。
ここで良くあるのが、「暗記した日本語をただ言う」ことです。文法的に理解しつつ読むのではなく、暗記した日本語を言う。これは本当に多くの生徒が陥る間違ったやり方です。必ず英文の構造を理解しながら訳していって下さい。

 (4)スラッシュ訳をする:英語を英語の語順で読めるようにする方法

スラッシュ訳とは、音読トレーニングの「口頭和訳」時に、あるいは英語長文を読む時に、「全文を返り読み、返り訳したりせず」、「数ワードの意味のまとまり(センスグループ)ごとに、前から前から和訳(理解)していく」方法のことです。
スラッシュとは、「言葉の意味の切れ目に入れる斜線」のことで、もともとは、センスグループごとにスラッシュを入れた教材を使ってトレーニングする(あるいは自分でスラッシュを入れる)ので、この名が付いています。教科書ではスラッシュは入っていませんから、センスグループごとに前から前から訳していきます。

また、スラッシュ・リーディングというのもあり、これは、スラッシュの付いた教材で、スラッシュごとに頭の中で意味を取りながら読んでいく方法です。慣れたら、スラッシュ無しの英文でもスラッシュ・リーディングができるようになります。

スラッシュ訳をするメリットは、音読時や長文を読む(黙読する)ときに、「返り読みすることなく」、「意味のまとまりごとに、前から前から読んで理解していく」「英語を英語の語順で理解する」ことができるようになり、必然的に、速く読めるようになります。

英語と日本語では語順が違い、英語では、「後ろから前の語句に掛かる」(関係代名詞や形容詞句など)ことが多いため、日本人は「返り読み(後ろを先に訳して前の語句を後に訳す)」をしがちです。返り読みをしていると、英文を行ったり来たりして読むことになるため、当然、読むスピードが遅くなります。これを避けるのがいわゆる「直読直解(英語を英語の語順で理解すること)」です。直読直解は英語ネイティブ(英語を母国語とする人々)にとっては当然の読み方です。ネイティブは返り読みなぞしません。

日本人が直読直解をすることができるようにするために開発されたのが、スラッシュ訳が書かれた教材(センスグループごとにスラッシュを入れ、スラッシュごとに訳を配した教材)です。例えば以下のような教材です。

「英語長文ハイパートレーニング(CD付き)」シリーズ(安河内哲也著)
「イチから鍛える英語長文(CD付き)」シリーズ(学研)

こういう問題集を使い、スラッシュ訳をトレーニングしていくことで、「英語を、英語の語順で、前から前から理解して読む(直読直解する)」ことができるようになり、次いで、スラッシュが入っていない英文でもスラッシュ訳、スラッシュ・リーディングができるようになります。スラッシュ訳を続けることで、音読の効果とあいまって、ハイスピードで長文を読めるようになっていきます。

2.2.100回音読する

英文を理解した後、数ヶ月後にもその英文を理解したかったら、復習は不可欠です。なぜなら、「理解」も「記憶」なので、時間がたてばその「理解」も忘れていくからです。
一、二度繰り返しただけでは、短期記憶に入ったに過ぎませんから、速やかに忘れます。短期記憶から長期記憶に記憶を移すには、「日を分けて、4~10回以上の反復」が必要です。回数に幅があるのは、個人差があることと、科目・分野によっても違うからです。英単語・英熟語のように、覚える項目間(英単語と日本語訳)に関連性が全くなく、大量に記憶する必要があるものは反復回数がダントツに多く必要で、数学や物理のように「理解」が主体となる科目では、回数は少なめで大丈夫です。

音読の回数は、個々の英語力や記憶力によっても違いますが、100回するのが賢明です。100回音読するプランは、【1日10回音読×10日=100回音読】のように、日を分けて何度も音読するのが長期記憶に残りやすく、オススメです。1日に50回、100回やってもそれは短期記憶に入ったに過ぎませんから、速やかに忘れていきます。

これは英単語の記憶でも同じです。1日に30回、50回と書いて覚えようとする人もいると思いますが、その後、何度も書くならともかく、1日2日だけでやめるなら、速やかに忘れます。それが記憶の原理なので、仕方ありません。

音読する内容を、長期記憶に入れて、数ヶ月、数年残るような記憶にしたかったら、音読トレーニングを、日を分けて、5回以上繰り返す必要があります。

<参考文献>

「最新脳科学が教える高校生の勉強法」(池谷裕二著、ナガセ)
「脳を一番効率よく使う勉強法」(福井一成著、中経出版)
「英語のはなしかた」(國弘正雄著、たちばな出版)
「英語上達完全マップ」(森沢洋介著、ベレ出版)
「中学生の自宅学習法」(内藤勝之著)
「再受験生が教える医学部最短攻略法」(荒川英輔著、エール出版)

反復練習を怠るな!

「安河内の新英語をはじめからていねいに1」安河内哲也著、東進、183ページ

……今まで出てきた英文は、できたら全部、日本語を見ればサッと出てくるようにしておこう。否定文でも、疑問文でも、自動的、直感的に言えるようにならなくちゃダメ。日本語訳を見たら、コンピューターのようにすばやくピッと反応して、英語の文を書けるようになるまで、何度も、何度も反復するんだ。……実際に音読したり、書いてみたりする反復練習を何十回もやること。

入試問題では、知識や正確さだけではなく、「スピード」が問われるんだ。

2.3.シャドーイングをする

音読の後半にシャドーイングを入れることで、リスニングとスピーキング(英会話)が上達します。シャドーイングとは音読の上級トレーニングで、「英語ネイティブの音声を聞きながら、その音声に付き従うように、少し遅れて、理解しながら、音読するトレーニング」です。シャドーイングの初期はテキストを見ながらすれば良く、後半にはテキストを見ずに、理解しながらシャドーイングできるようにします。

2.4.リスニングをする

音読とシャドーイングの後、リスニングをすることがオススメです。英文の意味が既に分かっており、また何十回も音声を聞いているので、テキストを見ず、聴くだけのリスニングもスムーズに進むからです。この一連の音読トレーニングの最後にリスニングをすることで、【英語音声を聴いて理解できる】ようになります。
今ではセンター試験にリスニングのテストがありますから、早めに正しいリスニングのトレーニングをすることは重要です。

3.音読教材:教科書から英語長文問題集&過去問へ

3.1.音読教材(1)基礎を作る:中3教科書を音読トレーニングする

ここからは、大学入試を控えた高校生が、英語長文を速く読めて、スラスラ理解できるようになるために、何を音読していけばよいのかを書いていきます。

高1で、英語偏差値が50以下の場合、読解の基礎(文法・英単語・英熟語・構文)が多く抜けているので、夏休みや冬休みなどに集中して、中3教科書を全て音読トレーニング(音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回)することを強くオススメします。おそらく中3教科書もスラスラ理解することは難しいでしょう。中学で習得すべき文法・英単語・英熟語・構文・会話表現の多くは中3教科書に入っていますので、それを習得する意義は大きいです。中3より遙かに複雑で難解になった高1教科書をスムーズに理解するためにも、基礎を固めることは重要です。

3.2.音読教材(2)高校読解基礎力を作る:高1&2教科書

高校1&2年生は、学校の教科書を音読トレーニングしていきます。そうすることで、高校生が習得すべき学習内容を漏れなく記憶することができます。また、定期テストでも高得点を取れるようになりますし、音読で英語力そのものが上がっていくので、実力テストや模試でも成績は上がっていきます。
教科書をただ数回読むだけ、英単語をテスト前に詰め込むだけではこうはいきません。短期記憶にしか入らないので、すぐ忘れてしまいます。長期記憶に記憶を移行させるには、5回、10回の復習が不可欠なのです。

3.3.音読教材(3)英文解釈を習得する:英文解釈をマスターする

英文解釈(SVOCMを振り、五文型を確定させることで英文の構造を把握し、合わせて読解英作文や構文を習得して英文を訳せるようにすること)を早めに習得することには大きな利点がありますので、できれば高校1年生から英文解釈書を始めることを強くオススメします。
文法項目の箇所で説明しましたように、英文解釈書を始める前に、読解英文法の問題集を習得しておくと、スムーズに英文解釈書に入れます。

「大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」(ナガセ)
「英文読解入門基本はここだ!」(西きょうじ、代々木ライブラリー)

ただし、時間がなく、偏差値が60以上の人の場合は、これを省いて、いきなり英文解釈書に入っても構いません。理想は理想、現実には時間がない場合が多いものです。

「入門英文解釈の技術70」(CD付き)(高校初級)(桐原書店)
「基礎英文解釈の技術100」(CD付き)(中級)(桐原書店)
「横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本」(中経出版)

「入門英文解釈の技術70」は高1程度の英語力の人から始められます。到達レベルはセンター試験程度の英文が読めるようになるレベルです。これを高1~高2夏頃までに終えて、「基礎英文解釈の技術100」に入れれば良いペースです。こちらは高2程度の英語力の人が始められ、到達レベルは難関私大・国公立二次レベルです。
私がこの二つを推す理由は、内容もさることながら、CDが付いていることです。CDにより、音読学習が格段にしやすくなっています。音読がしやすいということは、習得もしやすいということです。英語長文問題集ではCD付きは増えてきましたが、英文解釈書ではまだほとんどありません。このシリーズは貴重です。

「横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本」は、CDが付いていませんが、とにかくSVOCMや読解英文法、論理的に読む方法の解説が詳しく、オススメです。

3.4.英文解釈のマスター方法

【英文解釈のマスター方法】

①五文型を理解し、記憶する:英文解釈書の最初にたいてい載っている文法や五文型の解説をよく読み、五文型の5つの型を理解し記憶し、五文型と品詞との関係(主語と目的語は名詞しかなれないなど)を理解し記憶します。

②英文を読む:英文を1回読み、全体の意味の理解に努める

③構造分析をする:課題英文に使われている文法・構文・熟語等を理解しながら、コピーした白文(何も書かれていない英文)に、SVOCM(MはSVOC以外の修飾語)を振っていき、Mがどこに掛かっているかを矢印で記していきます。これらができればどの文型か分かり、更に文法的に理解できれば、文の意味が分かります。
最初は慣れていないので、どう振っていいか分からない英文も多いでしょう。その場合は、1文に2分以上は考え込まず、分からないところは飛ばし、次へ次へ進め、訳に入ります。

④構造分析をもとに和訳する:構造分析した内容をもとに和訳します。これも1文に3分以上は考え込まず、サッサと進めます。
最初はSVOCMの振り方、和訳の仕方を理解し、記憶していけばいいのであって、最初からこの二つができる必要は全くありません。まずはやり方を覚えましょう。

⑤答え合わせ:構造分析と和訳の答え合わせをし、解説を読み、全文を文法的に完全に理解し、記憶します。

⑥やり直す:間違えた部分に関して、再度、構造分析と和訳を書きます。全て正解するまでその場で繰り返します。

⑦その日の時間まで続ける。

⑧一つの英文は3日(3回)連続で英文解釈をする:構造分析を早期に習得するため。例えば、1日目:1~3ユニット、2日目:1~4ユニット、3日目:1~5ユニット、4日目:4~7ユニット、5日目:5~8ユニット、という感じ。

⑨英文解釈と並行して、音読トレーニングをする:音読トレーニングとは、学んだ英文を習得するため、「口頭和訳30回+音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回」をしていくトレーニングのことです。全文を【(1日に口頭和訳3回+音読&シャドーイング10回)×10日連続】します。こうすることで、英文を深く理解でき、英文に含まれる文法や単熟語を記憶できます。

以上が英文解釈のマスター方法です。

3.5.音読教材(4)英語長文問題集1:英語長文に慣れる

 (1)読む英文を徐々に長くする

今ではセンター試験でも、300~700ワード前後の英文が出され、難関大学では1000ワード超の英文も珍しくありません。そのため、高校生は100ワードから1000ワード超の英文まで、段階を追って読んでいく訓練が必要です。

英語長文のトレーニングは高2の夏休み頃から始めたいところです。とにかく、「読む英文を徐々に長くし、英文を大量に読む」ことを心がけます。

 (2)大量に読む=100回音読

しかし、「大量に読む」とは、多くの高校生がしているように、次から次へと別の英文を読んでいく、一つの英文は読んで5回、長文の勉強時間の大半は和訳に当てる、というような意味での「大量」ではありません。こういう勉強法では、勉強時間の割には成績は上がりません。
それは、これまで学んだ英語長文を読み返してみれば自分でも理由が分かります。半年、3ヶ月前に読んだ英文をぜひ今読み直してみてください。そうすると、たいてい、今もスラスラ読めない、意味が理解できない、英文の構造が分からない、英単語や英熟語の意味が分からないのに気づくはずです。なぜ読めないのか? 理由は簡単です。復習しなかったので、忘れてしまったからです。

では、「大量に読む」とはどういう意味かというと、「一つの英文を100回くらい読んで定着させ、そういう英文を50本、100本と蓄積する」ということです。つまり、何度も書いているように、音読トレーニング(口頭和訳30回+音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回)をするのです。それを高1,高2の教科書、英文解釈書、英語長文問題集と続けていきます。こうすれば学んだ英文が頭に残り、理解と記憶が定着して、忘れなくなります。

 (3)オススメ教材

英語長文問題集は無数に出ていますが、オススメなのは、CDが付いている、700ワード以上の長い文章も収録している、難しすぎない、SVOCMが振ってある、スラッシュとスラッシュ訳がある、文法や構文解説が丁寧、問題が付いており、解説が丁寧、などの問題集です。

「英語長文ハイパートレーニング(CD付き)」シリーズ(安河内哲也著)
「イチから鍛える英語長文300&500&700(CD付き)」シリーズ(学研)
「大学入試 全レベル問題集 英語長文(CD付き)」シリーズ( 旺文社)
「最難関大学合格へのPROCESS(CD付き)」シリーズ(テイエス企画)
「英語長文レベル別問題集(CD付き)」シリーズ(ナガセ)
「横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本」シリーズ(中経出版)

3.6.音読教材(5)英語長文問題集2:解法を習得する

 (1)問題への対応力を付ける

現代文と違い、英語では、英文の内容が分かれば、解ける問題が多い。しかし、引っかけ問題や、和訳問題、英作文問題など、自分の現状の解き方・英語力では対応できない場合も多々あり得ます。そこで、高3になってからは、ただ長文を読み、問題を解きっぱなしにするだけでなく、英語の得点力を上げるため、あるいは志望校の出題傾向に合わせた対策のため、いろいろな種類の問題の付いた英語長文問題集を解いて、解き方を習得し、問題への対応力を付けていくことが重要になります。

 (2)解法を習得する:10周する

まず、「解法(解き方)」を詳しく解説した問題集を用意します。問題集の進め方は、ただ「問題英文を読み、問題を解き、解答解説を読み、自己採点をして次の問題へ」という通常の方法ではなく、「自己採点をして訂正をしたら、直後に再度解説の解き方の通り考え、訳し直す、解き直す」という方法で進めます。こうして初めて問題集の解き方を習得できるからです。

そしてそれを1,2回だけやっても、解き方は習得できません。よって、数学の問題集と同じく、5回、10回復習し、毎回、「解く⇒間違えたら解法を理解し、解き方を暗記する⇒直後に再び解く」という作業をし続けます。そして、「解き方」を、スラスラと、意識せずとも、間違いなく再現できるようになったら、その問題は卒業です。

これについては以下のページで詳しく説明しています。ご参照下さい。

【英語長文問題を解けるようになる順序】

 (3)オススメ問題集

ここでは、読むことに比重を置いた長文問題集ではなく、解き方の解説の詳しい長文問題集を解いていきます。

「横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本」シリーズ(中経出版)
「竹岡の英語塾 難関大入試 英語長文特別講義(CD付き)」(旺文社)

 (4)100回音読する

ここで使う問題集も、必ず音読します。音読することで初めて読解力が進歩するのです。

2,3度読んだだけ、訳すだけ、問題を解くだけでは、数ヶ月たって解いたら、最初読めなかった英文は読めなくなり、最初解けなかった問題はまた解けなくなってしまいいます。それは読み方、英文法や構文、語彙、解き方を忘れてしまうからです。

よって、10周解き直すのと別に、100回音読=音読トレーニング(音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回)を必ずしていきます。

3.7.音読教材(6)過去問

 (1)高3夏休み以降、過去問を3年分は解く

高3の夏休み以降には、過去問を、全科目、まずは1年分、そして3年分、5年分と解いていきます。これは必須です。センター試験を受ける人は、センター試験と個別試験の過去問を解きます。

そして、ただ1,2度解くだけではなく、これも、他の問題集と同じく、5回、10回と解きます。何度も解くことで、問題の傾向、分野、その割合、難易度、単語や熟語のレベル、英文や英作文の難易度、どういう傾向の問題が出やすいか、などを、肌で感じることができ、解き方をマスターしていくことができます。それにより、どの問題集が自分の過去問の傾向に合っているのかが判断できるようになります。

 (2)過去問も音読トレーニングする

ここまでは他の科目と変わりありませんが、英語の場合は、過去問の英文を、これも音読トレーニング(音読70回+シャドーイング30回+リスニング30回)していきます。過去問の英文こそが、最も志望校(センター試験)の傾向に合致した英文なので、その難易度、長さの英文を読めるようにするのです。

【終わりに】

以上で、高校生の英語学習戦略(4)英語長文戦略 の説明は終わりです。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。


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